2001年・米/英
監督/キース・フルトン&ルイス・ペペ
出演/テリー・ギリアム

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10年もの間、構想をあたためていた
「ドンキホーテ」の製作に
やっと開始することができるテリー・ギリアム。
しかしヨーロッパ資本のみの制作費、
キャストのスケジュール、突然の豪雨と
度重なるアクシデントに彼の夢は頓挫する・・・
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普通ならDVDの特典として収録されるべきメイキング。
しかし本作は、その肝心な本編が完成することなく
製作中止となってしまった。
いわば、「作られなかった作品のメイキング」
あるいは「いかにして中止に追い込まれた作品のメイキング」
それが一つの作品となるのだから非常に珍しい例であろう。

長年の夢である「ドンキホーテ」の映画化に
少ない予算でやりくりしながらも、絶対に妥協できないギリアム監督。

もうすぐ撮影が始まるというのにキャストと連絡がとれない
相次ぐスケジュールの変更
そして豪雨

撮影は進まない、しかし金は毎日使われていく
出資者たちが見学に来れば、
「大丈夫です、問題ありません」と
なごやかに一緒に記念撮影なんかして大サービス。

次々とアクシデントに襲われる様子は、どこか滑稽で
初めは笑って見ていたのだが、最後は哀れに思えてくる。

なぜ本作品がメイキングではなく
一つのドキュメンタリー作品として成功したのか?

それは困難な映画撮影立ち向かうギリアム監督が
巨大な風車に立ち向かうドンキホーテと
重なる部分があるからではないだろうか?
また、製作中止になったとはいえ、
出演がジョニー・デップ、ジャン・ロシュフォールといった
有名キャストだからであろう。

それにしてもジャン・ロシュフォールのドンキホーテは
イメージにピッタリだった。
これが製作中止になったなんて残念だ。

製作を再開し、完成した本編を観たい!
強くそう思った作品。
1999年・米
監督/グレン・スタイン
出演/ローズ・マッゴーワン
   レベッカ・ゲイハート

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レーガン高校の女王グループ4人組み。
彼女達は誕生日に誘拐ごっこをするイタズラが恒例だ。
そしてリズの誕生日、他の3人は眠っているリズの部屋に侵入し
口をガムテープでふさぎ、車のトランクに押しこみドライブへ。
トランクを開けてみると、なんとリズは窒息死していた。
リズの部屋に戻り、事件の隠蔽工作をしているところに
学校一地味なファーンに見られてしまい・・・
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リーガン高校の人気者美人4人組み。

威圧的で悪知恵の働くコートニー
ちょっぴりドジでコートニーの言いなりマーシー
脚線美が自慢のジュリー
そして美人で優しくてプロムクィーン第1候補のリズ

リズの誕生日の朝、恒例の誘拐ごっこを決行する3人。
しかしコートニーがリズの口の中に
ゴルフボールほどあるハードキャンディを
口に詰めたためリズは窒息死してしまう。

罪を逃れるため、隠蔽工作をするコートニーに
ジュリーは警察に行くよう進めるが、
逆にグループから追い出されることになる。
そして偶然、隠蔽工作を知ってしまった学校一サエないファーンに
コートニーは口止めを条件に変身させて
グループに引き入れるのだった・・・

地味で目立たないファーンがコートニーの手により
「転校生のバイオレット」として大変身し、学校内で君臨する。
初めは「自分の作品」と思っていたコートニーだが、
調子に乗りすぎ、自分を超える態度を取りはじめた
バイオレットに敵意の牙が向く。

今まで地味な存在だったのが、モテモテの存在になったファーンの
成りあがり的態度は、見てて分かりやすい。
リズ亡き後のプロムクィーン第1候補のコートニーも分かりやすい。

学園ものらしくコートニーは法による罰ではなく
女王の座からひきずり落されることが彼女への罰である。

女優達が美人!
個人的にはジュリー役のレベッカ・ゲイハートにほれぼれ。
この子はビバヒルでディランと結婚した役の子だよね?
う〜ん、やっぱりお美しい・・・
刑事役でパム・グリアーも出演。
『ガタカ』でイーサンの青年時代を演じたチャド・クライストも出演。

何もかもが分かりやすくて、テンポが良くスカッとした気分になる。
殺しがきっかけで始まるストーリーだが、
中身はワルをやっつける学園モノ。
面白かったデス。
2002年・日
監督/山口 雄大
出演/坂口 拓

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今年こそ甲子園出場が期待できそうな星道学園。
しかし予選一回戦の相手はルール無用の
極悪非道な外道高校だった。
校長は絶望するが、そこに野球十兵衛が転校してきた。
十兵衛のケンカ野球なら
外道高校に対抗できるかもしれないと思った校長は・・・
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漫☆画太郎のコミックを映画化した作品。

