2001年・韓
監督/ヤン・ユノ
出演/チェ・ミンス

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街で不可解な火災が連続して発生した。
警察はただの事故による火災と判断したが、
被害者には、ある共通点があった・・・
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CGではなく、LPガスを大量に使った本物の炎、
そして俳優がスタントマンを使うことを拒否し、
自分達でスタントをこなした、
これらがこの作品のウリ。

しかし、CG技術は発達した現在、
なぜに本物の炎にこだわるのかしらん。
メイキングをみると、黒い煙がでていて
体にものすごーーーーく悪そう。
あんなに火の側で撮影していたら
軽いやけどくらい、みんなしていそう・・・。
俳優陣はともかく、スタッフには労災が認定されるのだろうか?
他人事ながらちょっと心配。

さて、ストーリーは・・・
着眼点、発想はものすごく良いと思うんだけどね・・・。
幼児期に虐待された過去を持つ犯人が、
火、炎を知り尽くした知能犯になり、
自分と同じように虐待をうけている子供のために
親を放火によって殺していく。
消防隊員達は、待遇に不満を持ちながらも、
仕事に誇りをもって自らの命を顧みず、人命救助にあたる。

発想はいいんだけどねぇ〜・・・。
蛍風個人的には、つまらないの一言。
格調高く作ろうとしたのか、
燃え盛る炎とは対称的な静かなテイストの作品。
「本物の炎を使い、生死を描いたんだぞ〜、厳かだろ〜」と
言いたげな画面である。

おまけに充分な人物説明がないままに
○○先輩、××先輩といわれても
誰のことやらさっぱり分からん。
消火シーンでは、みんなススで真っ黒な顔だから
余計に分からなくなる。

冒頭のヒス役のお尻が美しい。
丸くて柔らかそうで、形のいいお尻。
女性かと思ってしまうほどキレイなお尻だった。
興味をひいたのはそのシーンだけ。

収録時間119分が、ただただ長く感じた作品。
2001年・米
監督/トニー・ゴルドウィン
出演/アシュレー・ジャド
   グレッグ・キニア
   ヒュー・ジャックマン

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失恋の痛手にどっぷりとつかっているジェーン。
ある日、雄牛は1度交尾した雌牛とは
2度と交尾しない習性を知り、
人間の男もそれと同じ遺伝子が
組みこまれているかもしれないと思った彼女は
独自の恋愛論を追及し、
遂に雑誌に偽名でその恋愛論を発表し・・・
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グレッグ・キニアが元彼女に未練残しながら
アシュレー扮するジェーンにもフラフラする役。
ほんっと、こういう役はグレッグは上手い。
今ハリウッドで女たらしのダメ男を演じさせたら1番じゃないかな?

冒頭の牛の交尾シーンから面白い。
目を白黒させてコトに挑む雄牛は
頑張ってるなという感じで良し(笑)

失恋の痛手から独自の恋愛論を追求することによって
自分を保っているジェーン。
恋に悩んだとき、破れたときは、ついつい物事を斜に構えて見てしまう。
いや、逆に神経が研ぎ澄まされて
今まで気づかなかったことが分かることもある。

しかし、一般的に「○○論」というものは、
間違ってはいないけど、それがすべて正しいとは限らない。
ジェーンの雄牛恋愛論は、
「そうそう!」と結構うなずいてしまうものがあるけどね(笑)

女友達と「そ〜よね〜」「わかる、わかる!」と言いながらも
心の中では自分の恋の思い出、現在進行の恋をひそかにダブらせて
観るのが似合う作品。
「私カレは違うわぁ〜〜ん」と言ってのろけたりしたら
友情を失うかも・・・(笑)
2000年・米
監督/ジョエル・コーエン
出演/ジョージ・クルーニー

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エヴェレットが宝物を隠した場所が、
あと数日でダムの底になってしまう。
エヴェレットと鎖の繋がれたピート、デルマーは
一緒に宝物を目指して脱獄する。
その道中は悪魔に魂を売ったギター奏者に出会ったり、
ひょんなことから「ズブ濡れボーイズ」として人気歌手になったり。
果たして彼等は無事、宝物を掘り出すことができるのか・・・?
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面白かった、面白かった〜。

