2004年・英
監督/アルキ・デイビッド
出演/カミーラ・ラザフォード

======================
小さな島に暮すダナイは、
ダイブマスターのヘクターに才能を買われ、
ブリーダイビングの世界記録を目指すことに。
しかし、過酷なトレーニングは
彼女の体を徐々に追い詰めていき・・・
=================================

実話を元に作られた作品。

小さな頃から潜りに自信のあったダナイ。
ダイブマスターを務めるヘクターと出会い、
素潜りの世界記録に挑戦するのだった・・・。

素潜りの世界記録のことは勿論のこと
そんな大会がある事を知らなかった。

エーゲ海はどこまでも青く美しく
水中シーンは幻想的で神秘の世界。

「自分には使命がある」そう考えたダナイ。
一瞬の栄光にすべてを賭けた彼女。

それは一瞬のためだけに凝縮された生涯だった。

実話がベースになっているせいか
キャストがイマイチ地味だしストーリーもシンプル。

しかしシンプルで地味なキャストだからこそ
ダナイの生きざまに純粋で深い感動を覚える。

派手さはないものの
こういう生き方もあるんだな、と
しみじみ感じ入るものがあった作品

2003年・日
監督/石井 隆
出演/杉本 彩

======================
世界的なタンゴダンサーの遠山静子。
夫がヤクザに脅され、
金の代わりに身を売られてしまう。
彼女が連れていかれた場所は、
セレブ達が人には言えない己の欲求を満たす場所だった・・・
=================================

2作目もリリースされ、かなりの高回転なので観てみたけど・・・

?????

美人でスタイルが良くて、社長夫人で
しかも世界的タンゴダンサーの静子


こりゃまたすごい設定ですな(笑)

で、杉本彩演じる静子が、
ワケが分からぬうちに監禁され、
辱めをうけるうちに官能の世界へと目覚めていく・・ってことかな?

杉本彩が得意のダンスで鍛えた
その柔らかな体とナイスなバディを惜しげもなくさらし
緊縛、スパンキング、蝋燭攻めに耐える。

しかしフツーのAVのSMモノのようなグロさはない。
決して汚らしい感じではなく、古めかしい感じすらする。
花魁とか博徒の設定だからかな?

仕事柄、ここには書いたことがないが、
たまにAVを観る機会がある。
フツーの、特にインディーズ系のSMモノはグロいの一言。
こういうの観て本当に楽しいのかしらん?と思ってしまう。

それに対して本作品は、どこか「古めかしい官能の世界」の印象で
例えて言うなら
襖の隙間から秘め事を覗き見している感じ
あるいは
文語体で書かれた官能小説を読んでいるような感じ

下卑た感じがしないのは、
ひとえに杉本彩の意気込みと度胸のたまものであろう。
田代役の石橋蓮司の演技も鬼気せまるものがあってスゴイ。

フツーのAVと同じ感覚で観るとつまらないらしい。
ストーリーとか説教くさい部分が邪魔らしい(笑)
かといって一般作品と同じ感覚で観ると
延々と責め悶える印象しか残らないらしい(笑)

AVでもなければ一般作品でもない。
女性でも見られる「官能エロス作品」と考えたい。

で、結局、物語のラストはどういう意味?
自分を売った夫を許せないという気持ち?
官能に目覚めてしまい、元には戻れないという事?
きっかけとなった夫の存在をリセットしたいとこと?
それとも単に冒頭に戻るという演出?

ん〜謎だ・・・。
謎だが、杉本彩に圧倒されて
そんなことはどうでもいいか、とも思ってしまう(笑)
杉本彩の度胸と意気込みに拍手を送りたい作品
2004年・英
監督/ビーバン・キドロン
出演/レニー・ゼルウィガー

======================
「世界一素敵な弁護士」マークとつきあいはじめて
6週間と4日のブリジット。
そろそろ結婚を意識する彼女だが
若くて美人のジェニファーが現われて・・・
=================================

前作のことは残念ながらあまりよく覚えていない・・・。
「立派なガードル」とコリンの「となかいのセーター」くらい(笑)

そういえば前作はこんなことがあったな、と
思い出しながらの鑑賞。

あ〜、でもレニー、前作よりも太ってないかい?

恋にまっしぐら ひたむきなブリジッド
ひたむきすぎて失敗もやらかしちゃう。
でも憎めないブリジット。
そんなブリジットを大きな愛で包む
コリン・ファース演じるマーク。
もぅめちゃめちゃ素敵〜♪

そして憎めないといえばブリジットにちょっかいをだす
ダニエル役のヒュー・グラント
ヒューはこういう憎めないキャラをやらせたら最高だ!