原作は読んでいないけど、なるほど漫画チックなストーリーですな。

外道高校は野球とは名ばかりで
グラウンドの中で合法的殺人を犯すチーム。
審判も怖くて外道高校の言いなり。

対戦相手は
体中にバットを突き刺されたり、
爆弾で吹っ飛ばされたり、
生首串刺しにされたり。

対戦相手がそんな外道高校と知った星道学園校長は絶望するが、
1人の転校生が現われ番長グループを全員やっつけてしまう。
彼の名は野球十兵衛!
十兵衛に野球の素質を見出した校長は
外道高校を倒すため野球部に勧誘する・・・

実は十兵衛にはスゴイ球を投げて
父親を殺してしまったという過去があったのだ。

で、この殺された父親役に蛭子能収。
これが良くハマッたキャスティング!
登場シーンはあまり多くはないのが残念。
しかし、それくらいでちょうどいいのかもしれないが・・・(笑)

こういった一風変ったテイストの作品は
『少林サッカー』『火山高』が比較対象として取上げられるが、
残念ながら本作品は作品の出来からいえば
『少林サッカー』には及ばない。
馬鹿げていてマンガちっく(たしかに原作が漫画だが)だが、
混沌として話があらぬ方向へと向かっていく。
マンガだったら、その辺のシュールさが面白いのかもしれないが。

正直言って、漫画は面白そうだなと感じた。
マンガの方が、荒唐無稽な世界に違和感を覚えず
どっぷりハマれそうな感じ。

『火山高』もそうだったけど、やりすぎはかえって興ざめしてしまう。
そう考えると『少林サッカー』は
良く出来たエンターテイメントである。
『少林・・』以降様々な作品が作られたが、
『少林・・』は別格なんだなぁ・・・。
荒唐無稽さが目につくが、実はしっかりと構成された作品だったと
改めて認識した。

『地獄甲子園』、原作と比べてどうこうとは
原作を読んでいない蛍風には分からないが、
本作品を観て、原作の方が面白そうと感じた作品。
アクセス元表示のことを書いてらっしゃる人が結構いるけど
蛍風の日記も自分では意外な単語が並んでいて苦笑する。
ズバリ映画のタイトルなら納得するが、
「牛の交尾」とか「むっちりふともも」なんてのが結構多い。
そういう単語を調べて、この日記を見たら
「なんじゃこりゃ〜」って思うだろうな・・・・(笑)

同性愛(特にゲイ)関係の単語も多い。
いや・・・そういう日記じゃないんですケド。

ズバリ作品のタイトル名だと『カッコーの木の下で』が
何度かある。
やはり名作ですもんね。
『闇武者』も多い。書いてあるページが少ないのかしらん?
最近多いのが『未確認生命体ザ・フロッグ』。
なんで今頃・・・。
しかし、どこかに蛍風と同じ趣味の人がいるのかと思うと
嬉しかったりする(笑)

今月私が観た作品は、ワリと地味目のものが多かったような・・・。
そんな中で『ブラッド・フィースト 血の祝祭日2』は
いろんな意味で嬉しかったし楽しかった(笑)

来月はビッグタイトルのリリースが集中するわ、
4月ということでスタッフが随分入れ替わり新人さんが多いわで
ヒジョーにキビシイ生活になりそう・・・。
あああ、憂鬱だわ・・・。
1975年・米
監督/ジョージ・ロイ・ヒル
出演/ロバート・レッドフォード

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1920年代のアメリカ。
曲芸飛行士のウォルドー・ペッパーは
伝説的存在の元ドイツ空軍のケスラーに憧れている。
そしてケスラーが戦った空中戦の映画が作られることになり
ペッパーは、ケスラーと一緒に飛ぶことになる・・・
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才能があり飛行機こそがすべてのウォルドー・ペッパー。
このペッパー役にロバート・レッドフォード様。
美しい金髪をなびかせ、まぶしそうな瞳に蛍風クラクラ(笑)

初めは軽めのやんちゃなペッパーだが、
曲芸飛行の宣伝で翼に立ったまま動けなくなったメリー・ベスを
助けられなかったことから、ストーリーは次第に深みを増していく。
このメリー・ベス役にスーザン・サランドン。
(かなり若いけど、顔はあまり変わっていないような・・・。)

ペッパーには飛行機こそがすべてなのだ。
免許を剥奪された彼は翼をもがれた飛行機そのものなのだ。

ハリウッドで偽名でスタントをして働くペッパーに
憧れのケスラーと飛ぶチャンスがくる。

そしてケスラーとペッパーは、互いに尊敬の念を持ちながら
1人の男として、1人の飛行気乗りとして空中戦を行なうのだった・・・。

戦争が終わり、職を失ったパイロットが巡業で飛び生計をたて、
単葉機から複葉機に移り変わろうとする時代。
そんな時代背景も興味深い。

若き飛行機乗りと伝説のパイロットが
ただひたすらに己の技量をかけて挑み合う姿はカッチョイィィ〜。
それがレッドフォード様だから余計に素敵だ!
蛍風、正直いって大抵の「男のロマン」的男くさい作品は
あまり好みではないのだが、
この作品はそんな蛍風にもビシビシと伝わってくる、
まさに「男のロマン」という言葉がピッタリな作品。
2002年・米
監督/トビー・フーパー他
出演/ダコタ・ファニング
   ティナ・ホームズ

