『いとこのビニー』・・なつかしのラルフ・マッチオ
2003年8月29日 洋画コメディ・ラブストーリー1992年・米
監督/ジョナサン・リン
出演/ジョー・ペシ
ラルフ・マッチオ
============================================
ビルはたまたま車で立ち寄ったアラバマ州の小さな店で
うっかり商品をポケットにいれたまま出てきてしまった。
パトカーに呼びとめられて、うっかり万引きをしたことを認めようとしたが、
罪状はなんと殺人だった・・・
============================================
古風で厳格なアラバマ州の小さな町で逮捕されたビルとその友人。
殺人犯に間違われた彼等は、
ニューヨークにいるビルのいとこのビニーに弁護を頼む。
しかし、ビニーは殺人事件はおろか、法廷にたった経験もなかった。
彼は司法試験に6年目にやっとパスしたばかりだったのだ。
ビル役にラルフ・マッチオ。
ああ、お懐かしいお名前。
『アウトサイダー』『ベスト・キッド』以外には、
なかなかお目にかかることのない元青春アイドルスター。
この作品でも、彼のその後の芸歴をあらわすかのように
パッとしない、目立たない。
ビニー役のジョー・ペシ。
その婚約者モナ・リサ役のマリサ・トメイ。
この2人が絶妙にGOOD!
厳格なアラバマの法廷でもビニーのはみ出しぶりに笑い、
80年代終わりから90年代初頭にかけて流行した
肩を強調した初期ボディコンに身を包んだモナ・リサに
当時を思い出し、照れくさくなった蛍風(笑)
モナ・リサを演じたマリサ・トメイはこれでアカデミー助演女優賞。
え・・・マリサ・トメイってアカデミー女優だったとは!
このヒト、よく見かけるけど、強烈なインパクトではなく、
気がつけばそこにいた、という印象。
「ワタシを見て見て〜」とオーラだしまくり女優ではなく、
地味だが堅実に脇を固める実力者のイメージ。
それが本作品ではジョー・ペシ相手にギャーギャーワーワーと
にぎやかにパワフルな演技。
ペシの演技が良い
トメイの演技も良い
脚本も良い
笑いもあるし、法廷劇でも成立する
ガハハと笑って、スカッとする
しかし、ビル役が何故ラルフ・マッチオなのか?
マッチオでなくても良いと思うのだが、
マッチオでなくてはいけない理由がわからない。
とはいえ、蛍風、ラルフ・マッチオだから観る気になったんだけどね(笑)
監督/ジョナサン・リン
出演/ジョー・ペシ
ラルフ・マッチオ
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ビルはたまたま車で立ち寄ったアラバマ州の小さな店で
うっかり商品をポケットにいれたまま出てきてしまった。
パトカーに呼びとめられて、うっかり万引きをしたことを認めようとしたが、
罪状はなんと殺人だった・・・
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古風で厳格なアラバマ州の小さな町で逮捕されたビルとその友人。
殺人犯に間違われた彼等は、
ニューヨークにいるビルのいとこのビニーに弁護を頼む。
しかし、ビニーは殺人事件はおろか、法廷にたった経験もなかった。
彼は司法試験に6年目にやっとパスしたばかりだったのだ。
ビル役にラルフ・マッチオ。
ああ、お懐かしいお名前。
『アウトサイダー』『ベスト・キッド』以外には、
なかなかお目にかかることのない元青春アイドルスター。
この作品でも、彼のその後の芸歴をあらわすかのように
パッとしない、目立たない。
ビニー役のジョー・ペシ。
その婚約者モナ・リサ役のマリサ・トメイ。
この2人が絶妙にGOOD!
厳格なアラバマの法廷でもビニーのはみ出しぶりに笑い、
80年代終わりから90年代初頭にかけて流行した
肩を強調した初期ボディコンに身を包んだモナ・リサに
当時を思い出し、照れくさくなった蛍風(笑)
モナ・リサを演じたマリサ・トメイはこれでアカデミー助演女優賞。
え・・・マリサ・トメイってアカデミー女優だったとは!
このヒト、よく見かけるけど、強烈なインパクトではなく、
気がつけばそこにいた、という印象。
「ワタシを見て見て〜」とオーラだしまくり女優ではなく、
地味だが堅実に脇を固める実力者のイメージ。
それが本作品ではジョー・ペシ相手にギャーギャーワーワーと
にぎやかにパワフルな演技。
ペシの演技が良い
トメイの演技も良い
脚本も良い
笑いもあるし、法廷劇でも成立する
ガハハと笑って、スカッとする
しかし、ビル役が何故ラルフ・マッチオなのか?
マッチオでなくても良いと思うのだが、
マッチオでなくてはいけない理由がわからない。
とはいえ、蛍風、ラルフ・マッチオだから観る気になったんだけどね(笑)
『猟奇的な彼女』・・ハリウッドではド派手にね
2003年8月27日 アジア2001年・韓
監督/クァク・ジェヨン
出演/チョン・ジヒョン
============================================
大学生のキョヌは、駅で酔っ払った美女を介抱したことから
その「彼女」と付き合うことになる。
「彼女」は正義感は強いが、鼻っ柱も強い。
わがままで、酒癖が悪い。
お人よしのキョヌは、そんな彼女に振り回されるが、
なぜか憎めず・・・
============================================
ネット上に書かれた恋愛話が映画化されたんだそうな。
ハリウッドで、リメイクされるそうな。
電車で座っている見ず知らずの男に「老人に席を譲りな」と
詰め寄る「彼女」。
居酒屋で未成年に言い寄る中年男に喝をいれる「彼女」。
タバコの吸殻をポイ捨てする奴にも彼女の罵声が飛ぶ。
新宿・渋谷・池袋に出動してもらいたい「彼女」だわ(笑)
本作品は、若年層を中心に高回転しているのだが、
ファンタジーすぎるというか、都合がよすぎるというか
キレイすぎて、ハッキリいって蛍風の好みじゃない。
どちらかと言うと、シナリオライター志望の彼女が考えた
破天荒なシナリオのほうが蛍風には好みだな。
SFとか女剣士の話とか、ぐぐっとくるバカチンストーリーで
蛍風にゃ、こっちのほうがシックリくる(笑)
ハリウッドでのリメイク気になるなぁ・・・。
ヒロインはカンフーや空手で、
相手をばったばったと、ぶちのめして欲しいものです。
ワイヤーワークで飛ばされる「犠牲者」。
その騒動で、車が急ブレーキ、道は渋滞、前の車に乗り上げたり
ショーウィンドーを突き破ってド派手な騒動にしてもらいたいもんです。
そうそう消防栓から水が噴出すのもお忘れなく。
・・・だめかしら?(笑)
笑えるけど、ピュアなラブストーリー。
ろま〜んてぃっくな気分に浸れる人は良いかもしれないが、
蛍風には、ピンとこなかった作品。
監督/クァク・ジェヨン
出演/チョン・ジヒョン
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大学生のキョヌは、駅で酔っ払った美女を介抱したことから
その「彼女」と付き合うことになる。
「彼女」は正義感は強いが、鼻っ柱も強い。
わがままで、酒癖が悪い。
お人よしのキョヌは、そんな彼女に振り回されるが、
なぜか憎めず・・・
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ネット上に書かれた恋愛話が映画化されたんだそうな。
ハリウッドで、リメイクされるそうな。
電車で座っている見ず知らずの男に「老人に席を譲りな」と
詰め寄る「彼女」。
居酒屋で未成年に言い寄る中年男に喝をいれる「彼女」。
タバコの吸殻をポイ捨てする奴にも彼女の罵声が飛ぶ。
新宿・渋谷・池袋に出動してもらいたい「彼女」だわ(笑)
本作品は、若年層を中心に高回転しているのだが、
ファンタジーすぎるというか、都合がよすぎるというか
キレイすぎて、ハッキリいって蛍風の好みじゃない。
どちらかと言うと、シナリオライター志望の彼女が考えた
破天荒なシナリオのほうが蛍風には好みだな。
SFとか女剣士の話とか、ぐぐっとくるバカチンストーリーで
蛍風にゃ、こっちのほうがシックリくる(笑)
ハリウッドでのリメイク気になるなぁ・・・。
ヒロインはカンフーや空手で、
相手をばったばったと、ぶちのめして欲しいものです。
ワイヤーワークで飛ばされる「犠牲者」。
その騒動で、車が急ブレーキ、道は渋滞、前の車に乗り上げたり
ショーウィンドーを突き破ってド派手な騒動にしてもらいたいもんです。
そうそう消防栓から水が噴出すのもお忘れなく。
・・・だめかしら?(笑)
笑えるけど、ピュアなラブストーリー。
ろま〜んてぃっくな気分に浸れる人は良いかもしれないが、
蛍風には、ピンとこなかった作品。
『天才マックスの世界』・・つまんない事に熱中する、それが青春
2003年8月26日 洋画コメディ・ラブストーリー1998年・米
監督/ウェス・アンダーソン
出演/ジェイソン・シュワルツマン
ビル・マーレー
============================================
課外活動にばかり専念して、高校を退学寸前のマックス。
そんな彼が、新しく赴任してきた教師ローズマリー・クロス先生に
恋をした!
