『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』・・哀しき兵士に
2006年10月16日 洋画その他・海外TVドラマ
1980年・米
監督/ウィリアム・ピーター・ブラッティ
出演/ステイシー・キーチ
======================
ベトナム戦争で精神を患う兵士が多くでたため、
実験的な意味合いの強い施設が設けられた。
その人里離れた古い城に、
新任の所長としてケーン大佐が赴任してくるが・・・
=================================
『エクソシスト』の原作者ウィリアム・ピーター・ブラッティが
監督をつとめた作品。
初めはかる〜い感じで進む物語。
霧深い古城に集められた精神を病んだ兵士たち。
その中にはロケット打ち上げ直前に任務を放棄した宇宙飛行士カットショウがいた。
自由奔放な患者たちは、それぞれがかなり位が上の仕官たち。
患者たちとマイペースに接するように見えるフェル軍医。
そんな中にケーン大佐が赴任してきて、患者たちと真摯に向き合うのだった。
それは何か贖罪のようにも見えるのだ・・・。
精神を病んでいるがゆえに、話の噛み合わない患者たちの会話
霧深く閉ざされた古城は、昔のホラーのような雰囲気ある佇まい
何か秘密がありそうなフェル軍医
何か閉ざされた心の闇があるようなケーン大佐
原題はTHE NINTH CONFIGURATION
邦題のトゥインクル・トゥインクル・キラーカーンも
ダークファンタジーっぽくて良いが
原題のほうも深い感じがして捨てがたいな〜。
ケーン大佐役がステイシー・キーチ
カットショウ役がスコット・ウィルソン
フェル軍医がエド・フランダース
患者たちが交わす支離滅裂な会話に笑いながら、
やがて明らかになっていく真実。
それは深く重いものだった・・・。
テイストとしては2003年4月9日の『まぼろしの市街戦』を思い出した。
『まぼろしの〜』もユーモアと哀しさが見事に同居した作品だったが
本作品『トゥインクル・トゥインクル・キラーカーン』は
それよりも物悲しく哀れさが強い。
ラストシーンは、救いを感じさせる一方で
ケーン大佐の哀れさとフェル軍医の思いが津波のように押し寄せる。
ヤラれました。こんなにスゴイ作品だったとは・・・。
「喜び」マーク作品ですな。
ところで劇中ではキラーカーンなんて一切出てこなかったよ。
キラー●ーンって言ってたのに。
これは昔のプロレスラー、キラーカーンを意識して
わざと違う表記にしたんですかね?
キラーカーン・・・今どうしてるのかしらん?
ちょっと気になった蛍風でした〜(笑)
監督/ウィリアム・ピーター・ブラッティ
出演/ステイシー・キーチ
======================
ベトナム戦争で精神を患う兵士が多くでたため、
実験的な意味合いの強い施設が設けられた。
その人里離れた古い城に、
新任の所長としてケーン大佐が赴任してくるが・・・
=================================
『エクソシスト』の原作者ウィリアム・ピーター・ブラッティが
監督をつとめた作品。
初めはかる〜い感じで進む物語。
霧深い古城に集められた精神を病んだ兵士たち。
その中にはロケット打ち上げ直前に任務を放棄した宇宙飛行士カットショウがいた。
自由奔放な患者たちは、それぞれがかなり位が上の仕官たち。
患者たちとマイペースに接するように見えるフェル軍医。
そんな中にケーン大佐が赴任してきて、患者たちと真摯に向き合うのだった。
それは何か贖罪のようにも見えるのだ・・・。
精神を病んでいるがゆえに、話の噛み合わない患者たちの会話
霧深く閉ざされた古城は、昔のホラーのような雰囲気ある佇まい
何か秘密がありそうなフェル軍医
何か閉ざされた心の闇があるようなケーン大佐
原題はTHE NINTH CONFIGURATION
邦題のトゥインクル・トゥインクル・キラーカーンも
ダークファンタジーっぽくて良いが
原題のほうも深い感じがして捨てがたいな〜。
ケーン大佐役がステイシー・キーチ
カットショウ役がスコット・ウィルソン
フェル軍医がエド・フランダース
患者たちが交わす支離滅裂な会話に笑いながら、
やがて明らかになっていく真実。
それは深く重いものだった・・・。
テイストとしては2003年4月9日の『まぼろしの市街戦』を思い出した。
『まぼろしの〜』もユーモアと哀しさが見事に同居した作品だったが
本作品『トゥインクル・トゥインクル・キラーカーン』は
それよりも物悲しく哀れさが強い。
ラストシーンは、救いを感じさせる一方で
ケーン大佐の哀れさとフェル軍医の思いが津波のように押し寄せる。
ヤラれました。こんなにスゴイ作品だったとは・・・。
「喜び」マーク作品ですな。
ところで劇中ではキラーカーンなんて一切出てこなかったよ。
キラー●ーンって言ってたのに。
これは昔のプロレスラー、キラーカーンを意識して
わざと違う表記にしたんですかね?