ミュージカルではないが、歌が重要な要素となっている作品。
歌がミュージカルほど唐突ではなく、
ごく自然に、かつ当たり前のように展開される。

「オデュッセイア」がベースとなっている作品らしいが、
読んでないんだよね、「オデュッセイア」。
なんとなく「片目の巨人」や「歌で誘惑する魔女」は
頭の片隅にちらっとある程度の蛍風。
それでもこの作品は楽しめた。
ちゃんと読んでいたら、もっと面白かったかも。

ジョージ・クルーニーがかっこつけているけどドジな役を熱演。
どんな時にもヘアースタイル命(笑)
本当にカッコイイ設定の役よりも、
自分ではかっこいいと思っているけど
ドジな役ってのは、この人上手いかも。

クルーニー演じるエヴェレットだけでなく、
珍道中の仲間ピート、デルマーもドジ。
そのドジぶりが笑えて、しかしながらそのドジが
かえって目にみえない「何か」に彼等が守られているように
感じられるのは脚本の上手さであろう。

作品全体が、ほのぼのと懐かしい感じが漂う。
囚人のしましまの服をみたのは、本当に久しぶりだ。
昔はドリフでもマンガでも
しましまの服に鉄の玉を引きずったのが囚人の
典型的なスタイルだったなぁ〜・・・。
あ、でも本作品では鉄の玉は無かったなぁ。
玉の代わりに3人が一緒に繋がれて、自由を拘束されていたってこと?
ピートとデルマーは重い玉ってことだな(笑)

脚本よし、俳優よし、音楽よし。
楽しい作品。
あああ〜、「オデュッセイア」を読んでいたら
もっともっと楽しめただろうに、残念。
2000年・米
監督/チャールズ・ラッセル
出演/キム・ベイシンガー
   クリスティーナ・リッチ

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ある夜、看護婦マギーのもとに
音信不通だった妹が赤ん坊をつれて突然訪ねてきた。
妹は赤ん坊を置き去りにし、
マギーがその赤ん坊・コーディを育てることに。
それから6年後、同じ誕生日の子供が次々と殺されて・・・
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キム・ベイシンガーがこのテの作品に出ているとは驚き。
キム様は相変わらずお美しく、それでいて母性あふれる演技。
ネズミに襲われるシーンでも、キム様だとなにやら荘厳な感じがする(笑)

クリスティーナ・リッチがちょっとだけ出演。
しかし、おいしい役をやっているクリスティーナ。
クリスティーナは、オカルト・ホラームービーがほんと良く似合う。
彼女が出てきただけで、画面に緊張感が走る。
欲をだしたりして文芸モノにはしらず、
ずっとこのテの作品に出て欲しい女優である。

ストーリーはよくある悪魔崇拝モノだが、
無理なく手堅い進行で、一気に観れた。
そしてキム様のとまどいの表情が美しい。
キム様の立ち向かう姿はエレガント。
キム様は・・・キム様はやっぱりお美しい〜!

このテの作品としてはまあまあよく出来た作品。
キム・ベイシンガーとクリスティーナ・リッチを
配役したことが勝因であろう。
2001年・日
監督/舛成孝二
声優/三浦理恵子

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読子・リードマンは本が大好きな女の子。
しかし、彼女は紙を自在に操る能力を持った
大英図書館特殊部隊のメンバーだった。
世界の稀少本を守るため、戦う読子の前に・・・
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音楽がめちゃくちゃカッコイイ〜!
アクションモノの王道って感じの音楽。

作品自体は文系アクションということで、
読子は眼鏡っ娘で、世界の稀少本を守るエージェント。
悪役も平賀源内やらファーブルやら(笑)

読子はなんか弱っちい雰囲気なのだが、
いざとなると紙を自在に操り、敵を倒していく。
紙がナイフのようになったり、パラシュートになったり。
そうそう、紙をバーッてばら撒くと巨大な紙飛行機になったりもしたっけ。

この作品での冒頭で神保町が描かれているが、
これがもうビックリ。
神保町そのままである。
画面をみながら、「ああ、この場所はあそこね」と
嬉しくて笑ってしまった。

仲間のナンシー・幕張や、ジョーカーとの繋がりを
もっと詳しく説明して欲しかったが、
敵キャラのメカデザインが良く、音楽が素晴らしく、
なによりも読子のキャラが新鮮で一気に観てしまった。

しかしながら、DVDで1巻30分程度の収録で全3巻というのは
いかがなものであろうか・・・?
3本レンタルするよりも、まとめて1本にしてくれたほうが
お財布には優しいのに・・・(笑)
しかし、店頭に陳列するには1本モノだとちょっと寂しいけどね。

