『バルニーのちょっとした心配事』・・存在がユーモアってこと?
2003年7月27日 洋画コメディ・ラブストーリー2000年・仏
監督/ブリュノ・シッシュ
出演/ファブリス・ルキーニ
============================================
フランスのカレーに妻子と暮すバルニーは
毎日ロンドンまで長距離通勤をしていた。
そしてロンドンでは美青年マークとつきあう一方、
若い娘のマルゴとも情事にふけっていた。
3人の間でうまく立ち回っていたバルニーだが、
彼の誕生日のプレゼントとして
なんと3人から同じ日の同じ列車の切符が贈られた・・・!
============================================
どうみてもフツーのしがない中年サラリーマンのバルニーだが、
妻のほかに若い娘や美青年とムフフな関係というのが不思議。
特にマッチョというわけでもない彼が、
マークとSEXした後にマルゴと2回戦。
ユーロスターに揺られて帰宅すると妻とラブラブ。
す、すごい体力ですな(笑)
どっからどう見ても「魅力的な中年のオジサマ」とは程遠いバルニーが
美男美女からモテモテというのは、フランス流のシニカルな笑いか?
前半は3人の間でドタバタ劇。
後半はオリエント急行でバタバタ劇。
情けないバルニーの存在がユーモアといえばそうなのかもしれないが、
笑えるほどのコメディー作品ではない。
ユーロスターやオリエント急行を使っているから
列車の内部や仕様をアピールする場面があるかと思えばそれもなし。
これじゃ「鉄道クン」は満足しないぞ。
どこにでもいそうなバルニーの、
どこにでもなさそうな人間関係を描いた作品。
監督/ブリュノ・シッシュ
出演/ファブリス・ルキーニ
============================================
フランスのカレーに妻子と暮すバルニーは
毎日ロンドンまで長距離通勤をしていた。
そしてロンドンでは美青年マークとつきあう一方、
若い娘のマルゴとも情事にふけっていた。
3人の間でうまく立ち回っていたバルニーだが、
彼の誕生日のプレゼントとして
なんと3人から同じ日の同じ列車の切符が贈られた・・・!
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どうみてもフツーのしがない中年サラリーマンのバルニーだが、
妻のほかに若い娘や美青年とムフフな関係というのが不思議。
特にマッチョというわけでもない彼が、
マークとSEXした後にマルゴと2回戦。
ユーロスターに揺られて帰宅すると妻とラブラブ。
す、すごい体力ですな(笑)
どっからどう見ても「魅力的な中年のオジサマ」とは程遠いバルニーが
美男美女からモテモテというのは、フランス流のシニカルな笑いか?
前半は3人の間でドタバタ劇。
後半はオリエント急行でバタバタ劇。
情けないバルニーの存在がユーモアといえばそうなのかもしれないが、
笑えるほどのコメディー作品ではない。
ユーロスターやオリエント急行を使っているから
列車の内部や仕様をアピールする場面があるかと思えばそれもなし。
これじゃ「鉄道クン」は満足しないぞ。
どこにでもいそうなバルニーの、
どこにでもなさそうな人間関係を描いた作品。
『ガタカ』・・シビレました
2003年7月25日 洋画サスペンス・ミステリー・ホラー・SF1997年・米
監督/アンドリュー・ニコル
出演/イーサン・ホーク
ジュード・ロウ
============================================
近未来、人はDNAの優劣によって階級化されていた。
ビンセントは幼い頃から宇宙飛行士になる夢を持っていたが、
自然によって生まれた彼は「不適合者」として扱われていた。
そこで優秀な遺伝子を持つ「適合者」だが、
今は下半身不髄のジェロームと契約して
彼になりすますことに・・・
============================================
遺伝子の優劣がすべてを決定づける近未来。
生まれる前から遺伝子を「デザイン」された人間が
「適合者」として優遇される社会。
すべては遺伝子が持つ確率という数字に左右される。
人は「知りたい」という欲求を持つ生き物である。
知識欲・探求心。
それが人生に向けられた時、このような社会が登場するのではないか?
今、その時代が徐々にではあるが、登場しつつある。
ガンになる確率は?
将来、痴呆になる確率は?
海外で、遺伝子を調査して確率が高い人間は、保険に加入できないとか、
保険料が高いという話を聞いたことがある。
未来を知りたがる衝動は昔からある。
昔は占いだった。
しかし科学が発達した現代から未来は、占いが語るソレよりも
信頼性を持って受けとめられるのであろう。
本作品はそんな風潮に警鐘をならす作品である。
数字は統計である。平均値である。
実際の個々にはいろいろと幅があるはずだ。
人間にはその数字に納まりきらない夢や努力、希望や可能性があるのだ。
実はこの作品、ジュード・ロウさまと
アーネスト・ボーグナインが目当てで選んだ(笑)
ジュード・ロウさまは、お美しくて、悲しげな表情にもため息。
アーネスト親父さんはどこに出ているのかと思ったら
清掃人のおやじさん役で、こっちも違う意味でため息がでた。
あああ、アーネストおやじさん、昔は豪腕でいかつい役が多かったのに
不適合者役ですか・・・。
イーサン演じるビンセントがジュード・ロウさまに成りすますには
ビジュアル的に絶対無理があると思うのだが、
案外、情報化が進んだ社会では、人の顔なんて
じっくり見ないのかもしれない。
データが正しければ、それが正解、みたいな。
そうそうアイリーン役のユマ・サーマン。
この作品で、彼女をはじめてキレイだと思った。
未来的な顔立ちなだったのね。
閉塞的で絶望的な環境の中で、必死に夢を追いつづけるビンセント。
人生に絶望しながらも、ビンセントに忘れかけていた
夢や希望を見出すジェローム。
社会からこぼれ落ちた2人の友情。
人間には希望や夢という「可能性」もあるのだと教えてくれる。
深く深く心に響いた作品。シビレました。
監督/アンドリュー・ニコル
出演/イーサン・ホーク
ジュード・ロウ
============================================
近未来、人はDNAの優劣によって階級化されていた。
ビンセントは幼い頃から宇宙飛行士になる夢を持っていたが、
自然によって生まれた彼は「不適合者」として扱われていた。
そこで優秀な遺伝子を持つ「適合者」だが、
今は下半身不髄のジェロームと契約して
彼になりすますことに・・・
============================================
遺伝子の優劣がすべてを決定づける近未来。
生まれる前から遺伝子を「デザイン」された人間が
「適合者」として優遇される社会。
すべては遺伝子が持つ確率という数字に左右される。
人は「知りたい」という欲求を持つ生き物である。
知識欲・探求心。
それが人生に向けられた時、このような社会が登場するのではないか?
今、その時代が徐々にではあるが、登場しつつある。
ガンになる確率は?
将来、痴呆になる確率は?
海外で、遺伝子を調査して確率が高い人間は、保険に加入できないとか、
保険料が高いという話を聞いたことがある。
未来を知りたがる衝動は昔からある。
昔は占いだった。
しかし科学が発達した現代から未来は、占いが語るソレよりも
信頼性を持って受けとめられるのであろう。
本作品はそんな風潮に警鐘をならす作品である。
数字は統計である。平均値である。
実際の個々にはいろいろと幅があるはずだ。
人間にはその数字に納まりきらない夢や努力、希望や可能性があるのだ。
実はこの作品、ジュード・ロウさまと
アーネスト・ボーグナインが目当てで選んだ(笑)
ジュード・ロウさまは、お美しくて、悲しげな表情にもため息。
アーネスト親父さんはどこに出ているのかと思ったら
清掃人のおやじさん役で、こっちも違う意味でため息がでた。
あああ、アーネストおやじさん、昔は豪腕でいかつい役が多かったのに
不適合者役ですか・・・。
イーサン演じるビンセントがジュード・ロウさまに成りすますには
ビジュアル的に絶対無理があると思うのだが、
案外、情報化が進んだ社会では、人の顔なんて
じっくり見ないのかもしれない。
データが正しければ、それが正解、みたいな。
そうそうアイリーン役のユマ・サーマン。
この作品で、彼女をはじめてキレイだと思った。
未来的な顔立ちなだったのね。
閉塞的で絶望的な環境の中で、必死に夢を追いつづけるビンセント。
人生に絶望しながらも、ビンセントに忘れかけていた
夢や希望を見出すジェローム。
社会からこぼれ落ちた2人の友情。
人間には希望や夢という「可能性」もあるのだと教えてくれる。
深く深く心に響いた作品。シビレました。
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2002年・仏
監督/ジュリアン・マニア
出演/オリヴィア・ボナミー
============================================
愛する男が吸血鬼だとは知らないまま結婚したマロリー。
結婚式の夜、変身した彼を斧で殺し、返り血を浴びたことから
悪魔の力を身につけた彼女は、悪魔と戦う決心をする・・・
============================================
監督は日本のマンガファンなんだそうな。
そういう理由からか、ヒジョーにマンガチックな作品である。
主人公マロリーは赤毛で拳銃と武道の達人。
爆発物専門のヴェナ・カヴァは、
青緑の髪でボンテージファッションに
身を包んだドラッグ・クィーン。
口はきけないが、テレパシーと動物憑依の超能力を持つ
「おこちゃま」トーキング・ティナ。
この3人が、超常現象特殊部隊として魔物と戦うおハナシ。
ビジュアル的にもキャラの設定もヒジョーにマンガチック(笑)
しかも、マロリーの吸血鬼の夫は
血を吸った相手に殺された場合、その相手の「しもべ」になるという
魔界の掟により、要所要所でマロリーを助ける。
ご主人サマ&しもべの関係ながら、
そこはほれ、昔は愛し合った間柄だから、
ちょいとセンチメンタルなシーンが展開したりする。
戦う少女ヒロイン漫画によくあるパターン(笑)
しかし、モンスターやドラッグクィーンに感情移入できるわけもなく、
ストーリーの世界に浸ることはできない。
まんがチックな構成ながら、いまひとつ楽しめなかったのは
ひとえにキャラの魅力不足のせいであろう。
フランス革命以前から生き続けている吸血鬼レディ・バレンタインが
伊豆でサダコという名の温泉芸者になったという小さな笑いはあるものの、
全編を通して、子供向けの印象をぬぐえない。
しかし、音楽はGOOD。
と思ったら、音楽を担当したのは川井憲次。
だから日本人の感性に合うのかもしれない。
ツッコミをいれるほどの笑いでもないし、
真面目に見るほどのストーリーでもない。
「ふ〜ん・・・」ってな感想。
監督/ジュリアン・マニア
出演/オリヴィア・ボナミー
============================================
愛する男が吸血鬼だとは知らないまま結婚したマロリー。
結婚式の夜、変身した彼を斧で殺し、返り血を浴びたことから
悪魔の力を身につけた彼女は、悪魔と戦う決心をする・・・
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監督は日本のマンガファンなんだそうな。
そういう理由からか、ヒジョーにマンガチックな作品である。
主人公マロリーは赤毛で拳銃と武道の達人。
爆発物専門のヴェナ・カヴァは、
青緑の髪でボンテージファッションに
身を包んだドラッグ・クィーン。
口はきけないが、テレパシーと動物憑依の超能力を持つ
「おこちゃま」トーキング・ティナ。
この3人が、超常現象特殊部隊として魔物と戦うおハナシ。
ビジュアル的にもキャラの設定もヒジョーにマンガチック(笑)
しかも、マロリーの吸血鬼の夫は
血を吸った相手に殺された場合、その相手の「しもべ」になるという
魔界の掟により、要所要所でマロリーを助ける。
ご主人サマ&しもべの関係ながら、
そこはほれ、昔は愛し合った間柄だから、
ちょいとセンチメンタルなシーンが展開したりする。
戦う少女ヒロイン漫画によくあるパターン(笑)
しかし、モンスターやドラッグクィーンに感情移入できるわけもなく、
ストーリーの世界に浸ることはできない。
まんがチックな構成ながら、いまひとつ楽しめなかったのは
ひとえにキャラの魅力不足のせいであろう。
フランス革命以前から生き続けている吸血鬼レディ・バレンタインが
伊豆でサダコという名の温泉芸者になったという小さな笑いはあるものの、
全編を通して、子供向けの印象をぬぐえない。
しかし、音楽はGOOD。
と思ったら、音楽を担当したのは川井憲次。
だから日本人の感性に合うのかもしれない。
ツッコミをいれるほどの笑いでもないし、
真面目に見るほどのストーリーでもない。
「ふ〜ん・・・」ってな感想。
『アンラッキー、ハッピー』・・オコネル?オコンネル?