ところがマックスの理解者である親友の鉄鋼会社社長ブルームも
クロス先生に恋を・・・。
かくして2人の低レベルな戦いが始まった・・・
============================================
マックス役のジェイソン・シュワルツマンは、
タリア・シャイアの息子だとか・・・。
ってことは、ニコラス・ケイジのいとこってことね。
なるほど、ちょいと濃い目の顔立ちに納得。
このマックスは、話術と行動力で次々と新しいクラブに首を突っ込む。
その数19。
カンフークラブ、養蜂部、ドッジボール部にカリグラフィー部などなど。
とにかく節操がないほど、やたらといろんなことを始めるマックス(笑)
独特の世界観を持つ彼は、あこがれのクロス先生のために
「勝手に」学校に水族館まで作ろうとする(笑)
マックスの親友にして恋敵・ブルーム役にビル・マーレー。
マックスの幼稚で執拗ないやがらせに、過激に対抗。
学業より部活、笑いあり、恋あり、男の友情あり
その展開は、独特の感性を持つまさに
「マックスの世界」としか言いようがない。
コッポラ・ファミリーのシュワルツマン主演のせいか
マフィア映画ネタがチラホラ。
ただの「青春モノ」ととらえるか、
かなり「いっちゃってるコメディー」と捉えるかは
各自の好みで大きく左右されるだろう。
監督/ウェス・アンダーソン
出演/ジェイソン・シュワルツマン
ビル・マーレー
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課外活動にばかり専念して、高校を退学寸前のマックス。
そんな彼が、新しく赴任してきた教師ローズマリー・クロス先生に
恋をした!
ところがマックスの理解者である親友の鉄鋼会社社長ブルームも
クロス先生に恋を・・・。
かくして2人の低レベルな戦いが始まった・・・
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マックス役のジェイソン・シュワルツマンは、
タリア・シャイアの息子だとか・・・。
ってことは、ニコラス・ケイジのいとこってことね。
なるほど、ちょいと濃い目の顔立ちに納得。
このマックスは、話術と行動力で次々と新しいクラブに首を突っ込む。
その数19。
カンフークラブ、養蜂部、ドッジボール部にカリグラフィー部などなど。
とにかく節操がないほど、やたらといろんなことを始めるマックス(笑)
独特の世界観を持つ彼は、あこがれのクロス先生のために
「勝手に」学校に水族館まで作ろうとする(笑)
マックスの親友にして恋敵・ブルーム役にビル・マーレー。
マックスの幼稚で執拗ないやがらせに、過激に対抗。
学業より部活、笑いあり、恋あり、男の友情あり
その展開は、独特の感性を持つまさに
「マックスの世界」としか言いようがない。
コッポラ・ファミリーのシュワルツマン主演のせいか
マフィア映画ネタがチラホラ。
ただの「青春モノ」ととらえるか、
かなり「いっちゃってるコメディー」と捉えるかは
各自の好みで大きく左右されるだろう。
『奪還 アルカトラズ』・・セガールにゃ、ヒップホップは似合わない
2003年8月25日 洋画アクション2002年・米
監督/ドン・マイケル・ボール
出演/スティーヴン・セガール
============================================
車泥棒のサーシャは、相棒のニックといたところを
FBIの銃弾に襲われ、生死の淵をさまよう。
その後回復した彼は、ハイテク刑務所・新アルカトラズに送られる。
その刑務所では、死刑第一号として20億ドルの金塊を奪った
レスターの処刑が目前に迫っていた。
そんな新アルカトラズ刑務所に突然謎の集団が侵入し
刑務所を乗っ取る・・・
============================================
レンタルビデオ店にとってありがたいスター様のセガールさん。
本作品も、こちらの期待通りに、レンタル初日から高回転!
星の数ほどアクション映画はある中で
セガールさんの作品は「ハズレ」がない。
いつも「そこそこ面白い」安全パイである。
ま、アクション映画にモーレツな期待をしているなら別だが(笑)
ん〜・・・
ただ本作品は、ちょっと「セガールさんらしくない」作風。
相棒のニック役のジャルールをはじめ、ラッパーが出演しているせいか
セガールさん以外は「ヨ〜メ〜ン!」と、ゆるゆる〜としたノリ。
おまけにカメラワークや衣装が『マトリックス』的。
ヒップ・ホップをBGMに、横揺れノリのラッパーに囲まれて
ロングコートを着た敵がワイヤーアクションで迫ってくる
↑ここにセガールさんがいるんだよ!?違和感ありすぎじゃないの?(笑)
最近ハヤりのものを集めましたって感じで、
当然派手な銃撃戦や、クルクル回転攻撃。
さすがのセガールさんも、
銃や空中戦で合気道では無理があると思ったのか
今回はほとんどアクションをしていない。
それでも作品の出来としては、かなり面白い。
逆にいえば、別にセガールさんが主役でなくても良かったと思える作品。
=====秋林 瑞佳サマ=====
ああ、そっか〜!
ボンドの洗練されたスマートな魅力が不足してたのか!
うんうん、なるほどなるほど、確かに!
ブロスナン・ボンドの魅力より、CGの印象が強かったですね。
「ボンド=神谷明=冴羽」
わははは〜!ツボにハマってしまった〜!
「もっこりパワー」で女性に迫るボンドを想像して爆笑しちゃいました。
似ているようでいて、「007」シリーズとは
まったくかけ離れたものになっちゃいそうだ〜(笑)
監督/ドン・マイケル・ボール
出演/スティーヴン・セガール
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車泥棒のサーシャは、相棒のニックといたところを
FBIの銃弾に襲われ、生死の淵をさまよう。
その後回復した彼は、ハイテク刑務所・新アルカトラズに送られる。
その刑務所では、死刑第一号として20億ドルの金塊を奪った
レスターの処刑が目前に迫っていた。
そんな新アルカトラズ刑務所に突然謎の集団が侵入し
刑務所を乗っ取る・・・
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レンタルビデオ店にとってありがたいスター様のセガールさん。
本作品も、こちらの期待通りに、レンタル初日から高回転!
星の数ほどアクション映画はある中で
セガールさんの作品は「ハズレ」がない。
いつも「そこそこ面白い」安全パイである。
ま、アクション映画にモーレツな期待をしているなら別だが(笑)
ん〜・・・
ただ本作品は、ちょっと「セガールさんらしくない」作風。
相棒のニック役のジャルールをはじめ、ラッパーが出演しているせいか
セガールさん以外は「ヨ〜メ〜ン!」と、ゆるゆる〜としたノリ。
おまけにカメラワークや衣装が『マトリックス』的。
ヒップ・ホップをBGMに、横揺れノリのラッパーに囲まれて
ロングコートを着た敵がワイヤーアクションで迫ってくる
↑ここにセガールさんがいるんだよ!?違和感ありすぎじゃないの?(笑)
最近ハヤりのものを集めましたって感じで、
当然派手な銃撃戦や、クルクル回転攻撃。
さすがのセガールさんも、
銃や空中戦で合気道では無理があると思ったのか
今回はほとんどアクションをしていない。
それでも作品の出来としては、かなり面白い。
逆にいえば、別にセガールさんが主役でなくても良かったと思える作品。
=====秋林 瑞佳サマ=====
ああ、そっか〜!
ボンドの洗練されたスマートな魅力が不足してたのか!
うんうん、なるほどなるほど、確かに!
ブロスナン・ボンドの魅力より、CGの印象が強かったですね。
「ボンド=神谷明=冴羽」
わははは〜!ツボにハマってしまった〜!
「もっこりパワー」で女性に迫るボンドを想像して爆笑しちゃいました。
似ているようでいて、「007」シリーズとは
まったくかけ離れたものになっちゃいそうだ〜(笑)
『ピノッキオ』・・50歳でピノッキオ、これこそが童話なのかも
2003年8月23日 洋画その他・海外TVドラマ2002年・伊/米
監督/ロベルト・ベニーニ
出演/ロベルト・ベニーニ
============================================
ジェッペット爺さんは、丸太から作ったあやつり人形に
ピノッキオと名付け可愛がる。
しかしピノッキオはうそつきのいたずら小僧で・・・
============================================
フェリーニが生前ベニーニを主役に映画化を考えていたそうな。
そして今回、50歳になるベニーニがその意志を継ぎ
監督・主演で作った作品。
「原作に忠実に」ということで、出演者はすべてイタリア人。
ディズニーではジェッペット爺さんとピノッキオが鯨に食べられるが
本作品では原作通りに鮫に食べられちゃう。
戒めをこめた童話らしく、学校に行かない子やうそつきな子、
親を大事にしない子は、将来牢獄行きが病院行きだと語る。
う〜ん、牢獄はまだしも病院ってのは一体どういうつもりなんだろ?(笑)
人のいうことを聞かない、
ラクな方に流される
傍若無人
こんな悪い子ピノッキオ。
しかし、これって今の子供にも当てはまるのでは?
ピノッキオ役のベニーニ。
たしかに上手い。
ぴょんぴょこ跳ねて、いたずら小僧だけど純粋なピノッキオを熱演。
・・・上手いけど、上手いからこそなのか
どこか悲壮感を感じる。
50歳にしてピノッキオは、ちょいとキツイのでは?