新鮮でありながら、どこか懐かしいテイストの作品。
1993年・米
監督/ウディ・アレン
出演/ダイアン・キートン

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ラリーとキャロルは最近倦怠気味の夫婦。
向かいの部屋の妻が心臓発作で急死したことから
キャロルは夫人の夫が殺害したのではと思い、
ウキウキと探偵ごっこを始める・・・
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アレンの作品を観るのは『結婚記念日』以来だから
かれこれ10年ぶりくらいかも。
当時、ハリウッド大作ものに食傷気味で、
アレンの小粋な作品に新鮮な感動を覚えた。
「アレン」モノというだけで安心して映画館に行った。
でも、なぜかいつの間にか観なくなったんだよね・・・なぜかしらん?
それでも『カイロの紫のバラ』は今でも蛍風の中では
トップクラスの作品。
ほんと、なんで10年間も観なかったんだろ・・・?

本作品もセリフとキャスティングで
「おっしゃれ〜」に仕上がっている。
派手なドンパチやこれ見よがしのCGがなく、
言葉と言葉の組み合わせの妙がもたらす上質。
大人のためのワンランク上の上質な、こじゃれた作品。
うわぁ〜、上手く表現できなくてもどかしいが、
とにかく、日常の何気ない会話の1つ1つが良い。

ダイアンのファッションは観ていてちょっと照れくさかった。
いや〜、あの当時は(蛍風を含めて)だいたいみんな
あんな格好をしていたんですよ(笑)
ちょっと肩幅広めのジャケットにウエストマークのベルト、
そしてミニスカートにソックス!
当時の自分を思い出して、懐かしいやら恥かしいやら・・・(笑)

派手さはないものの「クスクスッ」とした笑いが
詰まった作品。
2001年・米
監督/ビル・バンナーマン
出演/ケヴィン・ゼガース

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ジョッシュはイギリスから転校してきた子に一目ぼれ。
早速彼女がいるサッカー部に入ることに。
そしてもちろん犬のバディも一緒にプレイする・・・
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この作品は『エア・バディ』の第3作。
しかし、今回はタイトルからエア・バディの名がはずれ、
シリーズのファンには訴求力が薄れることとなった。

・・・『2002 ワンワンカップ』
これはバディシリーズファンの蛍風にはNGの邦題!
巷で話題のワールドカップにあやかろうという意図がミエミエ。
あやからなくても、このシリーズは良くできた作品なので
かえって残念。
せめてエア・バディの名は残して欲しかった。
ちなみに原題は『AIR BUD WORLD PUP』

今回のバディはサッカーに挑戦。
はっきりいって、今までの中では1番安定感のある球技である。
観ていて全然無理がない。
やはり前作でアメフトが得意の設定にしては
違和感をぬぐえなかった教訓であろうか?(笑)

今回ジョッシュは恋をするが、
同じくバディも恋をして、子犬まで生まれる。
人間より犬の方が成長早いのね(笑)

「WORLD PUP」とあるように、高校で大活躍したバディは
ラスト、ワールドカップ決勝戦にお助けマンとして登場。
PK合戦で最後の1人を残してキーパーが負傷。
そこにバディが切り札としてキーパーを務める。
当然、バディの素晴らしいプレイでアメリカが優勝。

・・・しかしね、そのワールドカップは女子サッカーなんですよ(笑)
バディはオスだし、サッカーワールドカップといえば
男子サッカーを思い浮かべるのになんで女子サッカーなの?

アメリカではサッカーはそれほど人気がないらしい。
単調で肉体のぶつかりあいがなく、
男のスポーツとしては物足りないらしい。
アメリカ生まれの野球、バスケ、アメフト、ボクシングが
盛んなせいもあるだろう。
アメリカでは男のスポーツというよりお嬢ちゃんの
スポーツという記事もあった。
少女サッカーのほうが盛んらしい。

まあ、確かにアメフト、ボクシングに比べれば
肉体のぶつかり合いは少ないが、
かなりハードなスポーツだと思うんだけどな・・・。
バスケなどに比べて、世界的規模で自国のチームが活躍していないから
興味がないのかしらん・・・。
しかし、今回のワールドカップでアメリカチームが大活躍すれば、
その認識も変わるのだろうか?
もしそうなったら、この作品でワールドカップ決勝戦を
男子サッカーにしなかったことを製作者は悔やむだろうな(笑)