キラーカーン・・・今どうしてるのかしらん?
ちょっと気になった蛍風でした〜(笑)
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『オリバー・ツイスト』・・まさに文芸
2006年9月28日 洋画その他・海外TVドラマ
2005年・仏/英/チェコ
監督/ロマン・ポランスキー
出演/バーニー・クラーク
======================
孤児のオリバーは救貧院育ち。
葬儀屋の主人に引き取られるが、イジメにあい家を飛び出す。
向かった先は大都会ロンドン。
そこでスリのドジャーと出会う・・・
=================================
原作はチャールズ・ディケンズ。
オリバー・ツイストといえば
マーク・レスターの『オリバー!』の印象が強い蛍風。
オリバー役のマーク・レスターがメロメロに可愛くて
ドジャー役のジャック・ワイルドのたのもしさにワクワクしました。
・・・で、今回の『オリバー・ツイスト』はマーク版とはまったく違うテイスト。
マーク版がミュージカル舞台劇の映画化ということで
華やかに楽しく描かれているのに対し
本作品はまさに文芸作品といった感じ。
人の心も生活も、暗く厳しく切ない。
色調を抑えた画面が
巨費を投じて再現された19世紀のロンドンの町並みを重厚に映す。
マーク・レスターのオリバーは、
ちっちゃくて愛くるしい可愛さで満ち溢れていたのに対し
本作品のオリバー役バーニー・クラークは賢くて芯の強さを感じるオリバー。
原作はちゃんと読んだことはないが、
多分オリバーはバーニーのような子なんだろうな・・・。
バーニーのオリバーは実際に存在していたかのような現実味あるオリバーだった。
大都会ロンドンで子供たちにスリをさせる窃盗団のボス・フェイギン。
今でいうストリートチルドレンのような子供たち。
みな生きるのに必死だ。
フェイギン役のベン・キングズレー
途中まで彼だと気づかなかった。
ほら、だってキングズレーさんていえば、
サーの称号を持って背筋がピン!ってイメージで
腰が曲がっている姿なんて想像したこともなかったから・・・。
リアル感のあるバーニー・クラークのオリバー
まさに名優の名にふさわしいベン・キングスレーの化けっぷり
重厚な色調にまとめられた画面
まさに文芸作品を観たーーっという気分になった作品。
監督/ロマン・ポランスキー
出演/バーニー・クラーク
======================
孤児のオリバーは救貧院育ち。
葬儀屋の主人に引き取られるが、イジメにあい家を飛び出す。
向かった先は大都会ロンドン。
そこでスリのドジャーと出会う・・・
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原作はチャールズ・ディケンズ。
オリバー・ツイストといえば
マーク・レスターの『オリバー!』の印象が強い蛍風。
オリバー役のマーク・レスターがメロメロに可愛くて
ドジャー役のジャック・ワイルドのたのもしさにワクワクしました。
・・・で、今回の『オリバー・ツイスト』はマーク版とはまったく違うテイスト。
マーク版がミュージカル舞台劇の映画化ということで
華やかに楽しく描かれているのに対し
