1997年・米
監督/アンディ・テナント
出演/マシュー・ペリー
   サルマ・ハエック

============================================
ニューヨーカーのアレックスは、新店舗オープンのため
ラスベガスへ。
そこでメキシコ美人イザベルと出会い、一夜をともに。
もう二度と会うこともないと思っていた彼女が
3ヵ月後突然現れ、妊娠した告げ・・・
============================================

監督は『エバー・アフター』や『アンナと王様』のアンディ・テナント。

一夜限りの相手だと思っていたのに、彼女が妊娠。
運命を感じて結婚する2人に、カルチャーギャップが
立ちはだかる。

イザベル役のサルマ嬢は、『デスペラード』の時とはうってかわり
とってもキュート!
彼女こんなにカワイイ表情するんだ・・・。

イザベルのらて〜んな文化に、とまどいながら付き合うアレックス。
愛するアレックスの為に身をひこうとするイザベル。

甘くて、笑えて、しんみりして、大団円のストーリー。
ライトなラブコメってところか?
2002年・米
監督/ロブ・ミンコフ
出演/ジーナ・デイビス

===========================================
リトル家では妹が生まれ、パパとママはその子に
かかりっきり。
ジョージも友達が出来て、ちょっぴり孤独感を
味わうスチュアートの前に、羽を怪我した小鳥の
マーガロが現れて・・・
===========================================

きゃ〜っカワイイ〜!
スチュアートもマーガロちゃんもカワイイ〜!!!

スチュアートは前作より頭の毛を20万本増やしての
リアルな映像。
もちろん陽に透けたピンクのお耳も健在。
マーガロちゃんも黄色の柔らかな毛並み。
繊細な羽の動き。
悪役ファルコンだって美しい羽模様!
雄雄しい飛ぶ姿!

はっきり言って、この3人(?)が実際に演じていると錯覚する
リアルなCG。
CGだと意識させない見事な作品。

今回はスチュアートとマーガロちゃんのお話なので
リプニッキ君の出番は少ない。
前回が「家族」がテーマだったのに対し、
本作品は自我・独立・冒険がテーマと
ちょっぴり「大人」になっている。

初めは字幕で観ていたのだが、
マーガロちゃんの声がちょっと大人すぎた。
もっとはっきり言うなら「おばちゃん」声だった。
メラニー・グリフィスだったかな?
耐えきれずに吹き替えにした。
こちらのマーガロちゃんの声はGOOD!
やはり日本の吹き替えは世界最高水準なのですね。

CGだということを忘れさせる見事なキャラ達。
冒険あり、友情ありのあったかいストーリー。
大満足しました。
2002年・米
監督/ギレルモ・デル・トロ
出演/ウェズリー・スナイプス

===========================================
人間とヴァンパイアの混血、ブレイド。
ヴァンパイアハンターの彼の元に、
敵のヴァンパイアが協力を求めてきた。
新たな敵は新型ヴァンパイア、リーパーズ!・・・
===========================================

『ブレイド』よりは香港映画『ブレード 刀』の方が
好みだった蛍風。
だからこの『ブレイド2』は、あまり期待してなかったんだけどね。

純粋に「かっこい〜」と楽しむ方が多い作品でしょうが、
蛍風にはツッコミ満載の笑える作品でしたわ。

ブレイドのキメのポーズが戦隊モノっぽくってグー(笑)
アクション監督がドニー・イェンということもあり、迫力あり。
しかし『修羅雪姫』の時も感じたのだが、
あの日本刀の振り回し方はいかがなものか?
日本にああいう剣術あるんですか?
日本刀というよりは、三日月形の中国の剣(柄にフサフサつき)が
似合う振り回し方。

ドニーも劇中、見事なアクションを披露しているが、
あっけなく倒されてしまう。
美形俳優ノーマン・リーダスも「あんまりな」ラスト。
な、なんて贅沢な使い方なんざんしょ!(笑)

そして新型ヴァンパイアのリーパーズ!
このリーパーズにゃ、蛍風びっくりして椅子から転げ落ちた。
え〜!これ一応ヴァンパイアものでしょ?
リーパーズがこの姿って・・・。
ジャンル間違えてないかい?
なんでもありってことかい?(笑)