恋人ならヒューのダニエル
人生をともにするならコリンのマークがいいなぁ・・・
逆だったら辛そうだし、
コリンのダニエル、ヒューのマークは想像できないし・・(笑)

恋に恋しながらも本物の愛をゲットしたブリジット。
彼女の前向きな生き方にハッピーな気分になれた作品
2004年・香港
監督/ベニー・チャン
出演/ジャッキー・チェン

======================
銀行強盗が発生し、優秀な警察官チャンは
「3時間で解決する」と豪語するが、
犯人達の罠にかかり、部下を死なせてしまう。
ただ1人生き残ったチャンは、酒に溺れる毎日。
しかし、1人の青年が新しい相棒に任命されたとやってきて・・・
=================================

これぞジャッキー!
久々にそう感じた作品。

カンフーたっぷり(←ここポイント!)
度肝を抜くスタントアクションあり
正義あり復讐あり


復讐・・といってもやはり大人になったジャッキー。
昔の作品のように相手を倒して終わりではなく
若者の過ちを大きな愛をもって接する部分がある。
おっとなだね〜ジャッキー(笑)
罪を憎んで人を憎まずってやつだね。

ハリウッドで吸収したのか
良い意味でハリウッドっぽいド派手な爆破シーン
そしておもちゃを使ったカラフルな映像

これぞジャッキー!と思うと同時に
これまでとは(メダリオンとかさ・・・)違うぞジャッキー!と
感嘆してしまう。

相棒役のニコラス・ツェーの端整なお顔立ちにうっとりし
シャーリーン・チョイの可愛らしさに微笑んでしまう。

昔のジャッキー作品の共演者といえば
サモハンとかユンピョウとかカンフー仲間だったんだけどね・・・。

ただね〜
ジャッキーモノとして124分は長すぎる!
せめて104分くらいにして欲しかった
あそことあそこを削ってさ・・・ゴニョゴニョ
笑いの部分が少なかった(ってかあったのか?)のも残念。

とはいえ、
ジャッキーモノとしては近年で最高の出来ではないだろうか?
楽しめました。
2004年・日
監督/犬堂 一心 他
出演/中村 獅童

======================
広告代理店のプランナー山田は
ドッグフードのCMを担当することに。
しかし上司やクライアントの無茶な注文で
出来あがったCMは、当初のプランとは、まったく別ものに・・・
=================================

人と犬の関係を11の短編で綴ったオムニバス。
でてくる犬も様々な犬種なら
ミュージカル、コメディー、アニメなど
それぞれの短編の表現もバラエティに富んでいる。

「ウチの子?1」(だったかな?)のミュージカルは最高!
口では相手のワンコを褒めつつも、
心の中ではやっぱりウチの子が一番カワイイ!と思う心理。

はいはい、これはよぉぉ〜く分かります(笑)
実際、画面に出てくるワンコちゃん達を見ていても
膝の上に座っているウチのワンコの方が断然可愛いと思うもの。

ウチの子がハリウッドスターレベルなら、
他のワンコはスーパーのチラシのモデル並みですわ(笑)

オムニバスの構成も良く、
初めは笑いながら画面にひきつけられ、
ラストはしんみりと、そしてあったかい涙で包まれる。

犬を飼ったことのある人、
あるいは犬好きにはたまらない作品


犬を飼ったことがなくても、
この作品を観れば、きっと飼いたくなるかも!
心暖まる素敵なオムニバス作品。
ただし犬嫌いには、どうだか分からないが・・・(笑)
わはは〜
なんだかサボってました〜
精神的にも肉体的にもキツイ日々が続き
こりゃイカンと旅にでました。

そこは初めての日本海側!
北陸地方っていうのかな?
永平寺や金沢城あたりを観光し、
温泉にまったりと浸かっていました。

金沢の町は100万石だけあって成熟した印象をうけました。
雰囲気としては京都に近い部分も感じられました。

忍者寺、素晴らしかったデス。
伊達の端厳寺ほど露骨に出城にもなりますぜいという感じはなく
知恵に長けた素晴らしい造りに驚かされた!

海の幸も美味しかったデス。
意外だったのがお米も美味しかったこと。

なにはともあれ、日常のトゲトゲがすっかり抜け落ちて
穏やかで平穏な心持ちになれました。
良い旅行となりました。

旅は出て行くまでが面倒だけど
いざ行くと、次ぎはどこへ行こうかとワクワクしますね。
休みと財力に余裕があれば、また日本海側へ行ってみたいものです。
問題はウチの相方が城マニアで、
お城のあるところしか乗り気にならない点なんだよね〜・・・(笑)
2004年・米
監督/ローソン・マーシャル・サーバー
出演/ベン・スティラー
   ヴィンス・ヴォーン

======================
ピーターが経営するスポーツジムは
居場所のない者にとって唯一の拠り所。
しかし30日以内に5万ドルを払わないと
スポーツジムを差し押さえられてしまうことに。
そこでドッジボール大会に優勝して賞金ゲットを目指すのだが・・・
=================================

ベン・スティラー出演ということで楽しみにしていた作品。

いつもながらキヨーレツな存在を持つスティラーは
さすがといったところ。

特に冒頭のスティラー扮するホワイトが経営する
人気スポーツジムのCMシーンは大爆笑!
ねっとりとしたカメラ目線が、たまらない(笑)