本作品はまさに文芸作品といった感じ。
人の心も生活も、暗く厳しく切ない。
色調を抑えた画面が
巨費を投じて再現された19世紀のロンドンの町並みを重厚に映す。
マーク・レスターのオリバーは、
ちっちゃくて愛くるしい可愛さで満ち溢れていたのに対し
本作品のオリバー役バーニー・クラークは賢くて芯の強さを感じるオリバー。
原作はちゃんと読んだことはないが、
多分オリバーはバーニーのような子なんだろうな・・・。
バーニーのオリバーは実際に存在していたかのような現実味あるオリバーだった。
大都会ロンドンで子供たちにスリをさせる窃盗団のボス・フェイギン。
今でいうストリートチルドレンのような子供たち。
みな生きるのに必死だ。
フェイギン役のベン・キングズレー
途中まで彼だと気づかなかった。
ほら、だってキングズレーさんていえば、
サーの称号を持って背筋がピン!ってイメージで
腰が曲がっている姿なんて想像したこともなかったから・・・。
リアル感のあるバーニー・クラークのオリバー
まさに名優の名にふさわしいベン・キングスレーの化けっぷり
重厚な色調にまとめられた画面
まさに文芸作品を観たーーっという気分になった作品。
『ナチ女親衛隊 全裸大作戦』・・ヨーロッパB級映画の帝王
2006年9月23日 洋画その他・海外TVドラマ
1973年・スイス
監督/エルウィン・C・ディートリッヒ
出演/カール・メーナー
ビルゲット・ベルゲン
======================
ナチ親衛隊に志願した娘たち。
前線に赴くが、ソ連軍に捕らえられ全裸で監禁されてしまう・・・
======================
ヨーロッパB級映画の帝王 エルウィン・C・ディートリッヒ作品
こうジャケットにはデカデカと書いてある。
この監督の名前は知らないし、ヨーロッパのB級ってどんなもんだろうと選んだ作品。
ナチ親衛隊に志願してきた娘っこ達。
全裸で身体検査、面接
なぜだ?
別に過去の経歴や素性を尋ねるのに、全裸じゃなくてもいいんじゃないか?(笑)
早く前線に行きたいと思う娘っこ達
愛国心の表れかとおもいきや、前線に行かないと男がいないから。
そんな理由で前線に志願するのか?(笑)
望みどおり前線に着いた娘っこ達は・・・
あっちであっは〜んこっちでうっふ〜んと目的を達成する。
それは敵の攻撃をうけている時も同じ!
外では爆撃の音がするのに、
右見りゃあっは〜ん左見りゃうっふ〜ん
戦わなくてええんかい?(笑)
そんなのんびりした前線だから、攻撃を受けている途中に
建物内に戻り一人休もうと思った娘っこ。
上官にレイプされてわんわん泣く。
戦闘中に持ち場離れていいの?
攻撃受けている時に、上官プラプラしてていいの?(笑)
まあ、皆さん任務ほったらかしであっは〜ん うっふ〜ん三昧。
お約束のレズシーンもある。
インモラルな軍隊だが、70年代製作なので描写はソフト。
それだけに、ありえない設定に笑いを抑えきれない(笑)
ミサイルもなく、敵戦車対してに機関銃しかないドイツ軍。
どうするのかな〜と思ったら、
戦車に地雷を踏ませて、兵士が中からでてきたところを機関銃で撃つ。
あ、これってセオリーどおりだよね?
ここだけわりと戦争映画してる!(笑)
でも戦車だけでやってくるのはアリなんだろうか?