真面目に観ても、ツッコミをいれても楽しめる娯楽作品。
2002年・米
監督/サイモン・ウェルズ
出演/ガイ・ピアース

===========================================
若き科学者アレクサンダーは、強盗に恋人を殺されてしまう。
もう一度あの日あの時に戻れれば、
今度こそ恋人を救おうと、タイムマシンを完成させ・・・
===========================================

H.G.ウェルズさんの曾孫さんが監督した作品。
タイムトラベルは、まさにVFXの出来を見せ付ける
かっこうのテーマ。
そんな訳で、かなり期待してたんだけどね・・・。

うーん、たしかに映像は素晴らしい。
美しく、幻想的で、タイムマシンなんか芸術品だ!

エマ役の女優も素敵。つつましい美しさがある。

ストーリーは、恋人エマを亡くした主人公が
事件のあった日に戻り恋人を死から守ろうと
タイムマシンを開発する。
しかし、時間旅行中に「うっかり」居眠りをし、
気がついたら80万年未来だったというお話。

おいおいうっかり寝過ごして80万年後って。
電車で寝過ごして、気がついたら終点じゃあるまいし(笑)

おまけに未来に君臨する敵キャラ、ジェレミー・アイアンズが
これまたスゴイ(笑)
別にジェレミーが演じなくても良かったんじゃないか?
なんでジェレミーは出演OKしたんだ?

80万年後の世界は、バートン版『猿惑』を
彷彿とさせる。
『猿惑』以降、あの猿走りが多く見られるようになった。
とすれば、バートン版『猿惑』はエポック的作品だったと
いうことなのだろう。

「うっかりアレクサンダー」に笑い、
ジェレミー・アイアンズに笑い、
バートン版『猿惑』の意義を見出した。
そういう作品。

オリジナル『タイムマシン』を観てみようかな・・・。
2001年・米
監督/ジェシー・ネルソン
出演/ショーン・ペン

============================================
知的障害のため7歳程度の知能しかないサム。
彼は男手1つで一人娘ルーシーを育てていた。
しかしルーシーが7歳になった時、
父を超えたくない思いから勉強しなくなったルーシーを
教師やソーシャルワーカーが心配し、
サムから養育権を奪おうと・・・
============================================

ショーン・ペンとルーシー役のダコタ・ファニングの演技が
評判の作品。

ショーンの演技は噂通り素晴らしいものだし、
ルーシー役も「こんな娘欲しい〜!」と思えるほどの
可愛らしさと聡明さ。

この2人には「愛こそすべて」と言うように
知能なんて関係ない。
深い愛情で結ばれた父と娘。

そこにビートルズのカヴァーが効果的に使われている。
なぜカヴァー曲を使用したのかいうと、
ビートルズ本人達の曲をそのまま使うと、
曲の使用料で制作費がふっとんでしまうからだそうだ(笑)

とはいえビートルズファンにはたまらない作品なんだそうだ。
なんだそうだ・・・って、蛍風はどちらかと言うと
ローリングストーンズ派の方なので(笑)

ショーンやダコタの演技も素晴らしいが
ミシェル・ファイファーの演技が印象的!
ウェイトレス役でビバヒルのクレアが出てたのも嬉しかった。

ドキュメンタリーを意識した手持ちカメラの映像。
親子の愛情に涙がホロリする場面多数。
蛍風の好みの作品ではないが、良い作品だとは思う。
2001年・英
監督/ニック・ハム
出演/ソーラ・バーチ

===========================================
イギリスのパブリックスクールの生徒4人が
行方不明になる事件が発生。
その中の一人リズが、突然戻ってきた。
精神科医が、彼女の心をときほぐし、
何があったかを聞きだすが・・・
===========================================