ジョッシュとバディの恋を描いた本作は
1作目に比べると、作品自体にパワーの衰えが感じられるが、
それでもこのジャンルの作品としては良質なものであろう。
「ジョッシュもバディも成長したわねぇ〜」と
暖かい気持ちで観てあげたい。
恋と犬の出産という子供にはうけないテーマだけに
今までの作品よりドタバタ部分が多く、
1、2作を観ないで、いきなり本作品を観たら
「まあ、こんなもんか」ぐらいにしか評価されないであろうが。
1998年・米
監督/スティーブ・マイナー
出演/ジェイミー・リー・カーチス

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あのハロウィン事件から20年。
マイケルはまたもやローリーの前に現れた・・・
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『ハロウィン』から20年経ったのを機会に製作されたとのこと。
この作品でデビューしたカーチスも芸歴20年ということになる。

しかしね、しかしね、この『ハロウィンH20』は
『ハロウィン』の続編として製作されたそうな。
たしかに続編『ブギーマン』はともかく、シリーズを重ねるごとに
作品があらぬ方向へと向かって行ったが、
ハロウィンの続編として位置付けられてこの作品が作られたってのは
『ブギーマン』から『ハロウィン6』まで、なかったことにしようって訳?
それじゃあ、今まで1人で頑張ってきたプレザンスの立場は
ど〜なるんかしらん・・・。

プレザンスは生前「22作目までは出る」と言ってたらしい。
もし生きていたら、このH20にも出演していたんだろうな・・・。

期待していたカーチスの絶叫は、ほんのちょっとだけ。
20年もたてば、ただキャーキャー逃げ回る設定には
満足できなかったのか、
この作品ではマイケルに逆襲している。
これはカーチスの希望らしい。
対決したかったのね、カーチスさん。

カーチスの息子役でジョシュ・ハートネットが出演。
2人は顔の輪郭がなんとなく似ている。

親子といえば、カーチスの実の母親ジャネット・リーも出演。
彼女のシーンでは「サイコ」を意識させるもので
そんな遊び心が楽しい。

一旦シリーズをリセットした形の本作品は
カーペンターを彷彿とさせる緊張感。
第3作から6作目までのシリーズものによくある
「作れば作るほど、1作目から遠くなる」感じも好きだったけどね(笑)

1作目をふまえた演出は手堅く、それでいて遊び心を感じる。
まあよくできたホラームービーだと思う。
しかし1998年製作のものがなんで今頃リリースされたのかは謎。
2001年・米
監督/ジョン・ホワイトセル
出演/デビッド・アークエット

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捜査犬11号は優秀なFBI走査犬。
11号の活躍でいつも取り引きを邪魔されるマフィアは
手下に11号殺害を命じる。
証人保護法の適用により、
身を隠すことになった11号だが・・・
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捜査犬11号を含めて登場人物のキャラが良い!
ダンカンは、強面のルックスで「相棒思い」の純なキャラ。
そのギャップが笑いを誘う。
このキャスティングは見事だ〜。

デビッド・アークエットも予想通りおバカなお笑いを見せてくれる。
アークエットきょうだいって
何故かみんなビミョーに変な作品に出演している変なきょうだいだ(笑)

蛍風が好きなシーンは11号の代わりにアラスカに送られたチワワ(笑)
あれもダンカン同様ギャップが作る笑い。
もちろん11号が走るシーンも良い。
なんてったってお耳がバフンバフン揺れてさ〜。
蛍風また興奮しちゃったよ(笑)
そんな思いが通じたのか、ラストには11号のお耳をにぎり絞るような
なでなでのシーンもある。
うぎゃ〜!やりたい、やりたい、蛍風も11号のお耳にぎにぎしたい!(笑)

ちょっとお下劣なものも含めて
随所に笑いがちりばめられた作品。
それでいてじ〜んとくる場面もある。

動物を使ったコメディでこんなに笑ったのは久しぶり。
『K-9』『ターナ&フーチ』以来かも。
2000年・米
監督/ラルフ・ゾンダッグ
声優/袴田 吉彦

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キツネザルに育てられたイグアナドンのアラダー。
隕石の衝突によって住みかを失った彼等は
恐竜達の群れに入り、生命の大地を目指す・・・
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CGと実写の融合がウリの作品。
ディズニーらしく、恐竜にキャラをもたせて
恐竜(怪獣)好きのおこちゃま向けに作ってある。
恐竜モノという新しいジャンルで
『ジュラシック・・・』のCGのノウハウを活かして
ファミリー層をターゲットとしたんだなぁ〜。