「50歳のピノッキオ」
「髭剃りあとが青々としているピノッキオ」
「ちょいとトウがたった妖精」
これらを気にしなければ、美しい映像の中で繰り広げられる
童話の世界を堪能できるであろう。
監督/ロベルト・ベニーニ
出演/ロベルト・ベニーニ
============================================
ジェッペット爺さんは、丸太から作ったあやつり人形に
ピノッキオと名付け可愛がる。
しかしピノッキオはうそつきのいたずら小僧で・・・
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フェリーニが生前ベニーニを主役に映画化を考えていたそうな。
そして今回、50歳になるベニーニがその意志を継ぎ
監督・主演で作った作品。
「原作に忠実に」ということで、出演者はすべてイタリア人。
ディズニーではジェッペット爺さんとピノッキオが鯨に食べられるが
本作品では原作通りに鮫に食べられちゃう。
戒めをこめた童話らしく、学校に行かない子やうそつきな子、
親を大事にしない子は、将来牢獄行きが病院行きだと語る。
う〜ん、牢獄はまだしも病院ってのは一体どういうつもりなんだろ?(笑)
人のいうことを聞かない、
ラクな方に流される
傍若無人
こんな悪い子ピノッキオ。
しかし、これって今の子供にも当てはまるのでは?
ピノッキオ役のベニーニ。
たしかに上手い。
ぴょんぴょこ跳ねて、いたずら小僧だけど純粋なピノッキオを熱演。
・・・上手いけど、上手いからこそなのか
どこか悲壮感を感じる。
50歳にしてピノッキオは、ちょいとキツイのでは?
「50歳のピノッキオ」
「髭剃りあとが青々としているピノッキオ」
「ちょいとトウがたった妖精」
これらを気にしなければ、美しい映像の中で繰り広げられる
童話の世界を堪能できるであろう。
『トラック野郎 御意見無用』・・さすが文ちゃん!
2003年8月21日 邦画1975年・日
監督/鈴木 則文
出演/菅原 文太
愛川 欣也
============================================
長距離トラック運転手・星桃次郎。
トラック仲間からは「一番星」と呼ばれる名物男。
食堂で働く謎めいた美女・洋子に一目ぼれ。
一番星の恋はどうなるのか?!
============================================
主役の一番星こと星桃次郎に天下の菅原文太!
相棒の「やもめのジョナサン」に愛川欣也!
長距離トラッカーにはそれぞれあだ名がついていて
「関門のドラゴン」とか「モナリザのお京」など
シビレちゃいそうなネーミングがずらり(笑)
当時、曲がヒットしていたダウンタウン・ブギウギバンドのメンバーが
ガソリンスタンドの店員で出演。
当然、衣装は「つなぎ」である(笑)
懐かしくて懐かしくて、思わず叫び声をあげてしまった蛍風(笑)
この作品の文ちゃんは、血の気は多いが人情に厚い。
直情型で純情な一番星・桃次郎をコミカルに熱演。
ものすごいスピードでトラックを走らせる文ちゃん。
一般道だろうがけもの道だろうが、ひるまず走る文ちゃん。
当然警察に「そこのトラック止まりなさい〜!」と言われるも
「こちとら急いでるんじゃ、御意見無用!」と言う文ちゃん。
・・・文ちゃん、それは「御意見」じゃなくて「命令」じゃないの?(笑)
コミカルで痛快、人情にホロリとさせる場面もある。
さすが文ちゃん!そんな作品。
監督/鈴木 則文
出演/菅原 文太
愛川 欣也
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長距離トラック運転手・星桃次郎。
トラック仲間からは「一番星」と呼ばれる名物男。
食堂で働く謎めいた美女・洋子に一目ぼれ。
一番星の恋はどうなるのか?!
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主役の一番星こと星桃次郎に天下の菅原文太!
相棒の「やもめのジョナサン」に愛川欣也!
長距離トラッカーにはそれぞれあだ名がついていて
「関門のドラゴン」とか「モナリザのお京」など
シビレちゃいそうなネーミングがずらり(笑)
当時、曲がヒットしていたダウンタウン・ブギウギバンドのメンバーが
ガソリンスタンドの店員で出演。
当然、衣装は「つなぎ」である(笑)
懐かしくて懐かしくて、思わず叫び声をあげてしまった蛍風(笑)
この作品の文ちゃんは、血の気は多いが人情に厚い。
直情型で純情な一番星・桃次郎をコミカルに熱演。
ものすごいスピードでトラックを走らせる文ちゃん。
一般道だろうがけもの道だろうが、ひるまず走る文ちゃん。
当然警察に「そこのトラック止まりなさい〜!」と言われるも
「こちとら急いでるんじゃ、御意見無用!」と言う文ちゃん。
・・・文ちゃん、それは「御意見」じゃなくて「命令」じゃないの?(笑)
コミカルで痛快、人情にホロリとさせる場面もある。
さすが文ちゃん!そんな作品。
『呪怨 劇場版』・・オリジナルよりマイルドですか?
2003年8月20日 邦画2002年・日
監督/清水 崇
出演/奥菜 恵
============================================
ボランティアで老人介護をしている女子大生の理佳。
老人の様子をみにいった一軒家は、薄気味悪い雰囲気だった。
その家に関わる者は不吉な出来事に襲われていたのだ・・・
============================================
ジャパニーズ・ホラーは怖いから苦手な蛍風(笑)
しかし、話題になって高回転の作品だし、
なにより「劇場版」ということで、
オリジナルよりは描写がマイルドになっているであろうと思って
観ることに。
怖いかどうかは別として、なかなか凝った展開。
小さなエピソードを積み重ね、それぞれがリンクしている。
怖がらせかたも、
「こんな時に、こんなところで出てきたら怖いだろうな」と
誰もがフト思うことをやっている。
短い恐怖の積み重ねだが、しっかりとまとまっていて
洗練された印象をうける。
この監督、脚本も担当しているそうで、
犯罪サスペンスを撮らせたらスゴイものが出来るのでは?
洋画ホラーのような「善VS悪」「神VS悪魔」
あるいは「ヒロインVS邪悪なモノ」の対立公式ではなく
登場人物たちは、なす術もなく「ソレ」に襲われるという
救いのないストーリーである。
細かな設定が漠然としているのは、
オリジナルを観たことが前提なのであろうか?
オリジナルを観ていない蛍風には、ちょっと分からない部分があった。
ハリウッドで、この清水崇監督によるリメイクが決定しているとか。
ビデオ化されれば、高回転が望めそうな作品になるであろう。
監督/清水 崇
出演/奥菜 恵
============================================
ボランティアで老人介護をしている女子大生の理佳。
老人の様子をみにいった一軒家は、薄気味悪い雰囲気だった。
その家に関わる者は不吉な出来事に襲われていたのだ・・・
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ジャパニーズ・ホラーは怖いから苦手な蛍風(笑)
しかし、話題になって高回転の作品だし、
なにより「劇場版」ということで、
オリジナルよりは描写がマイルドになっているであろうと思って
観ることに。
怖いかどうかは別として、なかなか凝った展開。
小さなエピソードを積み重ね、それぞれがリンクしている。
怖がらせかたも、
「こんな時に、こんなところで出てきたら怖いだろうな」と
誰もがフト思うことをやっている。
短い恐怖の積み重ねだが、しっかりとまとまっていて
洗練された印象をうける。
この監督、脚本も担当しているそうで、
犯罪サスペンスを撮らせたらスゴイものが出来るのでは?
洋画ホラーのような「善VS悪」「神VS悪魔」
あるいは「ヒロインVS邪悪なモノ」の対立公式ではなく
登場人物たちは、なす術もなく「ソレ」に襲われるという
救いのないストーリーである。
細かな設定が漠然としているのは、
オリジナルを観たことが前提なのであろうか?
オリジナルを観ていない蛍風には、ちょっと分からない部分があった。
ハリウッドで、この清水崇監督によるリメイクが決定しているとか。
ビデオ化されれば、高回転が望めそうな作品になるであろう。
『007 ダイ・アナザー・デイ』・・ボンド=神谷明は成立するか?
2003年8月18日 洋画アクション2002年・米/英
監督/リー・タマホリ
出演/ピアース・ブロスナン
============================================
北朝鮮での任務に失敗し捕らえられてしまったジェームズ・ボンド。
14ヶ月後に捕虜交換で解放されたものの、
諜報員の資格を剥奪されてしまう。
そこで単身敵のザオを追ってキューバに向かったボンドだが・・・
============================================
以前にも何度か書いているが、蛍風、
スターウォーズと007は苦手である。
何を観ても、観たことがあるような、ないような、と
ちっとも覚えられないのだ・・・。
20作目の本作『ダイ・アナザー・デイ』。
舞台が北朝鮮とタイムリー、
こりゃしっかり覚えられるかと思ったケド・・・。
う〜む、北朝鮮が舞台といっても初めの方だけなのねん。
非武装地帯をホバークラフトか何かで逃げるボンド。
あれ?非武装地帯はあんなに道が広くないんじゃ・・・。
確かにDMZ(非武装地帯)は38度線から韓国・北朝鮮側
それぞれ2キロあるけど、何かの番組で見たとき、
あそこは地雷だらけで、草がボーボー、
道は最低限の幅しかなかったような。
韓国と北朝鮮側は違うのかしらん?
