1999年・米
監督/マイケル・パトリックジャン
出演/デニス・リチャーズ
   カースティ・アレイ
   キルステン・ダンスト
   松田 聖子

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美少女コンテストの地方予選に出場する少女達。
しかし出場者が次々と謎の事故に巻き込まれていく・・・
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美少女コンテストを舞台にしたブラック・コメディー。
笑いの質は『シリアル・ママ』に通じるものがある。

デニス・リチャーズは美しいです。
正当派美少女ですな。
その彼女がコンテストで優等生的な受け答えをし、
舞台の裏では高飛車なジコチュー娘を演じている。
これって女の側からみたら、いかにもありそうな話で
とにかく笑える。

母親役のカースティ・アレイも
表向きは誠実で良心的な実行委員長だけど
裏では自分の娘を優勝させるために
金にモノをいわせてやりたい放題(笑)

松田聖子がちょこっと出演。
日本人役ということで日本語のセリフ。
コンテストの出場者の義理の姉役ででているが、
聖子ちゃんはとっても若い!
実年齢では両親役のキャストとそんなに年は違わないと思うのだが
娘役でもちっとも違和感ナシ。

出演時間は数秒といったところなのだが、
クレジットに名前が大きくでてた!
・・・しかし「セイコ マツド」(笑)

誰も間違いに気づかなかったのか?!
日本のスーパーアイドル聖子ちゃんも
アメリカでは強く言えないのか?
日本だったら「私の名前が違うわよ!撮り直してよ」と
言うんだろうなぁ〜・・・。
エンドロールではちゃんと「セイコ マツダ」になってたから
「セイコ マツド」はやっぱり間違いなんだよな〜。
「マツド」は訂正するほどの大きな問題ではないのか?(笑)

『シリアル・ママ』が好きな人には楽しめる。
痛烈なブラックコメディー。
もしかして「マツド」もブラックユーモアのつもりだったのか?!(笑)
2001年・米
監督/ゴア・ヴァービンスキー
出演/ブラッド・ピット
   ジュリア・ロバーツ
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ひょんなことから組織の運び屋になったジェリーは
伝説の拳銃「メキシカン」を受け取るために
メキシコへ。
しかし、そのことから恋人サマンサとケンカ別れになり、
せっかく受け取った拳銃も何者かに奪われ・・・
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ブラッド・ピットが良い!
音楽が良い!
伝説の再現シーンが良い!

ドジで情けない男ジェリーをブラピは
キュートに演じているが、
でもこの役は別に高いギャラのブラピじゃなくても
良かったかも・・・。
ショーン・ペンとか、ビンセント・ギャロなんか
ジェリーのイメージにぴったりなんだけどな。

しかし製作会社からすれば
ブラピ&ジュリアほど魅力的な組み合わせはないだろう。
「ブラピとジュリアのラブストーリーでっせ〜
ヒットしまっせ〜」と
投資家を説得しやすいもんね。

宣伝文句とは裏腹に、たしかにジェリーとサマンサの
恋愛模様が描かれているが、
ラブストーリというよりは、ロードムービーの色が濃い。

ブラピ、ジュリアに加えてジーン・ハックマンも出演している。
なんて豪華なキャストなのかしらん。

ストーリーもGODD!
ブラピもGOOD!
ワクワクしながら、大笑いもできる作品。
1999年・スペイン
監督/ホセ・ルイス・クエルタ
出演/フェルナンド・フェルナン・ゴメス
   マヌエル・ロサノ
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喘息持ちの少年モンチョは学校が恐かった。
しかし、いざ行ってみると、グレゴリオ先生はとても優しく、
あまり外出したことのないモンチョに
自然の素晴らしさを教えてくれた。
先生と自然について学ぶ面白さをしったモンチョだが、
内戦がおこり・・・
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美しい美しい作品。

引っ込み思案のモンチョだが、グレゴリオ先生と出会い、
自然の不思議、素晴らしさを知るにつれて
次第にハツラツとした友達思いの少年へと成長する。

このモンチョ役のマヌエル君はとってもかわいい。
変な表現かもしれないが、「子供らしい表情」をする少年である。
ピュアでひきつけられる演技。
大人もこれ見よがしに「芸歴何年のベテランだ〜」とでしゃばることなく、
あくまでも子供達のひきたて役にまわっている。