後ろから歩兵隊とかついてこないのかな・・・?
で、戦争映画っぽいことやってるな〜と思ったら
いきなり娘っこ達が敵に捕らえられて全裸で監禁されているシーンにとぶ。
いつ敵の襲撃にあったんだ?(笑)
しかし、簡単に敵をやっつけて、娘っこ達は全裸でその場を脱出したのでした〜。
終わり。
邦題の『ナチ女親衛隊 全裸大作戦』。
ナチ親衛隊・・確かにそうだ。
女・・それも間違いない。
全裸・・素っ裸で逃げ去るから間違ってはいない
作戦・・娘っこ達の救出
それぞれの単語のことは間違っていない、確かに描かれているが、
『ナチ女親衛隊 全裸大作戦』と一つの文になると、違う感じがする(笑)
ブロンド美女軍団出演となっているが、
この美女たち、シモの毛はみんな同じような分量で茶色。
シモの毛のカツラってあるんですかね?
それとも髪は染めるけど、シモは染めず、みな本当は同じ髪の色なんですかね?
するとブロンド(シモの毛は除く)美女軍団出演
あるいは染めたブロンド美女軍団出演が正しいのではないでしょうか?
スイス製作で、画面に出てくる文字はドイツ語っぽい。
しかし音声は英語。しかもクチの動きとあっていない(笑)
ドイツ語で喋ってるのを英語に吹き替えしたものを
音声そのままに日本の発売したことだね。最近じゃ珍しいね。
派手な戦闘シーンを連想させるジャケット
スリルとサスペンスとエロスを妄想させる邦題
これは日本で発売した会社の懐の広さと商売の上手さに脱帽である。
戦争
爆発
ブロンド美女
ナチス
制服
どうでもよさげなストーリー
暇さえあれば裸
まさにB級。これぞB級。
別に観たからってどうなるもんでもないし、
逆に観なくても人生なんの影響もないと思う(笑)
そんな作品。個人的には笑って楽しめたケド。
監督/エルウィン・C・ディートリッヒ
出演/カール・メーナー
ビルゲット・ベルゲン
======================
ナチ親衛隊に志願した娘たち。
前線に赴くが、ソ連軍に捕らえられ全裸で監禁されてしまう・・・
======================
ヨーロッパB級映画の帝王 エルウィン・C・ディートリッヒ作品
こうジャケットにはデカデカと書いてある。
この監督の名前は知らないし、ヨーロッパのB級ってどんなもんだろうと選んだ作品。
ナチ親衛隊に志願してきた娘っこ達。
全裸で身体検査、面接
なぜだ?
別に過去の経歴や素性を尋ねるのに、全裸じゃなくてもいいんじゃないか?(笑)
早く前線に行きたいと思う娘っこ達
愛国心の表れかとおもいきや、前線に行かないと男がいないから。
そんな理由で前線に志願するのか?(笑)
望みどおり前線に着いた娘っこ達は・・・
あっちであっは〜んこっちでうっふ〜んと目的を達成する。
それは敵の攻撃をうけている時も同じ!
外では爆撃の音がするのに、
右見りゃあっは〜ん左見りゃうっふ〜ん
戦わなくてええんかい?(笑)
そんなのんびりした前線だから、攻撃を受けている途中に
建物内に戻り一人休もうと思った娘っこ。
上官にレイプされてわんわん泣く。
戦闘中に持ち場離れていいの?
攻撃受けている時に、上官プラプラしてていいの?(笑)
まあ、皆さん任務ほったらかしであっは〜ん うっふ〜ん三昧。
お約束のレズシーンもある。
インモラルな軍隊だが、70年代製作なので描写はソフト。
それだけに、ありえない設定に笑いを抑えきれない(笑)
ミサイルもなく、敵戦車対してに機関銃しかないドイツ軍。
どうするのかな〜と思ったら、
戦車に地雷を踏ませて、兵士が中からでてきたところを機関銃で撃つ。
あ、これってセオリーどおりだよね?