2003年7月21日 洋画ヒューマン・青春・スポーツ2000年・米
監督/ウォルト・ベッカー
出演/ジェリー・オコネル
============================================
デイビッドは恋人のサラから結婚を迫られているが、
なかなか結婚する気になれない。
彼には昔、一目ぼれをして運命を(勝手に)感じた相手がいたのだ・・・
============================================
主演のジェリー・オコネル。
「オコネル」だったり「オコンネル」だったりする。
表記を統一して欲しい・・・。
一体どっちが正しいの?!
ストーリーは、同棲している彼女サラから結婚をせまられるものの、
いまひとつソノ気になれないデイビッド。
サラが出張で遠く離れると、彼女への思慕がつのる。
しかしその一方で、デイビッドには、忘れられない女性がいたのだ。
長い付き合いの彼女を選ぶか?
それとも1度会ったきりの運命を感じた女性を選ぶか?
ラブコメらしく笑いが盛りこまれているが、
同じジェリー・オコネル主演のやはり同じ結婚をテーマとした
『爆走!!トムキャッツ 天下無敵のプレイボーイ同盟』に比べると
おとなしめに小さくまとまってしまった感じ。
しかしラストは意外である。
このテのストーリーなら、当然このコを選ぶと思うのが
見事に裏をかかれた。
ジャケットの表を裏をじっくり見ても、
彼女が選ばれるとは予想できないだろう。
それほどジャケットでは「その他大勢」扱いだし
本編でも顔がちょっとしか出てこない。
ライトで、ちょっぴり笑えて、ちょっぴりロマンチックな恋物語。
監督/ウォルト・ベッカー
出演/ジェリー・オコネル
============================================
デイビッドは恋人のサラから結婚を迫られているが、
なかなか結婚する気になれない。
彼には昔、一目ぼれをして運命を(勝手に)感じた相手がいたのだ・・・
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主演のジェリー・オコネル。
「オコネル」だったり「オコンネル」だったりする。
表記を統一して欲しい・・・。
一体どっちが正しいの?!
ストーリーは、同棲している彼女サラから結婚をせまられるものの、
いまひとつソノ気になれないデイビッド。
サラが出張で遠く離れると、彼女への思慕がつのる。
しかしその一方で、デイビッドには、忘れられない女性がいたのだ。
長い付き合いの彼女を選ぶか?
それとも1度会ったきりの運命を感じた女性を選ぶか?
ラブコメらしく笑いが盛りこまれているが、
同じジェリー・オコネル主演のやはり同じ結婚をテーマとした
『爆走!!トムキャッツ 天下無敵のプレイボーイ同盟』に比べると
おとなしめに小さくまとまってしまった感じ。
しかしラストは意外である。
このテのストーリーなら、当然このコを選ぶと思うのが
見事に裏をかかれた。
ジャケットの表を裏をじっくり見ても、
彼女が選ばれるとは予想できないだろう。
それほどジャケットでは「その他大勢」扱いだし
本編でも顔がちょっとしか出てこない。
ライトで、ちょっぴり笑えて、ちょっぴりロマンチックな恋物語。
『人妻』・・人妻心理がサスペンス?(笑)
2003年7月18日 洋画その他・海外TVドラマ1999年・米
監督/ポール・シュレイダー
出演/グレッチェン・モル
ジョセフ・ファインズ
============================================
マイアミの高級リゾートホテルでエラはビーチ係の青年アランと出会う。
政治家への野心満々の夫マークは、リゾート中だというのに仕事ばかり。
そんな夫とは対称的に情熱的にアプローチしてくるアランに
エラは次第に惹かれていき、2人は結ばれる。
しかし、2人の関係を知ったマークは裏の権力を使って
アランを殺そうとした。
13年後、一命を取りとめたアランは復讐すべく
名前を変え、マークの前に現れた・・・
============================================
人妻エラ役のグレッチェン・モルが美しい。
髪をかきあげ、海から出てくるシーンは、お美しいの一言。
しかし・・・残念ながらそれだけの作品。
人妻エラに言い寄る美青年アラン役にジョセフ・ファインズ。
これが情熱的というより、ねとぉ〜っとした感じでエラに近づきます。
人それぞれ好みは違うけど、蛍風ならちょっとカンベンな
暑苦しくずうずうしいアプローチ。
貧しい育ちのエラはマークに見初められて
セレブの仲間入りを果たした恩があるというのに
いとも簡単にビーチ係アランに落ちてしまいます。
あぁ〜ダメよ、私は人妻なのよ〜と言いながらも(笑)
2人の関係に気づいた夫マークは嫉妬に狂い、
アランを葬りさろうとします。
この野心的で嫉妬深い夫にレイ・リオッタ。
このテの役が得意の彼だが、
残念ながらこの作品ではその迫力を充分に活かしきれていない。
それは肝心のヒロイン・エラがあまりにも都合良すぎるから!
エラのあまりにも勝手な言い分に目が点になり
ジョセフ「ねとぉ〜っ」VSリオッタ「ネチネチ」演技対決も、
影が薄くなってしまう。
アランに言い寄られた時
「夫を裏切れないわ〜」と言いつつも、あっさりと裏切る
バカンスが終わりホテルを後にする時
「アラン、あなたが好きだけど、やっぱり夫と帰るわ〜忘れないわ〜」と
勝手な置手紙とロザリオを残して去るエラ。
NYに戻り良き妻として暮していたのがアランの出現で
「やっぱりアランが好き〜」
夫マークがアランを殺したと知った時
「ひどいわ、ひどいわ。私アランを忘れない」と言いながらも
政治家を目指す夫の良き妻として暮しつづける。
13年後アランが現れた時、アランを忘れていて
「はじめまして」
「夫のために尽くすのが私の仕事です。だって愛してるんだもの」
アランを思い出したとき
「ああ〜アラン、私はあなたを愛してるわ〜」
なんだ、それ・・・(笑)
メーカーでは一応この作品「エロティックサスペンス」としているが
どこがエロティックなのかしらん?
ベッドシーンはあるものの、よくある程度。
ジョセフ・ファインズの「ねとぉ〜っ」がエロティックか?(笑)
どこがサスペンスなのかしらん?
たしかに13年後復讐のために現れたアラン。
しかし、ありきたりな展開でドキドキ感なし。
もしかして「悲劇のヒロイン」にどっぷりな
エラの心情がサスペンスなのか?(笑)
エロティックとしてもサスペンスとしても中途半端。
せっかくのキャストを揃えていながら充分に活かしきれおらず
それぞれが中途半端な印象。
つまり、なにもかもが「中途半端」な作品。
監督/ポール・シュレイダー
出演/グレッチェン・モル
ジョセフ・ファインズ
============================================
マイアミの高級リゾートホテルでエラはビーチ係の青年アランと出会う。
政治家への野心満々の夫マークは、リゾート中だというのに仕事ばかり。
そんな夫とは対称的に情熱的にアプローチしてくるアランに
エラは次第に惹かれていき、2人は結ばれる。
しかし、2人の関係を知ったマークは裏の権力を使って
アランを殺そうとした。
13年後、一命を取りとめたアランは復讐すべく
名前を変え、マークの前に現れた・・・
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人妻エラ役のグレッチェン・モルが美しい。
髪をかきあげ、海から出てくるシーンは、お美しいの一言。
しかし・・・残念ながらそれだけの作品。
人妻エラに言い寄る美青年アラン役にジョセフ・ファインズ。
これが情熱的というより、ねとぉ〜っとした感じでエラに近づきます。
人それぞれ好みは違うけど、蛍風ならちょっとカンベンな
暑苦しくずうずうしいアプローチ。
貧しい育ちのエラはマークに見初められて
セレブの仲間入りを果たした恩があるというのに
いとも簡単にビーチ係アランに落ちてしまいます。
あぁ〜ダメよ、私は人妻なのよ〜と言いながらも(笑)
2人の関係に気づいた夫マークは嫉妬に狂い、
アランを葬りさろうとします。
この野心的で嫉妬深い夫にレイ・リオッタ。
このテの役が得意の彼だが、
残念ながらこの作品ではその迫力を充分に活かしきれていない。
それは肝心のヒロイン・エラがあまりにも都合良すぎるから!
エラのあまりにも勝手な言い分に目が点になり
ジョセフ「ねとぉ〜っ」VSリオッタ「ネチネチ」演技対決も、
影が薄くなってしまう。
アランに言い寄られた時
「夫を裏切れないわ〜」と言いつつも、あっさりと裏切る
バカンスが終わりホテルを後にする時
「アラン、あなたが好きだけど、やっぱり夫と帰るわ〜忘れないわ〜」と
勝手な置手紙とロザリオを残して去るエラ。
NYに戻り良き妻として暮していたのがアランの出現で
「やっぱりアランが好き〜」
夫マークがアランを殺したと知った時
「ひどいわ、ひどいわ。私アランを忘れない」と言いながらも
政治家を目指す夫の良き妻として暮しつづける。
13年後アランが現れた時、アランを忘れていて
「はじめまして」
「夫のために尽くすのが私の仕事です。だって愛してるんだもの」
アランを思い出したとき
「ああ〜アラン、私はあなたを愛してるわ〜」
なんだ、それ・・・(笑)
メーカーでは一応この作品「エロティックサスペンス」としているが
どこがエロティックなのかしらん?
ベッドシーンはあるものの、よくある程度。
ジョセフ・ファインズの「ねとぉ〜っ」がエロティックか?(笑)
どこがサスペンスなのかしらん?