ストーリーは単純だが、親が子供に見せたくなる展開。
その辺はやっぱディズニー、商売が上手い。

画面はきれい。
特に1つの画面に2つの別の土地の実写を組み合わせて
1つの背景にするなど、技術がすごい。
恐竜に興味を持つ入門編として子供に観せるのに最適。

DVDには恐竜についての豆知識が収録されている。
この作品には沢山特典が収録されているのだが、
ゲームははっきりいって、ウザイ。
もっとメイキングを収録したほうが、
大人には楽しめる。

大人には「え〜?!」という内容だが、
子供の恐竜に興味をもつきっかけとするには良くできた作品。

子供がいる家庭では
レンタルよりもセルで繰り返し観るタイプの作品。
2001年・米
製作総指揮/ウィリアム・ハンナ/ジョセフ・バーベラ

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トムのご主人様の大事な指輪をかぶって
抜けなくなったジェリー。
指輪をとりかえそうとするトムと
またまたドタバタ騒動が・・・
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内覧用サンプルビデオで観た。
レンタル開始は7月5日から。

久しぶりに観たトムとジェリー。
2001年製作にもかかわらず、
色使いもインテリアも昔のテイストのまま!
そしてトムとジェリーのやってることも昔のままである。
懐かしいねぇ〜・・・。

トムの飼い主は魔法使いだったんだ!
だからトムとジェリーがあんなにドタバタしても平気なんだ!
普通の家なら、後片付けが大変であろう。
それともこの作品だけ、特別に魔法使いが飼い主なのだろうか?

残念なのは
♪トームっとジェリィ! なっかよっくケンカしな〜 の
あの歌がなかったこと。
聴きたかったなぁ〜。
♪トームトムトム ニャ〜ゴ 
♪ジェリィ ジェリィ ジェリィ チュウ!

指輪をかぶったジェリーは王冠をつけているみたいで
とってもかわいい。
短い手足にぷりん♪としたお尻。
そしてお耳フェチ蛍風を虜にする「まぁるい大きなお耳」!
あのお耳はきっと適度な張りがあり、
感触はフェルトのように違いない・・・(笑)
蛍風の目の前であのお耳をフリフリ見せて欲しいよぉ!

トムも一生懸命で応援したくなる。
キャラ的にはトムの方が好きなんだけど、
トムのお耳はジェリーほど夢中になれない蛍風(笑)

最初から最後まで相変わらずのおいかけっこ。
それがダメな人はツライかも・・・。
1991年・香港
監督/ツイ・ハーク
出演/リー・リンチェイ
   ユン・ピョウ

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高名な医者にしてカンフーの達人・黄飛鴻が
民衆のため、弟子のために悪に立ち向かっていく・・・
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すごい・・・
すごいよリー・リンチェイ!

あのアクションは本当にすごい。
傘を使ったアクション、梯子上でのアクション
もうスゴイとしか言いようがない!
リンチェイのアクションだけでなく
監督のツイ・ハークもスゴイ。
今観ても、全然古さを感じない!
『ワンチャイ』がシリーズ化されるのも当たり前。

リー・リンチェイ・・・今ではジェット・リーだが
蛍風は「ジェット」より「リー・リンチェイ」のほうがしっくりくる世代。
はじめてリンチェイをみたのは『少林寺』だったかな?
香港映画といえばジャッキーだった頃、初々しく登場したリンチェイ。
初々しくてカワイイんだけど、戦うと強くてビックリした。

しかし蛍風もまだその時若かったので、
「笑いが少ない作品だ、香港映画なのに何故笑えない?
やっぱり香港映画はジャッキーだ!」と
リンチェイ/少林寺の評価は低かった・・・。

いや〜、あの頃はホイ兄弟とかデブコン、ジャッキーと、
コミカルなものが香港映画だと思っていたんですよ・・・。
蛍風より上の世代には、香港といえば、ブルース・リー、
ジャッキーでは物足りないところにリンチェイが現れて
これぞ香港アクションだ!って思ったらしいけど・・・。

ジャッキーもそうだけどリンチェイも
もっと早くハリウッドに認めさせてあげたかった。
もっと若いうちに、スピードあふれるアクションで
ハリウッド作品に出演させてあげたかった。
10年遅いよハリウッド!