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第二次大戦中パイロットのラッセル・キーズは
戦闘中に謎の光る物体と遭遇する。
そして1947年ロズウェルに謎の飛行物体が墜落した。
米国陸軍情報部のオーウェン・クロフォードは
事件を調査を開始する。
その頃主婦のサリー・クラークは、
怪我を負った1人の男と出会う。
こうして3家族4世代に渡る人類と
宇宙人の交錯が始まるのだった・・・
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スティーヴン・スピルバーグ総指揮。
第1話の監督がトビー・フーパー。
え・・・?『悪魔のいけにえ』のトビー・フーパーかしらん?

謎の飛行物体が墜落し、政府はスパイ気球の墜落と発表する。
しかしその裏で、極秘に「墜落物」を収容し研究していた・・・。

なんだかね・・・・
TVドラマ『ロズウェル』と『未知との遭遇』『MIB』と
矢追純一をミックスしたような作品(笑)


最近はあまり見かけなくなったけど
蛍風が子供の頃は、矢追純一氏のスペシャル番組が
結構放送されていた。
UFOとか超能力とか・・・。

車が突然動かなくなり、UFOが出現しました
宇宙人に誘拐されました
宇宙人に妊娠させられました
宇宙人に何度も連れ去られ、いじくりまわされました
牛がUFOに吸いこまれました、
牛は、尻にでっかい穴があいて内蔵がなくなってました
畑に奇妙な円が描かれてました
宇宙人と交信する装置をつくりました

ああ、なんだかもぅ、懐かしい(笑)

子供の頃TVで観たUFO関連のエピソード集のような感じで
蛍風、個人的には目新しさを感じない。

全10巻だが、面白いのは5、6巻あたりまでかな?
最後の方は、はしょってる感じがする反面
引き伸ばししてる感じもして
うすっぺらな印象になった部分がある。
宇宙人もさ、人類よりはるかに優れた文明で能力があるんだったら
親・子・孫・ひ孫の4世代に渡って気長に実験せずに
もっとズバッとDNA改良したらどうなんだ・・・?

個人的には新鮮味がない作品だが、
宇宙人やマザーシップの映像はヘタなB級作品より素晴らしい。
そして当然スピルバーグが好きそうな結末。

さすが連続TVドラマだけあって、
1話観たら続きも見たくなってしまう作りになっているが
子供の頃にさんざん見たUFO関連のお話なので、
つまらなくはないが、ものすごく面白いとも思えなかった作品。
2003年・独
監督/セバスチャン・ニーマン
出演/マティアス・ケーベルリン

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考古学生のステファンは、
イスラエルの古代遺跡で2000年前の人骨を発見する。
しかし、その人骨には現代医学の治療の後があり、
その遺骨の傍らにはビデオカメラの取り扱い説明書が・・・
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2000年前の遺跡から発見された人骨は
現代医学の治療痕があり、
傍らにはビデオカメラの取り扱い説明書とメモがあった。
このことから人骨はタイムトラベラーのものであり
ビデオにはイエスの姿が録画されていたと推理したステファンは
まだ発見されていないビデオカメラの行方を追うのだった・・・。

SF小説「イエスのビデオ」の映画化。
予告編を観てとても面白そうだったので選んだ作品。
ビデオカメラがSONY製というのも
なんだか嬉しかったし・・・(笑)。

ベストセラー小説、アドベンチャー、タイムトラベルと
かなり面白そうな要素が詰まっているのだが
期待してたのとは、ちょっと違った感じ・・・。
予告編で期待し過ぎちゃったのかな・・・。

人骨はタイムトラベラーのものと推測し、
イエスが映っているビデオカメラを探そうとするステファン。
しかしカメラを探しているのは彼だけではなく、
危険が彼を襲うのだった・・・。

ん〜、ステファンね、
最初は考古学的観点から遺跡を発掘していたのが、
命を狙われてからは、意義とか意味とかではなく
なにがなんでも自分がカメラを手に入れてやるって感じで
行動していくようになる。
ステファンにはイエスの映像よりも、
なかばヤケクソでカメラは絶対に俺様が探し出す!
そんな印象を受ける。

まぁ、あっちからもこっちからも狙われ
ステファンもあっちこっち巻きこみながらの捜索。
終わってみれば、敵だった人物が意外とイイ人だったり、
カメラだって、また・・むにゃむにゃ・・・・
俺様ステファンが生き残れば、後は問題なしってことか?