鮮やかなグリーンの映像、
子供達の生き生きとした表情が
とても美しい。

ピュアな少年が大人の都合で「現実」を知り、
その「現実」で生きていくために自分の心を偽る。

スペインの内戦の事など良く知らない蛍風だが、
前半自然の美しさでのほほ〜んと見ていた分、
心がちぎれそうなラストには思わず涙が・・・。
感動しました・・・。
2001年・米
監督/フランク・オズ
出演/ロバート・デ・ニーロ
   マーロン・ブランド
   エドワード・ノートン

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モントリオールに住む凄腕の泥棒ニック。
引退してのんびり暮すために
彼のポリシー「盗みは合衆国でするもの、
自分の庭(カナダ)ではやらない」を曲げて
モントリオール税関に保管されている
フランス王家の杓を盗むことにするが・・・
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デ・ニーロ、ブランド、ノートンの3大俳優共演が売りだが、
デ・ニーロのための作品といった様相。
ノートンさんは、デ・ニーロのひき立て役に徹し、
ブランドは日銭稼ぎの感あり。
ブランドはあれでギャラいくら貰ったのかしらん。

ブランドの「余生を静かに暮したいだけだ、
それには金がいる」のセリフは
彼の本音かと思っちゃったよ(笑)
ブランドさんの人生、いろいろあったから
本当は静かに余生を送りたいんじゃないのかなぁ。
一時代を築いた大スターは
静かな余生を送るにも金が必要なのかもしれない。

ストーリーは緊張の連続。
ぐっとひき込まれるが、いかんせん緊張の連続ばかりでは
ちょっと疲れる。
ホッと和むシーンが欲しかった。

堅実でありながら、ラストはどんでん返し。
いや、予想通りのラストと思う人もいるかもしれない。
蛍風には「あっと驚くどんでん返し」だったけど・・・。

共演者、ストーリーをみるかぎり、
3大俳優共演というよりはデ・ニーロのための
デ・ニーロの作品。
面白かったけど、ちょっと疲れた。
2000年・米
監督/バリー・ソネンフェルド
出演/リチャード・ドレイファス
   バート・レイノルズ

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マイアミの老人用ビーチホテルでほそぼそと隠居生活を送る
4人の元ギャング。
家主が若者向けのアパートにするため、立ち退かなければ
家賃は今までの倍にすると言ってきた。
4人は盗んできた死体をホテルのロビーに置く作戦で
見事に家賃が半額に・・・。
ところがその死体は麻薬王の父親だったことから
次々とトラブルに巻き込まれ・・・
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かわいいおじいちゃん達のお話。

肩で風をきって闊歩していたのは遠い昔。
今は無料食事サービスを楽しみに細々と暮す4人。
家賃が倍になると知って、ホテルの不動産価値を下げるために
ロビーに死体を放置し、見事に作戦成功・・・までは良かったけど。

作戦がとてもスマート!
ちょっとズレているけどカッコイイおじいちゃま達。
「巻き込まれ型」のストーリーもテンポが良くてGOOD。
最近、金満中年役が多いバート・レイノルズが
久しぶりにヤンチャな役で嬉しい限り。

シーモア・カッセルが前立腺肥大のジゴロ役をやっているが、
おじさまフェロモンムンムンでかっこいい(笑)
やっぱり、白髪交じりでも髪があるかないかで、
かっこよさに大きな差がでるなぁ〜・・・。
禿げてたら、ただのエロオヤジに見えちゃうだろうな。
髪って不思議だわ〜・・・(笑)

テンポの良いストーリー展開、
おじいちゃん達の時に爆笑、時に涙の友情、そしてアクション(笑)。
元気になれる作品。
2000年・米
監督/ニール・ラビュート
出演/レニー・ゼルウィガー
   モーガン・フリーマン
   グレッグ・キニア

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ベティは昼メロ「愛のすべて」に夢中な平凡なウエイトレス。
彼女の誕生日の夜、夫が殺される現場を目撃し、
そのショックで、自分は昼メロの主人公の元婚約者と
思いこんでしまい・・・
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これは脚本も出演者もGOOD!