世間様より遅れての冬休みから戻りました。
休み明けの初めの作品は『穴』。

この作品はずっと気になっていたのよね〜。
予告編を観て、絶対観たいと期待していた作品。

まずタイトルが『穴』。
そのものズバリ(笑)で、シンプルで骨太。
最近の邦題では珍しい。

それから主演がソーラ・バーチ!
『ゴースト・ワールド』が良かったので
彼女には期待してましたの。

本作品でも彼女の演技はすばらしく、存在感大。

誰の言うことが正しいのか画面に釘付けになる
ストーリー展開もGOOD。
・・・ただし途中まで。

映像でみせられると、人はそれを真実だと思い込んでしまう。
その観客心理を見事についた展開で興味深い。
でも途中まで。

事件の核心にふれる段階まで観ると、
「あぁ〜なんだ〜・・・・・・・」
新鮮味が足りない結末。

作品のテイストとしては『ルール』などのような
学園ホラーサスペンスといったところであろう。

自分はマトモなつもりでも
犯人のような人間に知らず知らずのうちに関わってしまい
悲劇に見舞われることの恐ろしさ。
事件自体はありそうもないことなのだが、
その犯人の心理はひょっとしたら
身近に起こりうることかもしれない恐怖。
ま、そんなことを描きたかった作品なんでしょうな。

劇中、男子シャワー室の場面があり、
「お股」の部分にはぼかしが無く、
しっかりと映っていたのにはビックリ。
いいんですか・・・?いいのでしょうね・・・(笑)

ソーラ・バーチの存在感が良し。
恐怖によって精神が崩壊していく人間心理も良い。
ボカシ無しの男子シャワー室といったサービスシーンもある(笑)

しかしながら、観終わった後、どこか薄っぺらな感じがする作品。
1995年・米
監督/デビッド・フランケル
出演/サラ・ジェシカ・パーカー
   アントニオ・バンデラス

============================================
グウィンは結婚したら両親のように仲睦まじい夫婦に
なるのが理想。
しかし、その両親がそろって浮気をしている知り・・・
============================================

理想にしていた両親が2人そろって浮気をしていた。
しかも両親だけでなく、あっちゃこっちゃの夫婦が浮気。
そのことで、「結婚」について考え直すグウィン。

ん〜・・・。
結婚した後の愛と浮気について描いた
「大人の辛口コメディ」らしいのだが・・・。

ん〜・・・。
どうもピンとこないし、笑えない。

サラ・ジェシカ・パーカーとバンデラスという
なんか迫力ある顔立ちのカップルが苦手なのかもしれない・・・。

実際に浮気したこともないし、
おそらくされてもいないであろう蛍風には
どうもこの作品の面白さが理解できない。

浮気しても結局は家庭に戻るのが夫婦だと言いたいらしいのだが・・。

この作品のテーマの面白さが理解できなかったし、
また、理解できるような経験はしたくない。
ナオミ・キャンベルはやっぱりキレイだと認識しただけの作品。
2001年・香港
監督/チャウ・シンチー
出演/チャウ・シンチー

============================================
少林拳を世に広めるために模索しているシン。
かつてはスター選手だったファン。
この2人が出会い、サッカーをすることに・・・。
============================================

今年1本目の作品はコレ。
ずっと観たいと思っていた作品。

実は『食神』を観たとき、多分『少林・・』もこんな感じかな?と
思っていたのだが、いやはや想像以上にグレイトな作品でしたわ!

蛍風1番のお気に入りのシーンは
饅頭屋の店先で、いきなり「俺は歌手になるのが夢だった」
「俺はダンサーになるのが夢だった」と歌い踊るシーン!
あの2人、いい味だしてるよ〜(笑)

ま、個々のベタなギャグはコメディというより
コント集の様相だが、とにかく笑いと歓声の連続!
ブルース・リー風のGKが黄色のトラックスーツを着ているのには
涙モノです。
彼の出演シーンをもっと見せて欲しかった・・・!

CGをウリにした作品は沢山ある。
しかしその事だけが浮いてしまい、見所がCGのみという場合が多々ある。

この作品は本来CGとは作品を効果的に見せる手段だと
改めて思い知らされるほど
作品にぴったりマッチしている。
まさに劇画チック!