それ以外にもスティラーシーンは爆笑続き。

しかし・・・お目当てのスティラーは初めの方だけであまり出番なし。
残り2/3はかなり都合の良いスポコン作品になってしまっている。

スティラーと伝説のドッジボールコーチが出演していた頃までは
かなり面白かったんだケド・・・。

ちなみに字幕はノーマル版とアブノーマル版の2種類収録。

ノーマル版は分かりやすいものの、笑いのパンチに欠ける部分がある。
アブノーマル版は、流行を意識した部分があり、
上手くいってる部分もあるが
そりゃ、チト古いのでは?と思う部分もあった。
トータルで言えば、アブノーマル版の方が面白いのだが
日本語吹き替えの方が1番面白く感じた。
スポーツジムCMのシーンなんかは、スティラー自身よりも
吹き替えの方がイッちゃってる感じが強くて好きだな〜(笑)

スティラーのシーンはGOOD
しかし大会シーンはかなり都合の良いスポコンで
それでいいんかいっ!?とツッコミをいれてしまいたくなる。
メンバーのエピソードをもっと描いても良かったのかもしれない。

気軽に楽しめるコメディ作品
もっとスティラーのシーンが多ければ良かったのだが・・・。
2004年・独
監督/M・X・オバアーグ
出演/クロエ・ウィンケル
   イガワ・トウゴ

======================
18歳の少女が日本人DJと出会い
宿命を感じてドイツから東京にやってくる。
そして水商売を通じて、
トウキョウのアンダーグラウンドな世界に
巻きこまれていくのだった・・・
=================================

ガイジンさんが遭遇するトウキョウ。
ソフィア・コッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』に
似たようなお話、東京の描き方かと思ったのだが・・・

う〜ん、やはり東京にフツーに暮す蛍風から観ると
違和感を感じる描き方。
街も部屋も、警察署もみんな薄暗い!
さびれた印象をうける。
そうね、近未来SFによく描かれる荒廃したビンボーな町みたいだ。

外国人から見ると東京はあんなにも陰鬱で
荒涼としたものに映るのだろうか?
それともフツーに暮す蛍風には分からない東京のアンダーな世界は
あんな感じなんでしょうか???

コッポラの『ロスト・イン〜』は
ニッポン大嫌いオーラのようなものを感じたが
本作品は、それほどひどくない。
むしろ東京が舞台なだけで、事件の真相や人間関係は
外国人同士のもの。

事件の真相っていっても、ハラハラドキドキではない。
18歳の少女が東京の水商売にもまれて
事件の真相を探るのが宿命だと感じて
1人でコツコツ調べるというもの。

ロリコン・マジックとかいって、
「ホントは15歳なの」とサバをよんだり処女のふりをして
客の人気を得るシーン。
しかも安っぽいピンクのセーラー服姿!

ん〜・・なんだかなぁ・・・(笑)
ロリコン好きで金髪好きのニッポン。
間違ってはいないけど、正確でもないような・・・(笑)

日本人の刺青
背中に「認識自我」とか漢字で一列
そんな刺青みたことありません。
それとも若い人の間では流行ってるんですかい?
蛍風は耳なし芳一かと思いましたよ(笑)

思いこみの激しい金髪少女が
こともあろうに東京の裏社会で宿命だと信じて突っ走るお話。

ツッコミをいれても楽しめるが、
薄暗い東京の街とは対称的なクロエ・ウィンケルの可愛さに
不思議な余韻を残す作品

2004年・米
監督/オリバー・ストーン
出演/コリン・ファレル
   アンジェリーナ・ジョリー

======================
紀元前4世紀。
アレキサンダーはマケドニア王フィリッポスと
王妃オリンピアスの間に生まれた。
フィリッポスとオリンピアスの間は険悪で
権力志向の強い母に
アレキサンダーは息苦しさを感じていた・・・
=================================

長い・・・
長い・・・
長い・・・
長い・・・
長いっ!!!

なんと173分!!!

それに蛍風の苦手な聞きなれない長いカタカナの名前で
誰が何役なのかちっとも把握できない・・・(笑)
役名だけじゃなく地名も覚えにくくて・・・
ガウガメラって地名だけは覚えやすかったケド(笑)

おまけに監督がオリバー・ストーン。
何事につけ「これは陰謀だ!」って作りのお方。

案の定、アレキサンダーの活躍はさらっと流して
母オリンピアスや側近達の陰謀をご丁寧に描いた作品


んもぅ〜
173分ってのは観ても観ても終わらないって感じ・・・(笑)

誰が誰だか分からないものの
オリンポス役にアンジェリーナ・ジョリーを持ってきたのはさすがだ。

迫力あるもん・・・
逆らえないもん・・・
フィリッポス役がヴァル・キルマーでも
アンジェリーナ・ジョリーのほうがやっぱ強そうだもん・・・(笑)

90分程度の作品が好きな蛍風にとって
173分というのはとてつもなく長く感じる
聞きなれない長いカタカナの名前がズラリ
そして監督がオリバー・ストーン

孤独と陰謀がいっぱ〜いの予想していた通りの作品
もっと大王の華々しい活躍た観たかったな・・・。
2002年・米
監督/クリス・ヘジタス
   D・A・ベネベイカー

======================
1960年代から70年代半ば
ソウル・ミュージックは黄金期を迎えた。
その黄金期を支えたアーティスト達の
数奇な運命を追ったドキュメンタリー
=================================

