2008年・米
監督/フィリダ・ロイド
出演/メリル・ストリープ
   アマンダ・セイフライド

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ギリシャの小さな島で母ドナと暮らすソフィ。
父を知らないソフィの夢は「パパとバージンロードを歩くこと!」
そこでこっそり母の日記を読み、父親候補と思われる三人に
結婚式の招待状をだすが・・・
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おなじみの曲が流れ、楽しくてハッピーな作品♪

父親候補の三人が
ピアース・ブロスナン
コリン・ファース
ステラン・スカルスガルド


違うタイプだけどみんなステキ
この中の誰が父親でも、蛍風なら嬉しいぞ(笑)

母ソフィ役のメリル・ストリープのかわいらしいこと!
最近ではキツイ役が目立っていたけれど、こんなキュートな演技もするなんて。
やはり名女優なんですな。

ストーリーはミュージカルらしくシンプルなもの。
それだけにギリシャの美しさとワクワクするようなダンス、
そしてアバの曲が堪能できる

特に我が家では最後の「恋のウォータールー」では盛り上がった。
なんかもう、思わず体が踊りだして・・・(笑)

アバのメンバーのおひげの彼(名前を失念!)もチラッと出てたのが嬉しい。
あ~、年月を感じるなぁ。

とってもハッピーに盛り上がれた作品。
GOOD~♪
2005年・米/メキシコ/コロンビア
監督/フリオ・ヒメネス
出演/アンドレス・ガルシア
   ロレーナ・ロハス

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年老いた大富豪が若妻を迎えるも、新婚早々に死亡。
ところがその魂は若くてセクシーな男の肉体にのり移り、
財産目当てだった若妻たちの陰謀を暴き、復讐を果たす・・
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こういうストーリーでTVドラマ。
ミステリー・ロマンスそしてセクシーてんこもり(笑)
こういう題材ならドッロドロのホラーで映画にしても面白いと思うのだが
そこはホレ、やはりラテ~ンドラマだからセクシーミステリーが核なのね(笑)

BSジャパンで放送されていて
毎週録画していて、ある程度たまったら一気に観ようと思ってたら
もう終わっちゃったのねん・・・。
本来は143話もあって、DVDではそれを12話にまとめたっていうから
勝手に「放送は全話やる」と勘違いして、楽しみにしていたんだケド。



大富豪ペドロ・ホセ・ドノソ役のアンドレアス・ガルシア
今でも充分に男前。
若い頃はさぞかし・・と想像してしまう。

そして、のり移られる若い男サルヴァドール・セリンサ役がマリオ・シマロ

学はないが、働き者の若い農夫サルバドールの肉体に
ペドロの知識と経験が宿った時、 老いも若きも女性はメロメロ
胸をはだけたサルヴァドールが振り向くだけで、
あ~んと身もだえしてしまうのだ(笑)

蛍風はラテ~ンなルックスはあまり好みではないのだが
毎回画面でサルヴァドールにメロメロになるシーンをみせられると
なんだかドキドキしてしまう(笑)

ストーリーは確かに面白い!
若妻イザベルのファッションもステキだ!


しかし134話を12話に編集しているため、
あんた誰?いつそういう事になったの?と不明な部分もある。
ま、そういう事はラテンでは 細かいことなんでしょうが(笑)
それに134話もあったら、グダグダの部分も多いんだろうな・・・(笑)

放送では字幕だったけど、DVDでは吹き替えが収録されているとか・・。
しかいサルヴァドール役が小山力也
あ~、これぴったりじゃないの!

字幕ではあやふやですっとばした事も、吹き替えでは語ってくれてるのかなぁ?

同じくBSジャパンで放送中の『ビクトリア』も最終シーズンに突入。
こちらも怒涛の展開で、ハラハラしたりツッコミいれたり毎週楽しい。
これがラテンドラマの楽しいところなんだな・・・。

2006年・米
出演/マイロ・ヴィンティミリア
   アリ・ラーター

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世界各地で突如特殊能力に目覚める人々が出現した。
そして彼らは運命に導かれるかのようにNYに集まる・・・
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遺伝子により特殊能力を持つ人々。
その能力は様々で、
空を飛ぶ、心を読む、といったオーソドックスなものから
細胞を再生して不死身、触るだけで機械をコントロールできるといったものまで
多種多様。

この一芸を持った人々ってさ・・・
『4400』となんか似てるような気がする。
宇宙人の仕業が遺伝子になったって感じが・・・。

裏人格で凶暴な怪力になるニキ
その夫のDLは壁をすりぬける能力者
子供のマイカは機械を意のままに操る
お金に困ってる家族らしいが、
この能力の組み合わせは銀行強盗に最適なのでは?
これはスゴイぞ、ドロボウ一家(笑)

殺伐とした人間関係の中で唯一の癒し系ヒロとアンドウ君コンビ。
アンドウ君の下手な日本語が回を重ねるごとに
上達していくのが見どころの1つか?(笑)

クレア役のヘイデン・パネッティーア
回を重ねるごとにキレイになっていく。これも楽しみだ。

ヒロの父役のジョージ・タケイ
相方は「スタトレだ〜」と嬉しそう。
タケイさん、日系人であるために終戦後収容所に入れられたり
ゲイだったりと、なかなか苦労したんだろうな。
つい最近、長年連れ添ったゲイ・パートナーと結婚したようだが。

マルコム・マクダウェルリチャード・ラウンドトゥリー
発見したときは嬉しかった。
ちょっと豪華な感じがする(笑)
特にリチャード・ラウンドトゥリー
(ラウンドトリー、ラウンドツリーと表記されることもある)
久しぶりに『黒いジャガー』を観たばかりだったから嬉しくなった。

次のシーズンはヒロは戦国時代に飛ぶみたいだし
どんなふうに描かれるかが今から楽しみ。

面白かったデス。
2006年・英
監督/リッキー・ジャーヴェイス
   スティーヴン・マーチャント
出演/リッキー・ジャーヴェイス

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アンディは自分の企画が通り
BBCでコメディに出演することになったが
BBC側の意向で、自分が望まないベタな作品になり・・・
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エキストラからBBCでコメディを製作するまでに出世したアンディ。

シニカルでウィットにとんだ作品を目指していたのだが
BBC側の共同脚本者の意見で、どんどんベタなコメディになり
批評家からも視聴者からもバカにされる・・・。

今シーズンもゲストは豪華!