登場人物の1人と思いこみ、
昼メロの彼と再会すべく、車を走らせるベティ。
ともすればストーカー女の不気味な作品になるところを、
キュートにいじらしく描かれている。
これはもうレニー・ゼルウィガーの魅力のたまものですな。

レニーはジャケットの写真より、
本編のふわぁ〜っとした表情のほうが魅力的。
ジャケットはもっと違うもののほうが、
ぷら〜っとお店にきたお客様には訴求力があると思うのだが・・・。

モーガン・フリーマンも、少年のような表情で
めちゃくちゃカワイイ!
こんなにかわいいモーガン・フリーマンをみたのは初めて。

夫のデルを含めて、登場人物それぞれが愛すべき存在。
観終わった後、爽やかな気分になれる作品。
2001年・米
監督/ペイトン・リード
出演/キルステン・ダンスト

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伝統あるチアリーディングチームの新リーダーに選ばれたトーランス。
今年も全国大会で優勝しようと張り切るが、
自分達の振りつけが他校のパクリだと知り・・・
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大きくなったね、キルステン。
『インタビュー・ウィズ・バンパイア』で彼女を見たとき、
これはすごい美女になる!って思ったけど
端整な顔立ちはそのままに、キュートな魅力までついちゃった。
もっと大人になったらキム・ベイシンガーみたいな美女になるかも。
それからキルステンはウエストのラインがとってもキレイ。
下腹もポッコリではなく、おヘソ周辺のラインも美しい。
う、うらやましいぞ・・・。

この作品、ティーンムービー、学園モノ、そしてチアリーダーということで
またおバカで無理やりなお色気シーンが満載かと思いきや、
競技チアリーディングというスポコンもの。
もちろん着替えシーンはあるものの、全然いやらしくなく、
健康的で好感度大。
下着もふくめてファッションが素敵。
そういえばチームの女の子が着ている花のついたバスローブ、
ビバヒルのケリーちゃんが似たようなの着てたっけ・・・。

音楽やファッションも良し。
恋の悩みはあるものの、エッセンス程度でこれまた良し。
競技チアという華やかで爽やかなスポコンムービー。
満足しました。
2000年・米
監督/スコット・ジール
出演/ロブ・ロウ
   ジェームズ・コバーン

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所長が変わってから、囚人の自殺や病死が多くなった
刑務所に服役しているコンロイ。
ある夜、物音で目がさめると隣の囚人が自殺していた。
それからというもの、コンロイは命を狙われる・・・
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予告編ではジェームズ・コバーンが沢山でていたので
コバーン率いる「遺族の会」が殺人犯を処刑していくのが
メインの話だと思ったんだけど・・・。

実際はその逆で、陰謀に気づいた囚人ロブ・ロウが
逃げて逃げて逃げまくり、「遺族の会」の真実を暴くというおハナシ。

だったらあの予告は何だったの?
「殺人者は報いを受けよ!」とか「犯罪者に人権などない!」とか。
コバーンが存在感あるだけに、
てっきり殺人犯を処刑していく話かと思ったのに。
今のご時世、なかなか「狼よさらば」的作品は作れないのかな?

一世を風靡したロブ・ロウもただの中年になり、
ストーリーもありきたり。
そのうえアクションまでありきたり。
期待していたのに予告編が1番面白かった作品。
2000年・米
監督/ジョージ・ティルマンJR
出演/ロバート・デ・ニーロ
   キューバ・グッティング・JR

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泳ぎの得意なカール・ブラシアは海軍に入隊するが、
黒人であるためにコックか雑用係の仕事しかなかった。
しかし泳ぎの才能を認められ、ダイバーを目指すが
人種の壁が彼の前に立ちはだかる・・・
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実話らしい。

予告編をみてもピンとこなかったし
ジャケットをみても是非とも観たいという気にならなかったが、
リリースされてからしばらくたつのに、
いまだに高回転なので、もしや・・と思い観ることに。