今年は春から縁起がええのぉ〜!(笑)
今年もあと数時間で終わり。
世間様はお休みのようですが、
蛍風は毎年のことながら、今日も明日の仕事です。
こんな生活をしてもう何年になるのかしら・・・?

年末年始働いている人を見ると、
「おぉ〜!同志だ!」と親近感を覚えます。

新年を迎えるというより、
ただ今日の仕事を終え、明日の仕事に備えるという感じです。
ちょっとむなしいですが、
いいもん!世間様が働いている時に長期休暇とるもん!(泣)

今年もいろいろな作品をみましたが、
結構忘れているものが多いです。

そのなかで、今年1番の作品は・・・

・・・なんだろ?(笑)

バカチン部門では『未確認生命体 ザ・フロッグ』かな?
『ヘッド・ロック GO!GO!アメリカンプロレス』もすてがたい!

さてさて、来年はどんな作品に出会えますことやら。

さてと、明日の仕事の準備しよ!
1999年・米
監督/クレイグ・メイジン
出演/ロブ・ロウ

============================================
数あるヒーロー戦隊の中で、おちこぼれの「スパイダーズ」。
入ってきた新人のスーパーパワーは卵を生むというシロモノ。
資金調達と人気回復を狙った人形は、
彼等とは似ても似つかぬものだった。
そしてスパイダーズは解散の危機に・・・
============================================

ヒット作にあやかったタイトルをつけた作品は沢山ある。
『ツイスター インフェルノ』
『ジュラシック・シティ』
『トゥーム・レイパー』
『ヌード・オブ・ザ・リング』
『マーラーボール』
『巨乳バカ一代』
最後の方はAVだけどね(笑)

本作品は原題が『SPECIALS』にもかかわらず、
『MIB ?』にあやかっってつけた邦題。
邦題からしてウケ狙いの作品と分かる。
しかも「?」がないのに「MIS ?」。

でもね〜、これがね〜・・・
笑えない作品なのよね・・・。
テンポが悪すぎ。

資金調達と人気回復をかねた人形は、
本人達とは似ても似つかぬもの。
なぜなら、それはマックのハッピーセットの残りだった、とか、
嗅覚を鋭くする装置をつけたはいいが、
トイレの臭いが我慢できない、とか。
しみじみと見てるビデオが「北の国から 遺言」だとか。

個々に面白そうなギャグがあるようだが、
これがちっとも笑えない。う〜ん困ったもんだ。
気楽にみようと思って吹き替えで見たのがいけなかったかな?
字幕ではもっと違う訳だったのだろうか?

唯一おぉ〜っと思ったのが、
ラスト、スパイダーズの面々が出動するシーン。
CG使って、まさにヒーロー戦隊モノのようなポーズ!

こんな作品に出ていても、ロブ・ロウはやはり
他のキャストよりは男前であり、
やはり彼は、一世を風靡した人気俳優だったと再認識。

ガハハと笑うつもりで選んだのに、
ちっとも笑えなかった作品。トホホ・・・。
2002年・米
監督/バリー・ソネンフェルド
出演/ウィル・スミス
   トミー・リー・ジョーンズ

============================================
またもや地球に危機が迫る。
今度の敵はセクシー宇宙人サリーナ。
ところがこの事件の大事な鍵は
5年前に引退したエージェントKだけが知っていた。
しかしKは引退するときにすべての記憶を消去しており・・・
============================================

う〜ん・・・
大ヒットの続編で期待と不安があったんだけど・・・

たしかにCGはスゴイ。
ウィルとジョーンズのコンビも良い。
ただストーリーは、どこか同窓会のノリで作ったような
カル〜イ感じ。どこか物足りなさが残る。
例えるなら隠し芸大会のような作品。

こうなると蛍風の楽しみはただ一点に絞られる。
それは、パグのお耳(笑)
パグのシーンは耳の部分をズームアップして見ちゃったよ!
しかも何度も(笑)
DVDにして良かったわ〜。

特に車に乗って、風になびくお耳のシーンに大興奮!
微妙にパタパタはためいて、最後にはペロッと耳が裏返る!
キャ〜ッ!興奮したわ〜!!!