たしかに13年後復讐のために現れたアラン。
しかし、ありきたりな展開でドキドキ感なし。
もしかして「悲劇のヒロイン」にどっぷりな
エラの心情がサスペンスなのか?(笑)
エロティックとしてもサスペンスとしても中途半端。
せっかくのキャストを揃えていながら充分に活かしきれおらず
それぞれが中途半端な印象。
つまり、なにもかもが「中途半端」な作品。
『月のひつじ』・・のどかな町のプロジェクトX
2003年7月17日 洋画ヒューマン・青春・スポーツ2000年・豪
監督/ロブ・シッチ
出演/サム・ニール
============================================
1969年7月。
アポロ11号の月面着陸シーンを世界に中継することになったのは
オーストリアの片田舎パークスのアンテナだった。
世紀の大事業に町を上げて大喜びだが、
思わぬアクシデントがおこり・・・
============================================
実話をもとに作られた作品。
主役のクリフ・バクストン所長役にサム・ニール。
彼がなかなかの好演。
世紀の大イベントを、基地の職員3人と、
NASAから派遣されたアルの4人で挑むことになる。
NASAを代表して来ているアルには、
職員の緊張感に欠ける仕事ぶりに苛立つ。
職員達もアルの厳しい態度に反感を持つ。
そこを所長のクリフが、うまくまとめていく。
いや〜、気苦労が多かったのね。
突然ふってわいたこの大イベントに、町は大喜び。
特にアンテナ建設当時、羊しかいない所に
こんなもの作ってただの売名行為だと揶揄されたパークス市長は大喜び。
市長や市民、いや全世界中を期待を背負っての大事業だが、
突然のアクシデントが基地を襲う・・・。
つまらないミスからアポロ11号をロストしてしまい、
バレなうちになんとかしちゃおうとNASAに秘密にするおおらかさ(笑)
これ以上はアンテナの強度がもたないというのに
やっちゃえ、やっちゃえという大胆さ(笑)
いかにもオーストラリアらしい。
大事業を成し遂げるわりには、地位だ名誉だ、好きだ嫌いだと
どこか「ちんまい」お話。
それが作品を観終わって、のどかな印象を受けた一因かもしれない。
「壮大なスケールの偉業を成し遂げた小粒なプロジェクトX」
これがこの作品の感想。
NHKに作らせたら、もっとトラブルが大トラブルに描かれ、
緊迫緊張の連続の「大感動物語」になっていたかもしれない(笑)
とはいえ、この作品を流れるオーストラリアののどかな雰囲気と
町の人々の素朴な魅力が描かれた本作品は、
「おらが町の自慢」的雰囲気もあり
かなりの好印象を受けた作品。
地味で小粒ではあるが、良質な佳作といったところ。
監督/ロブ・シッチ
出演/サム・ニール
============================================
1969年7月。
アポロ11号の月面着陸シーンを世界に中継することになったのは
オーストリアの片田舎パークスのアンテナだった。
世紀の大事業に町を上げて大喜びだが、
思わぬアクシデントがおこり・・・
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実話をもとに作られた作品。
主役のクリフ・バクストン所長役にサム・ニール。
彼がなかなかの好演。
世紀の大イベントを、基地の職員3人と、
NASAから派遣されたアルの4人で挑むことになる。
NASAを代表して来ているアルには、
職員の緊張感に欠ける仕事ぶりに苛立つ。
職員達もアルの厳しい態度に反感を持つ。
そこを所長のクリフが、うまくまとめていく。
いや〜、気苦労が多かったのね。
突然ふってわいたこの大イベントに、町は大喜び。
特にアンテナ建設当時、羊しかいない所に
こんなもの作ってただの売名行為だと揶揄されたパークス市長は大喜び。
市長や市民、いや全世界中を期待を背負っての大事業だが、
突然のアクシデントが基地を襲う・・・。
つまらないミスからアポロ11号をロストしてしまい、
バレなうちになんとかしちゃおうとNASAに秘密にするおおらかさ(笑)
これ以上はアンテナの強度がもたないというのに
やっちゃえ、やっちゃえという大胆さ(笑)
いかにもオーストラリアらしい。
大事業を成し遂げるわりには、地位だ名誉だ、好きだ嫌いだと
どこか「ちんまい」お話。
それが作品を観終わって、のどかな印象を受けた一因かもしれない。
「壮大なスケールの偉業を成し遂げた小粒なプロジェクトX」
これがこの作品の感想。
NHKに作らせたら、もっとトラブルが大トラブルに描かれ、
緊迫緊張の連続の「大感動物語」になっていたかもしれない(笑)
とはいえ、この作品を流れるオーストラリアののどかな雰囲気と
町の人々の素朴な魅力が描かれた本作品は、
「おらが町の自慢」的雰囲気もあり
かなりの好印象を受けた作品。
地味で小粒ではあるが、良質な佳作といったところ。
『宇宙戦争』・・核の意識
2003年7月15日 洋画サスペンス・ミステリー・ホラー・SF1953年・米
監督/バイロン・ハスキン
出演/ジーン・バリー
============================================
カリフォルニアの山中に隕石が落下した。
しかしそれはただの隕石ではなく、
中には火星人が乗った宇宙船が潜んでいた。
かれらの目的は、地球侵略だった・・・
============================================
原作はH・G・ウェルズ。
今から50年も前に作られたSF古典作品。
最近の作品と大きく違う点は、
現場に居合わせた1人の科学者が、なんでもかんでもしきってしまうこと。
この作品のヒーローは、大統領でもなければ、特殊工作員でもない。
自らの知識と直感で、地球を守る主人公。
そんな科学者に軍も政府も、しがらみや面目を捨てて、
その科学者におまかせ状態。
間違っても、お上に逆らうな〜なんて言いやしない(笑)
85分の作品で、次から次へとたたみかけるような展開は
まさに名作と呼ばれるだけのことはある。
ただ一つ気になった点が・・・。
それは核に対する意識。
宇宙船をヒロシマよりも強力な核で攻撃するのだが、
現場周辺には軍隊や報道陣、そして民間人と人だかり。
「爆風を避けるために、後を向いてください」
え・・・
そんなんでいいの?
核爆弾だよ・・・?
当時のアメリカでは、被爆の恐ろしさが知られていなかったのだろうか?
それとも意図的に、隠したのだろうか?
映画という娯楽には不必要と考えたのだろうか?
う〜む・・・。
ま、それはさておき、
50年も前に作られた本作品は、現代の作品に比べれば
特殊効果の点では、さすがに見劣りするが、
作品全体を流れる緊張感はさすがに一流。
時代の違いから、ところどころツッコミを入れたくなるシーンもあるが、
真面目に観ても、なかなか興味深い作品。
監督/バイロン・ハスキン
出演/ジーン・バリー
============================================
カリフォルニアの山中に隕石が落下した。
しかしそれはただの隕石ではなく、
中には火星人が乗った宇宙船が潜んでいた。
かれらの目的は、地球侵略だった・・・
============================================
原作はH・G・ウェルズ。
今から50年も前に作られたSF古典作品。
最近の作品と大きく違う点は、
現場に居合わせた1人の科学者が、なんでもかんでもしきってしまうこと。
この作品のヒーローは、大統領でもなければ、特殊工作員でもない。
自らの知識と直感で、地球を守る主人公。
そんな科学者に軍も政府も、しがらみや面目を捨てて、
その科学者におまかせ状態。
間違っても、お上に逆らうな〜なんて言いやしない(笑)
85分の作品で、次から次へとたたみかけるような展開は
まさに名作と呼ばれるだけのことはある。
ただ一つ気になった点が・・・。
それは核に対する意識。
宇宙船をヒロシマよりも強力な核で攻撃するのだが、
現場周辺には軍隊や報道陣、そして民間人と人だかり。
「爆風を避けるために、後を向いてください」
え・・・
そんなんでいいの?
核爆弾だよ・・・?
当時のアメリカでは、被爆の恐ろしさが知られていなかったのだろうか?
それとも意図的に、隠したのだろうか?
映画という娯楽には不必要と考えたのだろうか?
う〜む・・・。
ま、それはさておき、
50年も前に作られた本作品は、現代の作品に比べれば
特殊効果の点では、さすがに見劣りするが、
作品全体を流れる緊張感はさすがに一流。
時代の違いから、ところどころツッコミを入れたくなるシーンもあるが、
真面目に観ても、なかなか興味深い作品。
『クリスティーナの好きなコト』・・あまりにもとっぴすぎて
2003年7月13日 洋画コメディ・ラブストーリー2002年・米
監督/ロジャー・カンブル
出演/キャメロン・ディアス
============================================
本気の恋より気軽な恋がモットーのクリスティーナ。
ある日、いつものように友人とクラブに出かけ、ピーターと出会う。
本気になって傷つくのが怖い彼女は、
遊びだと自分に言い聞かせながらも、
彼に会うために、彼の兄の結婚式へと向かうが・・・
============================================
キャメロン・ディアス。
この人はサミュエル・L・ジャクソンと同様に
ビミョーな作品に臆することなく出演する貴重な存在。
こういう「ビミョー」な作品が好きなのかしらん(笑)
女の本音が満載の下ネタてんこもりラブコメ
ん〜・・・
ところが、ハジケすぎて、爆笑できない。
たしかに面白いとは思うケド。
『セックス・アンド・ザ・シティ』のような
そそそ、そ〜なのよ!って共感できる部分が少ない。
突然歌ったりと、あまりにも突飛すぎて、呆気に取られてしまう。
そんな中で、蛍風お気に入りのシーンは着せ替えショー。
マドンナ、フラッシュ・ダンス、プリティー・ウーマンなど
懐かしくて笑える。
1つ思い出せないコスプレが。
あれは、『ザ・ナドゥ』かしら?
多分その頃の年代の作品だったと思うけど、ハッキリ思い出せない。
あ〜気になる!
キャメロン達女優陣のハジケぶりは、確かにスゴイと思うが、
共感できる笑いが少ない。
キャメロン主演でなければ、
これほど高回転にはならなかったであろうと思われる作品。
監督/ロジャー・カンブル
出演/キャメロン・ディアス
============================================
本気の恋より気軽な恋がモットーのクリスティーナ。
ある日、いつものように友人とクラブに出かけ、ピーターと出会う。
本気になって傷つくのが怖い彼女は、
遊びだと自分に言い聞かせながらも、
彼に会うために、彼の兄の結婚式へと向かうが・・・
============================================
キャメロン・ディアス。
この人はサミュエル・L・ジャクソンと同様に
ビミョーな作品に臆することなく出演する貴重な存在。
こういう「ビミョー」な作品が好きなのかしらん(笑)
女の本音が満載の下ネタてんこもりラブコメ
ん〜・・・
ところが、ハジケすぎて、爆笑できない。
たしかに面白いとは思うケド。
『セックス・アンド・ザ・シティ』のような
そそそ、そ〜なのよ!って共感できる部分が少ない。
突然歌ったりと、あまりにも突飛すぎて、呆気に取られてしまう。
そんな中で、蛍風お気に入りのシーンは着せ替えショー。
マドンナ、フラッシュ・ダンス、プリティー・ウーマンなど
懐かしくて笑える。
1つ思い出せないコスプレが。
あれは、『ザ・ナドゥ』かしら?
多分その頃の年代の作品だったと思うけど、ハッキリ思い出せない。
あ〜気になる!