結論からいうと、良い作品。
実話ということで地味につくってはいるが秀作である。

主演の2人もこれ見よがしではなく、
淡々とそれでいて存在感のある演技。
さすが実力者だなぁ〜。

ストーリーは黒人であるがゆえ、
訓練という名目のしごき・イジメに耐えるカールが
様々な苦難を乗り越え、ついに黒人初のダイバーになるというもの。
自由と平等の国アメリカも、つい最近までこんなことしてたのね・・・。

実話が持つ重みを2大俳優が堅実に表現。
派手な見せ場はないものの、心に響く作品。
2001年・米
監督/サイモン・ウエスト
出演/アンジェリーナ・ジョリー
   イアン・グレン

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トレジャーハンターのララ・クロフトは
20年前に失踪した父の隠し部屋から
不思議な時計を発見する。
それは5000年に1度の惑星直列の時に所持した者に
強大なパワーを与える秘宝の鍵だった・・・
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このゲームやったことがないので
トゥームレイダーの世界観がよく分からなかった。

CGとアンジェリーナ・ジョリーのプロポーションは素晴らしい。
彼女の長い手足と引き締まった体、そして大きなお乳・・・
羨ましいねぇ〜・・・。かっこいいねぇ〜。
彼女のシャワーシーンは、全身に20ヶ所以上もタトゥーがあるために
撮影にかなり苦労したとか・・・。
だからお色気サービスシーンは少なかったのね。

父親のジョン・ボイドもクロフト卿役でちょこっと出演。
親子共演として話題性を集める狙いがアリアリ。

ストーリー的にはあっさりと進み、あっさりと終わった感じ。
冒険モノにつきものの、謎を解明しトラップをかわしていく緊迫感もない。
「お前なら謎を解けるだろう」「うふふ・・・」と
あっさりとトラップを見破っていくララ(笑)。

ゲームを紹介するためだけに作られたのかしら?
そうだとすれば、巨額なお金をかけてプロモーション作ったってこと?
さすがハリウッドだねぇ〜。

ストーリー的にはどうこう語るほどの作品ではない。
アンジェリーナの見事なプロポーションにため息をつき、
同じ女として、自分の体をなんとかしなきゃいけないなぁ〜と
つくづく思い知らされただけ。
1969-74年・露
監督/ロマン・カチャーノフ

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くだもの屋さんがオレンジの箱をあけると
そこには不思議は生き物が・・・。
チェブラーシカと名付けられたその生き物は
たくさんの友達をつくろうと・・・
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もぅっカワイイのカワイイのきゃわいいのぉぉぉ〜!!!
頭が重くてすぐに倒れることからチェブラーシカと名付けられる。
チェブラーシカはロシア語で「たおれやさん」とか
「ばったりたおれやさん」の意味らしい。

そのチェブラーシカはお猿さんのようであり
熊にも似てるし、狸にも似ている正体不明の生き物。

ちょこちょこと歩く姿!淋しげな目!
体全体はフェルトのようなモシャモシャっとした感じ!
かわいすぎるわ〜〜〜〜〜!!!
そしてなんといっても微妙にうごく大きなお耳!
お耳フェチの蛍風にはたまりませんわ〜!
あの大きな柔らかそうなお耳で
顔をなぶられた〜い!!
あのお耳で首筋をそっと微妙なタッチで這わせてもらいた〜い!
唇でハミハミした〜い!
もうっ一気に階段駆け上がる気分になることでしょう!(笑)

30年以上も前に作られた作品にもかかわらず
ちっとも古さを感じない。
しかしさすがロシア、いや旧ソ連、
ワニは動物園で働いているとか、おもちゃとして
幼稚園で働きたいとか
とにかくみんな労働者。

ワニのゲーナとチェブラーシカが列車に乗れず
線路をトボトボと歩くシーン
「秋で良かった。そうじゃなかったら泥でぬかるんで歩けなかった」
う〜ん、冬将軍の国らしい発言だ。
その線路、日本兵の捕虜が抑留されて作らされたものかも・・と
ちょっとしんみりしてしまった。

ロシア本国ではこのチェブラーシカは誰でも知っているキャラなんだとか。
日本のドラえもんみたいな存在らしい。
カワイイけど、表情のせいか、はたまた音楽のせいか
どこか哀しい。
そこが日本のドラえもんとは違う点。
ラスト、ハッピーエンドなのだがロシア調の歌が流れると
なんだか物悲しくて「ホントにハッピーエンド?」と思ってしまう(笑)