ソウル・ミュージックの音楽ドキュメンタリー。

ソウルにはまったく疎い蛍風。
ルーファス・トーマスやサム・ムーアの名前を知っているくらいで
その他のアーティストはほとんどが初めて名前を聞く状態。

それでも彼等の曲は聞いたことがある!
他のアーティストのカヴァーかもしれないが
知っている曲が流れると体がウキウキしてくる。
彼らの曲は世代を超えて、もはやスタンダードなのだろう。

ライブの傍ら、
路地裏でドラッグの売人をやっていたというサム・ムーア。
今じゃ、とても考えられないほど混沌とした草創期。

何よりも歳を感じさせない彼らの歌声に圧倒された。
そしてさすがに上手い!
80年代アイドル歌手のルックス優先の邦楽で育った蛍風にゃ、
鳥肌モンの歌声(笑)

ソウルミュージックには詳しくないし、
本作品を観て、その世界観が完全に把握できなかったものの、
素晴らしい歌声は歳月を超え、
世界を越え生き残るものだと感じた作品。
2003年・米
監督/シャリ・スプリンガー・バーマン
   ロバート・プルチーニ
出演/ポール・ジアマッティ

======================
自分の些細な日常を描いた漫画
アメリカン・スプレンダーが
評判になったハービー・ピーカー。
漫画の原作者として脚光をあびながらも
病院のカルテ係で生計をたてる彼だった・・・
=================================

アメリカの人気コミック「アメリカン・スプレンダー」
人気といってもスーパーマンとかスパイダーマンのような
メジャーなものではなく、よりマニアックな人気のコミックのようだ。
ん〜、日本で言ったらガロみたいなもんかな?

本作品『アメリカン・スプレンダー』には驚きが隠せない

脚本・演出・演技、
そしてハービー・ピーカーとその周囲の人間の強烈な個性
どれをとっても一筋縄ではいかないものを
さらりと1つにまとめあげている。

だらしなくて脅迫観念症の傾向があるハービー・ピーカー。
このハービー役がポール・ジアマッティ。
2度目の妻にも愛想をつかされ、情けない男。
このまま人生を終わりたくなんかない、と
自分の身の回りの出来事をコミックにすることを思いつく。
しかし絵の素養がないハービー。

そこで親友のロバート・クラムに原案をみせたところ
気に入ったクラムは自分が絵をつけると言ってくれた。
そして『アメリカン・スプレンダー』が世に出ることとなる・・・。

ハービー役のポール・ジアマッティがGOOD
だらしなくて脅迫観念症でもあるハービーを
深刻にならず、ユーモアをもって愛すべき人物に表現している。

そして演出の素晴らしさ・・・

ポール・ジアマッティが演じているハービーかと思いきや
ハービー本人が歩いているシーンだったりする。
ここでハービーという人物に対して
役者のポールとハービー本人の2パターンが現われ
さらにコミック「アメリカン・スプレンダー」で描かれた
マンガのハービーも加わる。

それは他の登場人物においても同じ。

これは『アメリカン・スプレンダー』という
ハービーの日常を描いた漫画の実写なのか?
それとも『アメリカン・スプレンダー』を世に送り出した
ハービーのドキュメンタリーなのか?

一風変わった強烈な個性を持つハービーとその仲間たち。
その豊かな個性にウソォ〜と笑ってしまう。
それからジアマッティのハービーそっくりの演技。
そして漫画と役者と本人を混同させることなく
ひとつの個性として画面に映し出した演出の見事さ!

爆笑する?号泣する?
そういう類のものではなく
ただただこの洗練された手法と演技に驚いた作品。

===秋林瑞佳サマ===
驚きましたよ。言霊(笑)
まったく画像が読み込まないと、
お客様からクレームがついたディスクで
確認のために観た作品でした。
なんの問題もなかったですがね(笑)

そしてまたまた驚きましたよ、言霊(笑)
最近、海外TVドラマのリリースが増えてきて
回転の悪いタイトルを撤去することに。
その前に観ていないタイトルを・・と思い
現在『ツイン・ピークス』を観ている途中なのです!(笑)
2003年・独
監督/ビャンバスレン・N・ダバー

======================
モンゴルの砂漠に4世代で暮す遊牧民の一家。
この一家の飼っているラクダ達は
出産時期を迎えていた。
そのうち1頭の母らくだは子育てを放棄し・・・
=================================

第77回アカデミー賞長編ドキュメンタリーにノミネートされた作品。

モンゴルの遊牧民の一家。
なんと4世代がテントで暮している。
このテント、ゲルっていうんでしたっけ?

自然とともに生きる彼等。
子供だろうがひいじいさまだろうが
とにかく皆、良く働く。
働くことが当然なのだ。
上げ膳据え膳なんて者はいない。

テントの中で、暖をとったり、煮炊きをする。
そのため、小さな子供は腰に紐をつけられ、
火のそばに近づかないようにしながら
女たちは、料理をしている。

う〜ん、実用的だ(笑)

ばあさまが煮炊きをしている間、
小さな子供は、プラスチックのバケツの蓋で遊ぶ。

うんうん、立派なおもちゃじゃなくったって
子供には充分楽しいものなんだ。

1頭のラクダが難産の末、白い駱駝を生む。
しかし、母らくだは、赤ちゃんらくだを嫌い
決して乳を飲ませようとはしない。
それどころか、お乳にすがる赤ちゃんらくだを
足で蹴って追い払う始末だ。