発想が実に面白いのだが、
終わってみれば物足りなさを感じた作品。
2001年・米
監督/ジョン・バスキン
出演/ティム・アレン

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昇格の可能性もないが、
まじめにコツコツと勤めるジョー。
ある日、娘のナタリーを職場見学に連れていき、
いつものように勤続10年以上専用の駐車場に入ろうとするが
なんと勤続7年のマークが割りこんできた。
娘の手前、良い所を見せようと抗議するが
反対に殴られてしまう。
かくしてジョーは、マークにリベンジしようと決意する・・・
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地味に真面目にコツコツと働いてはいるが
ちっとも評価されないジョー。
家庭でも妻に逃げられ、人生あきらめモードの彼。
しかし、駐車場での出来事から
自分を変える決心をする・・・。

マークにリベンジするために元B級アクションスターの
チャック・スカーレットの道場に入門する。

この昔の栄光にすがる落ちぶれたチャック役に
ジム・ベルーシが絶妙!

しかしみどころはベルーシの演技と『アリー・my・ラブ』の
グレック・キニアが出演していることぐらい。

ダメダメサラリーマンのジョーのサクセスストーリーだが
これって別にサラリーマンの話じゃなくてもいいんじゃないの?
ハイスクールのいじめられっこがリベンジする話のほうがしっくりくる。

・・・って、それじゃ
『ニュー・ガイ ハイスクール★ウォーズ』そのまんまだ(笑)


特に大笑いするワケでもない。
ゆるゆるとした毒のないコメディーといった作品。
1995年・中
監督/リー・チャンクァン
出演/ン・クァイエリン

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1937年の中国。
国民政府と共産党が対立を続け、その一方では日本軍が
華北省に進軍し緊張が高まっていた。
そして7月7日の夜、1人の日本兵が行方不明となり
一発の銃声が響き渡った・・・。
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中国共産党が抗日50年記念かなにかで作った作品。
蘆溝橋事件からいかにして中国共産党が
日本軍をやっつけていったか描いた作品。

当時の日本軍はノリノリの破竹の勢いだが
そこは中国映画、日本軍の活躍はあっさりとふれる程度。

日本軍と国民党が戦っている時に
状況を冷静に傍観していた共産党が
結局は勝ちましたって感じのお話なのかなぁ・・・。

中国映画なので、日本兵も中国語を喋ります。
たまに日本語を喋っても「ばかぁぁぁ〜」ぐらい。

蘆溝橋事件の銃声は、偶発的なものだったと勉強した記憶があるが
(勉強したのはかなり昔のことなので、はっきり覚えていないケド)
中国では、日本が意図的に起こしたものと思われているらしい。
ホントのとこはどうなんでしょう?

中国から見た日中戦争だから
ある程度仕方がない部分はあるにせよ、
単なる中国映画というよりプロパガンダに近い印象を受けた作品。
2003年・英
監督/ピーター・ハウイット
出演/ローワン・アトキンソン

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英国秘密情報局MI‐7のエリートスパイ達が全員死亡し
事務職のジョニーが急遽スパイに大抜擢!
王室の戴冠用宝玉の警備にあたるが、
何者かによって盗まれてしまう。
そしては英国王位をめぐる大事件に発展する・・・
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Mr.ビーンことローワン・アトキンソン主演作。

エリートスパイに憧れる事務職のジョニー・イングリッシュ。
タナボタでスパイに任命され有頂天。
スパイらしいコート着こなしをし、
カッコだけは一人前なのだが、やることなすこと大失態の連続。
それを周囲には失敗だと気づかせないように
さも当然のように言い訳するジョニー。
このへんがローワンらしい笑い。

そんなジョニーをサポートする部下のボフ。
ハッキリいってこのボフのほうが頭脳明晰で、仕事がデキる。
そんなボフの素晴らしいサポートぶりに
もしかしてボフはエリートスパイかも?
いやいや敵のスパイでは?と思ったのだが、
最後までドジなジョニーに忠実に尽くすボフ。

これがイギリスの階級社会、文化というものだろう。
主従関係がキッチリしている。
どんなに出来がよくても部下は部下。
主人がバカで執事が優秀でも、立場が変ることはない。

ハリウッドだったら、ジョニーとボフは相棒・コンビとして
同等の扱いにされるのでは?

物憂い雰囲気でつかみ所のないフランス人黒幕
パスカル・ソヴァージュ。
このパスカルに扮するジョン・マルコヴィッチがこれまたGOOD!