チェブラーシカはNHKのロシア語講座のキャラになるとか・・・。
あ、もうなっているのかな?
毎週見ようかな・・ロシア語講座(笑)
2001年・日
監督/細田雅弘
声優/林原めぐみ
   小山芙美

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「アジアの虎」と世界的に恐れられているテロリストのリーダー
海堂俊介が首相と住民を人質に
東京湾岸地区を占拠する。
内閣直属の対テロ殲滅チーム「シャム猫」の
ナオミとジュンは国防軍と協力して
事態を鎮圧しようとするが・・・
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モンキーパンチの原作で「峰 不二子」の原型となった作品らしい。

設定は20XX年だが、
監督の感覚なのか、それとも原作に沿ったのか
色彩がどうみても昭和40年代後半から50年代。
古臭い印象をうけてしまう。

この作品、ターゲットの年齢層はいくつなんだろうか?
収録されている新作の予告編はエロティックサスペンスばかりだし
モンキーパンチということで
年齢層高いのかな・・・?
しかし、ストーリーはお色気無しの小学生でも理解できる内容。
う〜む謎だ・・・。

今回改めて思ったのが「林原めぐみ」の声は素敵だということ。
いいねぇ〜、あんな声で語りかけられたら
女でもウットリするよ。
峰不二子をやってもいいかもしんない。

近未来が舞台なのだが、どこか古さが感じられるテイスト。
ストーリーも子供にも分かりやすい。
しかしながら本編にいたるまでのエロティックモノの
予告編を子供に見せていいものかは疑問。
2001年・米
監督/レニー・ハーリン
出演/シルベスター・スタローン
   キップ・パルデュー

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レース中の大事故が原因で自信を失ない引退した
元レーサーのジョー。
ある日オーナーから才能はあるものの精神的甘さから
不調になっている新人レーサーのジミーの
教育係となってレースに復帰するように依頼がくる・・・
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レースの事などまったく知らない蛍風です。

シルベ扮する引退したレーサーのジョーは
久々のレースだというのにものすごいテクを見せつける。
う〜む、現役引退した選手がものすごい芸当を簡単に
やってのけるのはフツーなんだろうか?
しかも復帰して日が浅いのに優勝を争う運転ができるのは
フツーなんだろうか・・・?

今回のシルベはいつものようにオイシイ役。
・・・でもさ、シルベがカッコイイ役をやるのは
なんとなくピンとこないんだよね、いつも。

蛍風がいいなと思うシルベは
『ロッキー』や『コップランド』。
野暮ったくて、ドロくさい役をやったほうが
逆にカッコ良く思える。
アルマーニ着こんで、エリートだったり、敏腕デカだったりといった役は
シルベの場合、とてつもなくカッコ悪くなってしまう。
なぜかしらん・・・。

『猿の惑星』にでていたエステラ・ウォーレンが
でていたけど、
さすが元シンクロ選手ということで
きれいなシンクロ泳ぎ(?)してた。
そのプールは東京という設定らしいけど
どうみても東京にはみえない。
ハーリンもそう思ったのかプールサイドに
でっかい日の丸が掲げてあった!
蛍風、そんなプールみたことありません(笑)

この作品での大きな収穫といえばキップ・パルデュー!
もう、かわいいの一言!
デビュー当時のブラピにもっと甘さと幼さを加えたような顔立ち。
メガネ姿もカワイイわ〜。
『Go!Go!チアーズ』に出ていた時は
そんなにカワイイとは思わなかったけど
このキップは好みだわ〜。
キップがでてくるたびに「やんやん、ヘルメットつけちゃいや〜ん」と
騒いでしまった(笑)

車に興味のない蛍風はシルベの役まわりにウンザリ。
キップのルックスでなんとか救われた感じの作品。
2000年・米
監督/ジェイミー・バビット
出演/ナターシャ・リオン
   キップ・パルデュー