その結果、
赤ちゃんらくだは怖がって母らくだに近づこうとはしなくなる。
そして衰弱していくのだった・・・。

見かねた一家は、街から馬琴頭の奏者を呼び
母らくだが優しい気持ちになるように儀式を行なうのだった。

赤ちゃんらくだを嫌う母らくだと
遊牧民の一家の生活が綴らている作品。

どうしてそんなに自分の子供を嫌うの?
不憫な赤ちゃんらくだに胸がしめつけられる


その一方で、遊牧民一家のたくましさ、素朴さに心が現われる。
テレビが欲しいという弟に、
寡黙で真面目な兄は、
「テレビなんて、羊何頭分だと思ってるんだ?」

通貨の単位ではなく、羊何頭分という言葉が出るのは
それだけ彼等には、羊や自然が身近な存在だということだろう。

じいさまは弟に
テレビなんて・・・一日中箱の中の絵を見て一体どうするんだ?

ははは、まさにそうですな(笑)

厳しい自然の中で家族で助け合いながら
たくましく暮す一家
母に疎まれる赤ちゃんらくだ
らくだにまつわる豊富な御伽話


現在の我々の日常とは違う世界に
忘れかけていた家族の絆や、昔の生活を思い起こさせる。

派手ではないが、
たまにはこういう心洗われるドキュメンタリーもいいもんだな、
そんなことを感じた作品。
2004年・中
監督/チャウ・シンチー
出演/チャウ・シンチー
   ブルース・リャン

======================
ギャング団・斧頭会に憧れるチンピラのシンは
斧頭会の名をかたり豚小屋砦と呼ばれる貧民街で
恐喝をしていると、本物の斧頭会がやってきた。
しかし最強と思われた斧頭会は
アパートの住民にあっさりと撃退され・・・
=================================

ありえねーがキャッチコピーの本作品。

何の変哲もないごくごく一般庶民が
実はものスゴイ拳法の達人だった。
ありえねー

しかもその達人は1人だけじゃなかった
コシの弱い麺職人!
手荒い仕立て屋!
担がれやすい人足!
ありえねー

その達人を抹殺するために送られた刺客は
古琴波動拳の使い手で琴の弦の波動で闘うのだった
ありえねー

しかしその刺客を撃退したのが大家夫婦だった
夫は太極拳の達人
妻は獅子の咆哮の技を持つ最強夫婦
ありえねー

そしてチンピラのシンの身にも
ありえねーことが起こるのだった・・・。

全編ありえねーの連続だが、
ありえねーけど、あったら面白いなーと思う事が次々と。
そしてドリフにも似たベタな笑い。
ワイヤーばかりではない、鼻につくようなCGじゃない
両方が程よい加減で使われ、
さらにスローモーションを駆使した見事な画面。

笑いと興奮、CGとワイヤーとスロー
すべてがやりすぎることなく
絶妙のバランスで構成された作品。

面白かったデス。
なぜかしら〜???
日記の文字のサイズが大きく表示されているような・・・?
以前に書いた日記の字のサイズは、変わらないのに
なぜにこのページだけ大きさが・・・?

子供達が夏休みに入ってから、例年通り店内は混み合っております。
でもね〜・・・

子供をアニメコーナーに置き去りにしてAVコーナーに行くお父さん。
泣きながら父親を探す子供。
子供に一言「ここで待っててね」と言ってから、
いなくなって欲しいもんです・・・。

それとは逆に、子供を連れてAVコーナーに行くお父さん。
これもちょっと・・・
「この人、ママよりおっぱい大きいね」と、
ジャケットを指差して言う子供。
ん〜・・ビミョー・・・(笑)

ガシャポンですか?ガチャガチャですか?
「同じものが出てきたから取り替えてちょうだい!」というお母さん。
いや・・それはそういうものですから・・・。

レジが長蛇の列で後のお客様がイライラしているのに
イ・ビョンホンの素晴らしさを延々と語るおばさま。
「3話のこのシーンの彼がとっても素敵なの〜!」
はぁ・・そうですか・・・それは良かったですね・・・。

万引きの現行犯の中学生。
「弁護士が来るまで、何も喋りません」
駆けつけてきた親に、こっぴどく叱られて
涙流して謝っていきましたけどね(笑)

家族全員で会員になって、
そのすべてが長期延滞の一家。
どうなってるんですか〜?

「犯人はこの人」
「面白くない」
「借りて損なしの面白さ」
店内の商品に勝手にメモを張っていく人。
ウチの店で働きたいんですかい?(笑)

んもぅ
お客様、困りますゥ〜〜〜〜〜!!!


今月私が観た作品では
『スーパーサイズ・ミー』が面白く、考えさせられた。
『五線譜のラブレター』は作りが洒落ていた。

このところ、仕事に集中できない。
ん〜・・困ったもんだ・・・
2001年・米
監督/ティム・T・カニンガム
出演/ミシェル・フェアバンクス
   マリア・ジョーンズ

======================
裕福な家庭に生まれ、
勉強・弁論なんでもござれの
「スーパーオタク」と呼ばれるブリトニー。
かたや男顔負けの運動神経で
スポーツ万能の「スーパーガール」と呼ばれるアリー。
大親友の2人だが、同じ男の子を好きになったことから
双方容赦ないバトルへとなだれ込むのだった・・・
=============================

女子高生ロボット戦争〜〜〜?!