是が非でも観なければいけないという作品ではない。
めちゃめちゃ面白くないわけではなく、
そこそこには楽しめる。「そこそこ」ね。
ヒットしたキャラ達を使って、お遊び感覚で作ったような作品。
お耳フェチの蛍風には、パグが救いだっただけ。
1998年・米
監督/ボアズ・イェーキン
出演/レニー・ゼルウィガー

============================================
信仰心の厚い夫とニューヨークのユダヤコミュニティーで
暮すソニア。
厳格で生真面目な夫の望むままに
「妻として、母として」ふるまっていたが、
義兄のすすめで宝石鑑定の仕事を始めたことから、
彼女の中で何かが変化していき・・・
============================================

しきたりや宗教が中心の閉鎖的な社会の中で
夫や周囲が望むままに、妻として母として生きるソニア。
宗教学者の夫と戒律にのっとった生活。

しかし義兄がソニアに宝石鑑定の仕事を依頼したことから
彼女の中で、女として、ひとりの人間としての思いが目覚めていく。

深緑を基調とした質素だが厳格な雰囲気の画面の中、
彼女の心の象徴であるルビーの赤が鮮やかに浮び上がる。

不倫や宝石の地下売買というドロドロしたものが
描かれいるにもかかわらず、どこか清潔感を感じるのは
レニーの個性であろうか?

「立派な学者と結婚するのが幸せ」という周囲のすすめ、
しかしそれはソニアの幸せではなかった。
何が幸せかは、人それぞれなのだ。

ひとりの人間として生きる喜びを見出した彼女に
周囲の目は冷たい。
その辛さがラストの爽やかさにつながってくる。

地味ではあるが、幸せとは何かを考えさせられる作品。
2002年・米
監督/ジェームズ・マンゴールド
出演/メグ・ライアン
   ヒュー・ジャックマン

============================================
1826年のニューヨークに住む独身の公爵レオポルド。
結婚相手を決定しなければならないパーティーの日、
不審な男を追いかけるうちにブルックリン・ブリッジから
落ちてしまう。
気が付くとそこは125年後の現代のニューヨークだった・・・
============================================

ロマコメの女王メグ・ライアンが、
白馬に乗った王子様と恋におちるおハナシ。

昔に比べてややトウがたった感じのメグだが、
かえってキャリアウーマンという設定が
納得のいく風貌になった。
仕事中心の生活の中で、心のどこかに現在の状況を
疑問に思うメグ扮するケイト。

かたや貴族という「いいご身分」であるにもかかわらず、
望まぬ結婚を強いられるヒュー扮するレオポルド。

お互い自分の置かれている立場にどこか違和感を感じながらも
その狭い世界で生きている2人。

この2人が運命の悪戯で出会って恋に落ちる。

いや〜、運命の悪戯ってのも粋な計らいですな。

レオポルドのキャラがめちゃめちゃイイ!
ひとつ間違えれば嫌味な気取りやさんになりそうなところを
ヒューは見事に紳士的な王子様に演じている。
もぅ おとぎ話に出てくる王子様そのものなのよぉ〜!
おまけに白馬にも乗っているし(笑)

いつの時代でも女の子は「いつか王子様が・・・」って思っているもの。
乙女心を満足させるロマンティックなストーリー。
女性向けの作品だが、ぜひ世の男性陣にも観て欲しいと思う作品。
2001年・米
監督/クレイグ・R・バクスレー
出演/ナンシー・トラビス

============================================
超常現象を研究する心理学者ジョイスは、
150年前に建てられた幽霊屋敷リンバウアー邸、
通称ローズ・レッドの調査をするために、
超能力者達を集めた。
今は活動停止しているはずのローズレッドだが、
一行が屋敷に入った途端、奇妙な現象が次々とおこり・・・
============================================

スティーヴン・キングのホラー。

屋敷が人を襲うという話は『ホーンティング』や
『ハウス』(『家』だったかもしれない。記憶があやふや)等
前例があるが、やはり「キングホラー」モノということで
作品の世界にぐいぐい引き込まれていく。