============================================
女子高性チアリーダーのメーガンは潜在レズと告げられ
同性愛者リハビリキャンプに行かされてしまう。
ストレートなって早く両親のいる家に戻りたいと
思うメーガンだが・・・
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これは・・・なんというか一風変わった青春ムービー。
自分ではマトモと思っているメーガンだが、
周囲の話を聞くうちに自分はレズだと自覚する。
なんかさ、「お前はレズだレズだ」と言われて
本当にレズになっちゃったみたい。

同性愛者リハビリキャンプは、女の子はピンク、男の子はブルーの制服で
女の子は家事、男の子は薪割りや車の修理を学ぶ。
女は女らしく、男は男らしくといった
古風というか分かりやすいシチュエーション(笑)

いろいろと笑えるシーンはあるが、蛍風のお気に入りは「セックス講習」。
肌色の全身タイツで、お股の部分にいちじくの葉っぱが
くっついたコスチュームで、講習にのぞむ(笑)

「前技はどうしたら?」の質問に
「そんなまどろっこしいものはいいのよっ!」と言ってのける所長。
・・・そうなのか?!(笑)

ゲイの男の子たちのしぐさもかわいいし、
いろいろと笑えるシーンがあるが、
全体としてやはり「ちょっと変わった青春モノ」の
印象はぬぐえない。
楽しいけど「あれ???」といった思いが残る作品。
なにやらバタバタと過ぎて行った1ヵ月。
毎日忙しくて疲れて、とてもビデオ店員として
おさえておかなければならない作品を観る気力がなかった。

・・・そんな訳で今月は自分が観たい作品、
収録時間が短い作品ばかり観ていたような気がする。(笑)
店員としての義務感から観たのは
『ジュラ・・3』ぐらいかも。

今月私が観た作品の中では
『ロック・ユー!』『アメリカン サイコ』が良かったなぁ!
『クィーンコング』やハーシェル監督モノは期待通りの作品だったけど
『ロック・・』『アメリカン・・』は期待していなかっただけに
満足度が高かった(笑)

2月・3月は忙しさにかまけて、あまりビデオを観なかった。
来月からは以前のペースで観るようにしないといけないな・・・。
1949年・米
監督/ジーン・ケリー/スタンリー・ドーネン
出演/ジーン・ケリー
   フランク・シナトラ

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24時間の休暇をもらった水兵のゲイビー・チップ・オジー。
限られた時間でニューヨーク見物する予定が
ミス地下鉄のポスターを見て彼女に一目ぼれ。
24時間内に彼女を見つけ、仲良くなれるか・・・?!
===========================================

冒頭のニューヨーク・ニューヨークの歌から
もうワクワクしっぱなし!

ダンスも歌も素晴らしい。
これぞタレント、これぞスターって感じ。
若い頃のシナトラはカッコ良かったんだ〜。
ちょっとウットリ(笑)

振りつけをジーン・ケリーがやっているらしいのだが、
とてもユーモラスでかつ美しい。
美しいといえば、クレア役のアン・ミラーの衣装!
博物館でのグリーンの衣装は上品で美しい。
蛍風もあんなドレスが似合う女になりたかったよぉ・・・

ミス地下鉄アイヴィ役のベラ・エレンにはビックリ。
ウエストがお人形さんみたいに細い・・・。
細いウエストでしっかりダンス。
コルセットで細くしてるんじゃなくて本当に細いんだ、ウエスト。
どうやったらあんなに細いウエストになれるのだろうか?
蛍風も今からでもなれる?細いウエスト。
・・・無理だな(笑)

歌ありダンスありロマンスあり笑いあり、
これぞエンターテイメントという作品。
2000年・米
監督/フィナ・トレス
出演/ペネロペ・クルス

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天才的な料理人イザベラは、夫の浮気を知って
ブラジルを飛び出しアメリカにやって来る。
そこでスカウトされ、TVで料理番組をすることに・・・
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とってもかわいい作品。
イザベラの夫もキュート!
夜、窓の下でバンドをしたがえて歌を捧げられたら
蛍風こまっちゃう〜・・・。

作品全体を通してファンタジー&コメディなのだが
なぜか素朴さを感じる。
CGも使っているのに、良い意味で素朴感あふれる
好感の持てる作品。

イザベラが夫との生活を思い出すシーンだが、
夫はイザベラの唇に唐辛子を這わせてキスしてた!
「彼女の唇はスパイシーだった・・・」って
そんなことするからじゃないの?(笑)

登場人物すべてが好感の持てる設定。
とはいえ蛍風はモニカとは一緒にお風呂にはいる勇気はございません(笑)

素朴で楽しい作品。
1997年・日
監督/石山タカ明
声優/横山 智佐
   富沢 美智恵

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大正12年、帝都東京。
霊力を持つ乙女達が政府転覆を狙う黒之巣会と戦う・・
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TV版を毎週楽しみに観ていたので懐かしかった!