女子高生が出てきて学園もので
しかもロボットあり!!!


こりゃかなりのバカチンかと期待していたのだが・・・(笑)

成績優秀の優等生「スーパーオタク」ことブリトニー。
運動神経バツグン、とりわけアメフトのスター選手
「スーパーガール」ことアリー。

フツーの生徒達からはミョ〜に浮いた存在の2人。
しかし2人は大親友〜♪
今日も周りからは理解されないけど、
互いに相手のことは誰よりも理解できる
そんな仲良しのおフタリさん。

しかし、ハンサムな転校生がやってきたことから
事態は急展開。
学校中の女の子が転校生に夢中になり
ブリトニーとアリーも例にもれず、彼のことが好きに・・・!

かくしてスーパーオタクとスーパーガールの
互いに自分の持てる力を注ぎ込んでの
容赦ない戦いが幕をあけるのだった・・・。

バカチン映画というよりも
青春ドラマといったほうが近い。

それまで男の子には見向きもせずに
ひたすら己の趣味である勉強やスポーツばかりの2人が
転校生が現われたことで、
メイクやファッションに気を配るようになる。

それがスーパーオタクVSスーパーガールの戦いになるから
ロボットがでてくるだけのこと。

しかしロボットっていっても1シーンしかでてこない!
それも1台だけ(笑)


『女子高生ロボット戦争』ってタイトルつけるぐらいだから
スパロボ同志の戦いを想像していたのに・・・
またアルバトロスに騙された〜(笑)

しかもスーパーガールの一撃で
あっけなく壊れてしまうロボット(笑)


ご自慢のロボットを壊されたブリトニー。
ピンチかと思いきや、
ネットだか本だかで読んで習得した格闘技を披露。
しかも場所は学校の屋上!(笑)

ストーリー上では、
ブリトニーの格闘技は、なかなかの腕前のようだが、
はっきり言って、へっぴり腰で弱々しいパンチ(笑)

学校の屋上でタイマン勝負をするブリトニーとアリー。
そして闘っているうちに、仲直りする2人であった。

わはは〜、青春学園ドラマの王道じゃないか〜(笑)

タイトルの割りには1台しかでてこないロボット
しかもあっけなく壊される。
どう贔屓目に見ても弱っちいパンチのブリトニー。
たっぷりと青春ドラマの要素を盛り込み、
学園とロボットという不釣合いなものを融合させ
これまたトンデモな笑いを誘おうとしているのは分かる。

・・・分かるが、結局のところ
一風変わった青春ドラマでしかない作品。

同じアルバトロスでも『チアリーダー忍者』のほうが
確信犯的で好きだな〜・・・。

少なくとも蛍風には、バカチンとは程遠い
フツーの青春モノでしかなかった作品。
あくまでも蛍風には・・だけどね(笑)
2004年・米
監督/アーウィン・ウィンクラー
出演/ケヴィン・クライン

======================
1930年代から50年代にかけて
数多くのミュージカルナンバーを
手がけたコール・ポーター。
ポーターの才能は妻リンダにより開花するが
売れっ子となったコールは次第にリンダのことよりも
享楽的な楽しみに溺れるようになり・・・
=================================

物語は老いたコールの前に
謎の演出家ガブリエルが現われ
彼の人生を綴った舞台を見せていくことから始まる。

観客は老コールともに、
舞台を通してコールの人生の光と影を目の当たりにする。
舞台、それを観る老コール、そして現実(コールの人生)が
無理なく自然に流れるように展開していく。

その物語をより印象づけるように
コールの数々の名曲が流れていく。

もうこれは素晴らしい演出と脚本ですな。

ミュージカル・映画音楽に数多くの名曲を残したコールの半生を
舞台で見せるというアイデアはとてもおシャレ。

「エニシング・ゴーズ」「ビギン・ザ・ビギン」など
彼の曲は知っていても、彼の人生は知らなかった蛍風。

裕福な家庭に生まれ、一流大学を出て社交界の人気者。
そしてかなりのおシャレさん。

そんな背景が、あの洒落た音楽を生み出していたのだ。

そして自由奔放な彼は恋愛にも貪欲で男色家でもあった。
夫の才能を信じ、その成功に尽くした妻リンダにとって
ポーターの享楽的な「恋愛」は苦痛と屈辱だけであった。

妻を愛しているが、男もやめられない。
才能と成功を無駄にしかねない夫の「火遊び」は
妻としても女としても耐えがたい。

コール・ポーター役がケヴィン・クライン
その妻リンダ役がアシュレー・ジャド

この2人に演技はもちろんGOOD!
しかし個人的には謎めいたガブリエル役のジョナサン・プライスを
1番に挙げたい!