リンチェイの素晴らしいアクションが
セガールの「コックにして実は凄腕の兵士」というとんでもない設定に匹敵する
「高名な医者にして人徳のあるカンフーの達人」という
ものすごい人物を違和感なくみせている。
この黄飛鴻(ウォン・フェイホン)は実在の人物とか・・・。

お見事です。
1978年・米
監督/ジョン・カーペンター
出演/ドナルド・プレザンス
   ジェイミー・リー・カーチス

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1963年のハロウィンの夜、
マイケルは包丁で姉を刺し殺した。
15年後、彼は精神病院を脱走し実家に戻り、
またしてもハロウィンの夜に次々と殺人を・・・
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『ハロウィンH20』がリリースされたので
その第1作を観ることに。

理由もなく人をつけまわし殺す変質者のお話。
今で言うところのストーカ?

この作品はホラーの代表作になっているが、
今ではホラーというより、サスペンス色が強い作品に分類されるかも。
ただ、その緊張感に満ちた作風は、さすがカーペンター!
音楽もカーペンターが担当している。
この『ハロウィン』の音楽は今や定番になってるし、
才能あるね〜。すごいや。

主演のジェイミー・リー・カーチスも
スクリーミングクイーンの名にふさわしく
めちゃくちゃ「叫び」が上手い!

『ハロウィン』シリーズは『H20』を含めると
7作あるのだが、
シリーズ全部そろっているお店は少ない。
蛍風の店でも無い巻がある。
古いし、廃盤になってたりで仕方がないっか・・・。
『H20』のリリースを機にシリーズ全巻発売を
期待したいところ。
2000年・米/英
監督/アダム・サイモン
出演/ウェス・クレイブン
   ジョージ・A・ロメロ

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ウェス・クレイブン、ジョージ・A・ロメロなどが
ホラー映画について語る・・・
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ただ漠然とホラー映画を観ていた蛍風。
これは学識者や巨匠たちが、
混沌とした社会とホラー映画の関係について語っている。

近年のホラー映画はベトナム戦争の影響を多分に受けているらしい。
それは精神的にもビジュアル的にも。

いろいろなホラー映画の監督が出演しているが、
蛍風はクローネンバーグが出ていたのが嬉しかった。
その作風と同じく、ちょっとインテリさんな感じのクローネンバーグ(笑)

「ホラー映画とは何か?」を考える上で、
この『アメリカン・ナイトメア』を観ておいて損はないと思う。
勉強になりました・・・。
2000年・米
監督/ジョン・ターレスキー
出演/マリオ・ヴァン・ピーブルズ

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1991年湾岸戦争中のイラクで
「テル・アルの悪魔」の棺が発掘された。
そして棺を発見した博士の妻に男の子が生まれた。
米兵クロスは、攻撃地点の妻子を見つけ救出しようとするが、
謎の女がクロスの体に奇妙な印をつけて、
赤ん坊を連れ去った。
そして12年の月日がたち、刑事となったクロスの前に
その女が現れた・・・
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マリオ・ヴァン・ピーブルズ。
この人の主演作はジャケットがかっこいい、予告編がいい、
しかし本編は・・・

この作品も「うお〜っ、かっちょよくて面白そう!」と思ったのだが
内容は、またまた肩透かしであった。

3000年ぶりに封印を解かれた悪魔「テル・アル」が復活し、
「テル・アル」を封印できるのはその時連れ去られた赤ん坊だけ。
マリオ演じるクロスは、その時の赤ん坊を見つけ出し、
少年となった彼を守る運命だった。
「テル・アル」の魔の手から少年を守り抜けるか?!

すごーく面白そうなのだが、これが実にお寒い内容である。

悪魔テル・アルは人の体にのりうつり、殺人を犯していく。
悪魔なんだけど、他の作品のように特殊なパワーを使うわけではなく、
銃をぶっぱなしたり、ゲンコツで殴ったり・・・。
世界を破滅させる悪魔というわりには
地道なやり方である(笑)

3000年も封印されておきながら、
少年を探し出す12年間が気が遠くなりそうなほど長かったと言う。
3000年に比べれば、12年なんて大したことじゃないのか?!(笑)

マリオも相変わらず「オレ様ってイケてるだろ〜」と
ナルな雰囲気をぷんぷん振りまいている。
残念ながら蛍風好みのタイプではないので
そのオレ様ナルぶりには笑ってしまう。