キャメロン達女優陣のハジケぶりは、確かにスゴイと思うが、
共感できる笑いが少ない。
キャメロン主演でなければ、
これほど高回転にはならなかったであろうと思われる作品。
『壬生義士伝』・・親はタネイモ
2003年7月11日 邦画2003年・日
監督/滝田 洋二郎
出演/中井 貴一
============================================
幕末の京都。
新撰組に盛岡、南部藩出身の吉村貫一郎が入隊してきた。
剣の腕は一流だが、金に執着する彼にはある事情があった・・・
============================================
主演の中井貴一は初めこそ少々違和感のある訛りだが、
ストーリーが進むにつれ、こなれた感じになっていく。
貴一つぁんの演技、なかなかにGOOD。
大野次郎衛門役の三宅祐司は、頑張って南部弁を使っているのだが、
ところどころ、どうしても違ったイントネーションが目立つ。
それが、かなり気になった。
ぬい役の中谷美紀、大野千秋役の村田雄広の言葉はGOOD。
特に村田氏は上手いなぁ〜。
東京出身ってホントかしらと思うほど自然なイントネーション。
この村田氏は、ちょっとドンクサイ役が多いような気がするが、
この人が演じると「実直」「純朴」が前面に出てくる
貴重な役者だと思う。
で、この作品のテーマは何か?
愛する家族のために生きる侍ってところか?
しかし蛍風にはある言葉が頭に浮かんだ。
それはウチの親が常々言っていた言葉
「親はタネイモ」
え〜、じゃがいもを植える時、種じゃなくて芋を植えるでしょ?
収穫時にその種となった親芋は、しょぼしょぼになって、
そこから立派な芋が沢山育っているでしょ?
種芋は、自分の養分を与えて、子芋がすくすくと育つ。
親というものは自分はしょぼしょぼになっても我慢して、
子供のためにすべてを与えるもんだ
それが親ってもんだ
「親はタネイモだから、子供が出来たらお小遣いはもちろんだけど、
すべてにおいて我慢してね、次世代のためだから」と
我が家のこの話をウチの相方に話した時、
親になることにかなりビビってしまった彼だった
それがトラウマとなったのか、ウチはいまだに子芋のままだ(笑)
ストーリー良し。
構成良し。
刀を使うシーンも東映のようなハデな立ちまわりではなく
松竹らしい上質な立ちまわり。
なによりも中井貴一の演技が良い。
『梟の城』より良かったんじゃないか?
それにしても松竹って、
どうも昔から「人情」をウリにした作品が多いような・・・。
137分、飽きることなく楽しめた作品。
監督/滝田 洋二郎
出演/中井 貴一
============================================
幕末の京都。
新撰組に盛岡、南部藩出身の吉村貫一郎が入隊してきた。
剣の腕は一流だが、金に執着する彼にはある事情があった・・・
============================================
主演の中井貴一は初めこそ少々違和感のある訛りだが、
ストーリーが進むにつれ、こなれた感じになっていく。
貴一つぁんの演技、なかなかにGOOD。
大野次郎衛門役の三宅祐司は、頑張って南部弁を使っているのだが、
ところどころ、どうしても違ったイントネーションが目立つ。
それが、かなり気になった。
ぬい役の中谷美紀、大野千秋役の村田雄広の言葉はGOOD。
特に村田氏は上手いなぁ〜。
東京出身ってホントかしらと思うほど自然なイントネーション。
この村田氏は、ちょっとドンクサイ役が多いような気がするが、
この人が演じると「実直」「純朴」が前面に出てくる
貴重な役者だと思う。
で、この作品のテーマは何か?
愛する家族のために生きる侍ってところか?
しかし蛍風にはある言葉が頭に浮かんだ。
それはウチの親が常々言っていた言葉
「親はタネイモ」
え〜、じゃがいもを植える時、種じゃなくて芋を植えるでしょ?
収穫時にその種となった親芋は、しょぼしょぼになって、
そこから立派な芋が沢山育っているでしょ?
種芋は、自分の養分を与えて、子芋がすくすくと育つ。
親というものは自分はしょぼしょぼになっても我慢して、
子供のためにすべてを与えるもんだ
それが親ってもんだ
「親はタネイモだから、子供が出来たらお小遣いはもちろんだけど、
すべてにおいて我慢してね、次世代のためだから」と
我が家のこの話をウチの相方に話した時、
親になることにかなりビビってしまった彼だった
それがトラウマとなったのか、ウチはいまだに子芋のままだ(笑)
ストーリー良し。
構成良し。
刀を使うシーンも東映のようなハデな立ちまわりではなく
松竹らしい上質な立ちまわり。
なによりも中井貴一の演技が良い。
『梟の城』より良かったんじゃないか?
それにしても松竹って、
どうも昔から「人情」をウリにした作品が多いような・・・。
137分、飽きることなく楽しめた作品。
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『タワー・オブ・タイタンズ』・・192分は何のため?
2003年7月8日 洋画アクション1999年・英/独/伊
監督/アルベルト・ネグリン
出演/ピーター・ウェラー
============================================
探検家のジョン・シャノンが、創世記に書かれている
伝説の巨人の搭を探している途中で消息をたった。
彼を探して、娘のダイアンが北アフリカに向かうが・・・
============================================
長い・・・。
192分もある作品。
しかし192分もありながら、壮大さとは無縁のこじんまりとした作品。
伝説の巨人の搭を探すジョン、
そしてその「お宝」を手に入れんとする弟マイケル。
マイケルは、自分が好きだった女性がジョンと結婚したことで
兄・ジョンを憎んでいた。
2人の確執と、娘ダイアンとラシード王子の恋、
巨人と搭の鍵を守る男の娘アドリエルと、将校の悲恋。
これがダラダラと続きながら物語は、巨人の搭探しへと向かう。
で、肝心の巨人の搭には、どんなお宝があるかと思えば、
搭は宇宙への入り口でした〜、マイケルとジョンは和解して、
2人で宇宙へと旅だったので〜す、メデタシメデタシ〜・・・。
・・・なんなのさ、これ。
192分使って、最後はそれ?
しかもピータ・ウェラーは、最初と最後に活躍(?)するものの、
中盤はほとんど出演ナシ。
アドリエル役の女優がキレイだったこと。
ラシード王子役が、いかにも欧米人が好みそうなルックスだったこと、
ただそれだけの作品。
久しぶりに時間を無駄にした気分を味わった作品。
===秋林 瑞佳サマ===
私以外に『カンパニー・マン』にグッときた人がいて嬉しいです。
蛍風の周りでも、つまらないという声ばかりだし、
回転も悪い作品で、残念に思っていたところです。
吹き替えの件、私も子供時代ビデオがない世代(笑)でしたので、
「この俳優はこの声優!」というのがあります
ジャッキー・チェン=石丸 博也
イースト・ウッド=山田 康雄
これは、ほとんどの人がそう思っていることなんですネ!
それ以外だと、蛍風の場合
エディ・マーフィー=下條 アトム
ロバート・レッドフォード=野沢 那智かな?
あ、ピーター・フォーク=コロンボ=小池朝雄もそうですね。
ピーター・フォーク=小池氏ではなく、間にコロンボが入るんです(笑)
ピーター・フォークは、コロンボ役をやっていないと
違和感を覚えます。
声優とは関係ないですが、
渥美 清も寅さん役じゃないとシックリきませんでした。
何かの映画に渥美氏が出演していた時、
子供心に、「寅さんが別の映画に出てる!」とビックリしたもんです。
ビデオが出たての頃は、俳優の本物の声を聞きたいと思い
字幕でばかり観ていましたが、
最近は吹き替えがメインです。だってラクなんですもの(笑)
DVDで観る時は、音声と字幕、両方日本語で観ています。
吹き替えと字幕で、セリフが微妙に違っているので、
作品の世界が解釈がしやすいですね。
しかし、昔の作品や、ちょいとマイナーな作品には
吹き替えが収録されていないことがあるので残念。
そうかと思えば、2種類の吹き替えが収録されているものあったり。
1つでいいから、すべての作品に吹き替えを収録して欲しいなぁ・・・。
監督/アルベルト・ネグリン
出演/ピーター・ウェラー
============================================
探検家のジョン・シャノンが、創世記に書かれている
伝説の巨人の搭を探している途中で消息をたった。
彼を探して、娘のダイアンが北アフリカに向かうが・・・
============================================
長い・・・。
192分もある作品。
しかし192分もありながら、壮大さとは無縁のこじんまりとした作品。
伝説の巨人の搭を探すジョン、
そしてその「お宝」を手に入れんとする弟マイケル。
マイケルは、自分が好きだった女性がジョンと結婚したことで
兄・ジョンを憎んでいた。
2人の確執と、娘ダイアンとラシード王子の恋、
巨人と搭の鍵を守る男の娘アドリエルと、将校の悲恋。
これがダラダラと続きながら物語は、巨人の搭探しへと向かう。
で、肝心の巨人の搭には、どんなお宝があるかと思えば、
搭は宇宙への入り口でした〜、マイケルとジョンは和解して、
2人で宇宙へと旅だったので〜す、メデタシメデタシ〜・・・。
・・・なんなのさ、これ。
192分使って、最後はそれ?
しかもピータ・ウェラーは、最初と最後に活躍(?)するものの、
中盤はほとんど出演ナシ。
アドリエル役の女優がキレイだったこと。
ラシード王子役が、いかにも欧米人が好みそうなルックスだったこと、
ただそれだけの作品。
久しぶりに時間を無駄にした気分を味わった作品。
===秋林 瑞佳サマ===
私以外に『カンパニー・マン』にグッときた人がいて嬉しいです。
蛍風の周りでも、つまらないという声ばかりだし、
回転も悪い作品で、残念に思っていたところです。
吹き替えの件、私も子供時代ビデオがない世代(笑)でしたので、
「この俳優はこの声優!」というのがあります
ジャッキー・チェン=石丸 博也
イースト・ウッド=山田 康雄
これは、ほとんどの人がそう思っていることなんですネ!
それ以外だと、蛍風の場合
エディ・マーフィー=下條 アトム
ロバート・レッドフォード=野沢 那智かな?