そもそも敵が北朝鮮でなくてもいいような設定だし。
時事ネタを取り入れてみましたって感じ?
今回のボンドは、捕らえられて拷問されるわ、「00」を剥奪されて
そんなら俺1人でヤッてやる〜と飛び出すわ、
なにやら人間くさい(笑)
他の作品でも、こんな人間くさいボンドあったかな?
・・・浴衣を着たボンドくらいしか思い出せない(笑)
Mも資格を剥奪するといったかと思えば、ボンドを擁護したり。
「事情が変わったの」と都合の良いことを言う(笑)
ボンドがハル・ベリー扮するジンクスの口説き文句がスゴイ。
蛍風、笑っちゃったけど、笑っちゃいけないんですかね?
うっとりするべきなんですかね?
133分もあるのに、飽きずに楽しめたが、
なぜか違和感を覚えた。
はて・・・何故かしら・・・?
あ、ブロスナンの声が神谷明じゃないからだ!
ブロスナンさん、いろいろ出演しているけど
『探偵レミントン・スティール』の印象が強くて
ブロスナン=神谷明なのよ!
しかし、ブロスナン=神谷明でも
「ジェームズ・ボンド=神谷明」はチョット考えてしまうな。
ボンド=神谷明=キン肉マン・・・
ボンド=神谷明=面堂終太郎・・・う〜む。
その点ボンドファンはどう思っているのかしらん?
1つの作品としてはスパイ映画というよりアクション映画だが
ド派手な作りで楽しめる。
しかし、「007モノ」としては、何かが足りない気がする。
それが何かは蛍風には分からないケド。
監督/リー・タマホリ
出演/ピアース・ブロスナン
============================================
北朝鮮での任務に失敗し捕らえられてしまったジェームズ・ボンド。
14ヶ月後に捕虜交換で解放されたものの、
諜報員の資格を剥奪されてしまう。
そこで単身敵のザオを追ってキューバに向かったボンドだが・・・
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以前にも何度か書いているが、蛍風、
スターウォーズと007は苦手である。
何を観ても、観たことがあるような、ないような、と
ちっとも覚えられないのだ・・・。
20作目の本作『ダイ・アナザー・デイ』。
舞台が北朝鮮とタイムリー、
こりゃしっかり覚えられるかと思ったケド・・・。
う〜む、北朝鮮が舞台といっても初めの方だけなのねん。
非武装地帯をホバークラフトか何かで逃げるボンド。
あれ?非武装地帯はあんなに道が広くないんじゃ・・・。
確かにDMZ(非武装地帯)は38度線から韓国・北朝鮮側
それぞれ2キロあるけど、何かの番組で見たとき、
あそこは地雷だらけで、草がボーボー、
道は最低限の幅しかなかったような。
韓国と北朝鮮側は違うのかしらん?
そもそも敵が北朝鮮でなくてもいいような設定だし。
時事ネタを取り入れてみましたって感じ?
今回のボンドは、捕らえられて拷問されるわ、「00」を剥奪されて
そんなら俺1人でヤッてやる〜と飛び出すわ、
なにやら人間くさい(笑)
他の作品でも、こんな人間くさいボンドあったかな?
・・・浴衣を着たボンドくらいしか思い出せない(笑)
Mも資格を剥奪するといったかと思えば、ボンドを擁護したり。
「事情が変わったの」と都合の良いことを言う(笑)
ボンドがハル・ベリー扮するジンクスの口説き文句がスゴイ。
蛍風、笑っちゃったけど、笑っちゃいけないんですかね?
うっとりするべきなんですかね?
133分もあるのに、飽きずに楽しめたが、
なぜか違和感を覚えた。
はて・・・何故かしら・・・?
あ、ブロスナンの声が神谷明じゃないからだ!
ブロスナンさん、いろいろ出演しているけど
『探偵レミントン・スティール』の印象が強くて
ブロスナン=神谷明なのよ!
しかし、ブロスナン=神谷明でも
「ジェームズ・ボンド=神谷明」はチョット考えてしまうな。
ボンド=神谷明=キン肉マン・・・
ボンド=神谷明=面堂終太郎・・・う〜む。
その点ボンドファンはどう思っているのかしらん?
1つの作品としてはスパイ映画というよりアクション映画だが
ド派手な作りで楽しめる。
しかし、「007モノ」としては、何かが足りない気がする。
それが何かは蛍風には分からないケド。
『オールド・ルーキー』・・ディズニーなら安心ね
2003年8月16日 洋画ヒューマン・青春・スポーツ2002年・米
監督/ジョン・リー・ハンコック
出演/デニス・クエイド
============================================
ジム・モリスは高校で教師をしながら野球部のコーチをしていた。
負けっぱなしの選手に活を入れたところ
チームが地区優勝したらプロテストを受けると約束するハメに。
そしてチームが優勝し、ジムも子供の頃からの夢だった
メジャーリーガーを目指す・・・
============================================
35歳でメジャー最年長ルーキーとなったジム・モリスのおハナシ。
どこまで真実を正確に描いているのか分からないが
爽やかな「いかにもディズニー」的作品。
妻子ある35歳が職をなげうって、夢を追いかけるには
周囲から家族から批判が出てもおかしくないのだが、
そういうドロドロした部分は描かれておらず、
あくまでも
「パパ頑張って〜」「あなた〜心配しないで〜」と
美しく暖かく描かれている。
「1人の男が少年時代からの夢を叶える」わりには
夢と現実に苦悩する様がほとんど描かれていない。
「家族に支えられて」というわりには、
家族、特に妻の苦労が描かれていない。
テストでシュッと投げたら150キロでました
スゴイです
パパはメジャーリーガーです
アメリカンドリームです
みんなハッピーです
・・・うんうんディズニーらしい作品だ。
おこちゃまにも分かりやすい単純なサクセスストーリー。
ジム・モリスという人間あるいはそれを支える妻の
奥深い心理を描いて欲しかった気がするが、
ジム役のデニス・クエイドの演技がGOOD。
家族で楽しむには当たり障りのない無難な作品。
監督/ジョン・リー・ハンコック
出演/デニス・クエイド
============================================
ジム・モリスは高校で教師をしながら野球部のコーチをしていた。
負けっぱなしの選手に活を入れたところ
チームが地区優勝したらプロテストを受けると約束するハメに。
そしてチームが優勝し、ジムも子供の頃からの夢だった
メジャーリーガーを目指す・・・
============================================
35歳でメジャー最年長ルーキーとなったジム・モリスのおハナシ。
どこまで真実を正確に描いているのか分からないが
爽やかな「いかにもディズニー」的作品。
妻子ある35歳が職をなげうって、夢を追いかけるには
周囲から家族から批判が出てもおかしくないのだが、
そういうドロドロした部分は描かれておらず、
あくまでも
「パパ頑張って〜」「あなた〜心配しないで〜」と
美しく暖かく描かれている。
「1人の男が少年時代からの夢を叶える」わりには
夢と現実に苦悩する様がほとんど描かれていない。
「家族に支えられて」というわりには、
家族、特に妻の苦労が描かれていない。
テストでシュッと投げたら150キロでました
スゴイです
パパはメジャーリーガーです
アメリカンドリームです
みんなハッピーです
・・・うんうんディズニーらしい作品だ。
おこちゃまにも分かりやすい単純なサクセスストーリー。
ジム・モリスという人間あるいはそれを支える妻の
奥深い心理を描いて欲しかった気がするが、
ジム役のデニス・クエイドの演技がGOOD。
家族で楽しむには当たり障りのない無難な作品。
『ブルース・ロウ猛龍特技 香港スタント伝説』・・香港=カンフーじゃないの?
2003年8月14日 アジア2000年・香港
監督/ン・オイピン
出演/ブルース・ロウ
チャウ・シンチー
============================================
香港スタント界の第一人者ブルース・ロウ。
彼が関わった作品の舞台裏や、俳優がブルース・ロウについて語る!
============================================
ありゃりゃ〜・・・
蛍風、ブルース・ロウのことは知りませんでした。
「香港スタント伝説」なんて書いてあるから、
ブルース・リーなどに代表されるカンフー映画の
ヤラレ役スタントかと思いましたの・・。
ほら、世代的に蛍風の場合
香港映画=カンフーなもんで(笑)
ブルース・ロウさんは、主にカースタントや
爆破を得意とする方なようでして・・・。
彼がスタントを手がけた作品の出演者が
ブルース・ロウについて語るといったシロモノでした。
本編で語られている『フルスロットル』や『ホーク B計画』など
観ていない作品なのでピンとこない蛍風。
何よりも「アチョーッ」や「ハッ、ホッ、フッ」のカンフーがないので
想像していたものとは違い、かなり残念。
カースタントや爆破が語られているが、
爆破のしかけがどうなっているか等々
詳しいことは語れていない。
企業秘密なのかしらん・・・。
ブルース・ロウのスタント好きな人ならどうか分からないが
蛍風にはつまらなかった作品。
監督/ン・オイピン
出演/ブルース・ロウ
チャウ・シンチー
============================================
香港スタント界の第一人者ブルース・ロウ。
彼が関わった作品の舞台裏や、俳優がブルース・ロウについて語る!