オーランド・ブルーム
デヴィッド・ボウイ様
ダニエル・ラドクリフ君
クリス・マーティン
イアン・マッケラン
そしてロバート・デ・ニーロ


デ・ニーロさんは別格扱いで、それほど出演シーンは多くないが
デ・ニーロさんを前にすると、みんなあんな感じになるのかなぁ〜って思った。
しかもエンドクレジットも別格扱い。
他のゲストの回は「guest」なのにデ・ニーロさんは「special guest」

ボウイ様も今をときめくオーランド・ブルームも「ただのゲスト」なのに
デ・ニーロさんだけはすぺしゃるなんですね。

前シーズンよりもゲストスターの暴走ぶりは激しい(笑)

俺はモテモテで困るぜ〜、ジョニー・デップなんかと比べ物にならないぜ〜と
豪語するオーランド・ブルーム。

ハリポタのダニエル君は背伸びしたい年頃なのか
ビロ〜ンと伸ばしたコンドーム(自称カレのイチモツのサイズらしい)を振り回し
だれかれ構わず、年の差も考えず口説きまわる。
そのくせママには知られたくないらしい(笑)
ハリポタは全部観ていないが、ファンがみたらショックなんじゃ・・・。

デヴィッド・ボウイ様の歌はサイコーでした。
あれぞイギリス流コメディって感じ!(笑)

久しぶりに涙が出るほど大笑いした作品。
やっぱリッキー・ジャーヴェイスは面白いな!!

2005年・英
監督/リッキー・ジャーヴェイス
   スティーヴン・マーチャント
出演/リッキー・ジャーヴェイス

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スターを夢見る中年男アンディ。
しかし現実はエキストラが精一杯。
エージェントもまったく頼りにならない。
はたしてアンディは台詞のある役をゲットできるのか?!
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『the Office』のリッキー・ジャーヴェイスの作品!
うひゅひゅ〜ん、またしてもツボにはまりまくりでした(笑)

スターを目指すもしがないエキストラ生活が続く
決して若くないアンディ。
エキストラじゃなく、台詞のある役者になりたいと願うが
現実は厳しい。
撮影現場ではなんとか台詞をもらおうとスターに近づくのだが・・・

毎回スター達が本人役でゲスト出演

ロス・ケンプ
ベン・スティラー
ケイト・ウィンスレット
レス・デニス
サミュエル・L・ジャクソン
パトリック・スチュワート


レス・デニスはちょっと分からなかったが
イギリスで人気のコメディアンらしい。

観ているこっちが大丈夫?と心配するくらい
濃いブラックジョークの嵐。

ロス・ケンプなんか「俺は元SASだぜ」
えっ、それは役でしょう?(笑)
しかもSASの正式名称も間違っているし・・・(笑)

サミュエル・L・ジャクソンは黒人スターというだけで
「マトリックスに出てたでしょ?」と間違えられる(笑)

ベン・スティラーはなにかと出演作の興行収入を自慢したり。

一番ドキッとしたのは『タイタニック』のケイト・ウィンスレットに
お下品な台詞を言わせていることでしょうか。
・・・そういうこと言っていいの?ケイト(笑)

イギリスのコメディは、当たりハズレが大きい。
『the Office』が好きな蛍風は、本作品も楽しめた。
クックック〜、イヒヒ〜ッってね(笑)

シニカルで毒気のあるユーモア
切ないけどおかしい。
こういう作品って好きだなぁ〜・・・。

ところでエキストラ仲間マギー役のアシュレー・ジェンセン
どこかで見た顔だと思ったら『アグリー・ベティ』に出てた人だ!
『アグリー〜』の次のシーズンはいつ放送されるのかしらん・・・。
いい所で終わっちゃったからな〜・・・。
1962年・米
監督/ブレイク・エドワーズ
出演/ジャック・レモン
   リー・レミック

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クライアントの会社のPRを仕事とするジャック。
やりたくない事でもクライアントの希望を叶える自分に
嫌気がさす彼は、酒で憂さを忘れようとする。
そして家で待つ妻キアステンにも一緒に飲んで
楽しく過ごしたいと言う。
そして2人はいつしかアルコール依存症となり・・・
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ジャックの仕事は、今で言う広告代理店かな?
依頼主の希望で、パーティーに出席する美女を取り揃えたりもする。

ふとしたことから取引先の秘書キアステンと出会い
チョコレート好きな彼女に、初めてお酒を飲ませる。

そして2人は恋に落ち、結婚するのだった。

子供にも恵まれ、幸せな家庭を築いていた2人だが、
仕事の憂さを晴らすため酒を飲むジャックは、
仕事が終わったら、2人で楽しく過ごしたい、と
授乳への影響を考え、酒を口にしていなかったキアステンをなじる。