あ、ピーター・フォーク=コロンボ=小池朝雄もそうですね。
ピーター・フォーク=小池氏ではなく、間にコロンボが入るんです(笑)
ピーター・フォークは、コロンボ役をやっていないと
違和感を覚えます。
声優とは関係ないですが、
渥美 清も寅さん役じゃないとシックリきませんでした。
何かの映画に渥美氏が出演していた時、
子供心に、「寅さんが別の映画に出てる!」とビックリしたもんです。
ビデオが出たての頃は、俳優の本物の声を聞きたいと思い
字幕でばかり観ていましたが、
最近は吹き替えがメインです。だってラクなんですもの(笑)
DVDで観る時は、音声と字幕、両方日本語で観ています。
吹き替えと字幕で、セリフが微妙に違っているので、
作品の世界が解釈がしやすいですね。
しかし、昔の作品や、ちょいとマイナーな作品には
吹き替えが収録されていないことがあるので残念。
そうかと思えば、2種類の吹き替えが収録されているものあったり。
1つでいいから、すべての作品に吹き替えを収録して欲しいなぁ・・・。
2001年・米
監督/アーリーン・サンフォード
出演/デイヴ・シェリダン
ランディ・クエイド
============================================
スタントマンだった父が目の前で事故にあってから、
安全に異常なまでにこだわるフランク。
そのこだわりは、寝る時にもヘルメットをかぶるほどだ。
フランクは父の事故の際、悪徳弁護士ローゼンゴールド兄弟に
言いがかりにも似た請求をうけていた。
ローゼンゴールドのような不正保険請求をなくすため
保険調査員になったフランクの前に、あのローゼンゴールド兄弟が・・・
============================================
フランク役のデイヴ・シェリダンは、
ジム・キャリーや、アダム・サンドラーに続く
注目のコメディースターなんだそうな。
そういえば、ジム・キャリーのようなお顔立ち。
ちょぼちょぼとした笑いがあるものの、
大爆笑できる笑いではない。
強いていえば、フランクの飼っている犬が眠るとき、
フランクと同じくヘルメット着用しているシーンくらい。
このわんこちゃんは、とても忍耐強いというか、
さすがハリウッド映画に出演するだけのことはある行儀の良さ!
あの状況でじっとできるなんて・・・。
それに比べてうちのわんこときたら・・・(笑)
そんなちょぼちょぼ笑いの作品でも、
「おぉ〜っ」と唸るシーンが!
それは、あのエマニエル坊やが出演していたこと。
それも「懐かしのスター」みたいなイベントで(笑)
女子プロのジョニー・ローラーが出演。
・・・ってこの人の事、蛍風は知らないんだけど。
なんでも蝶野選手と戦ったこともあるらしい。
主役のデイヴ・シェリダンよりも、彼女の役のほうが
笑えるシーンがあった。
いや、すごいです。彼女(笑)
ポスト・ジム・キャリーと言われるわりには、小粒な感じ。
ルックスが似た系統なだけに、損している部分もありそう。
「爆発力」にかける、おとなしめのコメディー作品。
監督/アーリーン・サンフォード
出演/デイヴ・シェリダン
ランディ・クエイド
============================================
スタントマンだった父が目の前で事故にあってから、
安全に異常なまでにこだわるフランク。
そのこだわりは、寝る時にもヘルメットをかぶるほどだ。
フランクは父の事故の際、悪徳弁護士ローゼンゴールド兄弟に
言いがかりにも似た請求をうけていた。
ローゼンゴールドのような不正保険請求をなくすため
保険調査員になったフランクの前に、あのローゼンゴールド兄弟が・・・
============================================
フランク役のデイヴ・シェリダンは、
ジム・キャリーや、アダム・サンドラーに続く
注目のコメディースターなんだそうな。
そういえば、ジム・キャリーのようなお顔立ち。
ちょぼちょぼとした笑いがあるものの、
大爆笑できる笑いではない。
強いていえば、フランクの飼っている犬が眠るとき、
フランクと同じくヘルメット着用しているシーンくらい。
このわんこちゃんは、とても忍耐強いというか、
さすがハリウッド映画に出演するだけのことはある行儀の良さ!
あの状況でじっとできるなんて・・・。
それに比べてうちのわんこときたら・・・(笑)
そんなちょぼちょぼ笑いの作品でも、
「おぉ〜っ」と唸るシーンが!
それは、あのエマニエル坊やが出演していたこと。
それも「懐かしのスター」みたいなイベントで(笑)
女子プロのジョニー・ローラーが出演。
・・・ってこの人の事、蛍風は知らないんだけど。
なんでも蝶野選手と戦ったこともあるらしい。
主役のデイヴ・シェリダンよりも、彼女の役のほうが
笑えるシーンがあった。
いや、すごいです。彼女(笑)
ポスト・ジム・キャリーと言われるわりには、小粒な感じ。
ルックスが似た系統なだけに、損している部分もありそう。
「爆発力」にかける、おとなしめのコメディー作品。
1994年・米
監督/ジル・シャーマント
出演/ドミニク・グールド
============================================
アーチーはドラッグ密造をして通称バッド・トリップと呼ばれていた。
彼の製造したドラックが暴走族「ザ・カンニバルズ」に
金銭的貢献をしたので、彼はカンニバルズの正式メンバーに。
しかし彼はメンバーのバイクを盗んだことから追われる身に・・・。
============================================
製作がアキ・カウリスマキ。
1960年代が舞台ということで、
イージーライダーみたいな暴走族。
ん〜、こりゃワクワクするわ・・・と思ったのも初めだけ。
暴走族(今でもこんな言い方するのかな?)のチーム名が
ザ・カンニバルズと言う通り、人肉を食するメンバー達。
容赦のないブラックネタが、次から次へと襲って・・・。
しかし、これが、笑えない・・・。
多分、蛍風には理解できない種類の笑いなのかもしれない。
そんな中でジム・ジャームッシュが、謎のライダーとして登場。
いや〜、この作品の中ではオイシイ役である。
細身の体にライダースーツを着こんだジャームッシュさんは
カッコイイの一言。
量の多そうな豊かな髪も、カッコイイおじ様の一因かもしれない。
中年男も、スリムな体と豊かな髪ならカッコイイものだ。
ブラックな笑いの連続なのだが、蛍風には理解できない。
休日に寝過ごして、真昼間なのにボーッと
みのもんたの番組を「眺めて」いる感覚に近い。
ボーッと観ていたら、終わってた。
そんな作品(笑)。
監督/ジル・シャーマント
出演/ドミニク・グールド
============================================
アーチーはドラッグ密造をして通称バッド・トリップと呼ばれていた。
彼の製造したドラックが暴走族「ザ・カンニバルズ」に
金銭的貢献をしたので、彼はカンニバルズの正式メンバーに。
しかし彼はメンバーのバイクを盗んだことから追われる身に・・・。
============================================
製作がアキ・カウリスマキ。
1960年代が舞台ということで、
イージーライダーみたいな暴走族。
ん〜、こりゃワクワクするわ・・・と思ったのも初めだけ。
暴走族(今でもこんな言い方するのかな?)のチーム名が
ザ・カンニバルズと言う通り、人肉を食するメンバー達。
容赦のないブラックネタが、次から次へと襲って・・・。
しかし、これが、笑えない・・・。
多分、蛍風には理解できない種類の笑いなのかもしれない。
そんな中でジム・ジャームッシュが、謎のライダーとして登場。
いや〜、この作品の中ではオイシイ役である。
細身の体にライダースーツを着こんだジャームッシュさんは
カッコイイの一言。
量の多そうな豊かな髪も、カッコイイおじ様の一因かもしれない。
中年男も、スリムな体と豊かな髪ならカッコイイものだ。
ブラックな笑いの連続なのだが、蛍風には理解できない。
休日に寝過ごして、真昼間なのにボーッと
みのもんたの番組を「眺めて」いる感覚に近い。
ボーッと観ていたら、終わってた。
そんな作品(笑)。
2002年・米
監督/ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演/ジェレミー・ノーザム
ルーシー・リュー
============================================
酒もタバコもやらず、妻の尻にしかれているモーガン・サリバン。
刺激を求めて、デジコープ社の産業スパイとなる。
嬉々として任務をこなす彼だが、
次第に頭痛と奇妙な映像のフラッシュバックに悩まされ・・・
============================================
「平凡な男が刺激を求めて産業スパイに応募」
なんとバカチンな男かしらんと思いきや・・・。
う〜む、この作品に見事にしてやられたって感じ。
騙されていたのは、観ている自分の方だったか・・・!
『CUBE』の監督最新作というのがウリ文句の作品。
実は蛍風、『CUBE』はあまり好きなタイプの作品ではなかった。
たしかに今までにない感覚の作品だとは思ったが、
なにやら、こむずかしい作品でシュールな話で疲れた、と
そんなことしか覚えていない。
本作品は『CUBE』よりは、すんなりと作品の世界に入っていける。
平凡な男が産業スパイとして陰謀にまきこまれていくという
映画にはおなじみの設定のせいかもしれない。
それゆえ、主人公モーガンを騙しているのは、
この人かしら?あ、やっぱりこっちの人かも・・?と
翻弄されてしまう。
そしてラストでは・・・あああ、蛍風騙されていた〜(笑)
キャストがとてもGOOD。
モーガン役のジェレミー・ノーザムは、地味な男モーガンと
スパイ・ジャックの顔が全然違う。
人格が表情を作るといった感じだ。
謎の女リタ役のルーシー・リューも良い。
彼女は長い黒髪しか見た事がなかったが、
赤毛のショートヘアはとても繊細で謎めいてうつくしい。
細い首のラインがとても美しくなまめかしい。
彼女をこんなに美しいと思ったのは今回が初めてだ。
誰を、何を信じたらいいのか悩む主人公に同調して観ていた自分。
そして意外なラストと「騙し」の原因が狂おしい程の愛だと知る。
『カンパニー・マン』、まいりました。
好きなタイプの作品です。
監督/ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演/ジェレミー・ノーザム
ルーシー・リュー
============================================
酒もタバコもやらず、妻の尻にしかれているモーガン・サリバン。
刺激を求めて、デジコープ社の産業スパイとなる。
嬉々として任務をこなす彼だが、
次第に頭痛と奇妙な映像のフラッシュバックに悩まされ・・・
============================================
「平凡な男が刺激を求めて産業スパイに応募」
なんとバカチンな男かしらんと思いきや・・・。
う〜む、この作品に見事にしてやられたって感じ。
騙されていたのは、観ている自分の方だったか・・・!
『CUBE』の監督最新作というのがウリ文句の作品。
実は蛍風、『CUBE』はあまり好きなタイプの作品ではなかった。
たしかに今までにない感覚の作品だとは思ったが、
なにやら、こむずかしい作品でシュールな話で疲れた、と
そんなことしか覚えていない。
本作品は『CUBE』よりは、すんなりと作品の世界に入っていける。
平凡な男が産業スパイとして陰謀にまきこまれていくという
映画にはおなじみの設定のせいかもしれない。
それゆえ、主人公モーガンを騙しているのは、
この人かしら?あ、やっぱりこっちの人かも・・?と
翻弄されてしまう。
そしてラストでは・・・あああ、蛍風騙されていた〜(笑)
キャストがとてもGOOD。
モーガン役のジェレミー・ノーザムは、地味な男モーガンと
スパイ・ジャックの顔が全然違う。
人格が表情を作るといった感じだ。
謎の女リタ役のルーシー・リューも良い。
彼女は長い黒髪しか見た事がなかったが、
赤毛のショートヘアはとても繊細で謎めいてうつくしい。
細い首のラインがとても美しくなまめかしい。
彼女をこんなに美しいと思ったのは今回が初めてだ。
誰を、何を信じたらいいのか悩む主人公に同調して観ていた自分。
そして意外なラストと「騙し」の原因が狂おしい程の愛だと知る。
『カンパニー・マン』、まいりました。
好きなタイプの作品です。
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『ロード・オブ・ザ・リング』・・BBC、RPG
2003年6月28日 洋画サスペンス・ミステリー・ホラー・SF2001年・米
監督/ピーター・ジャクソン
出演/イライジャ・ウッド
ヴィゴ・モーテンセン
============================================
冥王サウロンが世界制覇のためにつくった指輪。
ホビット族のフロドは、指輪を葬り去るために
仲間とともに旅に出る。
それは指輪をとりかえそうとするサウロンの妨害が待ちうける
危険な旅だった・・・。
============================================
2作目がリリースされるので、
そろそろ観ておかないとなぁ〜という訳で選んだ作品。
いや・・以前にも書いたが、収録時間の長い作品は
ついつい避けてしまうのよね(笑)
しかし覚悟を決めて観ることに。
しかも公開版より30分長い208分のスペシャル版!