============================================
ありゃりゃ〜・・・
蛍風、ブルース・ロウのことは知りませんでした。
「香港スタント伝説」なんて書いてあるから、
ブルース・リーなどに代表されるカンフー映画の
ヤラレ役スタントかと思いましたの・・。
ほら、世代的に蛍風の場合
香港映画=カンフーなもんで(笑)
ブルース・ロウさんは、主にカースタントや
爆破を得意とする方なようでして・・・。
彼がスタントを手がけた作品の出演者が
ブルース・ロウについて語るといったシロモノでした。
本編で語られている『フルスロットル』や『ホーク B計画』など
観ていない作品なのでピンとこない蛍風。
何よりも「アチョーッ」や「ハッ、ホッ、フッ」のカンフーがないので
想像していたものとは違い、かなり残念。
カースタントや爆破が語られているが、
爆破のしかけがどうなっているか等々
詳しいことは語れていない。
企業秘密なのかしらん・・・。
ブルース・ロウのスタント好きな人ならどうか分からないが
蛍風にはつまらなかった作品。
2003年・仏/伊/独
監督/イヴ・シモノー
出演/クリスチャン・クラヴィエ
============================================
ナポレオン・ボナパルトはイタリア遠征で勝利を収めた。
彼は民衆のヒーローとなり、軍人から政治の世界へと
足を踏み入れることになるのだが・・・
============================================
ジャケットや予告編ではジョン・マルコヴィッチ扮するタレーランや
ジェラール・ドパルドュー扮するフーシェが大々的に出ているので
ナポレオン政権の裏話かと思いきや、
ナポレオンの栄光からその衰退を描いた作品。
う〜む、マルコヴィッチやドパルドューに比べると
ナポレオン役のクリスチャン・クラヴィエの知名度が低いせいか?
クリスチャン・クラヴィエ。
名前を聞いただけじゃ誰だか分からなかったが、
この人、『おかしなおかしな訪問者』と、その続編『ビジター』で
ジャン・レノの従者役やった人じゃないの〜!
そういえば、『おかしな・・』か『ビジター』で
ラストにナポレオンの役やっていたような・・・。
で、クリスチャン・クラヴィエ、
本作品では真面目にナポレオンを演じている(笑)
ナポレオンの栄光期から死まで描いているが、
2巻合わせて236分なので、
それぞれの戦いは、かなりあっさりと描かれている。
当時の戦いは人海戦術というのだろうか?
大勢で「とっとっとっと」と行進し、敵は銃を「ぱんぱん」撃つ。
前の列の人間が倒れてもそのまま行進し、敵陣に到達して戦うやりかた。
つまりどんなに犠牲者が多くでても、もともとの人数が多いほうが
有利となるような戦い方。
のどかといえばのどかだが、前列で行進する者にとっては
「やってられない」戦い方だ。
外務大臣タレーラン役のマルコヴィッチ。
長髪で立て襟ヒラヒラの服を着ているのだが、
これが料理の鉄人の時の鹿賀丈史にソックリ(笑)
それぞれの事柄があっさりと描かれているだけなので、
タレーランの権謀術数に長けた外交手腕や
日本警察のお手本となったフーシェの暗躍までもが
描かれていないのが残念。
ナポレオンは近隣諸国に戦争をしかけて、
ヒトラーが登場するまでは、他国ではナポレオンってぇのは
とんでもない奴だと思われていた。
しかし、フランスで作られた本作品は、当然のことながら
勇猛果敢な孤独な時の人に描かれている。
冬将軍に苦しめられたロシア遠征も、それほど悲惨には描かれていない。
それでもナポレオン時代を確認するには充分であり、
なかなか面白く仕上がっている作品である。
なによりも蛍風には鹿賀丈史チックなマルコヴィッチが楽しめた作品(笑)
監督/イヴ・シモノー
出演/クリスチャン・クラヴィエ
============================================
ナポレオン・ボナパルトはイタリア遠征で勝利を収めた。
彼は民衆のヒーローとなり、軍人から政治の世界へと
足を踏み入れることになるのだが・・・
============================================
ジャケットや予告編ではジョン・マルコヴィッチ扮するタレーランや
ジェラール・ドパルドュー扮するフーシェが大々的に出ているので
ナポレオン政権の裏話かと思いきや、
ナポレオンの栄光からその衰退を描いた作品。
う〜む、マルコヴィッチやドパルドューに比べると
ナポレオン役のクリスチャン・クラヴィエの知名度が低いせいか?
クリスチャン・クラヴィエ。
名前を聞いただけじゃ誰だか分からなかったが、
この人、『おかしなおかしな訪問者』と、その続編『ビジター』で
ジャン・レノの従者役やった人じゃないの〜!
そういえば、『おかしな・・』か『ビジター』で
ラストにナポレオンの役やっていたような・・・。
で、クリスチャン・クラヴィエ、
本作品では真面目にナポレオンを演じている(笑)
ナポレオンの栄光期から死まで描いているが、
2巻合わせて236分なので、
それぞれの戦いは、かなりあっさりと描かれている。
当時の戦いは人海戦術というのだろうか?
大勢で「とっとっとっと」と行進し、敵は銃を「ぱんぱん」撃つ。
前の列の人間が倒れてもそのまま行進し、敵陣に到達して戦うやりかた。
つまりどんなに犠牲者が多くでても、もともとの人数が多いほうが
有利となるような戦い方。
のどかといえばのどかだが、前列で行進する者にとっては
「やってられない」戦い方だ。
外務大臣タレーラン役のマルコヴィッチ。
長髪で立て襟ヒラヒラの服を着ているのだが、
これが料理の鉄人の時の鹿賀丈史にソックリ(笑)
それぞれの事柄があっさりと描かれているだけなので、
タレーランの権謀術数に長けた外交手腕や
日本警察のお手本となったフーシェの暗躍までもが
描かれていないのが残念。
ナポレオンは近隣諸国に戦争をしかけて、
ヒトラーが登場するまでは、他国ではナポレオンってぇのは
とんでもない奴だと思われていた。
しかし、フランスで作られた本作品は、当然のことながら
勇猛果敢な孤独な時の人に描かれている。
冬将軍に苦しめられたロシア遠征も、それほど悲惨には描かれていない。
それでもナポレオン時代を確認するには充分であり、
なかなか面白く仕上がっている作品である。
なによりも蛍風には鹿賀丈史チックなマルコヴィッチが楽しめた作品(笑)
2001年・米
監督/ビル・パクストン
出演/ビル・パクストン
マシュー・マコノヒー
============================================
連続殺人事件「神の手」を捜査していたFBI捜査官ドイルのもとに
1人の男がやってくる。
彼は自分の弟が犯人だと打ち明け・・・
============================================
あああ、ヤられたーーー!
アイデア・脚本がスゴイや!
捜査官ドイルのもとに、ある夜犯人を知っているという男が現れる。
彼の名はフェントン。
弟のアダムが犯人だという。
その根拠は・・・。
事件の始まりは子供時代に遡る・・・。
ただのイカレ親父の話かと疑いもなく観ていたのだが
こういう結末が待っていたとは!
まったく予想外の結末に脱帽。
本作品は残虐な殺人シーンがないにも関わらず
PG−12に指定された作品。
うん、確かに子供が観ちゃイケナイ、というより
子供には観せたくない作品だ。
血がビュービュー、内蔵ニョロニョロの気持ち悪さでもなく
ゴーストの現れるゾゾゾの恐怖でもない。
『es エス』のような、心の奥底に突き刺さる狂気。
しかしラストまで観終わると、その狂気が問題なのではなく
そもそも一体何が狂気なのか、と問いかけられているようである。
脚本、アイデアが秀逸。
キャストも、「そういう話ね」と途中まで信じこませるほどの素直な演技。
この素直さがなければ、これほどの衝撃は受けなかっただろう。
何の疑いもなく、流れに従って素直に観たい作品。
それがこの作品を楽しむコツである。
監督/ビル・パクストン
出演/ビル・パクストン
マシュー・マコノヒー
============================================
連続殺人事件「神の手」を捜査していたFBI捜査官ドイルのもとに
1人の男がやってくる。
彼は自分の弟が犯人だと打ち明け・・・
============================================
あああ、ヤられたーーー!
アイデア・脚本がスゴイや!
捜査官ドイルのもとに、ある夜犯人を知っているという男が現れる。
彼の名はフェントン。
弟のアダムが犯人だという。
その根拠は・・・。
事件の始まりは子供時代に遡る・・・。
ただのイカレ親父の話かと疑いもなく観ていたのだが
こういう結末が待っていたとは!