予告編を観てワクワクし、
ジャケットを手にとって期待で胸が最高潮に高まる。
そこで止めておけばいい。
本編を観たらがっかりする作品。
あぁ〜やっと5月も終わりだ!
今月は「ハリポタ」で大変だった。
んもうっ、あんなに仕入れてもすぐにフルレンタルになるなんて
ハリポタ人気はすごいなぁ・・・。

来月はワールドカップの関係で
ビックタイトルのリリースは少ない。
少しはゆっくりできるかな?
仕事とは関係なしに自分の好きな作品が観たいな!

問題はモニター争奪戦。
ワールドカップ始まる前からすでに特別番組とかで
なかなかビデオが観れない!
ビデオ観るのも仕事のうちなんだから
私にモニター権渡しておくれよ・・・。
試合の結果はスポーツニュースでいいじゃないか!
見所をしぼって編集&解説してくれるから
合理的じゃないか!
・・・自分のTV買わないとだめかしらん。

今月私が観た作品の中では『ムーラン・ルージュ』が
圧倒的に良かった。
『ブリジット・・・』や『セイブ・ザ・ラストダンス』が次に続くかな。

7月はS級作品が続々とリリースされる予定だから
来月6月は心身ともに休息をとろう・・・。
2001年・デンマーク
監督/マーティン・シュミット
出演/リブ・コーフィクセン

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マリアの上の部屋に住む老人が
交霊術を行なった日から
次々と残虐な殺人事件が起こる・・・
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デンマークといえばアンデルセンの国。
そのデンマークでもこういう作品があるんだ・・・。

ストーリーはタイトル通り、
猫にとりついた悪魔が次々と殺人事件を起こす話。
ただそれだけ(笑)。

「驚異のCG」をウリにしているが、本当に「驚異のCG」なんだろうか?
全体的に古臭いイメージが漂う。
ハリウッドモノならば、襲われるシーンはこれでもかというほどに
残虐な「出血大サービス」をするのに対し、
この作品は襲われる瞬間の役者の顔のアップでおしまいという程度。
なんかさ、お金をかけずに工夫しましたって感じ。

ヒロインのマリアを含め登場人物がゴツイ。
猫の顔もゴツイ。
肝のすわった骨太な印象をうける登場人物たち。
ハリウッドのような華やかさは無い。
全体的に、何もかもが地味。
しかし、猫はゴツイ顔をしているが
毛並みは抜群に良い!

アンデルセンを生んだデンマークの地味でゴツイ作品。
子供に「アンデルセンさんの国のおハナシ観ようね」と
おとぎ話感覚で観せたら、トラウマになりそうな作品。

猫の毛フェチでもない限り、楽しむのは難しいだろう。
2001年・米
監督/バズ・ラーマン
出演/ニコール・キッドマン

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時は1900年のパリはモンマルトル。
貧乏作家のクリスチャンとナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」の
サティーンは恋におちる。
しかしクリスチャンが書いたショーをするためには
公爵の愛人とならなければいけないサティーンだった・・・
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バズ・ラーマン!バズ・ラーマン!バズ・ラーマン!
キッドマン!キッドマン!キッドマン!
ユアン!ユアン!ユアン!

今月は喜びマークをつける「ぐっれぇいとぉぉ」な
作品はないなぁと思っていたところ、
でました、『ムーラン・ルージュ』!

冒頭からぐいぐい引きこまれるテンポのよい展開。
赤と青の美しい映像。
おとぎチックなCG。
美男美女の美しき歌声。
そして我が青春を彩ったマドンナやスティングの懐かしきメロディ!
んもう〜懐かしくて涙でそうになった(笑)

最近CGを売りにした作品が多いなかで
この作品は実に効果的なCGの使い方をしている。
場面展開をCGで表現することによって
凝縮された空間でのおとぎ話に仕上がっている。
ミュージカル自体が現実ばなれしたおとぎチックなものであり、
ともすれば滑稽になるものをバズ・ラーマンはギリギリのところで
第一級のエンターテイメントに作り上げている。