どうせ観るなら腹をくくって、長い方を観てやる〜(笑)
原作を読んでいないので、まっさらな気持ちで画面に向かう蛍風。
あ〜・・・
やっぱり長いね・・・
登場人物多いね・・・
妖精やら魔法使い・・・
旅の仲間も王の末裔やら上品そうな金髪青年、いかつい頑固者。
得意とする武器も剣や弓、斧に魔法。
途中、恋の話があったりエルフからアイテムをゲットしたり。
なんかRPGみたいですな。
しかも英BBCが製作するドラマのような色使い。
長い・・しかしやっと話が面白くなってきたところで
いきなり終わってしまう。
蛍風、続きモノはまとめて観たいタイプなので、
これにはガックリ。
3部作といえど、もうちょっと1つの作品としての終わり方をしても
良かったんじゃないの?
これじゃ続きが気になって仕方がない。
いろんなタイプの登場人物の中で、
ボロミア役のショーン・ビーンがなかなか好み。
2作目以降、彼の出番はないのかしらん?
登場人物が多いだけに、好みのタイプが必ず1人は見つけられるであろう。
アルゴラン役のヴィゴや、レゴラス役のオーランド・ブルームなど。
「BBCのRPG、とりあえず第1ステージクリア」
そんなことを考えた作品。
2作目は、3作目がリリースされてから観ようかな。
その方が、作品の世界にどっぷりとつかれそうな気がする。
店頭でお客様には絶対に言わないケド(笑)
監督/ピーター・ジャクソン
出演/イライジャ・ウッド
ヴィゴ・モーテンセン
============================================
冥王サウロンが世界制覇のためにつくった指輪。
ホビット族のフロドは、指輪を葬り去るために
仲間とともに旅に出る。
それは指輪をとりかえそうとするサウロンの妨害が待ちうける
危険な旅だった・・・。
============================================
2作目がリリースされるので、
そろそろ観ておかないとなぁ〜という訳で選んだ作品。
いや・・以前にも書いたが、収録時間の長い作品は
ついつい避けてしまうのよね(笑)
しかし覚悟を決めて観ることに。
しかも公開版より30分長い208分のスペシャル版!
どうせ観るなら腹をくくって、長い方を観てやる〜(笑)
原作を読んでいないので、まっさらな気持ちで画面に向かう蛍風。
あ〜・・・
やっぱり長いね・・・
登場人物多いね・・・
妖精やら魔法使い・・・
旅の仲間も王の末裔やら上品そうな金髪青年、いかつい頑固者。
得意とする武器も剣や弓、斧に魔法。
途中、恋の話があったりエルフからアイテムをゲットしたり。
なんかRPGみたいですな。
しかも英BBCが製作するドラマのような色使い。
長い・・しかしやっと話が面白くなってきたところで
いきなり終わってしまう。
蛍風、続きモノはまとめて観たいタイプなので、
これにはガックリ。
3部作といえど、もうちょっと1つの作品としての終わり方をしても
良かったんじゃないの?
これじゃ続きが気になって仕方がない。
いろんなタイプの登場人物の中で、
ボロミア役のショーン・ビーンがなかなか好み。
2作目以降、彼の出番はないのかしらん?
登場人物が多いだけに、好みのタイプが必ず1人は見つけられるであろう。
アルゴラン役のヴィゴや、レゴラス役のオーランド・ブルームなど。
「BBCのRPG、とりあえず第1ステージクリア」
そんなことを考えた作品。
2作目は、3作目がリリースされてから観ようかな。
その方が、作品の世界にどっぷりとつかれそうな気がする。
店頭でお客様には絶対に言わないケド(笑)
『シャーロット・グレイ』・・ケイトがすべて
2003年6月26日 洋画アクション2001年・米
監督/ジリアン・アームストロング
出演/ケイト・ブランシェット
============================================
時は第2次世界大戦。
イギリス人看護婦のシャーロットは、
フランスで行方不明になった恋人ピーターを探すため
スパイとなりドイツ軍の占領下のフランスに潜入する・・・。
============================================
シャーロットは行方不明になった空軍パイロット・ピーターを探すため、
自ら志願してスパイとしてフランスに潜入する。
たしかこの頃のフランスは、ドイツ占領下にあり、
イギリスは打倒ナチスのため、フランスのレジスタンスを支援してた、
・・・のよね?
そしてドイツ軍敗北が目前となった時、
これからの敵はレジスタンスじゃ〜となった、
・・・のよね?
いや〜・・蛍風、世界史に疎いので、詳しいことはわかりませんが(汗)
フランスに潜入したシャーロットは、本名を隠し
レジスタンス活動をサポートする。
ドイツ軍の影響下におかれたフランスは、
ユダヤ狩りと共産主義者の迫害を行なっていた。
シャーロットが接触したレジスタンスのリーダー・ジュリアンは、
共産主義者で、しかもユダヤ人の幼い兄弟をかくまっていた・・・。
ジュリアンの父がユダヤ人として連行される。
しかしジュリアンは「法的」にユダヤ人ではないので
連行されずに済む。
ユダヤ人の種別については6/1の『謀議』で把握したばかりなので
すんなりと納得できた。
スパイとして潜入しながらも、たいした成功をあげないシャーロット。
実際は007のような凄腕のスパイばかりではなく、
シャーロットのような素人スパイが大勢いたのかもしれない。
素人スパイなら、任務を一つでも成功させれば恩の字だ。
スパイとしてレジスタンス活動を支援する合間に
行方不明の恋人の捜索を依頼するシャーロット。
そのためにレジスタンスとの約束の時間に遅れてしまい、
彼等は壊滅状態に・・・。
任務としてのスパイというより、1人の女性、1人の人間として
不安定な世の中で過酷な状況下で生きぬくシャーロット。
このシャーロット扮するケイト・ブランシェットが素晴らしい。
しかも美しい。
シャーロットの行動は、
よくよく考えれば「なんじゃらほい」ってな事が多いのだが、
ケイトが演じることにより、そんな細かなことを感じさせない迫力。
彼女の堅実な演技によって、重厚なヒューマンドラマとなっている。
戦争モノ、あるいはヒューマン系としては物足りなさを感じるが、
ケイトの演技がひかる佳作。
監督/ジリアン・アームストロング
出演/ケイト・ブランシェット
============================================
時は第2次世界大戦。
イギリス人看護婦のシャーロットは、
フランスで行方不明になった恋人ピーターを探すため
スパイとなりドイツ軍の占領下のフランスに潜入する・・・。
============================================
シャーロットは行方不明になった空軍パイロット・ピーターを探すため、
自ら志願してスパイとしてフランスに潜入する。
たしかこの頃のフランスは、ドイツ占領下にあり、
イギリスは打倒ナチスのため、フランスのレジスタンスを支援してた、
・・・のよね?
そしてドイツ軍敗北が目前となった時、
これからの敵はレジスタンスじゃ〜となった、
・・・のよね?
いや〜・・蛍風、世界史に疎いので、詳しいことはわかりませんが(汗)
フランスに潜入したシャーロットは、本名を隠し
レジスタンス活動をサポートする。
ドイツ軍の影響下におかれたフランスは、
ユダヤ狩りと共産主義者の迫害を行なっていた。
シャーロットが接触したレジスタンスのリーダー・ジュリアンは、
共産主義者で、しかもユダヤ人の幼い兄弟をかくまっていた・・・。
ジュリアンの父がユダヤ人として連行される。
しかしジュリアンは「法的」にユダヤ人ではないので
連行されずに済む。
ユダヤ人の種別については6/1の『謀議』で把握したばかりなので
すんなりと納得できた。
スパイとして潜入しながらも、たいした成功をあげないシャーロット。
実際は007のような凄腕のスパイばかりではなく、
シャーロットのような素人スパイが大勢いたのかもしれない。
素人スパイなら、任務を一つでも成功させれば恩の字だ。
スパイとしてレジスタンス活動を支援する合間に
行方不明の恋人の捜索を依頼するシャーロット。
そのためにレジスタンスとの約束の時間に遅れてしまい、
彼等は壊滅状態に・・・。
任務としてのスパイというより、1人の女性、1人の人間として
不安定な世の中で過酷な状況下で生きぬくシャーロット。
このシャーロット扮するケイト・ブランシェットが素晴らしい。
しかも美しい。
シャーロットの行動は、
よくよく考えれば「なんじゃらほい」ってな事が多いのだが、
ケイトが演じることにより、そんな細かなことを感じさせない迫力。
彼女の堅実な演技によって、重厚なヒューマンドラマとなっている。
戦争モノ、あるいはヒューマン系としては物足りなさを感じるが、
ケイトの演技がひかる佳作。
『ナショナル7』・・人権と性欲、そして先入観
2003年6月24日 洋画ヒューマン・青春・スポーツ2000年・仏
監督/ジャン・ピエール・シナピ
出演/ナディア・カッチ
============================================
糖尿病と筋ジストロフィーで体の自由がきかないルネ。
入所している身体障害者施設で、
悪態をついては、いつも単独行動をしている。
誰にも心を開かないルネだったが、
新しい看護人ジュリには心を開いた。
そしてルネがジュリに頼んだ。
「娼婦のところへ連れていって欲しい」と・・・。
============================================
実話をもとに作られた作品。
タイトルは、国道7号線の近くに、その施設があることからつけられた。
車椅子生活のルネは、すべてにおいて悪態をつく問題児。
誰にも心を開かないルネ。
それは新しい看護人ジュリに対してもそうだった。
しかし、買い物に外出した際、血糖値が下がってもうろうとするルネを
必死で助けようとしたジュリに心を開くようになる。
そして彼はジュリだけに告白した。
「健常者とセックスがしたい。娼婦の所へ連れていってくれ」
ルネを娼婦のところへ連れていけば、
売春ほう助罪に問われる可能性があることから、尻ごみするスタッフ。
そんな中でジュリだけは、ルネの希望を叶えるべく
車椅子でも入れる娼婦を探す。
心がチクチク痛む作品。
体の自由がきかない苛立ちを、周囲にぶつけるルネ。
そんなルネに、怒りを感じ態度で現す看護スタッフ。
人は障害者あるいは看護を必要とする人間に、
優しく手を差し伸べるのは当たり前。
そして感謝されるのも当たり前だと奢る気持ちが
どこかにあるのではないだろうか?