ジョーの苦しみと愛情からキアステンは酒を口にし・・・。

真面目なキアステンがジョーと出会い酒を覚える。
そして、ジョーを愛するが故に酒に溺れ身を滅ぼしていく。

蛍風はほとんどアルコールを飲まない(飲めない)ので
酒に溺れる感覚はよく分からないが、悲惨だね・・・。

いくら愛する者がいても、禁断症状の時は
自分が酒を口にすることしか考えられない。
どうにかして飲みたい。なんとしても飲みたいって・・・。
相手に飲ませてやろうなんてこれっぽっちも思いつかない。
・・・恐ろしいな。

ジョーはアルコール依存症の更正会に入り、立ち直ろうとする。
しかしキアステンは・・・。

1962年に製作されたこの作品。
現代なら、もっとドロドロに落ちぶれるキアステンの姿を
カメラに収めるのだろうが
当時としてはこれでもセンセーショナルだったんだろうな。

おとなしめの描写にも関わらず、面白いと感じるのは
今と違って、昔はストーリーで「魅せる」つくりだったからだろう。


ヘンリー・マンシーニが手がけた主題歌が
ロマンチックでけだるく、やるせない雰囲気を演出。
この歌、とってもいいね!

それにしてもキアステンに酒を覚えさせ、
立ち直ろうとしている時に、また酒を飲ませ、
ついには自分だけ更正してしまうジョーって一体・・・。
なんだか勝手だなぁ・・・。
なんとしても2人で一緒に立ち直ろうとするべきなのでは・・・。

陽気で美しい2人の生活が酒に溺れ転落していく。
もはや取り戻すことのできないバラ色の日々。

主役2人の鬼気迫る演技
やるせないマンシーニの音楽
どっしりとした見ごたえのある作品


勝手にタイトルからロマンチックな作品だと思っていただけに
作品の持つメッセージ、迫力に圧倒されました。
2003年・米
出演/ピーター・ギャラガー
   ベンジャミン・マッケンジー

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貧しい地区チノに住むライアンの弁護を引き受けたサンディは
彼を自分の家にひきとることに。
ライアンは今までとは全く違う高級住宅街での生活に戸惑う。
そして周囲の人間もライアンを冷たい目でみるのだった・・・
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♪ちゃらららら〜ん ちゃらららら〜ん
オープニングの曲を聴いた相方が一言

「なんだ?この幸薄そうな曲は!」

う〜む、確かにビバヒルと比べると違うよね・・・。

別世界のような高級住宅街で暮らすことになり戸惑う主人公
同じ設定でも描き方に差があるのは時代の流れなんですかね。

登場人物たちは、とにかく悩みを抱えて鬱々悶々している。
華やかな高級住宅街が舞台なのに突き抜けた明るさがない。
なんかね、大変だね・・・。

本作品で大人気となったマリッサ役のミーシャ・バートン
このマリッサがしゃしゃり出てきてトラブルへと発展する。
けっこう自己チュー気味なのだが、
これが現代では魅力あるヒロインなんだろうか?
彼女、どこかで観たことがあると思ったら
『翼をください』に出てたコだ・・・!

もともとピーター・ギャラガー目当てで選んだ作品だが
男性陣のなんと粒ぞろいなこと!(笑)

主人公ライアン役のベンジャミン・マッケンジー君のカワイイこと!
中年になった時の顔が想像できてしまうのが難点だが
あの憂いを帯びた表情、はにかんだ笑顔
かっわいいじゃないですかーー!!

サス役のアダム・ブロディも回が進むにつれ
ぐっと大人の表情がでてきて、イイ男になりつつあるし・・・。

渋さでいえばケイレブ役のアラン・デイル
こういう社会的地位のあるトップの役をやらせたら
その貫禄と凄みは上手いな〜・・・。

しかし蛍風一番のお好みは
ルーク役のクリス・カーマック

金髪に青いおめめ、たくましい体に爽やかな笑顔!
これぞ青春スター!って感じですがな。

マリッサの言動にモヤモヤする蛍風だが、
母ジュリー役のメリンダ・クラークの美しさには
毎回クラクラしてしまう。
なんてお美しい人なんだろう・・・。

なんだかんだと悩みやトラブルを抱える登場人物たち。
砂を噛むような苦すぎる青春。
こんなにビターな青春モノでも、妊娠問題はあるんだ。
これは青春モノの定番かな?(笑)

本作品は、主人公の高校生だけでなく親世代の問題も描いている。
それゆえ苦しく苦い人生模様に見えるのだろう。
高校生くらいのうちは、明るくハジケて欲しいと思うのだが・・ね。

メリンダ・クラークの美しさと男性陣が魅力的なことが見所だった作品。
2006年・英
監督/エドワード・バザルゲット
出演/アレクサンダー・シディング
   ベン・クロス

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ローマを倒すと誓ったカタルゴのハンニバル・バルカ。
彼は象と5万の兵士を引き連れ、雪のアルプスを越え
ローマ軍にせまるのだった・・・
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これは去年観た作品。
早く感想を書かなきゃと思いながら、自分の中でうまく消化できなくて
なかなか書けなかった作品。

というのも、この時代のことは全然知識がなく
単に「象をつれて冬のアルプス超え」が興味をひいただけで選らんだ作品だった。
そういう訳で、時代背景が良く分からず、登場人物の名前もスキピオとか
馴染みのないカタカナ名前ですんなりと頭に入ってこなかった(笑)
役者の顔と役名が頭の中でごちゃごちゃになって・・・。

す、すきぴお?
とら・・とらめねしす?とらしめねす?
うぅっ・・・と悶々としているうちにBSのどこか(NHKだったかな?)で
ハンニバルのアルプス越えのドキュドラマが放送されていた。
その解説で少しは理解できた。
(私が観たのはアルプス越えの部分だけだったけど)

そうしているうちにTBSかどこかの新春番組でローマのことをやっていて
BBC協力の名のもと、ハンニバルの部分は
この本作品『ガーディアン ハンニバル戦記』が使われていた。
それを観てようやくなんとなく分かったような気になった(笑)