キングのホラーって、人の性(さが)や業(ごう)が描かれていて、
ホラーなのにどこか哀しい。
それがキングのホラーが好きな理由である。

この作品でも功名心に急ぐ教授ジョイス、
母親の呪縛から逃れられないエメリー、
力を持つが故に拒絶される少女アニー。
心の傷と闇が作品を覆う。

もともとこの作品はスピルバーグの依頼で書かれた脚本だったらしい。
しかしながら両者の意見が合わずに、キングが自分で
製作総指揮をしたらしい。

ん〜、結果としてこれで良かったんじゃないかな?
この作品は、とても「キングのホラー」らしい作品に仕上がっている。
スピルバーグだったら、人間の心理よりも、襲いかかる家の
スゴさに重点をおいていたかも・・・。

そうそう「キングのホラー」らしいといえば、
この作品でもキング自身がウキウキと出演している(笑)
今回はピザの配達人の役。
この人のホラーを観るときは、いつもどこに出ているかしらと
ワクワクしてしまう。

まさに「キングもの」らしい作品。
1994年・米
監督/チャールズ・シャイアー
出演/ジュリア・ロバーツ
   ニック・ノルティ

============================================
ピーターはシカゴ・クロニクル紙の人気コラムニスト。
久しぶりに事故の取材に出かけ、通り一遍の取材をする。
しかし、翌日ライバル紙のグローブがスクープ記事を載せた。
記者は新米のサブリナ。
2人はライバル意識むきだしでスクープ合戦をするが
事故には意外な真相が・・・
============================================

スクープ争いをするサブリナとピーター。
ムキになっちゃうニック・ノルティがかわいい。

サスペンスとしては、あっさり真相が判明して物足りなさを感じるが、
ラブコメ部分はジュリアの本領発揮といったところ。

ジュリアにラブコメじゃ普通すぎるから、
サスペンス色を加えてみましたってところか?

中年人気コラムニスト・ニック、かたや新米記者・サブリナ。
反発しあいながら、スクープのため協力する2人。
対称的な2人が繰り広げるストーリーは観ていて
安定感のある構成。

しかし、小娘相手に向きになるような男は好きじゃないな。
やっぱ大人の男は、ど〜んと構えて手のひらで
遊ばせてくれるような人が好きだ。
ムキになってライバル意識を持つような人とは
恋におちないな、蛍風は(笑)

サスペンス色がやや強いラブコメ。
といってもサスペンス部分は、たいしたことないので
ピーターとサブリナのやりとりに笑いながら
気楽に観るのがふさわしい作品。
2002年・米
監督/クリス・ウェッジ
声優/山寺 宏一
   竹中 直人

============================================
時は2万年前の氷河期。
ひょんなことから人間の赤ん坊を拾ったマンモスのマニーと
ナマケモノのシド。
彼等は赤ん坊を家族のもとに届けることに。
途中サーベルタイガーのディエゴも加わり
3匹の奇妙な組み合わせの旅が始まる・・・
============================================

20世紀フォックスが初めてCGアニメに挑戦した作品。

気合入れまくりで作った映像はとても美しい。
とくにね、動物の毛並みがよろしくてよ(笑)
マンモスの鼻の毛とか、リス(?)の尻尾とか!
リスの尻尾のピクピクっとした微妙な動きに
蛍風大満足。
とはいえ、冒頭とラストのシーンは別に無くても良かったような・・・。

風景も動物も素晴らしいが、人間のキャラがちょっと・・・。
なんでアメリカが描く人間の顔は、あんなに濃い〜んだろ?
50年前から変わっていないんじゃない?
日本だと、作品やアニメーターによって、いろいろな顔があるけど、
アメリカはディズニーの頃からずっと同じ濃さ。
うむむ〜、不思議だ。

ストーリーは笑いあり、冒険あり、涙ありで
大人が観ても感動できるし、子供が観てもしっかり理解できる。
構成のしっかりした作品。

劇場で観た人がまたレンタルするのも納得できる
良く出来たファミリー作品。
2001年・米
監督/J.B.ロジャーズ
出演/クリス・クライン
   ヘザー・グラハム