しかし介護は肉体面においても精神面においても
キレイごとだけではすまない部分が現実にはある。
はじめは本当に手助けをしたいと思って始めたことも
辛らつな態度を返されれば
「なによ、あんたのために『やってあげてる』のに」と
思ってしまう。
介護する側もされる側も余裕や遠慮がなくなってくる。
介護を必要とする者だって、生きている人間だ。
性欲があるのは当然だ。
しかし、それはどこかでタブーとされてはいないだろうか?
本作品は障害者の介護だが、老人介護経験のある蛍風は
とても身につまされた。
蛍風にとって、介護は終わった問題ではない。
これから先も出てくるであろう問題だ。
考えていると胸がチクチクする。
最後まで、心に余裕を持って介護することができるだろうか?ふぅ・・・。
世間ではタブーとされているこの問題を
本作品は、笑いと涙を交えて展開していく。
ラストもなかなか凝っていて「おっしゃれー」である。
世間一般が抱く障害者への先入観をチクリと風刺。
なかなかに考えさせられた作品。
監督/ジャン・ピエール・シナピ
出演/ナディア・カッチ
============================================
糖尿病と筋ジストロフィーで体の自由がきかないルネ。
入所している身体障害者施設で、
悪態をついては、いつも単独行動をしている。
誰にも心を開かないルネだったが、
新しい看護人ジュリには心を開いた。
そしてルネがジュリに頼んだ。
「娼婦のところへ連れていって欲しい」と・・・。
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実話をもとに作られた作品。
タイトルは、国道7号線の近くに、その施設があることからつけられた。
車椅子生活のルネは、すべてにおいて悪態をつく問題児。
誰にも心を開かないルネ。
それは新しい看護人ジュリに対してもそうだった。
しかし、買い物に外出した際、血糖値が下がってもうろうとするルネを
必死で助けようとしたジュリに心を開くようになる。
そして彼はジュリだけに告白した。
「健常者とセックスがしたい。娼婦の所へ連れていってくれ」
ルネを娼婦のところへ連れていけば、
売春ほう助罪に問われる可能性があることから、尻ごみするスタッフ。
そんな中でジュリだけは、ルネの希望を叶えるべく
車椅子でも入れる娼婦を探す。
心がチクチク痛む作品。
体の自由がきかない苛立ちを、周囲にぶつけるルネ。
そんなルネに、怒りを感じ態度で現す看護スタッフ。
人は障害者あるいは看護を必要とする人間に、
優しく手を差し伸べるのは当たり前。
そして感謝されるのも当たり前だと奢る気持ちが
どこかにあるのではないだろうか?
しかし介護は肉体面においても精神面においても
キレイごとだけではすまない部分が現実にはある。
はじめは本当に手助けをしたいと思って始めたことも
辛らつな態度を返されれば
「なによ、あんたのために『やってあげてる』のに」と
思ってしまう。
介護する側もされる側も余裕や遠慮がなくなってくる。
介護を必要とする者だって、生きている人間だ。
性欲があるのは当然だ。
しかし、それはどこかでタブーとされてはいないだろうか?
本作品は障害者の介護だが、老人介護経験のある蛍風は
とても身につまされた。
蛍風にとって、介護は終わった問題ではない。
これから先も出てくるであろう問題だ。
考えていると胸がチクチクする。
最後まで、心に余裕を持って介護することができるだろうか?ふぅ・・・。
世間ではタブーとされているこの問題を
本作品は、笑いと涙を交えて展開していく。
ラストもなかなか凝っていて「おっしゃれー」である。
世間一般が抱く障害者への先入観をチクリと風刺。
なかなかに考えさせられた作品。
『ブルーイグアナの夜』・・チョットだけよん♪みたいな(笑)
2003年6月22日 洋画その他・海外TVドラマ2000年・米
監督/マイケル・ラドフォード
出演/ダリル・ハンナ
============================================
ストリップクラブ・ブルー・イグアナで働くエンジェル達。
今宵もステージの上で裸体をさらすが、
彼女達の本当の心までは、誰も見ることができない・・・。
============================================
あのダリル・ハンナが出演しているので観ることに。
いや〜、このヒトいくつなのかしら?
脱いでます。
見事な体です。
足がすごい長いです。
ダリル嬢扮するエンジェルは、ちょっと天然ボケっぽいが
他のダンサーからも愛される看板ダンサー。
子供好きなエンジェル。
トイレで妊娠検査薬を拾って、妊娠したと大喜び。
「あんたが検査したの?」と聞かれると
「わかんない。トイレに落ちていたの。
でも私のおしっこがかかったかもしれないから私のよ。」
おいおい、検査済みだからトイレに捨ててあったとは考えないのか?(笑)
「最後のSEXはいつ?」
「8ヵ月前。でも精子って生命力あって、しぶといらしいから・・・」
わはは〜。ダリル嬢!いくらなんでもそれはないと思うよ(笑)
脚本なしで即興で撮ったこの作品。
謎の殺し屋が出て来たり、詩人がでてきたりといろいろな人間が登場。
しかし、各自について、詳しい描写はない。
それはダンサーについても同じ。
詩人になりたいと思っているジャスミン。
詩の朗読大会に出場する為、仕事を休みたいと願い出る。
しかし、その日はイベントデーで、休むことは許されなかった。
恋も夢も諦めてステージに立つ彼女。
養子をもらおうとしたエンジェル。
しかし、麻薬所持が警察に見つかってしまう。
里親失格で、失望する彼女。
その後、彼女達がどう歩んだのかは描かれていない。
ステージ同様、彼女達の「裸の心」を見届けることはできない。
様々な人が出入りして、それを傍観しているような気持ちになる作品。
クスッと笑って、悲しくなって、彼女達を応援したくなる。
ちなみに、ストリップダンサーの彼女達のダンスは
アクロバティックなものではなく、
どちらかというと、カトちゃんの「チョットだけよん♪」に近い。
ピンクのスポットライトがない「チョットだけよん♪」である。
あ、「チョットだけよん♪」を知らない世代が多いかも・・(笑)
===秋林 瑞佳サマ===
アシュトン・カッチャー!
ポスト・ブラピと呼び声の高い彼ですね。
本国ではそんなに人気があるとは知りませんでした!
それにしてもポスト・ブラピって一体何人いるのかしら?(笑)
『ゾルタン・・・』に出演していた感じからも、
私もポスト・キアヌの方が近いと思いますね。
もっともっとバカチン系に出演して、
5年後、10年後の大化けを期待したいですネ!
監督/マイケル・ラドフォード
出演/ダリル・ハンナ
============================================
ストリップクラブ・ブルー・イグアナで働くエンジェル達。
今宵もステージの上で裸体をさらすが、
彼女達の本当の心までは、誰も見ることができない・・・。
============================================
あのダリル・ハンナが出演しているので観ることに。
いや〜、このヒトいくつなのかしら?
脱いでます。
見事な体です。
足がすごい長いです。
ダリル嬢扮するエンジェルは、ちょっと天然ボケっぽいが
他のダンサーからも愛される看板ダンサー。
子供好きなエンジェル。
トイレで妊娠検査薬を拾って、妊娠したと大喜び。
「あんたが検査したの?」と聞かれると
「わかんない。トイレに落ちていたの。
でも私のおしっこがかかったかもしれないから私のよ。」
おいおい、検査済みだからトイレに捨ててあったとは考えないのか?(笑)
「最後のSEXはいつ?」
「8ヵ月前。でも精子って生命力あって、しぶといらしいから・・・」
わはは〜。ダリル嬢!いくらなんでもそれはないと思うよ(笑)
脚本なしで即興で撮ったこの作品。
謎の殺し屋が出て来たり、詩人がでてきたりといろいろな人間が登場。
しかし、各自について、詳しい描写はない。
それはダンサーについても同じ。
詩人になりたいと思っているジャスミン。
詩の朗読大会に出場する為、仕事を休みたいと願い出る。
しかし、その日はイベントデーで、休むことは許されなかった。
恋も夢も諦めてステージに立つ彼女。
養子をもらおうとしたエンジェル。
しかし、麻薬所持が警察に見つかってしまう。
里親失格で、失望する彼女。
その後、彼女達がどう歩んだのかは描かれていない。
ステージ同様、彼女達の「裸の心」を見届けることはできない。
様々な人が出入りして、それを傍観しているような気持ちになる作品。
クスッと笑って、悲しくなって、彼女達を応援したくなる。
ちなみに、ストリップダンサーの彼女達のダンスは
アクロバティックなものではなく、
どちらかというと、カトちゃんの「チョットだけよん♪」に近い。
ピンクのスポットライトがない「チョットだけよん♪」である。
あ、「チョットだけよん♪」を知らない世代が多いかも・・(笑)
===秋林 瑞佳サマ===
アシュトン・カッチャー!
ポスト・ブラピと呼び声の高い彼ですね。
本国ではそんなに人気があるとは知りませんでした!
それにしてもポスト・ブラピって一体何人いるのかしら?(笑)
『ゾルタン・・・』に出演していた感じからも、
私もポスト・キアヌの方が近いと思いますね。
もっともっとバカチン系に出演して、
5年後、10年後の大化けを期待したいですネ!
『ショウタイム』・・お帰りなさい!そしてオマケは必見、爆笑!
2003年6月20日 洋画アクション2002年・米
監督/トム・ダイ
出演/ロバート・デ・ニーロ
エディ・マーフィー
============================================
ロス市警の堅物刑事ミッチ・プレストンは、
ひょんなことから捜査実況中継番組に、渋々出演することに。
彼の相棒に選ばれたのは役者志望のトレイ・セラーズ。
まったく正反対の2人がコンビを組むことに・・・
============================================
デ・ニーロさんとコンビを組むのはエディ・マーフィー。
あら、久しぶりなのでは?エディ・マーフィー。
デ・ニーロさん扮する堅物刑事ミッチは、
署のイメージアップのため、出たくもない捜査密着番組に出演することに。
刑事番組とくれば、コンビが必要でしょうと、相棒が募集される。
そこへ役者&刑事志望の警官トレイが登場。
トレイはいかにも視聴者が喜びそうなテレビウケの
「演技」を披露して、見事相棒に選ばれる。
まったくタイプの違う二人のやりとりが面白いうえに、
ウィリアム・シャトナーが、刑事の演技指導をする。
刑事の演技は眉だ。眉をぴくっとさせる。犯人が分かったという演技だ。
麻薬は舌の先で舐めてみる。眉をぴくっとさせる。これは麻薬だ!
そんなシャトナーの演技指導に
本物の警官、しかも堅物のミッチはついていけない。
「舐めたのが青酸カリだったら?本物の刑事は舐めたりしないぞ。」
デ・ニーロさんとエディ・マーフィー。
個性の強い二人が、相乗効果でお互いを一層ひき立てる演技。
これぞコンビもの!
マーフィーが得意のしゃべくりを披露すればするほど、
デ・ニーロ扮するミッチのおかしなまでの堅物さが強調され、
ミッチがかたくなになればなるほど、マーフィーの軽い機転が強調される。
見事なコンビぶりである。
特にエディ・マーフィーにいたっては、
往年の「48時間』や『ビバリーヒルズ・コップ』のような
「いかにもエディ・マーフィー」ぶりで懐かしくて嬉しい。
エディ役の吹き替えも下條アトム氏で、これはもう完璧!