本作品ではハンニバルは活躍を妬んだ政治家(?)によって
思うように援軍を得られなかった・・悲運の天才戦術家って感じ。

BSの方では、戦術家としてはもちろんのこと
冬のアルプスを象と兵士を率いたハンニバルの統率力にローマは驚いた、
と解説してたっけ。

TBSのほうではハンニバルがとった戦術を図で解説してくれたので
やっとその陣形がスゴイってことが分かった。
これは現在でも軍で勉強するほどスゴイ戦術だったんだ〜・・・。

ハンニバルは勝ち方は知っていても勝利の使い方を知らなかった。
彼に政治のかけひきが出来たら歴史はどうなっていただろう?
あるいは、カルタゴの政治家がハンニバルを妬まず
彼を完全にバックアップしていたらどうなっていただろう?

本作品『ガーディアン ハンニバル戦記』だけではピンとこない作品だったが
BS、TBSと観て、ハンニバルという天才に興味が持てた。

因みにアルプス超えのシーンはBSの方が良かったな・・・。
TBSは蛙男商会のアニメがサイコ〜だった!(笑)
2005年・米
出演/ジャレッド・パダレッキ
   ジェンセン・アクレス

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大学生活を送っていたサムは兄ディーンとともに
行方不明になった父を探すことに。
実は彼ら親子は、超常現象を起こすモトを退治する
狩りをしていたのだった・・・
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イケメン兄弟のオカルト退治!ってのがウリだが、
蛍風の考えるイケメンとは微妙に違うので、
ずっと避けていた作品(笑)

兄ディーン役のジェンセン・アクレスは蛍風の感覚でも
まあまあイケメンなほうだとは思うが、
弟サム役のジャレッド・パダレッキ
なぜだか鼻にばかり目がいってしまい・・・なぜかしらん?

父を探す旅で、さまざまなオカルト現象と向き合う彼ら。
ティーン向け作品にちょくちょく登場するフックマンや
ヴァンパイアなど、おなじみのキャラ。
いろんなホラー映画の要素をつまんできたみたいで
ホラー入門者にはちょうど良いエピソードじゃないかな?
新鮮味がないといえば、そうなんだけど・・・(笑)

しかしながら、本作品で改めてハッとさせられたことがある。
それは彼らの宗教観

生前どんなに良い人でも、
死後この世に留まる存在は「悪」として容赦なく退治する。
異教徒の神も、自分たちの神ではないので、
これも悪として退治する。


少しは同情的に描いても良さそうなのに、完全否定でバッサリ退治。
これだもん、未だに宗教紛争が絶えないのは当たり前だよな〜。

いつもどおり吹き替えで観ていたら、横から相方が
「なんじゃ、この棒読みは?こんなの観ててハマれるのか?」

そうなのよ〜、
ホラー映画のつまみぐいみたなストーリーで気楽に楽しめるけど、
吹き替えだとシラケちゃうのよねん・・・。
一度観始めちゃったから、
最後まで観ないとなんだか悔しいから観てるんだけど・・・(笑)

モーレツに面白いというわけでもないし、新鮮味もないが
その分、気楽に観れる。
だからこそ、棒読み吹き替えが致命的な作品。

1977年・西ドイツ
監督/クリスチャン・ヘレンドル 他

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第一次世界大戦の敗北でうちひしがれていたドイツに
突如として現われたヒトラー。
その躍進と滅亡までを描いたドキュメンタリー。
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ニュースや資料映像等ですでに見たことのある映像が多い。
当然『夜と霧』で使われていたアウシュビッツに連行される
ユダヤ人の詰め込まれた貨物列車の映像もあった。
やはり生首はなかったけど・・・。

ヒトラーの足跡を順番に語られているので、分かりやすい。
ロバート・カーライル主演の『ヒットラー』を観たときには
良く分からなかったことも、今回はなんとなく理解できた。
・・・でもすぐに忘れてしまうんだよね(笑)

本作品を観て、初めて知ったことは
刑務所(?)に入れられる犯罪者にもランクがあったということ。

一番下が政治犯。
お馴染みのストライプの囚人服に赤い星をつける

あ〜、たまに黄色じゃなくて赤い星をつけてるの
他の作品でみたことがあるけど、そういう意味だったのね!

次が刑事犯。
その上がドイツ人刑事犯。


体制と反対意見を持つ政治犯のほうが
悪党よりタチが悪いってことですかい?

独裁政権にありがちなこととはいえ、う〜ん・・・。

ヒトラーがノリノリのイケイケだった頃の映像は
さすが当時の一流のカメラマンが撮っただけあって
ヒトラーが強く頼もしく映り、群集の熱狂ぶりが伝わる映像。

構図とかポーズとか、カメラワークとか。
英雄か神のごとく君臨する、その映像。
何も知らないで見たら、スゴイ人なんだろうな〜と身震いしてしまうかもしれない。

西ドイツが作った反戦ドキュメンタリー。
悪いのはヒトラーとナチス。
確かにそうだけど、
ヒトラーがオーストリア出身じゃなくてドイツ人だったらどうだったろう?