ラストの彼は特に素晴らしかった・・・!!!
それ以外にもポーターの名曲を歌うシンガーたちが
やはり素晴らしい。

シェリル・クロウ、エルビス・コステロ
シンプリー・レッドのヴォーカル、ミックが出てきたときには
懐かしくて叫んでしまった蛍風(笑)

名曲を生み出したコール・ポータの半生を描いた本作品。
ポーターとリンダの愛を描いたラブストーリー
成功をおさめながらも苦悩と孤独にさいなまれた男の人生ドラマ
ミュージカル要素が楽しめる
そしてコール・ポーターという男の伝記

様々な要素が盛りこまれ、
それが洒落た演出で展開されていく

ポーターの曲同様に、
単純ではなく、複雑な要素を織り込みながら
洒落た感性で見事に作り上げられた作品。

「喜び」マーク作品ですな。
2004年・米
監督/ジョージ・アーミテージ
出演/オーウェン・ウィルソン
   モーガン・フリーマン

======================
コソ泥で詐欺師のジャックは、
ホテルオーナー・リッチーの愛人
ナンシーと知り合う。
ナンシーは、リッチーの金庫にある
20万ドル強奪の計画をもちかけるのだった・・・
=================================

Big Bounce とは、大ボラ吹きの意味らしい。

だまし、だまされのクライム・コメディーのようだが、
これが、ワクワクしない、笑えない・・・。

コソ泥の詐欺師のジャック役がオーウェン・ウィルソン
金持ちのホテルオーナー・リッチー役がゲイリー・シニーズ
判事でありホテルオーナーでもある
ウォルターがモーガン・フリーマン
リッチーの手下・ジャック役がチャーリー・シーン

豪華キャスト〜!!!で、この作品・・・。

「誰が誰をだまして、また逆の、だまされているのか」
これがポイントなのだが、なんだか、チマチマして
好きにやってくれよってな感じ(笑)

ナンシー役のサラ・フォスターのスタイルが素晴らしい。
黄色のビキニの彼女はまさに完璧なスタイル!

久しぶりに観たチャリ坊ことチャーリー・シーンは
初めは誰か分からないほど太ってた・・・。
チャリ坊もオヤジになったんだね(笑)

舞台がハワイである必要性はまったく感じられないストーリー。
スタッフ・キャストが
ハワイに行こうぜ〜、つれてってくれよ〜
そんなノリで決まったんじゃないか?(笑)
ハワイでバカンスのついでに撮ってみましたってノリの作品。

もう1度
Big Bounce とは、大ボラ吹きの意味らしい


豪華キャストによるクライム・コメディー
その言葉にだまされた(笑)

そう考えると、このタイトルは皮肉を含んだ
まさにピッタリのものかもしれない(笑)

そんな中でもワクワク、驚きのシーンがある。
それは特典に収録されているサーフィンシーンの撮影だ。
カメラマンが一緒に波に乗りながら、
他のカメラに映らないように、素早く波の中にはいる。
これはすごかった〜

・・・って、本編とはなんの関係もないじゃないか(笑)

クライムコメディーとはいうものの
のんびりした展開と、省エネ?と思う演技

大ボラ吹き、あるいは豪華キャストの夏休み
そんな作品。
2004年・米
監督/モーガン・スパーロック
出演/モーラン・スパーロック

======================
1日3食、1ヶ月間すべての食事をファーストフードだけを
食べ続けると、人間の体はどうなるのか?
体を張った、ショーゲキのドキュメンタリー・・・
=================================

ファーストフードは体に悪いと思いながらも
企業の「栄養バランスがとれている」の言葉に後押しされて
ついつい食べてしまう。

世間で言われるように
ファーストフードは本当に体に悪いのか?
企業が言うように
本当にバランスがとれているのか?


誰もが疑問に思っていることを
実際に監督自らが実験台となって追求した作品。

こんなバカなことするなんて!と笑い
その実験結果に身震いしてしまう。
まさに笑撃衝撃な作品。

この驚異(笑)の実験にはルールがある

店内にあるものしか食べてはいけない
スーパーサイズを勧められたら断ってはいけない
全てのメニューは必ず1度は食べなくてはならない
朝・昼・晩の3食残さずに食べなくてはならない


かくして業界最大手マクドナルド三昧の実験が始まるのだった・・・・。

それにしてもアメリカはサイズがビッグだ。
スーパーサイズのドリンクなんてバケツみたいだ。
それを実際に飲むんだからなぁ・・・
しかも炭酸飲料・・・

そりゃ飲みすぎだって〜の(笑)

マクドナルドも企業であるからには
客を呼び込まなくてはならない。
収益をあげなくてならない。

ハッピーセットやドナルドを使った手法には
さすが業界トップと感心させられる。
企業イメージを良いものにするため
様々な団体・スポーツに協賛する。
これもさすがだと思う。

しかし、本作品のスパーロックの変化を見せつけられると
やっぱりファーストフードは体に良くないんだ、と思う。

安くて早くて手軽なファーストフード。
蛍風も昼食時間が惜しいときや、
思いっきりタバコを吸いたい時はマックを利用している(笑)
ランチタイムが禁煙のところが多くなってきたし
喫煙しない人の側でタバコ吸うのは、やはり遠慮しつつで
喫煙席のあるマックは、心理的にリラックスできるんだよね(笑)

人間が一生のうちに食べられる量は決まっている。
その中で何を食べるか自分で選択していかなければならない。
年を取って、寝たきりになって、
チューブで胃に直接流動食流し込む事になる前に
体に良いものを考えながら食事を楽しみたい。