考えてみれば『ダンシング・ヒーロー』『ロミジュリ』
そしてこの『ムーラン・・・』と
バズ・ラーマンの作品は蛍風にとって大当たりなものばかり。
そしてこれらの作品で印象的なことは
男優が「ス・テ・キ♪」なことである(笑)
『ダンシング・・・』のポール・マーキュリオは流れ落ちる汗の中に
『ロミジュリ・・・』のレオは少年から大人へと移行する中に
『ムーラン・・・』のユアンは嫉妬と苦悩の中に
男の色香を感じさせてくれた。

それまではレオもユアンも蛍風のなかでは
特に気になる存在ではなかったのだが、
レオ(ユアン)ってこんなにセクシーだったっけ?と、驚いてしまった。
ラーマンは男の魅せ方が分かる人なのねん。
・・・モーホーじゃないよね?(笑)

美男美女の恋、豪華絢爛な舞台そして衣装
きらきらとまばゆいショー、赤と青の美しい映像。
まさにエンターテイメント。
「ボヘミアン」の言葉を聞いて
♪ぼっへみあ〜〜ん の歌を思い出す世代には特に楽しめる作品(笑)
1998年・米
監督/テレンス・マリック
出演/ショーン・ペン

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第2次世界大戦中のガタルカナル。
最前線に送られた兵士は
戦うことの意味、そして生きることの意味を模索しながら
戦い続ける・・・
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公開当時の感想は「全然面白くないよぉ・・・」だった作品。
あれから年月がたち、再度挑戦したのだが
やはり蛍風には、この作品の面白さは分からなかった。

テレンス・マリックが久々にメガホンをとるぞということで
スター達が次々と出演希望したというけれど・・・。
確かにスターが大勢でているけど
みんな同じような格好だから
誰が誰やらさっぱり分からん。
ヘルメットかぶって、顔が泥だらけで
あんた誰?って感じである。
しかも独白が多くて、誰の独白かわからん(笑)
主人公(ヒーロー)が不在なのだ。
しかし、戦争とはそういうものだと言いたかったのか?テレンスさん。

当時も気になったのだが、日本兵のガタイが良すぎる。
リアルな戦闘シーン、哲学的戦争作品をうたっているなら
もっと痩せた役者を用意すべきだったのでは?
米軍にも負けないイイ体の日本兵では
なんで負けたのか説得力がないような・・・。

今回改めて分かった点が1つあった。
日本兵の死体の口をあけて、なにやらごそごそしているシーン。
あれは金歯を抜いているそうな。
金歯をクニに持ち帰って換金する。
・・・金歯買い取りしてくれるところあるんだ。
・・・「金」だもんね。
・・・売れるんだ。

戦争はエンターテイメントじゃない、それは分かるけど、
独白が多く、画面も暗く、なによりも時間が長くて
ただただ辛かった作品。
2001年・日
監督/本郷みつる
声優/横山智佐

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花組に元星組隊長ラチェット・アルタイルが配属される。
彼女の合理主義にとまどう花組の面々。
帝都では降魔撃退の新戦略としてダグラス・スチュアート社の
自動人型霊子甲冑ヤフキエルが試験的に導入されていた。
花組の失態と比べ、ヤフキエルは良い成績を残し、
花組に解散の危機が・・・
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う〜ん・・・期待していたんだけどな。

オープニングがいつものテーマ曲じゃないのに
まずがっかり。
あの音楽があってこそ、さぁこれからサクラを観るぞって気になるのにさ。

劇場版ということでいつもより豪華に、という気合は分かるけど
蛍風には物足りなかった。

ラチェットの真意も良く分からなかったし、
政治家田沼がDS社と組むことになった経緯もぼんやり。

3Dと2Dの融合はたしかに素晴らしいけど
いつも観慣れたキャラのバックに3Dがはいるのは
ちょっと違和感を感じる。

しかし、ロボットの動きは3Dがよく似合う。
あぁ〜、ロボットらしいわ〜と感動してしまう。
・・・でもね、歯車の動きを精巧な3D描写で見せられるよりも
本筋の展開に時間を割いて欲しかった。
蛍風は歯車の動きじゃなくてサクラが観たかった!
大神さんとの恋の行方が知りたかった!
すみれ&カンナのかけあいが観たかった!

ストーリーは自衛権を描いていて
まあまあタイムリーな話題ではあるようだが、
時間が短いせいか、物足りなさが残るところ。
ちょっと長いダイジェストみたいだ。

たしか劇場では何かと同時上映だったんだよね?
せっかくの劇場版なのだから
120分くらい使って、たっぷりと描いて欲しかった。

期待が大きかっただけに残念な作品。

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