貴族出身の国軍軍人が、民衆が大半の親衛隊を卑しい者と蔑み対立したり。
今まで良く分からなかった関係や出来事の根本がなんとなく分かった
・・ような気がする。

いつものことだけど、政治が絡んだ歴史ってのは他国のことでも難しいな〜。
考える、ということすら難しく感じる。

ところで自殺直前に結婚した愛人のエヴァ・ブラウン。
妻として死にたかったのかな?
妻として死んだのに、それでも「愛人 エヴァ・ブラウン」って言われちゃうのね。
1955年・仏
監督/アラン・レネ
ナレーション/ミシェル・ブーケ

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今は廃墟となったアウシュビッツ収容所。
ここで何が行われていたのか?
モノクロ写真やニュース映像から綴られるドキュメンタリー。
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真っ青な美しい空の下
根が生えたようにそこにある大きな茶色の建物
それは今は廃墟となったアウシュビッツ収容所
周囲と隔絶したかのような静寂をまとう

この作品に出てくる写真やニュース映像は、
他でも観たことがあるものが多い。
それでも静かに圧倒する迫力

それぞれは高価なものなのだろうが
品ごとに山積みされたユダヤ人たちの私物
貴金属・衣服・メガネ・・・。

土を均すように走るブルドーザー
片付けているのは、死体の山、山

衛生のためという言い訳で刈られた髪の毛
その山
その髪は毛布に加工され、資金源になったという。
加工していたことは、初めて知った。
髪だけではない。
脂肪も石鹸として加工されていたことも初めて知った。

医師たちによる生体実験
その残骸
いくつもの生首が無造作に積まれる

焼け焦げた遺体や無造作に投げ捨てられたり
ブルドーザーで片付けられる遺体の映像は
今までにも観たことはあるが
生首は初めてだなぁ・・・。
やはりTV等で放映するには無理があるのだろう・・・。

ナチスはユダヤ人を人間とは思っていなかったのだろう。
狩った獲物をすべてを利用しつくすかのような行い
財産も髪も脂肪も、使えそうなものは何でも奪う。

ユダヤ人は物質だけでなく、肉体も命も尊厳すら奪われた。

作り物ではない本物の映像
生々しい狂気の虐殺が静かに語られる


30分くらいの短い作品だが、強烈なメッセージを放つ作品。
2006年・米/仏/日
監督/ソフィア・コッポラ
出演/キルスティン・ダンスト

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同盟のためフランス王太子ルイに嫁いだ
マリー・アントワネット。
夫に触れられず、周りからいろいろと言われる彼女は
次第にギャンブルや浪費へと逃避していく・・・。
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・・・?
・・・?
・・・?
・・・これはヒラヒラぴらぴらフリルのドレスを
撮りたかっただけなのかな?


多くの場合、アメリカが欧州のお貴族様社会を描くと、
どうも下世話でうすっぺらな品のないものに仕上がる傾向がある。

本作品は、それとも違う。

歴史的背景はほとんど描かれず、
画面にあるのはヒラヒラドレスと美味しそうなお菓子。
陽気に楽しくハッピーでいいじゃん!ってノリ。

カワイイのとかぁ〜、楽しいのとかぁ〜、そ〜いうのがあればいいの!
難しいことはヤンヤン!

そんな感じ・・・(笑)

本家フランスから、
けちょんけちょんに言われたキルスティンのマリー・アントワネット。
素敵な笑顔だけど、王妃というより庶民的な笑顔なんだよねぇ・・・。

ルイ役がジェイソン・シュワルツマン
監督のソフィア・コッポラのイトコね。
ルイ15世の愛人デュ・バリー夫人役がアーシア・アルジェント
ダリオ・アルジェントの娘さんね。
なんか嬢ちゃん坊ちゃんが
仲間内でワイワイ楽しく作ってみました〜って雰囲気も。

アントワネットの豪華絢爛で楽しい部分だけを
慣習にとらわれず、好きな音楽で彩った少女マンガの世界のような作品。

おしゃれでカワイイ夢のようなお姫様生活を楽しんで観るぶんには
別にこれはこれでいいんじゃないの?(笑)
2006年・米/英
監督/ケヴィン・マクドナルド
出演/フォレスト・ウィテカー
   ジェームズ・マカヴォイ

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1971年。医学校を卒業したばかりのニコラスは
ウガンダの片田舎の診療所で働くことにした。
そこで大統領になったばかりのアミンの
怪我を治療したことがきっかけで
彼の主治医となり側近となるのだが・・・
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アミン役のフォレスト・ウィテカーがこの演技でアカデミー賞主演男優賞受賞

スコットランドからアフリカのウガンダの
小さな診療所にやってきた新米医師・ニコラス。

アミンの怪我を治療したことがきっかけで
率直な物言いがアミンに気に入られたニコラス。

彼の主治医になるよう要請され、いったんは断るものの
破格の待遇に承諾することに。

アミンからの信頼と彼の権力を背景に
ニコラスは単なる主治医から側近となり、
アミンに全幅の信頼と友情を感じていたのだが・・・。

独裁とリーダーシップの違いはなんだろう?
それは人々に支持されるかどうかってことかな?

クーデターを起こし政権を掌握したアミンを
人々はヒーローとして支持する。
ユーモアと行動力をもったアミンは、ニコラスにとっても頼もしく感じる。

理想と希望に燃えアフリカにやってきたものの
快適とはいえない生活をおくるニコラス。
そこに時の権力者から「お前を信頼するぞ〜」と
豪華な部屋、高価な車、設備の整った診療所を与えられたら
やっぱりグラッとくるよね・・・。
自分もその信頼に応えたいと思うよね。

ウガンダの街は独裁政権によくみられるように
田舎では粗末な生活をしているのに
権力者が暮らす首都は交通網や設備が整えられて、
同じ国とは思えないほど。

アミンの言動も、独裁者ならではのものでコロコロと変わる心。
異を唱えるニコラスを怒鳴りつけ、ニコラスの言う結果となると、これまた怒鳴る。
「説得しなかったお前が悪い」と。
何を言っても気に入らないって、
たまにこういう年寄りっているよね(笑)

時の権力者アミンと出会い、
幸福の絶頂から命の危険へと真っ逆さまな青年ニコラス。
ニコラス役のジェームズ・マカヴォイ
『大草原の小さな家』のアルバートを思い起こさせる
あま〜い可愛らしいお顔立ち。
マシュー・ラボートだっけ?今どうしているんだろ?