たわいのないストーリーだが随所に笑いが散りばめられている。
シンプルなストーリーだからこそ、笑いに集中できる。
そして前代未聞のカーアクション!(笑)
ローワンの演技も期待通りの笑い。
マルコヴィッチも期待通り、いやそれ以上の出来。

残念な点は吹き替え。
ジョニー役が声優ではなく芸能人ということで
頑張ってはいるが、ところどころに固さがみられ
また、ローワンのキャラとしても違和感を感じた。
それに対しパスカルは、鼻に抜けたり巻き舌になったりと
日本人が想像する完璧な「おふらんす」喋り!

迷った挙句、オリジナル音声で観たあとに
面白そうなパスカルのシーンだけを日本語音声で観た。
いつも思うのだが、吹き替えはやはり声優にアテて欲しいな・・・。

007シリーズを執筆した脚本家が
007シリーズをパロッているらしいのだが
007シリーズが苦手の蛍風にゃ、その点はいまいちピンとこない。
秋林瑞佳サマなら、何をどうパロっているのか
お分かりになるかもしれない。

それでも気楽に面白く楽しめた作品。
あぁ・・・ジョニーの吹き替えだけが本当に残念。
1968年・米
監督/ロマン・ポランスキー
出演/ミア・ファロー

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ローズマリーは売れない俳優の夫ガイと
マンハッタンのアパートに引っ越す。
そのアパートはいわくつきの建物で、
悪魔崇拝者達が子供を殺したという
いわくつきの建物だった。
そんな中ローズマリーは妊娠し・・・
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売れない俳優の夫ガイが、引越ししてから次々と役にありつく。
ローズマリーも待望の妊娠をし、順風満帆かと思われたが・・・。

ローズマリー役のミア・ファローのファッションが素敵。
ワンピースや、黒のセーターに赤いチェックのスカートなど
何気ないのにとってもかわいい。

ローズマリーが妊娠し、
アパートの住人に子供を狙われていると感じた彼女。
華奢な体のミアだけに、
精神的にキリキリする感じが上手く表現されている。

この作品の特徴は、ハッキリと提示しないこと。
アパートの住人達が悪魔崇拝者なのか、
それともローズマリーが単にマタニティーブルーで
イッちゃってるのか
ラストになるまでどちらにもとれるような作り。

ローズマリーの赤ちゃんもはっきりと見せずに
周囲の雰囲気で盛り上げる形をとっている。

ラストのローズマリーの行動も、観客の判断にゆだねられる。
「現実を受け入れ」母として生きることにしたのか、
「現実を受け入れずに」母として生きることにしたのか。
もしかしたら何も考えられずに、
周囲に流されるように生きることにしたのか。

ハッキリと「こうだ!」と提示されない分だけ
各々の感じるままに様々な解釈が成立する作品となっている。

夫のガイ役のニック・カサヴェテスもGOOD。
良い人なんだか、悪い人なんだか良く分からない雰囲気で
作品にあっていると思う。
当初ガイ役はロバート・レッドフォード様が第1候補だったとか。
レッドフォード様なら、ガイは絶対良い人で
ローズマリーの勘違いヒステリー映画の印象になっていかもしれない。
ジャック・ニコルソンも候補だったらしいが、
ニコルソンなら、ガイは悪い人で、
絶対に悪魔崇拝の話だなと思ってしまっただろう(笑)

30年以上も前に作られた作品だが
古さをまったく感じさせない作品。
2002年・露
監督/ニコライ・リェビェデフ
出演/イゴリ・ペトレンコ

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第2次世界大戦末期の1944年。
ソ連はドイツ軍を探るために
トラフキン率いる偵察部隊を国境付近に送り込む・・・
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ロシア国内でヒットした作品。

トラフキン率いる部隊はドイツ軍の狙いを探るために
敵陣深く潜入する。
敵の将校を捕らえては、所持品から移動地点を探る。
少数精鋭の部隊はドイツ軍から
「グリーンゴースト」と呼ばれ警戒される。

幾多のピンチを乗り越え、情報を探る彼等だが
1人また1人と倒れ、無線機までも壊れてしまう・・・。

敵のドイツ兵があまり顔や個性が描かれていないため
ソ連軍の側にたって見ることができ
安心して作品の世界に浸かることができる。

本作品にでてくるソ連兵は、勇敢で仲間思いで
使命を果たそうとする立派な兵士。
日本人の蛍風がみてもアツイものを感じたのだから
ロシア本国の人は、本当に楽しめる作品であろう。

ドイツの歩兵が捕まったとき
俺は徴兵されたんだ、本当は労働者だ、というセリフ。
わざわざ「労働者」と言ったことに
ソ連は社会主義国なんだな、と改めて思い出した。

沼地なのか湿地なのか、はたまた雪解けの影響なのか
ドイツ軍のキャタピラ付のバイクに目を奪われてしまった。
さぞかしソ連に攻め入るのは大変だったのだろう。

他の作品のように、敵に突っ込まず後に戻る兵士を
味方が銃で撃つシーンはない。
優秀な兵士達を描いているせいか、
ソ連版『コンバット』という印象を受ける戦争ドラマ。
2002年・米
監督/ハーシェル・ゴードン・ルイス
出演/マーク・マクラクラン
   J.P.デラハウセイ