ここだけわりと戦争映画してる!(笑)
でも戦車だけでやってくるのはアリなんだろうか?
後ろから歩兵隊とかついてこないのかな・・・?
で、戦争映画っぽいことやってるな〜と思ったら
いきなり娘っこ達が敵に捕らえられて全裸で監禁されているシーンにとぶ。
いつ敵の襲撃にあったんだ?(笑)
しかし、簡単に敵をやっつけて、娘っこ達は全裸でその場を脱出したのでした〜。
終わり。
邦題の『ナチ女親衛隊 全裸大作戦』。
ナチ親衛隊・・確かにそうだ。
女・・それも間違いない。
全裸・・素っ裸で逃げ去るから間違ってはいない
作戦・・娘っこ達の救出
それぞれの単語のことは間違っていない、確かに描かれているが、
『ナチ女親衛隊 全裸大作戦』と一つの文になると、違う感じがする(笑)
ブロンド美女軍団出演となっているが、
この美女たち、シモの毛はみんな同じような分量で茶色。
シモの毛のカツラってあるんですかね?
それとも髪は染めるけど、シモは染めず、みな本当は同じ髪の色なんですかね?
するとブロンド(シモの毛は除く)美女軍団出演
あるいは染めたブロンド美女軍団出演が正しいのではないでしょうか?
スイス製作で、画面に出てくる文字はドイツ語っぽい。
しかし音声は英語。しかもクチの動きとあっていない(笑)
ドイツ語で喋ってるのを英語に吹き替えしたものを
音声そのままに日本の発売したことだね。最近じゃ珍しいね。
派手な戦闘シーンを連想させるジャケット
スリルとサスペンスとエロスを妄想させる邦題
これは日本で発売した会社の懐の広さと商売の上手さに脱帽である。
戦争
爆発
ブロンド美女
ナチス
制服
どうでもよさげなストーリー
暇さえあれば裸
まさにB級。これぞB級。
別に観たからってどうなるもんでもないし、
逆に観なくても人生なんの影響もないと思う(笑)
そんな作品。個人的には笑って楽しめたケド。
2004年・メキシコ
監督/ルイス・マンドーキ
出演/カルロス・バディジャ
グスタボ・ムニオス
======================
1980年におこったエルサルバドルの内戦。
兵士の数が不足していた政府軍は、
12歳の子供を徴兵していた。
子供たちは政府軍に入って銃を持つか、
反政府軍ゲリラに入って銃を持つかの選択を強いられるのだった・・・。
=================================
11歳少年チャバ。
父親はアメリカに亡命し、母と幼い兄弟と暮らしている。
学校では、政府軍が12歳の子供を徴兵し、
家では、常に政府軍とゲリラの銃撃戦が行われている。
銃撃が始まると、チャバ達はマットレスを壁に立てかけ、
身を低くし、息を殺して銃撃が止むのを待つ。
それが当たり前の日常の出来事なのだ。
暗く重苦しいシーンばかりではない。
徴兵を逃れるため、みんなで屋根の上に寝そべって身を隠したり
好きな女の子の家の前で、歌を捧げたり。
子供らしい、のびのびとした発想など、微笑ましい部分もある。
本作品は脚本を手がけたオスカー・トレスが実体験した出来事。
政府軍に入るか、ゲリラになるか。
殺すか殺されるかの選択。
奇しくもチャバは蛍風と同年代である。
チャバが命の危険を感じていたとき、自分はどんな生活をしていたのだろう?