フォレスト・ウィテカーの演技はやはりスゴイ
人生上り坂の時の快活とした表情から
疑惑と不安からギラギラと焦燥する後半の表情の違いは、同じ人間とは思えない。
人間は心持ちで顔が変わると痛感させられる。

イディ・アミンの人生の起伏はニコラスの人生をも変えた。
なかなか見ごたえのあった作品。
2007年・米
監督/ザック・スナイダー
出演/ジェラルド・バトラー

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ペルシア軍が100万もの大軍で攻めこもうとしていたが
レオニダス王率いるスパルタ軍は精鋭とはいえ
たった300の兵で迎え撃つのだった・・・
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原作はフランク・ミュラーのグラフィック・ノベル。
『シン・シティ』のヒトね。
紀元前480年頃のテルモピュライの戦いの史実を
ベースにしているらしい。

『シン・シティ』同様の暗めの画面。
これがミュラーの作品の世界感なんだろうか?
そういうことなら、心情をナレーションが解説したり
多少、鼻につく劇画チックな映像演出も許せる範囲だ。

スパルタのレオニダス王役のジェラルド・バトラー
『オペラ座の怪人』のヒトだよね?
こんなにむさい男臭い風貌だったけ?!
ペルシア王役のロドリゴ・サントロも、こんな風貌だったけ?!
カニ男やお猿さんみたいなヒトがでたり
巨大なサイや、象というよりもはやマンモスに近いサイズの巨大象がでたり。
まことにマンガちっくさが上手く描かれている。

でもR−15
首ハネシーンがあるからなのかなぁ・・・。
ちょっとダークだけど面白いんだけどなぁ・・・。

他の作品にありがちな余計な愛だの友情だの語らずに
ひたすら戦いを描く姿勢はGOOD。緊張感が途切れない。

ディリオス役のデイビッド・ウェナムさんが、
バトラーさん達の分まで、男前っぷりを披露していてくれる。
特に片目を失った後が、かっちょいい〜、惚れるね(笑)

ところでスパルタ軍はなんであんな格好なんですかね。
兜は鼻や頬を隠すほどなのに
着てるもんは、パンツにマント

ほとんど「まっぱ」にマント。
裸マント。

なんでーーっ?
風呂上りの子供じゃあるまいし・・・。


実際もそうだったんですかね?
厳重な兜に大きな盾を持ちながら、
上はベルトだか紐だけで、あとはマントだったんですかね?
マントを着る意味ってなんだろ?
どうしてもマントは着なくてはいけないものだったのか?

それから胸毛のあるヒトも見当たらなかったけど
実際はどうだったのかな?見つけられなかっただけ?

本作品『300』、なかなか面白かったが、
どうしても裸マントと胸毛が気になってしまった蛍風・・・。
自分でもどうして「そっち」にいっちゃうのか分からないケド(笑)
2006年・英
監督/マイケル・ウィンターボトム/マット・ホワイトクロス
出演/アルファーン・ウスマーン
   ファルハド・ハールーン
   リズワーン・アフマド

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イギリス国籍のパキスタン系青年が
結婚式のため友人とパキスタンへと旅立つ。
そこでアフガニスタンの厳しい状況を耳にし、
自分の目で確かめようとアフガニスタンに行くが、
テロリストと間違えられ、拘束されてしまい・・・
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イギリスに住むアシフ、ローヘル、シャフィク、ムニールの4人は
パキスタンへと向かう。
観光気分たっぷりで、ついでにアフガニスタンにまで足を伸ばす。

しかし状況は悪化し、途中ムニールが行方不明になり
残りの3人はテロリストと間違われ
キューバにあるアメリカ軍のグアンタナモへと送られてしまい
2年以上も監禁され、拷問と取調べを受ける・・・

本人たちのインタビューと役者の再現ドラマで構成されるドキュ・ドラマ

たまたまタリバンと同じ車に乗り合わせてしまい
身柄を拘束されてしまう。

寝るどころか脚も伸ばせないほどの超過密の牢。
グアンタナモに移送されてからは
犬のごとく金網の檻に入れられ、執拗な取調べ。

真実を訴えても信じてもらえない。
相手が聞きたい言葉は、テロリストと認めることだけ。
「友達は認めたぞ」と揺さぶりをかけてくるが絶対に屈しない。
なぜならそれは真実ではないからだ。

淡々と進むだけに心の底から暗い恐怖を感じる。

青年時代の2年はとても貴重なものだ。
それを奪われただけでなく、人間としての尊厳を奪われたアシフ達。
以前のような気持ち、生活ができるのかな・・・?
蛍風だったら、きっと何かが劇的に変わってしまうだろう。

捕虜の保護を規定したジュネーブ条約は
どの程度規定されているのだろう?
どの程度遵守されているのだろう?


一寸先は闇。
危険と言われるところはそれなりの理由があるわけだから
好奇心や物見遊山で行っちゃいけない。
まして銃弾が飛び交う紛争・戦争地帯なら尚更のことだ。
自分の目で確かめたいって気持ちも理解できるけどね。

淡々としているだけにリアリティにあふれ、
世界の怖さを感じさせる力強い作品。

2006年・米
監督/ケニー・オルテガ
出演/ザック・エフロン
   ヴァネッサ・アン・ハジェンズ

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大晦日の旅先で知り合ったトロイとガブリエラ。
新学期になって偶然にもガブリエラが
トロイの高校に転入してきた。
学内ではミュージカルのオーディションが開かれることになり
軽い気持ちで歌った二人だが・・・
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バスケの花形選手トロイ
天才少女のガブリエラ

普段の自分とは違うミュージカルの世界をちょっと覗き見しただけで
「お前らしくない」と周りは猛反対!