まったく予想外の結末に脱帽。
本作品は残虐な殺人シーンがないにも関わらず
PG−12に指定された作品。
うん、確かに子供が観ちゃイケナイ、というより
子供には観せたくない作品だ。
血がビュービュー、内蔵ニョロニョロの気持ち悪さでもなく
ゴーストの現れるゾゾゾの恐怖でもない。
『es エス』のような、心の奥底に突き刺さる狂気。
しかしラストまで観終わると、その狂気が問題なのではなく
そもそも一体何が狂気なのか、と問いかけられているようである。
脚本、アイデアが秀逸。
キャストも、「そういう話ね」と途中まで信じこませるほどの素直な演技。
この素直さがなければ、これほどの衝撃は受けなかっただろう。
何の疑いもなく、流れに従って素直に観たい作品。
それがこの作品を楽しむコツである。
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『笑うイラク魂 民の声を聞け』・・取材メモ、あるいは備忘録
2003年8月8日 邦画2003年・日
監督/吉岡 逸夫
============================================
現役新聞記者の吉岡逸夫が、カメラ片手に開戦目前のイラクで
人々の姿を映したドキュメンタリー。
============================================
新聞記者吉岡氏がイラクの人々をインタビューする。
撮影も吉岡氏。
そしてナレーションも吉岡氏。
つまりなんでも吉岡氏が1人でやっちゃったってことね。
ナレーションはプロを使ったほうが聞きやすいと思うのだが、
吉岡氏独特のテンポが、初めこそつまらない雰囲気をかもしだすのだが、
話が進むにつれて、なんとも味のあるナレーションに聞こえてくる(笑)
地味だが、まあまあ面白い作品。
・・・しかしね、本作品、
『アフガン戦場の旅 記者たちは何を見たのか』
『祈りのニューヨーク』の2本が同時収録されているのだが・・・。
『笑うイラク・・・』はまあまあ面白いのだが
『アフガン・・』『祈りの・・』と進むにつれ
面白みが薄れてくる。
『祈りの・・・』に至っては、早送りしたい気持ちを堪えるのに大変だった。
『アフガン戦場の旅 記者たちは何を見たのか』は
タリバン政権の本拠地アフガニスタンで
世界各国から集まった記者たちを取材する。
記者達に「アフガンに来たのは会社の命令か?自分の希望か?」
アフガニスタンの人々には
「あなたは自由ですか?」
こればかりをしつこく聞いているような印象をうける。
希望通りの答えがでるまで、質問するぞって感じだ。
そして3話目の『祈りのニューヨーク』は
9.11テロから1年後のニューヨークを取材しているのだが
始まりかたがビックリだ。
バスタブの中の自分の脚を映したシーンから始まる。
バスタブにつかって、試し撮りでもしたのか
はたまたサービスシーンなのか(笑)
う〜ん、毛がぼうぼう生えた男の脚を見せられても・・ね。
『祈りの・・』はほとんどナレーションがなく
このシーンの真意は不明である(笑)
日本人の自称大道芸人が公園で、
鎮魂のために赤ふんどしチラチラさせて、
キェェェ〜ッと叫びながら創作ダンスを披露。
う、う〜む・・・。
こんなの観せられても・・・。
吉岡氏は何を伝えたかったのだろうか・・・。
「ドキュメンタリー作品」というより、取材メモのような作品。
監督/吉岡 逸夫
============================================
現役新聞記者の吉岡逸夫が、カメラ片手に開戦目前のイラクで
人々の姿を映したドキュメンタリー。
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新聞記者吉岡氏がイラクの人々をインタビューする。
撮影も吉岡氏。
そしてナレーションも吉岡氏。
つまりなんでも吉岡氏が1人でやっちゃったってことね。
ナレーションはプロを使ったほうが聞きやすいと思うのだが、
吉岡氏独特のテンポが、初めこそつまらない雰囲気をかもしだすのだが、
話が進むにつれて、なんとも味のあるナレーションに聞こえてくる(笑)
地味だが、まあまあ面白い作品。
・・・しかしね、本作品、
『アフガン戦場の旅 記者たちは何を見たのか』
『祈りのニューヨーク』の2本が同時収録されているのだが・・・。
『笑うイラク・・・』はまあまあ面白いのだが
『アフガン・・』『祈りの・・』と進むにつれ
面白みが薄れてくる。
『祈りの・・・』に至っては、早送りしたい気持ちを堪えるのに大変だった。
『アフガン戦場の旅 記者たちは何を見たのか』は
タリバン政権の本拠地アフガニスタンで
世界各国から集まった記者たちを取材する。
記者達に「アフガンに来たのは会社の命令か?自分の希望か?」
アフガニスタンの人々には
「あなたは自由ですか?」
こればかりをしつこく聞いているような印象をうける。
希望通りの答えがでるまで、質問するぞって感じだ。
そして3話目の『祈りのニューヨーク』は
9.11テロから1年後のニューヨークを取材しているのだが
始まりかたがビックリだ。
バスタブの中の自分の脚を映したシーンから始まる。
バスタブにつかって、試し撮りでもしたのか
はたまたサービスシーンなのか(笑)
う〜ん、毛がぼうぼう生えた男の脚を見せられても・・ね。
『祈りの・・』はほとんどナレーションがなく
このシーンの真意は不明である(笑)
日本人の自称大道芸人が公園で、
鎮魂のために赤ふんどしチラチラさせて、
キェェェ〜ッと叫びながら創作ダンスを披露。
う、う〜む・・・。
こんなの観せられても・・・。
吉岡氏は何を伝えたかったのだろうか・・・。
「ドキュメンタリー作品」というより、取材メモのような作品。
2002年・米
監督/K.C.バスコーム
出演/ジェシー・ジェームズ
============================================
異常なまでに暗闇を怖がるブライアン。
ある夜、両親が外出し兄のデールと2人で留守番することに。
しかし嵐で停電になりパニックになるブライアン。
そんなブライアンをなだめるデールだが・・・
============================================
おおっ!
『エア・バディ』シリーズのケビン・セガーズが出演。
大きくなったなぁ、ケビン・・・。
期待していた作品だが、観てみるとヘナヘナヘナ・・・。
暗闇が怖いおこちゃまブライアンが
停電の夜にパニックを起こし、
なだめていた兄デールだが、少しずつ感化されて
彼もまた暗闇が怖くなりましたーってハナシ。
暗闇に潜む「ソレ」はブライアンの想像の産物か
はたまたホントにオカルトなのか?
どちらにでもとれるような出来。
怖いよーと言っていたブライアン
何でもないさ、平気だよとデール。
話が進んでいき、ブライアンの恐怖に感化されたデール
「おい、暗闇は危ないぞ」
ビビリまくっていたブライアンは
「こうしていれば大丈夫だよ」
じゃ、今までのビビリ方はなんだったんだ?(笑)
おまけに地下室で心臓発作をおこして弟を亡くしたという
デールのガールフレンドがでてくるが、
彼女はただ出てきただけ。
何か打開策をうちだすことなく「大丈夫?」
何のために登場したんだ?(笑)
感受性の高いおこちゃまが観れば
夜、暗闇が怖くなって1人で眠れなくなるかもしれないが、
なんだかなぁ・・・ってのが正直な感想。
監督/K.C.バスコーム
出演/ジェシー・ジェームズ
============================================
異常なまでに暗闇を怖がるブライアン。
ある夜、両親が外出し兄のデールと2人で留守番することに。
しかし嵐で停電になりパニックになるブライアン。
そんなブライアンをなだめるデールだが・・・
============================================
おおっ!
『エア・バディ』シリーズのケビン・セガーズが出演。
大きくなったなぁ、ケビン・・・。
期待していた作品だが、観てみるとヘナヘナヘナ・・・。
暗闇が怖いおこちゃまブライアンが
停電の夜にパニックを起こし、
なだめていた兄デールだが、少しずつ感化されて
彼もまた暗闇が怖くなりましたーってハナシ。
暗闇に潜む「ソレ」はブライアンの想像の産物か
はたまたホントにオカルトなのか?
どちらにでもとれるような出来。
怖いよーと言っていたブライアン
何でもないさ、平気だよとデール。
話が進んでいき、ブライアンの恐怖に感化されたデール
「おい、暗闇は危ないぞ」
ビビリまくっていたブライアンは
「こうしていれば大丈夫だよ」
じゃ、今までのビビリ方はなんだったんだ?(笑)
おまけに地下室で心臓発作をおこして弟を亡くしたという
デールのガールフレンドがでてくるが、
彼女はただ出てきただけ。
何か打開策をうちだすことなく「大丈夫?」
何のために登場したんだ?(笑)
感受性の高いおこちゃまが観れば
夜、暗闇が怖くなって1人で眠れなくなるかもしれないが、
なんだかなぁ・・・ってのが正直な感想。
なんと・・・
2001年8月4日にこの日記を書き始めたから
3年目に突入することになる・・・。
観たことすら忘れていた作品がいくつかあった!
その一方で、つい最近観た気がする作品が
実はずっと前に観ていたのだと判明してビックリ!
う〜む・・・
しかし何だって、こんな忙しい時期に日記を書き始めたんだろ?
あああ、もう毎日が忙しいっ。
あああ、毎日が冷房で寒いっ!
あああ、お外に出ると思わず「あったかい」と呟いてしまう(笑)
ううう、3日くらい休みをとって、ひたすら寝ていたい・・・。
寒過ぎない生ぬるい部屋で!(笑)
2001年8月4日にこの日記を書き始めたから
3年目に突入することになる・・・。
観たことすら忘れていた作品がいくつかあった!