自分と同じ年頃のチャバが、生きるために何を選択し、どう行動していたのか・・・。
チャバ役のカルロス・バディジャの無垢な笑顔と
懸命に生き抜く姿に心うたれる。
水面に映る焼き討ちされた集落の炎
女の子の服の切れ端
処刑場となっている川原
そして処刑・・・
目をそらすことのできないシーンの連続
心に深く刻まれた作品。
監督/ルイス・マンドーキ
出演/カルロス・バディジャ
グスタボ・ムニオス
======================
1980年におこったエルサルバドルの内戦。
兵士の数が不足していた政府軍は、
12歳の子供を徴兵していた。
子供たちは政府軍に入って銃を持つか、
反政府軍ゲリラに入って銃を持つかの選択を強いられるのだった・・・。
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11歳少年チャバ。
父親はアメリカに亡命し、母と幼い兄弟と暮らしている。
学校では、政府軍が12歳の子供を徴兵し、
家では、常に政府軍とゲリラの銃撃戦が行われている。
銃撃が始まると、チャバ達はマットレスを壁に立てかけ、
身を低くし、息を殺して銃撃が止むのを待つ。
それが当たり前の日常の出来事なのだ。
暗く重苦しいシーンばかりではない。
徴兵を逃れるため、みんなで屋根の上に寝そべって身を隠したり
好きな女の子の家の前で、歌を捧げたり。
子供らしい、のびのびとした発想など、微笑ましい部分もある。
本作品は脚本を手がけたオスカー・トレスが実体験した出来事。
政府軍に入るか、ゲリラになるか。
殺すか殺されるかの選択。
奇しくもチャバは蛍風と同年代である。
チャバが命の危険を感じていたとき、自分はどんな生活をしていたのだろう?
自分と同じ年頃のチャバが、生きるために何を選択し、どう行動していたのか・・・。
チャバ役のカルロス・バディジャの無垢な笑顔と
懸命に生き抜く姿に心うたれる。
水面に映る焼き討ちされた集落の炎
女の子の服の切れ端
処刑場となっている川原
そして処刑・・・
目をそらすことのできないシーンの連続
心に深く刻まれた作品。
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2005年・英
声の出演/いとうせいこう
ムツゴロウ
====================
今度は人間と動物が冬のオリンピック競技で対決!
====================
前作『〜スポーツの祭典』が夏のオリンピック競技だったのに対し
今回は冬のオリンピック競技。
しかも人間のメダリスト達も参戦し、競技を行う。
ん〜・・・でもね〜・・・。
はっきり言って、前作ほどの面白さはない。
人間がエントリーしているせいかな?
オリンピック競技だというのに、なぜか寒さ我慢大会なんてあるからかな?
真面目に作っているからこそ生まれるユーモアやシニカルな笑いがあるのに、
今回は、あまり笑いがない。
強いて言えば、トナカイのドーピング疑惑ぐらいか?
夏のオリンピック競技があれだけ面白い出来だったのだから、
本作品は非常に残念である。
やっぱり昆虫が出場しないとダメなのかしらん?(笑)
声の出演/いとうせいこう
ムツゴロウ
====================
今度は人間と動物が冬のオリンピック競技で対決!
====================
前作『〜スポーツの祭典』が夏のオリンピック競技だったのに対し
今回は冬のオリンピック競技。
しかも人間のメダリスト達も参戦し、競技を行う。
ん〜・・・でもね〜・・・。
はっきり言って、前作ほどの面白さはない。
人間がエントリーしているせいかな?
オリンピック競技だというのに、なぜか寒さ我慢大会なんてあるからかな?
真面目に作っているからこそ生まれるユーモアやシニカルな笑いがあるのに、
今回は、あまり笑いがない。
強いて言えば、トナカイのドーピング疑惑ぐらいか?
夏のオリンピック競技があれだけ面白い出来だったのだから、
本作品は非常に残念である。
やっぱり昆虫が出場しないとダメなのかしらん?(笑)
2005年・英
声の出演/いとうせいこう
ムツゴロウ
======================
標準的な人間のサイズ185センチになった動物たちが
人間のオリンピック同様に、様々な競技に挑む!