自分らしさってなんだろう?
バスケをやってるときの自分
勉強をしているときの自分
だけど、みんなが知らない「自分」だってあるんだよ!

元気で明るくて友情たっぷりの若さあふれる楽しい作品

いささか安直っぽいストーリー展開で
主人公2人は困難をあっさりと乗り越えてしまうが
そこはほれ、明るく元気な青春モノだからこれで良い。
アメリカ高校生は楽しそうだな〜と憧れてしまう。
この年でいまさら憧れても、なんだけどね・・・(笑)

歌もダンスもGOOD!
特にバスケを取り入れたダンスは面白かった。
ミュージカルの主役を狙うシャーペイ姉弟が良かったね〜
特に弟ライアン役のルーカス・グラビールがカワイイね〜
あと10年くらいたったら、ちょうどいい男前になるんじゃないかしらん?(笑)

思春期らしい「自分らしさとは?」に悩みながらも
明るく元気に歌い踊り解決していく健康的な作品。

いかにもディズニーって感じで安心感がある(笑)

個人的には主役2人よりもルーカス・グラビールのカワイさにクギヅケになった作品。
1948年・米
監督/ジョン・ヒューストン
出演/ハンフリー・ボガード

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メキシコでブラブラしていたドブズはカーティンと
ハワードと知り合い、3人で砂金を探しに山へ。
幸運にも砂金を見つけた3人だが、
そのことがドブズを狂わせ・・・
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第21回アカデミー監督賞、脚本賞、助演男優賞に輝いた作品

メキシコで観光客相手に小銭をせびりブラブラ暮らすドブズ。
ひょんなことからカーティンと知り合い意気投合し安宿で
金探しをしていた老人ハワードと知り合う。

たまたまドブズが買った宝くじが当たり
それを元手に3人は砂金探しへと旅立つ。

経験豊富なハワードのおかげで砂金を掘り当てるが
砂金を手にしたドブズは、自分の砂金を横取りされるのでは・・と
猜疑心の塊となり、誰も信用できなくなってしまう・・・。

誰が何をしても「俺の砂金を狙ってるな」と悪いほうにしか考えられないドブズ。
自分の砂金を守るためなら、仲間なんてどうでもいい。
砂金を手にした時からドブズには
自分以外はすべて敵としか考えられなくなってしまう。
常に誰かを疑い、ギラギラと焦るドブズを演じるのはハンフリー・ボガード
あ〜、やっぱりこのヒトは悪党を演じさせたら上手いなぁ〜!
迫力あるもん!まさに鬼気迫るって感じ。


金が人を変える

今まで縁の無かった金を手にしたとき金は使うものから、
人は金に使われる、踊らされるものとなる。
踊らされた者の末路をあざ笑うかのような金の行方。

金は使うもので使われちゃダメだね・・・。

ハワード役のウォルター・ヒューストンが助演男優賞獲得。
監督のジョン・ヒューストンのお父さんね。
カーティン役のティム・ホルトも好演

見ごたえのあった作品。

私が観たのは「ドブズ」だったが、
「ドブス」「ダッブス」「ドッブス」と字幕表記されるものもある。
どれがホントなのかな?どれが発音が近いのかな?
まぁ、たいした問題じゃないけど・・・。
2006年・米
出演/ダイナモ
   田中 光太郎

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日本、ブラジルなど
世界の街角の様々なストリート・パフォーマンスを紹介!
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タイトルはラテンアメリカのスラングでストリートの意味のバリオ、
そして出演者の平均年齢が19歳ということからつけられたらしい。

BMXやダンス、バスケット、即興ラッパーなど
個性的で華麗な驚きのパフォーマンスが続々登場。
MTVの人気番組で、6回分収録されているが、
一気に観るよりも、エピソード毎に休憩を入れて見たほうが
盛り上がるような気がする。
みんな凄すぎて続けてず〜っと観ていると
スゴ過ぎるがゆえにだんだん奇人変人大集合みたいに思えてきて
「白いギターさし上げて!」と叫んでしまう(笑)
白いギターのネタが分かるのは何歳ぐらいなんだろ?
若い人は分からないのかな・・・?(笑)

カードマジックのダイナモさんは特にスゴイ。
画面を何度みてもトリックが分からない。
実際に見てみたいなぁ〜。

エピソード1か2に収録されている日本のダンスするコ達の表情が良い!
もうキラッキラッして、
若さとはこういうものか、と失ってしまったものを思い出す。
もちろんダンスがスゴイのは言うまでもない。

日本人の縄跳び(ロープジャンプ)の人たちは知っていたが
中華鍋の人たちは観たことないなぁ・・・

MTVだけあって映像がクール!
出演している各国のパフォーマーもクール!