その一方で、つい最近観た気がする作品が
実はずっと前に観ていたのだと判明してビックリ!
う〜む・・・
しかし何だって、こんな忙しい時期に日記を書き始めたんだろ?
あああ、もう毎日が忙しいっ。
あああ、毎日が冷房で寒いっ!
あああ、お外に出ると思わず「あったかい」と呟いてしまう(笑)
ううう、3日くらい休みをとって、ひたすら寝ていたい・・・。
寒過ぎない生ぬるい部屋で!(笑)
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『ラスト・プレゼント』・・美しすぎるから
2003年8月3日 アジア2001年・韓
監督/オ・ギファン
出演/イ・ジョンジェ
イ・ヨンエ
============================================
売れないコメディアンの夫・ヨンギを叱咤激励しながら
生活を支える妻・ジョンヨン。
やっとヨンギにチャンスが訪れてきたが
その時すでにジョンヨンの体は病魔にむしばまれていた・・・
============================================
よくある「お涙頂戴」モノね〜と、少々冷めた気分で選んだ作品。
ところがもぅっ・・・ヤラれた〜!!!
涙ウルウルだ〜!!!
売れないコメディアンの夫に、キツイ言葉を浴びせるジョンヨン。
しかしその影では、プロデューサーやその妻に
夫の事を直訴したりしている。
そんな事は知らない夫ヨンギ。
金を用意すればコネをつけてやると騙されて
ジョンヨンの店の権利書を担保に金を作ってしまったりする。
ヨンギを騙す詐欺師ハクスとハッチョル。
これがまた人情味あふれる詐欺師コンビ。
クォン・ヘヒョとイ・ムヒョン、2人とも良い役者だ。
人々に笑いを届けるのが夫の仕事だと
ジョンヨンは必死で自分の病気を隠す。
夫にはキツイ言葉でハッパをかけ、影では夫のために尽くす。
んもぅ〜夫婦善哉の世界が展開する。
お涙頂戴モノは大抵の場合ラストで大泣きさせようとするのだが、
この作品は、中盤から涙を誘い続ける。
不覚にも、何度もウルウルしてしまった。
ちょっと話が出来過ぎでは?とか、
ジョンヨンの病名は明かされていないとか
他人に対して、そこまでくってかかるのは国民性だろうか?などなど
細かな部分をツッコミできるのだが、
ツッコミする気分にさせない程の圧倒的な作品の魅力。
ジョンヨン役のイ・ヨンエが美しい。
音楽も美しい。
キャラすべてが魅力的。
蛍風、原点にかえって愛する人を大切にしようと反省させられた。
素直な気持ちで観て、素直に感動したい作品。
監督/オ・ギファン
出演/イ・ジョンジェ
イ・ヨンエ
============================================
売れないコメディアンの夫・ヨンギを叱咤激励しながら
生活を支える妻・ジョンヨン。
やっとヨンギにチャンスが訪れてきたが
その時すでにジョンヨンの体は病魔にむしばまれていた・・・
============================================
よくある「お涙頂戴」モノね〜と、少々冷めた気分で選んだ作品。
ところがもぅっ・・・ヤラれた〜!!!
涙ウルウルだ〜!!!
売れないコメディアンの夫に、キツイ言葉を浴びせるジョンヨン。
しかしその影では、プロデューサーやその妻に
夫の事を直訴したりしている。
そんな事は知らない夫ヨンギ。
金を用意すればコネをつけてやると騙されて
ジョンヨンの店の権利書を担保に金を作ってしまったりする。
ヨンギを騙す詐欺師ハクスとハッチョル。
これがまた人情味あふれる詐欺師コンビ。
クォン・ヘヒョとイ・ムヒョン、2人とも良い役者だ。
人々に笑いを届けるのが夫の仕事だと
ジョンヨンは必死で自分の病気を隠す。
夫にはキツイ言葉でハッパをかけ、影では夫のために尽くす。
んもぅ〜夫婦善哉の世界が展開する。
お涙頂戴モノは大抵の場合ラストで大泣きさせようとするのだが、
この作品は、中盤から涙を誘い続ける。
不覚にも、何度もウルウルしてしまった。
ちょっと話が出来過ぎでは?とか、
ジョンヨンの病名は明かされていないとか
他人に対して、そこまでくってかかるのは国民性だろうか?などなど
細かな部分をツッコミできるのだが、
ツッコミする気分にさせない程の圧倒的な作品の魅力。
ジョンヨン役のイ・ヨンエが美しい。
音楽も美しい。
キャラすべてが魅力的。
蛍風、原点にかえって愛する人を大切にしようと反省させられた。
素直な気持ちで観て、素直に感動したい作品。
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『T.R.Y.』・・字幕が欲しいと思うのは失礼?
2003年8月2日 邦画2002年・日
監督/大森 一樹
出演/織田 裕二
============================================
20世紀初頭の上海を舞台に、
詐欺師・伊沢修が清朝打倒を目指す
革命家グループの関飛虎達とともに
日本軍の武器を横取りしようと企む・・・
============================================
昔風の「冒険活劇」チックなつくり。
アクションあり、人情あり、乙女のほのかな恋心もあったりする。
日・中・韓を代表する人気スターの共演ということで
3か国語が飛び交う。
しかし、中・韓のキャストが日本語を話すシーンもあるのだが、
これが、なんと言っているのか正直聞きとれない。
ん〜・・・字幕・・・欲しい・・・。
各国を代表するスターが
熱気満々、活気あふれる演技を披露する中で
日本軍中将・東正信演じる渡辺謙が
渋く重厚な存在を見せつけている。
わぁ〜、やっぱり渡辺謙はいいわ〜・・・。
ペテンの話ということで、どんでん返し、またどんでん返し。
これが『シベ超』のようなしつこさで、ちょいと鼻につく。
昔風の冒険活劇映画でありながら、
鑑賞後は『卒業旅行 ニホンから来ました』を思い出す
昔風の「織田裕二」モノの印象を受けた。
それにしても織田裕二、貫禄ついたなぁ・・・。
監督/大森 一樹
出演/織田 裕二
============================================
20世紀初頭の上海を舞台に、
詐欺師・伊沢修が清朝打倒を目指す
革命家グループの関飛虎達とともに
日本軍の武器を横取りしようと企む・・・
============================================
昔風の「冒険活劇」チックなつくり。
アクションあり、人情あり、乙女のほのかな恋心もあったりする。
日・中・韓を代表する人気スターの共演ということで
3か国語が飛び交う。
しかし、中・韓のキャストが日本語を話すシーンもあるのだが、
これが、なんと言っているのか正直聞きとれない。
ん〜・・・字幕・・・欲しい・・・。
各国を代表するスターが
熱気満々、活気あふれる演技を披露する中で
日本軍中将・東正信演じる渡辺謙が
渋く重厚な存在を見せつけている。
わぁ〜、やっぱり渡辺謙はいいわ〜・・・。
ペテンの話ということで、どんでん返し、またどんでん返し。
これが『シベ超』のようなしつこさで、ちょいと鼻につく。
昔風の冒険活劇映画でありながら、
鑑賞後は『卒業旅行 ニホンから来ました』を思い出す
昔風の「織田裕二」モノの印象を受けた。
それにしても織田裕二、貫禄ついたなぁ・・・。
ブラピだろうとトムトムだろうと・・7月のまとめ
2003年7月31日 つぶやきそ〜なんですよ、秋林 瑞佳サマ!
販促用のハリボテや立て看板は店員が組みたててるんですよ〜。
大きい物だと体力使って悪戦苦闘します。
ハンサムな俳優のドアップものだと、
なにやら赤面しちゃいながら組みたてします。
あぁ〜ん、ブラピが私を見つめてるぅ
レッドフォード様、素敵ですぅ〜
レクターさんはこっちを凝視しないでね(笑)
で、用済みになった物はウチのお店ではゴミステーション行きデス。
ええ、ブラピだろうとトムトムだろうと
ある程度にメリメリッと折りたたんで・・・。
ポスターもぐちゃぐちゃっと同様に・・・。
他のお店ではどうしているか分かりませんが、
ウチの場合、そういった販促物はすべて捨てています。
お客様にあげちゃうと、贔屓してるとクレームがつくからとか
ネットオークションに出品されるからとも言います。
ま、実際のところはどうだか分かりませんが、
現場で働く人間としては、あんな大きなもの(小さなものでも)
捨てる時に捨てないで、お取りおきするのは、
スペース的にも心理的にも余裕がないかな、と。
レッドフォード様!リサイクルされて戻ってきてねぇぇぇぇ
今月私が観た作品は、いわゆるS級ビッグタイトルが無かったような・・・。
小粒なものが多かったなぁ。
邦画を3本も観た!