懐かしくて嬉しくて涙がでちゃいそうだ(笑)
ちなみにDVDでは劇中撮影していた番組「ショウタイム」の
オープニング映像が観られる。
これがいかにも「捜査密着番組」らしくて笑える。
これは隠し場面なので、ボタンをポチポチ押して
是非探して観て欲しい。
痛快、爆笑、
特に蛍風世代にはエディ・マーフィーのらしさあふれる演技が楽しい作品。
ところで「隠し場面」は・・・
ギャラリーのキャストのところで、デ・ニーロさんでもマーフィーでもいいので、
名前にカーソルを合わせて「→」。
すると右上の警察マークの色が変わるので、それを「決定」。
それで「ショウタイム」の映像が観られます。
監督/トム・ダイ
出演/ロバート・デ・ニーロ
エディ・マーフィー
============================================
ロス市警の堅物刑事ミッチ・プレストンは、
ひょんなことから捜査実況中継番組に、渋々出演することに。
彼の相棒に選ばれたのは役者志望のトレイ・セラーズ。
まったく正反対の2人がコンビを組むことに・・・
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デ・ニーロさんとコンビを組むのはエディ・マーフィー。
あら、久しぶりなのでは?エディ・マーフィー。
デ・ニーロさん扮する堅物刑事ミッチは、
署のイメージアップのため、出たくもない捜査密着番組に出演することに。
刑事番組とくれば、コンビが必要でしょうと、相棒が募集される。
そこへ役者&刑事志望の警官トレイが登場。
トレイはいかにも視聴者が喜びそうなテレビウケの
「演技」を披露して、見事相棒に選ばれる。
まったくタイプの違う二人のやりとりが面白いうえに、
ウィリアム・シャトナーが、刑事の演技指導をする。
刑事の演技は眉だ。眉をぴくっとさせる。犯人が分かったという演技だ。
麻薬は舌の先で舐めてみる。眉をぴくっとさせる。これは麻薬だ!
そんなシャトナーの演技指導に
本物の警官、しかも堅物のミッチはついていけない。
「舐めたのが青酸カリだったら?本物の刑事は舐めたりしないぞ。」
デ・ニーロさんとエディ・マーフィー。
個性の強い二人が、相乗効果でお互いを一層ひき立てる演技。
これぞコンビもの!
マーフィーが得意のしゃべくりを披露すればするほど、
デ・ニーロ扮するミッチのおかしなまでの堅物さが強調され、
ミッチがかたくなになればなるほど、マーフィーの軽い機転が強調される。
見事なコンビぶりである。
特にエディ・マーフィーにいたっては、
往年の「48時間』や『ビバリーヒルズ・コップ』のような
「いかにもエディ・マーフィー」ぶりで懐かしくて嬉しい。
エディ役の吹き替えも下條アトム氏で、これはもう完璧!
懐かしくて嬉しくて涙がでちゃいそうだ(笑)
ちなみにDVDでは劇中撮影していた番組「ショウタイム」の
オープニング映像が観られる。
これがいかにも「捜査密着番組」らしくて笑える。
これは隠し場面なので、ボタンをポチポチ押して
是非探して観て欲しい。
痛快、爆笑、
特に蛍風世代にはエディ・マーフィーのらしさあふれる演技が楽しい作品。
ところで「隠し場面」は・・・
ギャラリーのキャストのところで、デ・ニーロさんでもマーフィーでもいいので、
名前にカーソルを合わせて「→」。
すると右上の警察マークの色が変わるので、それを「決定」。
それで「ショウタイム」の映像が観られます。
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『容疑者』・・過酷な運命
2003年6月19日 洋画サスペンス・ミステリー・ホラー・SF2002年・米
監督/マイケル・ケイトン・ジョーンズ
出演/ロバート・デ・ニーロ
============================================
ヴィンセント・ラマーカは、NY市警殺人課の敏腕刑事。
麻薬の売人の死体が発見され、容疑者の指紋が採取された。
それは息子ジョーイのものだった。
ヴィンセントの父は殺人犯で死刑になっていた。
そして今度は息子が殺人事件の容疑者となった・・・
============================================
実話を元にした作品。
父が幼女誘拐の末、あやまって殺してしまう。
誘拐中の出来事で、彼は殺人犯として死刑になった。
ヴィンセントは、父を逮捕した警官に引き取られ、
幼心に真面目に生きようと決心し、優秀な刑事になった。
しかし、妻と離婚して幼い頃に別れた息子が、
殺人事件の容疑者となった。
歴史は繰り返されるのか?
殺人は遺伝なのか?
「刑事」と「父」で揺れるヴィンセント。
いや〜、これが実話だとは・・・。
悲しい運命を背負ったヴィンセントの人生は、
映画よりも過酷でドラマチックだ。
「父」と「刑事」で揺れるヴィンセントを演じるのはデ・ニーロさん。
デ・ニーロさんとくれば、エキセントリックな際立った演技を期待したが、
実話ということで、おさえ気味の演技。
それがよりリアルに感じさせる。
しかし、蛍風苦手の「父・息子」モノで、
ストーリー的にピンとこない部分や、盛りあがりにかける展開など、
「デ・ニーロものにしちゃ、随分と地味」というのが感想。
ヴィンセントの実話として観れば、過酷で悲しくなる。
単純に映画としてみれば、随分と地味な作品。
監督/マイケル・ケイトン・ジョーンズ
出演/ロバート・デ・ニーロ
============================================
ヴィンセント・ラマーカは、NY市警殺人課の敏腕刑事。
麻薬の売人の死体が発見され、容疑者の指紋が採取された。
それは息子ジョーイのものだった。
ヴィンセントの父は殺人犯で死刑になっていた。
そして今度は息子が殺人事件の容疑者となった・・・
============================================
実話を元にした作品。
父が幼女誘拐の末、あやまって殺してしまう。
誘拐中の出来事で、彼は殺人犯として死刑になった。
ヴィンセントは、父を逮捕した警官に引き取られ、
幼心に真面目に生きようと決心し、優秀な刑事になった。
しかし、妻と離婚して幼い頃に別れた息子が、
殺人事件の容疑者となった。
歴史は繰り返されるのか?
殺人は遺伝なのか?
「刑事」と「父」で揺れるヴィンセント。
いや〜、これが実話だとは・・・。
悲しい運命を背負ったヴィンセントの人生は、
映画よりも過酷でドラマチックだ。
「父」と「刑事」で揺れるヴィンセントを演じるのはデ・ニーロさん。
デ・ニーロさんとくれば、エキセントリックな際立った演技を期待したが、
実話ということで、おさえ気味の演技。
それがよりリアルに感じさせる。
しかし、蛍風苦手の「父・息子」モノで、
ストーリー的にピンとこない部分や、盛りあがりにかける展開など、
「デ・ニーロものにしちゃ、随分と地味」というのが感想。
ヴィンセントの実話として観れば、過酷で悲しくなる。
単純に映画としてみれば、随分と地味な作品。
2002年・米
監督/ウォリー・ウォロダースキー
出演/バリー・ワトソン
============================================
由緒あるクラブK・O・Kに所属するデイヴ達。
いつものようにカワイ子チャンを集めたパーティーで
ドンチャン騒ぎ。
ところが翌朝目覚めた彼に、クラブの資金を盗んだ疑いが!
クラブを追い出された彼らは、おカタイ女子クラブD・O・Gで
女装をして暮すことに・・・
============================================
カワイ子ちゃん達を集めてパーティー。
「そうでない子」が混じっていると、めっぽうヒドイ扱いをする彼等。
そんなデイヴ、ドゥーファー、アダムの3人に、
クラブの資金を盗んだ疑いがかかり、寮を追い出される。
真犯人が盗んだ瞬間を映したビデオテープが無実の証拠となるのだが、
そのビデオはなんと寮の中。
怪しまれず寮に侵入するために、彼等は女装するのだが、
ルックス重視のK・O・Kからひどい扱いを受ける・・・。
「女子寮潜入」と、青春爆発系のタイトルだが、そこはディズニー系。
ムンムン・ムラムラ度はほとんどナシ。
バカにしていた地味でお堅い女の子達に混じって生活するうちに、
彼女達の悩み、自分達の愚かさに気づくというおハナシ。
デイヴ役のバリー・ワトソンは、なかなかのルックスなのだが、
女装するとそうでもない(笑)
美男は女装しても美しくなるわけではないのね・・。
その女装したあまり美しくない3人の平凡なジャケットのため、
店頭ではアピール不足の作品。
作品としては、女装したことにより、今までバカにしていた
地味でお堅い女の子達の気持ちが分かるようになり、
彼女達に勇気を与えるいかにもディズニー的なおハナシ。
ルックス抜群のカワイ子ちゃん達が、
女の前では意地悪に描かれているのも、なんか典型的というか・・・。
そこにちょっと下ネタがまじるものの、爆発的なムンムンではない。
寮生活を扱っていながらも、優等生的な作り。
「ちょっぴりエッチで、笑える大学生活」
中高生向けの作品といったところ。
監督/ウォリー・ウォロダースキー
出演/バリー・ワトソン
============================================
由緒あるクラブK・O・Kに所属するデイヴ達。
いつものようにカワイ子チャンを集めたパーティーで
ドンチャン騒ぎ。
ところが翌朝目覚めた彼に、クラブの資金を盗んだ疑いが!
クラブを追い出された彼らは、おカタイ女子クラブD・O・Gで
女装をして暮すことに・・・
============================================
カワイ子ちゃん達を集めてパーティー。
「そうでない子」が混じっていると、めっぽうヒドイ扱いをする彼等。
そんなデイヴ、ドゥーファー、アダムの3人に、
クラブの資金を盗んだ疑いがかかり、寮を追い出される。
真犯人が盗んだ瞬間を映したビデオテープが無実の証拠となるのだが、
そのビデオはなんと寮の中。
怪しまれず寮に侵入するために、彼等は女装するのだが、
ルックス重視のK・O・Kからひどい扱いを受ける・・・。
「女子寮潜入」と、青春爆発系のタイトルだが、そこはディズニー系。
ムンムン・ムラムラ度はほとんどナシ。
バカにしていた地味でお堅い女の子達に混じって生活するうちに、
彼女達の悩み、自分達の愚かさに気づくというおハナシ。
デイヴ役のバリー・ワトソンは、なかなかのルックスなのだが、
女装するとそうでもない(笑)
美男は女装しても美しくなるわけではないのね・・。
その女装したあまり美しくない3人の平凡なジャケットのため、
店頭ではアピール不足の作品。
作品としては、女装したことにより、今までバカにしていた
地味でお堅い女の子達の気持ちが分かるようになり、
彼女達に勇気を与えるいかにもディズニー的なおハナシ。
ルックス抜群のカワイ子ちゃん達が、
女の前では意地悪に描かれているのも、なんか典型的というか・・・。
そこにちょっと下ネタがまじるものの、爆発的なムンムンではない。
寮生活を扱っていながらも、優等生的な作り。
「ちょっぴりエッチで、笑える大学生活」
中高生向けの作品といったところ。