世の中には知られていないだけで、スゴイ技を持った若者が大勢いるんだな〜。
2005年・カナダ/南アフリカ
出演/ジェフリー・ピアース

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私立探偵チャーリー・ジェイドは爆発に巻き込まれ
目覚めると、そこは自分の知らない世界だった。
世界は一つではなく、3つの世界のパラレルワールドで、
そのすべてに巨大企業ヴェクスコアが絡んでいた・・・
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世界はアルファ・ベータ・ガンマの3つのパラレルワールドで成り立つ。
アルファ界は環境汚染がひどく、資源が不足し、人々に自由はない
ベータ界は現代の地球に近い
ガンマ界は自然が美しく残され、楽園のような場所。

巨大企業ヴェクスコアは、3つの世界をつなげるリンクを開発し
ガンマ界の資源をアルファ界に持ってこようとする。

ヴェクスコアの計画を知ったガンマ界のリーナはリンクを破壊し
その衝撃でベータ界に飛ばされる。
そしてアルファ界の同じ場所にいたチャーリーもベータ界に飛ばされるのだった・・・。

う〜んSFは苦手だなぁ・・・。
蛍風のちっこい脳みそじゃ、
難解すぎて理解不能なことだらけ(笑)

1巻に2話ずつ収録されていて、特典としてクリス・ヘプラーの解説があるのだが、
それを観て、ああそういう意味だったの?!と分かる始末。
解説観ないと理解できないってTVドラマとしてアリなんだろうか?(笑)

訳が分からなくてツライな〜と思いながらも
TVドラマのような連続ものは、
回が進むと面白くなるもんだから我慢して続きを観ることに。
・・・やっと面白くなるのは中盤11話目ぐらいから。
こんなに長いこと難解な(面白くない)状態って
TVドラマとしてアリなんだろうか?(笑)


面白くなってきたな〜と思った途端、またアレレ???
最終話に至っては、「これはどの世界?精神世界?」と頭ゴチャゴチャ・・・!
しかも謎は完全に解き明かされないまま!

10巻の解説でクリスも「やっとたどりつきましたね」と言うとおり
何度途中で止めようかと思ったことか!(笑)
しかし、一度観てしまったもんはしょうがない、
頑張って最後まで観たよ、蛍風。
お客様の中には脱落した人がかなり多くて、最終巻のレンタル回数ときたら・・・(笑)

クリス曰く、謎の解明は製作が噂されている第二シーズンに期待しましょう、
・・・って噂かい?!
普通TVドラマなら、
シーズンが終わる前に次シーズンの製作が決まるんじゃない?
決まってないってことは・・・やっぱり・・・

難解で辛かった作品だが、感心する点もいくつかある。
一つは映像の美しさ
TVドラマとは思えないほどのクオリティの高い映像!
二つ目は南アフリカ
普段「南アフリカ」モノなんてあまりお目にかからない。
南アフリカの街並み、風景、
そしてアパルトヘイト後の現在の状況が興味深い。
人種差別は今でも人々の心に根強く残っているんだ・・・
そしてゼロワン・ボクサー
和風テイストを取り入れた彼のファッションはビミョーに不思議(笑)
男なのに頭にかんざし。しかも箸。
浴衣のようなのを羽織るときもあるが、袖が短い!
それじゃ誰かのお下がりだよ(笑)
日本語吹き替えをアテている萩原聖人がGOOD!
アニメ『アカギ』の時も思ったけど、
無機質で冷たい感じを潜ませた声がゼロワンによく合っている!
チャーリーの声をアテている小山力也と対照的で、
キャスティングした人はスゴイと思う!

TVドラマの枠を超えた映像は素晴らしい
ただしTVドラマとしては難解すぎて、仕事で疲れた頭にはかなり辛い
SFが好きな人なら別かもしれないけど・・・。

でも、一度観ちゃったから、もし続きがでたら観るだろうな・・・。
でないと、20話分の時間が無駄になってしまう気がするから・・・(笑)
2004年・米
出演/ロイド・カウフマン

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『悪魔の毒々モンスター』のトロマ社がカンヌ映画祭で、
いかにお金をかけずに自社作品を売るかを記録したドキュメンタリー
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画像がでてこない・・・。
レンタル・オンリーなのかな?

『カブキマン』『悪魔の毒々モンスター』等の
ツッコミ甲斐のあるZ級作品を手がけるトロマ社!

映画祭開催中のカンヌに行き、自社作品を売り込む!
でもトロマ社。
できるだけお金をかけないがモットー。

カンヌに向かう飛行機内での間食用に
近くのスーパーで買ったおやつ持参のカウフマン

スタッフの多くはボランティア
一室に寝返りも打てないほどの過密状態でみんなで寝泊り

人が大勢集まる場所でのゲリラ宣伝
でもやりすぎちゃって、壁をよごしたり床を汚したり
お金をかけないようにするつもりが
弁償代でお金がどんどん出ていってしまう・・・(笑)


お金をかけずに体をはって頑張って宣伝するが、ぞんざいな扱い。

ホテルの向かいの部屋は大手映画会社
広くて快適そうなお部屋
トロマ社にはうんざり・・というか毛嫌いか?と思うほどの態度
その大手は飼い犬同伴で、
しかもそのお犬様は高価なパスまで専用でお持ちになっている(笑)


お犬様はトロマ社の部屋に興味津々で大冒険
だけどトロマ社!お犬様をからかって脅かす!

ビビリまくって自分の部屋に戻るお犬様
すると飼い主の大手様が、またもや文句を言いにくる(笑)

「いかにお金をかけないか」で頑張るトロマ社だが、
見向きもされず、なかなか買い付けてくれるところがなくて・・・
でも日本の会社、買ってたぞ!(笑)

ふんだりけったり七転八倒の売り込みゲリラ宣伝だがトロマ社はあきらめない!
情熱とタフな心と見栄をはらない金銭感覚で頑張るトロマ!

ラスト、次の年にも同じホテルを予約しようとしたら丁重に断られたトロマ。
あの部屋を一体どこが借りたのか見にいくと
なんと、あの大手様が借りていた!
しかも、あのお犬様もいた!(笑)


華やかな映画祭の裏で繰り広げられる熾烈な商戦
それをドキュメンタリーとして作品にしちゃうトロマ
しかも出来上がった作品はやっぱりトロマらしい作品。


今年も行ってるのかな?
多分カウフマンおやっさんのことだから行ってるんだろうな(笑)

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