TV版と少し重なるところはあるが、
アイリスがよく喋るのにビックリ。

蛍風は華組のなかでは神崎すみれ様がお気に入り。
相変わらずのすみれ様ぶりにワクワクしてしまった(笑)

全4巻だが、それぞれ30分しか収録されていない。
4巻まとめて1本にしてくれたら料金が安くてすむのになぁ・・・。
キッズ向けじゃないと思うんだけどなぁ・・。
2001年・米
監督/スティーブン・スピルバーグ
出演/ハーレイ・ジョエル・オスメント
   ジュード・ロウ

===========================================
人を愛することをインプットされた最新型ロボットの
デイビッドは、ピノキオのように本当の人間になれば
母・モニカに愛されると思い、
ブルーフェアリーを探す・・・
===========================================

近未来、出産制限をされた社会で、
子供の代わりに愛を注ぐ対象として開発されたデイビッド。
彼は食べ物も必要無く、手のかからない永遠の子供。

この作品は永遠の命の虚しさと
永遠の愛の強さを描いている。

どんな命も、ロボットも、この世に存在する特別な
たった1つの命なんだなぁ・・・。

特殊効果はすばらしい。
おぉ〜すっげ〜の連続である(笑)
しかし、特殊効果だけが見所の作品ではなく、
ハーレイ君の素朴な表情・演技がこの作品の格を
高めている。
ハーレイ君、やっぱ上手いよ!

蛍風お目当てのジゴロ・ジョー役のジュード・ロウ様も
素敵でしたわ〜・・・。
いつもよりは人工的な美しさだけど
あの長い手足は、立っているだけで絵になるぅ!
指名率No.1のジゴロ・ロボットという設定は納得。
蛍風も指名しちゃうよ(笑)

キューブリックが監督していたら、もっと混沌とした
虚しさが漂う作品になっていたかも。
スピルバーグで正解だったと思う。

最新の特殊効果とハーレイ君の素朴さ、
永遠の命と永遠の愛、日常と冒険、
様々な対比が組み合わされた考えさせられる作品。
観て損はしないと思う。

余談だが、観て損・・といえば、スタッフに
『ロスト・ソウルズ』の監督・ヤヌス・カミンスキーの名があった。
う〜む複雑な心境だ・・・。
1968年・米
監督/ハーシェル・ゴードン・ルイス
出演/エリザベス・デイビス
   クリス・マーテル

==========================================
下宿部屋を探しにきた女子大生を
次々と殺し、髪を剥いで売り物にするかつら屋の
女主人とその息子・・・
==========================================

これはすごいシチュエーション!(笑)
邦題も見事なセンス。

かつら屋の息子ロドニーは、ちょっと知恵遅れ。
彼の特技はきれいに頭の皮を剥ぐこと。
獲物がくると母親を喜ばせるために
「うがぁ〜」といいながら今日もきれいに頭の皮剥ぎ。

見せ場の皮剥ぎシーンは、
女子大生はキャーキャー叫ぶだけで
ロドニーがやりやすいように、じっとして動かない(笑)
おまけにナイフの動きと皮の剥がれ具合が一致しない。
ナイフがまだ届いてないところまで
皮が剥がれている(笑)

『マニアック2000』『血の祝祭日』に比べて
こなれた印象を受ける。
3作のなかでは1番面白いと思う。

大勢でワイワイと
あるいはカップルがドライブシアターでいちゃいちゃしながら
観るような作品。(今でもドライブシアターがあるのか分からないケド)
ようするに、集中して真剣に観るタイプの作品ではない(笑)

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