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亡き祖父の無国籍料理店を相続したファド。
意気揚揚とする彼に刑事マイヤーズは
過去にこの店でファドの祖父が若い娘を殺し
エジプトの女神の生贄にしていたことを聞かされる。
そしてファドは店の奥にあった女神の像を見つけ気を失う。
そして次々と殺人事件が起こるのだった・・・
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40年経っての続編製作!
まさか今頃になって作るとは・・・(笑)

祖父の店を相続したファドは、
女神の像に魅せられ、祖父と同じように若い娘を殺害し
そして料理し、女神の生贄とする・・・。

40年経っているということで
ファドが孫なら刑事も当時の孫という設定。

この作品のスゴイところは40年の時間を感じさせないこと!
やってることが40年前の前作と同じなのだ(笑)
っていうかハーシェルさん、40年間止まってったんじゃ・・・(笑)

若い娘を襲い、生きたまま手をミンチ
悲鳴をあげるだけでおとなしく座ったままの娘(笑)

腹をかっさばいて内蔵グルグルグル〜ニョロニョロニョロ〜
人間の体ってそんなに簡単に
小腸・大腸・肝臓が繋がって取れるもの?

電動ナイフで頭の皮をベロリ〜ン
おぉ!これは『悪魔のかつら屋』と同じだ〜(笑)

とはいえ40年前と違っていることもある。
内蔵や血のりなどに進歩がみられること。
あ〜、当時から比べると技術は格段に進歩したんだなぁ。

それと驚いたのが、当時のハーシェルには見られなかった
女の子の裸「サービスシーン」があったこと。

「セクシーな下着でランジェリーパーティーしましょ」
「あなたの肌にこの色は良く合うわ」
ストーリー展開にランジェリー姿になる必要性はないし
レズシーンなんてまったく関連がないのに(笑)


被害者の女の子が自宅でシャワーを浴びるため
服を脱ぎながら2階のバスルームへ。
何か起こるのかしらと思いきや
何も起こらずに腰にバスタオルまいて1階に戻る
これは・・おっぱいとお尻を見せるためだけのシーンか?(笑)

「お笑い」シーンがたくさんあったことも前作とは違う点。
ナンセンスでツッコミいれて笑ってね〜とサービス精神旺盛な作品。

そうそうジョン・ウォーターズが、
これまたヘンな神父役で登場(笑)

前作を観ていない人も充分理解できる作品。
なんてったって、やってることが一緒なんだから(笑)

エロ・グロ・ナンセンス3拍子揃ったツッコミいれて
大笑いした作品。満足デス(笑)
2003年・米
監督/ジョン・マクティアナン
出演/ジョン・トラボルタ
   サミュエル・L・ジャクソン

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嵐の中訓練を行なっていたレンジャー部隊が
消息をたった。
捜索の結果、生き残りは2名だけ。
森で一体何があったか尋問するために
非公式に元レンジャー部隊の
麻薬捜査官トム・ハーディーが呼ばれた・・・
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レンジャー部隊をシゴク鬼軍曹ウェスト。
2名の生存者の話からウエストは、何者かによって殺害されたらしい。
一体、森で何があったのか?
しかし2名の生存者の話は、まったく違うものだった。
どちらかが嘘をついているのだ・・・。

2名の話が違う。
違いを指摘するごとにストーリーは、深く展開する。
それは、深い森に迷い込む感覚だ。

『閉ざされた森』という邦題は、
なかなかよく出来たタイトルである。
軍という一般とは「閉ざされた」組織内の事件。
そして真実を探ろうと進むたびに、
森の深みにハマるような感覚。

逆転、逆転また逆転の『羅生門』系ストーリー。
しかし深みにハマリすぎ蛍風の頭は大混乱。
ラストの大逆転には思わず、「そりゃなんじゃ?」
ストーリーにどっぷりハマっていたのに
キャストの経歴から考えれば当然の扱い状態のラスト

雨の中に立ちはだかるウエスト軍曹役のサミュエルが
めちゃくちゃカッコイイ〜!
病院長ヴィルマー役のハリー・コック・Jr、久しぶりに観たぞ(笑)

ジョン・マクティアナン監督作らしく骨太な作品。
しかし、蛍風にゃちょいとラストがスッキリしない作品。
2002年・米
監督/ダニー・デヴィート
出演/ロビン・ウィリアムズ
   エドワード・ノートン