決してファーストフードを完全に否定するわけではないが、
やはり、しばらくはファーストフードを食べたくないな・・・。
それほど衝撃をうけた作品。
1957年・米
監督/ルーベン・マムーリアン
出演/フレッド・アステア
   シド・チャリシー

======================
アメリカ人映画プロデューサーのカンフィールドは
ロシア人作曲家ボロフの曲を映画に使いたいと思う。
しかし、ソ連の政治局員ニノチカが
ボロフを連れ戻すため、彼等の居るパリに派遣される・・・
=================================

グレタ・ガルポ主演の『ニノチカ』の
プロードウェイ・ミュージカルの映画化らしい。

質実剛健で労働者こそが1番だと思うニノチカ。
彼女にはパリの美しい夜景も電力の無駄にしか思えない。

そんな彼女にパリの美しさ、素晴らしさを伝えるカンフィールド。
そして2人は恋に落ちるのだった・・・。

贅沢は無駄にしか思えないガチガチの共産党員ニノチカ。
このニノチカ役がシド・チャリシー

対する口達者な伊達男カンフィールド役がアステア

この2人のダンスがとっても優雅で美しいの一言。
特にアステアは、当時57歳にも関わらず
チャリシーを優雅にリフト!
まさにハリウッドの宝・アステアである

そんな2人のダンスはもちろんだが、
ニノチカが木綿の下着から、
軽蔑していたはずの絹の下着をまとい、
美しいドレス・アクセサリーを身につけていくシーンが印象的!

初めてのオシャレにとまどいながらも
喜びをかんじていく姿が素晴らしい。
女の子にとって、オシャレはただ着飾るだけのものではなく
心を豊かにする栄養素みたいなものなのよね〜・・・。

ストーリーもコミカルな部分があり楽しめる。
歌やダンスも当然素晴らしい。
これぞ古き良き時代のエンターテイメント!


そんなことを感じた作品。
1993年・米
監督/リチャード・コンプトン他
出演/マイケル・オハラ

======================
宇宙基地バビロン5
そこは人類と異星人が集う場所。
それぞれの思惑が複雑に絡み合うその場所は
日々、さまざまな事が起こるのだった・・・
=================================

シンクレア司令官役のマイケル・オハラ
マイケル・オーヘアという表記もある。
どっちが正しいのかしらん?
毎度のことながら、こういう表記は統一して欲しいなぁ・・・

バビロン5の設定は・・・

時は人類史 第3紀元の幕開け
地球対ミンバリの戦争から10年
バビロンプロジェクトが実現した
目的は戦争をなくし、人類と異星人が共に暮す
平和な場所を築くこと

そこは寄港地
祖国を遠く離れ、集まるのは
外交官、詐欺師、起業家そして放浪者

人類と異星人が暮す250万トンの金属物体が宇宙の闇に浮かぶ
危険もあるが、この場所に平和への希望を託すのだ

これは最後のバビロン基地の物語
地球暦2258年・・・


90年代を代表するSFテレビドラマなんだそうな・・・。
第1シーズンは全6巻のようだ。

今から約250年未来の宇宙での出来事だが
宇宙船の戦闘シーンは、ほとんどなし。
基地でのこまごまとした人間関係のお話がメイン。
学者は給料が安いとか、
労働条件が悪いからストライキするとか・・・

これなら別に
未来の宇宙の設定でなくてもいいんじゃないか?(笑)


登場する異星人たち。
かつて地球と戦い、降伏したミンバリ人。
彼等は冷静だが、自分の考えを言わず、
何を考えているのか分からない。

・・・それって日本人ですかい?(笑)

ルックスも、ちょんまげのような頭部に
陣羽織だかもんぺだかのよう着衣。
しかも宗教儀式が白い綿帽子に似たものをかぶり三三九度。

もう〜カンベンしてくれよ〜(笑)

イメージ的に、宇宙人は超能力を使ったり
指からビーム(笑)だして、相手を倒すかと思いきや、
この作品の異星人達は、ひたすら殴る、蹴る(笑)

製作された90年代、銃で撃ち合うシーンを
自主規制してたあの頃なのかしらん?

考えれば考えるほど、別に未来の宇宙じゃなくてもいいじゃん!
なんて思ってたら・・・

5巻目からSFらしい展開になり
がぜん面白くなってきた!


全6巻のうち5巻目から面白くなってきたというのは
なんだかあんまりな感じもするが、
ここまで、やれ惚れたハレただの
およそSFとは無関係に思えるストーリーに
我慢して観続けて報われたという思い(笑)

それどころか、
基地内で起こるちんまい出来事、人間関係が描かれていたからこそ
次ぎの展開が膨らみをもった壮大なのになりそうな予感さえする。

いや・・あくまでも予感だケド(笑)

SFだからとレンタルされたお客様。
初めの2巻までは回転が良い。
しかし、およそSFらしからぬストーリーに
途中で投げ出した方がかなり多かった。
1巻と6巻の総レンタル回数の違いときたら・・・(笑)

かなり長いシリーズのようだし、
次のシーズンが楽しみになるような終わり方。
ん〜、セカンドシーズンが楽しみですわ〜(笑)

< 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 >