==========================================
孤児のギリーは、一目生みの母親に会いたいと
探偵に母の行方を調べてもらっていた。
ある日、町に美人美容師・ジョーがやってきた。
一目ぼれしたギリー。2人はめでたく結ばれるが
彼女が生き別れになった姉だと判明し・・・
==========================================

『メリーに首ったけ』のファレリー兄弟が製作。

下ネタ、おバカなお笑いがいっぱいだが、
主役2人のルックスのおかげで、グロにならずに
気楽の楽しめる。

ヘザーは蛍風とそんなにかわらない年齢なのに
ほんっとキュート!
スタイルもいいし、さすが女優さんだわ〜。

クリス・クラインはちょっと昔のキアヌ・リーブス的ルックスで
将来が楽しみ。

蛍風の大好きなオーランド・ジョーンズも出ていた!

この作品、リリース直後は『メリー・・」の関連作として
扱われていたのに、
『愛しのローズマリー』『キューティー・ブロンド』が
リリースされてからは、『メリー・・』『愛しの・・』
『キューティー』が3本まとめて「プリティ・ピンクシリーズ」として
扱われるようになった。

確かに3作品ともヒロインが金髪でピンクの服を着ているのだが、
こうなると『ギリー・・』の立場がないような・・。

そういえばこの作品は劇場未公開。
メーカーによるとわざわざ未公開にしたそうな。
劇場未公開作品の良い方のイメージ、
それは劇場で公開するには下ネタ的笑いがつまった作品を
狙いにしたとか言ってたなぁ〜・・・。
その時はこのジャケットで男性ユーザーがターゲット?
それならもっとムンムンか、
おバカを強調したジャケットの方がいいのにと思ったっけ。

とはいえメーカーのねらい通りか、はたまたファレリー兄弟の知名度か
男性を中心にいまだにポツポツとレンタルされている作品。

ま、ところどころにグロな下ネタがあるものの、
主役2人のルックスのかわいさ、そしてテーマが恋愛ということで、
女性だって充分楽しめる。
もっとも花もはじらうような可憐な女性には見せたくないが(笑)

96分という丁度良い長さで、単純に気楽に大笑いできる作品。
2001年・日
監督/佐藤 順一
声優/吉田 小百合
   鳥海 浩輔

============================================
小説家くずれの父と貧乏暮らしを送る女子高生・淡雪 姫乃。
ところが父の熱狂的ファンの大富豪未亡人と
父が再婚し、お嬢サマ生活か?と思いきや、
義理の姉妹とはしっくりいかず。
そんな彼女の前に7人の美少年が現れ、姫乃こそが
探していたプリーティアだと告げ・・・
============================================

7人の美少年といっても上は16歳から下は7歳の男の子達。
彼等は地球のエネルギー・リーフェが危うくなった時に
人間界に現れる妖精リーフェナイツ。
ナイツはプリーティアと融合(プリート)することにより
その力が増し、災妃フェンリルに対抗する力を出すそうな。

毎回現れる敵に姫乃は、今日は風のナイト颯(ハヤテ)と
またある日は音のナイト細(ササメ)といった具合に
プリートしては地球の為に戦う毎日。
誰とプリートするかは、敵の性質に関わらず、
その時の気分でプリート。よりどりみどりで羨ましいかぎり。
丁度良い年頃のナイトとプリートする場面は
羨ましいのだが、
7歳のナイツとプリートする時は、ちょいとばかし抵抗のある蛍風。
なんだか犯罪みたいだ(笑)

本作品は世界を守る戦いというより、愛と友情と
変身時のコスプレがメインである。
個人的には音のプリーティアと水のプリーティアの
衣装がお気に入り。
しかしね〜、もし自分がどのキャラとプリートするかとなれば、
やっぱ音のナイト・細(ササメ)が良いのぉ〜。
理論派の光のナイト・蛍(ケイ)も良いのぉ〜。
声でいったら、森久保祥太郎氏の熱気のナイト・豪の捨てがたい。