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子供番組の人気スター、レインボー・ランドルフは
賄賂容疑で逮捕され、番組を降板させられた。
ランドルフの代わりに局が抜擢したのは
スキャンダルとは無縁のピンクのサイの着ぐるみキャラ
スムーチーだった。
ランドルフは再びスターの座に復帰しようと
スムーチー失脚を企てるが・・・
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ロビン・ウィリアムズ、エドワード・ノートン
ダニー・デヴィートが出演にも関わらず何故か劇場未公開作。

レインボー・ランドルフ役のロビン・ウィリアムズが
子供番組の人気スターということで
歌って踊ってのハイテンション!
久しぶりにハイテンションはロビンを観たような気がする。

ランドルフの後釜としてエドワード・ノートンが
ピンクのサイの着ぐるみで
これまた歌って踊ってのハイテンション!
ノートンさんが着ぐるみだなんて!しかもピンクのサイ!
騙されて出演したのかしら?(笑)

それでもノートンさんは、さすがプロ!
着ぐるみを着てのダンスはとってもカワイイ〜

子供番組を舞台としているが、決して子供向けではない。
かといって単なる「ギョーカイ」モノで括れない面白さ。
ブラックな笑いがそこかしこに散りばめられている。

スムーチー失脚を企てるランドルフの策が大笑い。

スムーチーが子供に袋からビスケットを出してあげるコーナー。
なんとランドルフはそのクッキーをすりかえた!
しかも前の晩、自分で焼いたものだ(笑)

何も知らないスムーチーは、子供達の前で袋からクッキーを出す。
高々と挙げて、これは何の形かな〜?

そのクッキーは、なんと男性のナニの形のクッキーだった。
固まる子供達のスムーチー(笑)

復帰を狙うランドルフや、利権を狙う悪党どもが入り乱れ
ブラックな笑いを提供してくれる。
登場人物すべてが笑えるキャラ!

有名俳優の出演作だが、内容は劇場ではなくビデオ向きの作品。
ロビン・ウィリアムズのハイテンションと
ブラックな笑い満載の作品。
そして「着ぐるみノートンさん」。
将来、貴重な作品になるかも?(笑)
2002年・米
監督/ロザンナ・アークウェット
出演/パトリシア・アークウェット

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家庭と仕事の両立に悩むロザンナ・アークウェット。
他の女優達は、この悩みをどうしているのか?
そこで彼女たちに、この質問をぶつけてみた・・・
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40代を中心としたた〜くさんの女優がインタビューに答えている。

ハリウッドでは、若いカワイコちゃんか、
年をとった性格女優だけしか
生き残れない特異な世界だという。

せっかく役を貰えても「○○の彼女役」といった
男優の添え物役だと彼女たちはいう。

大人の女の作品がつくられないと嘆く。

「ハリウッド女優」といったら、華麗できらびやかなイメージだが
年を重ねた女優には、生き残りが難しい世界らしい。
生き残るために顔を、そして体を整形する。
これっておかしくない?と彼女たちは言う。

『セックス・アンド・ザ・シティ』のように
30代をテーマにしたものは
「女は若いだけじゃダメヨ、若い?だから何よ」だが
40代になると「女」じゃなくて
「ひとりの人間として」と語ることが多いのね・・・。

30代女の気持ちは分かるけど
40代の気持ちは、正直まだピンとこない・・・。
ましてやシャロン・ストーンとかダイアン・レイン様のような
今でもお美しい方の嘆きは、
本音じゃなくて脚本じゃないの?とビックリしてしまう。

そうそうたる顔ぶれの出演者が、
自分の経験、考えを率直に述べている。
この話はあの作品のことね、と裏話を聞くことができる。
女優カタログのようで、それぞれの出演作が観たくなる。

しかしね・・・
40代の気持ちが分からない蛍風にゃ、正直言って
こんなもの観せられてもねぇ・・・
もっと歳を重ねてから観たほうが、
ぐっとくるものがあったのかもしれないね。
1998年・仏
監督/ミッシェル・オスロ
声の出演/浅野 温子

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母親のお腹から自分の力で生まれてきたキリク。
キリクの村は悪い魔女カラバが支配し、
男達はカラバの食べられていた。
利発なキリクは思った、
「どうして魔女は意地悪なの?」・・・
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おふらんすのアニメ。

アフリカが舞台のせいか、お国柄なのか、
20年ぐらい前のアニメを観ているような絵柄。

利発なキリクが、知恵と勇気で魔女カラバから村人を守り
なぜ魔女は意地悪なのか真相を探りに、
果敢にも魔女の住みかに忍びこむ。

・・・どうなんだろ?
今のポケモンとかクレしんを観ている日本の子供達に、
この絵柄が受け入れられるのだろうか?