=================================
昆虫、哺乳類、爬虫・両生類、鳥類、魚類など種族に分かれて
人間と同じオリンピック競技に挑む。
しかも触覚や尻尾を除いた体長を、
人間の標準的なサイズ185センチに合わせて、巨大化(あるいは縮小)して行う。
サイズが大きくなれば、当然、力も強くなり・・・。
これはスゴイ!
人間サイズになった動物たちの能力は、人間をはるかに超える。
短距離送なんて、1秒くらいで終わる。
ただでさえ、ゴキブリなんてカサカサッと逃げ足が速いのに
人間サイズ能力になったら、ものすごいことになる(笑)
カブトムシのウェイト・リフティングもまた然り。
人間の世界記録なんざ鼻にもかけず、5500キロを持ち上げる!
それとは逆にゾウは人間サイズに縮小されると、
それほど力持ちというワケではない。
自分の体重を支えるだけで、いっぱいいっぱいなんだそうな。
昆虫、爬虫類は、スピードとパワーにあふれるが
正確性にかけるそうだ(笑)
さすが『モンティ・パイソン』を生んだイギリスBBC!
「ネイチャー」モノが得意なイギリスBBC!
卓越したユーモアの中で、きっちり動物の生態を説明してくれる。
爆笑の嵐!知的好奇心までもが満たされる!
それにしても動物たちの身体能力は凄まじい。
今は天下の人間も、いつか彼らに脅かされるかもしれない。
もしも氷河期がなく、恐竜が生きていたら、
人間はどうなっていたのだろうか?
映像も、ユーモアにあふれる展開もGOOD!
なんといっても企画がGOOD!
久々にヤラれました。脱帽デス。
声の出演/いとうせいこう
ムツゴロウ
======================
標準的な人間のサイズ185センチになった動物たちが
人間のオリンピック同様に、様々な競技に挑む!
=================================
昆虫、哺乳類、爬虫・両生類、鳥類、魚類など種族に分かれて
人間と同じオリンピック競技に挑む。
しかも触覚や尻尾を除いた体長を、
人間の標準的なサイズ185センチに合わせて、巨大化(あるいは縮小)して行う。
サイズが大きくなれば、当然、力も強くなり・・・。
これはスゴイ!
人間サイズになった動物たちの能力は、人間をはるかに超える。
短距離送なんて、1秒くらいで終わる。
ただでさえ、ゴキブリなんてカサカサッと逃げ足が速いのに
人間サイズ能力になったら、ものすごいことになる(笑)
カブトムシのウェイト・リフティングもまた然り。
人間の世界記録なんざ鼻にもかけず、5500キロを持ち上げる!
それとは逆にゾウは人間サイズに縮小されると、
それほど力持ちというワケではない。
自分の体重を支えるだけで、いっぱいいっぱいなんだそうな。
昆虫、爬虫類は、スピードとパワーにあふれるが
正確性にかけるそうだ(笑)
さすが『モンティ・パイソン』を生んだイギリスBBC!
「ネイチャー」モノが得意なイギリスBBC!
卓越したユーモアの中で、きっちり動物の生態を説明してくれる。
爆笑の嵐!知的好奇心までもが満たされる!
それにしても動物たちの身体能力は凄まじい。
今は天下の人間も、いつか彼らに脅かされるかもしれない。
もしも氷河期がなく、恐竜が生きていたら、
人間はどうなっていたのだろうか?
映像も、ユーモアにあふれる展開もGOOD!
なんといっても企画がGOOD!
久々にヤラれました。脱帽デス。
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『RIZE』・・だらけた日常に喝!
2006年8月17日 洋画その他・海外TVドラマ
2005年・米
監督/デビッド・ラシャペル
出演/トミー・ザ・クラウン
======================
アメリカで最も危険な地域といわれる
L.A.のサウスセントラル地区。
ギャングにならずにダンスで這い上がる事を選んだ若者達の
熱きドキュメンタリー。
=================================
冒頭に、ダンスシーンは早回しではありませんと注意文がでるほど
凄まじいスピードと迫力のあるダンス!