1話目はたいしたことないのだが、観つづけるとハマってしまうアニメ。
恋あり、友情あり、変身あり、イイ男あり、
乙女心をくすぐるアニメ。
ハマりました。
それにしても全5巻13話一気に観るのは疲れた・・・。
2002年・米
監督/ロブ・タバート
出演/ルーシー・ローレンス

============================================
戦いを求め旅を続ける女戦士ジーナとガブリエル。
ある日2人はケンジという僧侶から
化け物に襲われた時、アケミに助けられたことを聞く。
しかしアケミはその昔、ジーナの前で自害していたのだ。
ジーナとガブリエルは化け物退治のため日本へと向かう・・・
============================================

製作総指揮は過去に自らを「侍Me」と表記させたあのサム・ライミ。

このジーナはTVシリーズ「ヘラクレス」のキャラらしい。

で、ジーナ、おっぱいユサユサ、ミニスカなんてへっちゃらホイと
バッタバッタと敵を倒す。
人よんで「闘うプリンセス」(笑)
相棒のガブリエルとはなにやらムフフな雰囲気で
レズビアンっぽいシーンあり。
これらが男性ファンのハートを掴んだ理由か?

アケミを助けるために日本にやってきたジーナ達。
化け物の正体はアケミの父ヨドシ。
ヨドシはアケミらに湯女をさせ、旅人をたぶらかして
魂を食らっていた。
・・・日本といえば、湯女か芸者ですか?!(笑)

ジーナ達は途中、邪悪な武士集団と戦う。
それもスターウォーズに出てくるような変な形の兜!(笑)
・・・それに、ジーナはヘラクレスのキャラでしょ?
ヘラクレスの時代に武士は存在していたのか?(笑)

おまけに倒し方がスゴイ。
村に火を放った武士に対し、給水搭を破壊して鎮火するジーナ!
・・・その頃給水搭あったのか?

急いでいるのにお守りだといって背中に刺青したり、
変なところで礼儀や武士道語ったり。
そして最後の戦いの舞台は霊峰・富士山!
もう、バリバリ気合の入ったオリエンタル趣向。

めまいのするような勘違いニッポンに
さすがの蛍風もついていけなくなる部分があった。
・・・と思ったら、なんとこの作品は本当はテレビの最終話らしい。
あはは〜、だから変なところで意味の分からぬ回想シーンがあったのか。

お色気あり、アクションあり、もちろんチャンバラありの娯楽作品。

つじつまの合わないことや、
ツッコミをいれるのが疲れるほどの勘違いニッポンの連続、
こんな細かいこと(笑)気にせずに豪快に楽しみたい作品。
2000年・米
監督/ジョー・チャッペル
出演/ルドルフ・マーティン
   ジェーン・マーチ

============================================
オスマントルコの支配下で、厳しい上納金を強いられた小国ワラキア。
重圧に抵抗した王は殺され、王子ドラキュラは弟とともに捕虜に。
数年後、ひとり解放されたドラキュラは、政権を立て
恐怖政治によってルーマニアを統合する・・・
============================================

いわゆるホラーのドラキュラではなく、
モデルとなった実在のドラキュラさんのおハナシ。

強国オスマントルコに抵抗するため、
国を統一するドラキュラ。
反逆者、侵略者は串刺しにしてみせしめにする。

その一方で愛妻家という心優しき部分も描かれている。

この奥さん役がジェーン・マーチ。
『薔薇の素顔』の時はもうダメかと思ったが
本作品では、その細く華奢な体とビーバーのような前歯が
圧政に苦しむ小国ワラキアの王妃によく似合っている。
王妃なんだけど、ちょっと貧乏くさい、
華があるんだけど、大輪じゃなく萎れかかった野花のようなヒロイン(笑)

史劇なのであまりドラキュラ役には期待していなかったが、
野性味を感じさせるルドルフ・マーティンは
その猛々しさのなかに、「ちょっぴり」色気を感じる。
合格点。

ロジャー・ダルトリーが相変わらず楽しそうに出演。
有名なドラキュラの話のわりには
小国ワラキア同様に、出演者、ロケーションがどこか地味な作品。
悪くはないが、特に良いともいえない作品。

< 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 >