アニメを含まず、邦画を月に3本も観たなんて
この日記を書くようになってから初めてかも。
来月は今月同様に忙しい月。
どうなることやら・・・。はぁ〜・・・。
販促用のハリボテや立て看板は店員が組みたててるんですよ〜。
大きい物だと体力使って悪戦苦闘します。
ハンサムな俳優のドアップものだと、
なにやら赤面しちゃいながら組みたてします。
あぁ〜ん、ブラピが私を見つめてるぅ
レッドフォード様、素敵ですぅ〜
レクターさんはこっちを凝視しないでね(笑)
で、用済みになった物はウチのお店ではゴミステーション行きデス。
ええ、ブラピだろうとトムトムだろうと
ある程度にメリメリッと折りたたんで・・・。
ポスターもぐちゃぐちゃっと同様に・・・。
他のお店ではどうしているか分かりませんが、
ウチの場合、そういった販促物はすべて捨てています。
お客様にあげちゃうと、贔屓してるとクレームがつくからとか
ネットオークションに出品されるからとも言います。
ま、実際のところはどうだか分かりませんが、
現場で働く人間としては、あんな大きなもの(小さなものでも)
捨てる時に捨てないで、お取りおきするのは、
スペース的にも心理的にも余裕がないかな、と。
レッドフォード様!リサイクルされて戻ってきてねぇぇぇぇ
今月私が観た作品は、いわゆるS級ビッグタイトルが無かったような・・・。
小粒なものが多かったなぁ。
邦画を3本も観た!
アニメを含まず、邦画を月に3本も観たなんて
この日記を書くようになってから初めてかも。
来月は今月同様に忙しい月。
どうなることやら・・・。はぁ〜・・・。
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『ゴースト・チェイス』・・30女にはキツイ
2003年7月30日 洋画サスペンス・ミステリー・ホラー・SF1988年・米
監督/ローランド・エメリッヒ
出演/ジェーソン・ライブリー
============================================
資金繰りに苦しみながらもホラー映画作りに励む
ウォーレンとフレッド。
ウォーレンが21歳の誕生日に財産家だった祖父の遺産を相続するが、
めぼしい物といえば、古い時計だけだった。
しかし、夜12時になった時その時計から幽霊が現れて・・・
============================================
エメの初期SF作品。
ホラー映画作りに躍起になる少年達が主人公ということで、
マニアが喜びそうなネタがゴロゴロ。
・・・しかし、だからといって面白いワケではない。
なんというか、子供向けなのよねん・・・。
ホラーを見たがる若い年頃向け(笑)
あるいは小学生かな?
部屋に『グーニーズ』の玄関のような、無駄なしかけがしてあったり。
『グーニーズ』の玄関のしかけは、当時おこちゃまだった蛍風は
とてもとても感激したものでしたが、
30女となった今、そんなしかけの部屋を見せられても
鼻でフッ・・・と笑ってしまうだけなのよね。
幽霊が出てくるといっても、その魂は人形に乗移ってあれこれ行動する。
その人形って、スターウォーズのヨーダをコスプレさせたみたいなヤツ。
カワイイんだかカワイくないのかビミョーなところ(笑)
おこちゃまなら楽しめるかもしれないSFファンタジー。
蛍風にゃ、ちょっとキツイわ・・・(笑)
監督/ローランド・エメリッヒ
出演/ジェーソン・ライブリー
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資金繰りに苦しみながらもホラー映画作りに励む
ウォーレンとフレッド。
ウォーレンが21歳の誕生日に財産家だった祖父の遺産を相続するが、
めぼしい物といえば、古い時計だけだった。
しかし、夜12時になった時その時計から幽霊が現れて・・・
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エメの初期SF作品。
ホラー映画作りに躍起になる少年達が主人公ということで、
マニアが喜びそうなネタがゴロゴロ。
・・・しかし、だからといって面白いワケではない。
なんというか、子供向けなのよねん・・・。
ホラーを見たがる若い年頃向け(笑)
あるいは小学生かな?
部屋に『グーニーズ』の玄関のような、無駄なしかけがしてあったり。
『グーニーズ』の玄関のしかけは、当時おこちゃまだった蛍風は
とてもとても感激したものでしたが、
30女となった今、そんなしかけの部屋を見せられても
鼻でフッ・・・と笑ってしまうだけなのよね。
幽霊が出てくるといっても、その魂は人形に乗移ってあれこれ行動する。
その人形って、スターウォーズのヨーダをコスプレさせたみたいなヤツ。
カワイイんだかカワイくないのかビミョーなところ(笑)
おこちゃまなら楽しめるかもしれないSFファンタジー。
蛍風にゃ、ちょっとキツイわ・・・(笑)
『AIKI』・・期待していなかっただけに得した気分
2003年7月28日 邦画2002年・日
監督/天願 大介
出演/加藤 晴彦
============================================
将来有望なボクサー・太一は、交通事故で下半身マヒになってしまう。
自暴自棄になった太一だが、合気柔術に出会い
生きる力を取り戻していくのだった・・・
============================================
デンマークの実在の車椅子武道家をもとに作られた作品。
加藤晴彦クンは、かわいい顔立ちで常々好印象をもっておりました(笑)
武道モノとはいえ、合気柔術を扱う作品は珍しい。
かわいい加藤クン&武道モノということでカルイ気持ちで選んだ作品。
前半は車椅子生活となった太一の自暴自棄な生活が展開する。
不自由な体になったことへの怒りを周囲にぶつける太一。
以前と同じように扱って欲しいのに、周囲はハレモノに触るような態度。
周囲にあたりちらすことで、絶望から目をそらす太一。
う〜ん、心が痛い。
事故の加害者の息子に
「おめぇのとーちゃん、サイテーだよ」と悪態をつく太一。
謝りにきた子供に対して、なんて事言うのかしらと思う反面、
自分が太一の立場だったら、同じ事を言うかもしれない・・・。
不運な事故は本人だけでなく、周囲の生活も一変させてしまうのだ。
いや、被害者にとって「不運な」なんて言葉を使って
済まされる問題じゃない。
太一の気持ちも分かる。
周囲の気持ちも分かる。
でも、どうにもならないことの辛さ。
後半は、そんな太一が合気柔術に出会い、
石橋凌演じる師範の平石と過ごすうちに、
再び生きる目標をつかんでいくさまが描かれる。
いや〜、合気柔術のことはよく分からないけど、
とにかくスゴイということは分かる。
青春モヤモヤの太一に対して、あくまでも「静」の師範・平石。
この対比が面白い。
前半は心がチクチク痛い作品だが、
後半は、ガンバレ青春!と心があったかく元気になる作品。
ちなみに劇中で太一が飼っていた犬がレトリバーなのに対し、
実在のデンマーク武道家が飼っていたのは、
ワリと和風な犬だった(笑)
DVDにはモデルの平石師範の合気柔術の様子が収められている。
これが、もうスゴイ!スゴイ!の一言。
正直、期待していた作品というわけではなかったので
思わぬ得をした感じ。
前半の心チクチクを我慢してみれば、
後半の輝くような青春の感動が味わえる作品。
蛍風の店では、この作品はイマイチ「食いつき」が悪い。
良く出来た作品なのに、人気がなく低回転なのが残念。
監督/天願 大介
出演/加藤 晴彦
============================================
将来有望なボクサー・太一は、交通事故で下半身マヒになってしまう。
自暴自棄になった太一だが、合気柔術に出会い
生きる力を取り戻していくのだった・・・
============================================
デンマークの実在の車椅子武道家をもとに作られた作品。
加藤晴彦クンは、かわいい顔立ちで常々好印象をもっておりました(笑)
武道モノとはいえ、合気柔術を扱う作品は珍しい。
かわいい加藤クン&武道モノということでカルイ気持ちで選んだ作品。
前半は車椅子生活となった太一の自暴自棄な生活が展開する。
不自由な体になったことへの怒りを周囲にぶつける太一。
以前と同じように扱って欲しいのに、周囲はハレモノに触るような態度。
周囲にあたりちらすことで、絶望から目をそらす太一。
う〜ん、心が痛い。
事故の加害者の息子に
「おめぇのとーちゃん、サイテーだよ」と悪態をつく太一。
謝りにきた子供に対して、なんて事言うのかしらと思う反面、
自分が太一の立場だったら、同じ事を言うかもしれない・・・。
不運な事故は本人だけでなく、周囲の生活も一変させてしまうのだ。
いや、被害者にとって「不運な」なんて言葉を使って
済まされる問題じゃない。
太一の気持ちも分かる。
周囲の気持ちも分かる。
でも、どうにもならないことの辛さ。
後半は、そんな太一が合気柔術に出会い、
石橋凌演じる師範の平石と過ごすうちに、
再び生きる目標をつかんでいくさまが描かれる。
いや〜、合気柔術のことはよく分からないけど、
とにかくスゴイということは分かる。
青春モヤモヤの太一に対して、あくまでも「静」の師範・平石。
この対比が面白い。
前半は心がチクチク痛い作品だが、
後半は、ガンバレ青春!と心があったかく元気になる作品。
ちなみに劇中で太一が飼っていた犬がレトリバーなのに対し、
実在のデンマーク武道家が飼っていたのは、
ワリと和風な犬だった(笑)
DVDにはモデルの平石師範の合気柔術の様子が収められている。
これが、もうスゴイ!スゴイ!の一言。
正直、期待していた作品というわけではなかったので
思わぬ得をした感じ。
前半の心チクチクを我慢してみれば、
後半の輝くような青春の感動が味わえる作品。
蛍風の店では、この作品はイマイチ「食いつき」が悪い。
良く出来た作品なのに、人気がなく低回転なのが残念。
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