とはいえ、利発なキリクが大人でも怯える魔女に
勇気を持って、機転をきかせて挑むおハナシは
子供は夢中になれるかもしれない。

しかし哲学的でおゲージツといった作りは
娯楽要素に慣れた日本の子供には、ややツライかもしれない。

とするならば、これは大人向きのアニメなのだろうか?
ん〜・・でも蛍風個人的には、あまり好きじゃないなぁ。

魔女カラバの浅野温子がGOOD!
声優以外の吹き替えは好きではないが、
カラバの声は浅野温子しか考えられないようなハマリ具合。

舞台がアフリカだが、フランスから見たアフリカの世界。
観念的で哲学的。
ワクワクドキドキというより、「むむぅ〜」と考えこんでしまう作品。
2003年・米
監督/ジェームズ・マンゴールド
出演/ジョン・キューザック

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豪雨でモーテルに足止めをくらった11人の男女。
電話も無線も通じず、孤立してしまった彼等。
そして1人、また1人と殺されていく。
死体の側には10、9、とカウントダウンのように
ルームナンバーの入った鍵があった・・・
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なんの予備知識もなく観た作品。
女優、運転手、娼婦に護送中の凶悪犯など
一見なんの繋がりもない男女が、偶然に同じモーテルに。
そして次々と殺されていく・・・。

初めは犯罪サスペンスのようだが
ホラーの味付けもされ、最後は大ドンデン返しの作品。

囚人、警官、元警官、娼婦等の登場人物が
「偶然」に同じ場所に集まった

・・・と思わせて、実は共通点があった

・・・しかし、共通点とは関係ない怨念で狙われた

・・・でもホントは。

二転三転する練られたストーリー。
なにか裏がありそうな人物設定。
レイ・リオッタを配役し「あ〜やっぱり真相はこうでしょ!」と
思いこみさせる見事なキャスティング。
そして予想を裏切る大ドンデン返し。
終わりかと思ったら、またドンデン返し。

見逃してしまいそうな小さなことが、後にキーワードとなり
画面に釘づけになるストーリー、映像、演技だが
このラストは「禁じ手」じゃないの?

「大ど〜んで〜ん返し〜っ!」だが
個人的には、まっとうな形での結末をむかえて欲しかった作品。
この日記が新しいスタイルになってから1ヶ月。
しかし、行の長さなど、まだまだ慣れない部分が多い。
うぇ〜ん・・・・。

過去の日記を少しずつ「映画」のテーマに編集しなおしているが、
いや〜、昔の方が面白い作品を観ていたなぁ・・・。
『モスキート』とか『未確認生命体ザ・フロッグ』とか。
ホント自分の好きなものを中心に観ていたんだ・・・。(笑)

そういえば、この2作もそうだが、過去に観た作品で
店頭からなくなってしまったものが数多くある。
毎月沢山の作品がリリースされるわけだから仕方のないことだが
好きな作品が消えていくのは、とてもサミシイ。

日記を書きはじめた頃は、好きなものを自由に観ていたが
最近は「とりあえず・・・」と話題になった作品を中心に観ている。
「観たいーっ」と「とりあえず・・」では
おのずと日記にも違いがでているように思われる。

来月からは初心にかえって、「観たいものを観る」ことにしようかな?
あー、しかし接客上観なくてはいけない作品が多過ぎる。

今月私が観た作品で「喜びマーク」作品は2つだけ。
『夏休みのレモネード』も『プライベート・ソルジャー』も
まったく期待していなかった作品だっただけに
ガツンとやられた〜って感じ。

来月はどんな月になるのかしらん?
忙しくてヘトヘトになりそう・・・。
2002年・米
監督/スパイク・ジョーンズ
出演/ニコラス・ケイジ

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『マルコヴィッチの穴』で成功を収めた
チャーリー・カウフマン。
今度は「蘭に魅せられた男」の脚本を依頼される。
ありきたりなハリウッド的脚本にしたくないと思った彼だが
一向に筆は進まず、スランプとなる・・・
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気弱な脚本家チャーリー・カウフマン。
『マルコヴィッチの穴』で成功した彼は「蘭に魅せられた男」の
脚本化を手がけることになるのだが、
ありきたりなハリウッド作品にしたくない彼は
アイデアがまとまらずに四苦八苦。

そんな彼の双子の弟ドナルドはノーテンキに
「俺も脚本書いてみよっかなぁ〜」

自分のことでせいいっぱいのチャーリーは
たいして気にも止めなかったが、
ドナルドの脚本が絶賛を浴び、ますます筆が進まない・・・。

ちょっとした会話にひねりのきいた笑い。
脚本が書けない男の話からはじまって、
最後はミステリーちっくになりヒューマン系になったり。
スーザン・オーリアン役のメリル・ストリープの
豹変ぶりもお見事。

あら?あら?と話があちこちに飛びながら、
これでどうやって話を終わらせるのかと心配になったりもするが
ちゃんとラストにこぎつける脚本はサスガである。

脚本家ってのは大変なんだぜ〜と内輪話のような作品。

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