クランプダンスというらしい。初めて聞いた。
どうやったらあんな速さで腰振りできるんだ?
蛍風にゃ、早回ししてもあんなスピードで腰振りできません!(笑)
全米で最も危険な地域といわれ、若者が辿る道は
ギャングになって人を殺すか殺されるかの選択。
しかしギャングではなくダンスで自分を表現し、
この街から這い上がろうとする若者たち・・・。
その多くは家庭環境に恵まれていない。
親を殺された者、親兄弟が服役中の者・・・。
街を歩けば、ギャングが無差別に人を殺し、
いつ命を落とすか分からない生活。
その中で自分が置かれた現実の不安や怒り、
己の才能を信じて感情のすべてをダンスで表現する若者達。
うまくいけば才能が認められて
この街からRIZE(這い上がる)ことができるかもしれないから。
夕焼けを、あるいは抜けるようなどこまでも青い空をバックに踊る姿は
人間が本来持つ肉体の美しさを見事に表現。
監督はファッション・フォトグラファーらしいが、
それも納得の美しさと構図の素晴らしさ!
戦争してるわけでもないのに、いつ命を落とすか分からない環境下で
必死にそしてひたむきに生きる若者たち。
のんべんだらりと暮らしている日本の若者に喝をいれたくなっちゃうよ。
20歳そこそこで、想像を絶する経験をし
必死で這い上がろうとするダンス若者の姿は
まさに命の躍動を感じる。
「踊ってるんじゃない。闘ってるんだ。」のキャッチコピーが示すとおり
人生をひたむきに戦い抜く若者たちの姿を捉えた作品。
ダンスもすごいが彼らの生き様にも圧倒された作品
監督/デビッド・ラシャペル
出演/トミー・ザ・クラウン
======================
アメリカで最も危険な地域といわれる
L.A.のサウスセントラル地区。
ギャングにならずにダンスで這い上がる事を選んだ若者達の
熱きドキュメンタリー。
=================================
冒頭に、ダンスシーンは早回しではありませんと注意文がでるほど
凄まじいスピードと迫力のあるダンス!
クランプダンスというらしい。初めて聞いた。
どうやったらあんな速さで腰振りできるんだ?
蛍風にゃ、早回ししてもあんなスピードで腰振りできません!(笑)
全米で最も危険な地域といわれ、若者が辿る道は
ギャングになって人を殺すか殺されるかの選択。
しかしギャングではなくダンスで自分を表現し、
この街から這い上がろうとする若者たち・・・。
その多くは家庭環境に恵まれていない。
親を殺された者、親兄弟が服役中の者・・・。
街を歩けば、ギャングが無差別に人を殺し、
いつ命を落とすか分からない生活。
その中で自分が置かれた現実の不安や怒り、
己の才能を信じて感情のすべてをダンスで表現する若者達。
うまくいけば才能が認められて
この街からRIZE(這い上がる)ことができるかもしれないから。
夕焼けを、あるいは抜けるようなどこまでも青い空をバックに踊る姿は
人間が本来持つ肉体の美しさを見事に表現。
監督はファッション・フォトグラファーらしいが、
それも納得の美しさと構図の素晴らしさ!
戦争してるわけでもないのに、いつ命を落とすか分からない環境下で
必死にそしてひたむきに生きる若者たち。
のんべんだらりと暮らしている日本の若者に喝をいれたくなっちゃうよ。
20歳そこそこで、想像を絶する経験をし
必死で這い上がろうとするダンス若者の姿は
まさに命の躍動を感じる。
「踊ってるんじゃない。闘ってるんだ。」のキャッチコピーが示すとおり
人生をひたむきに戦い抜く若者たちの姿を捉えた作品。
ダンスもすごいが彼らの生き様にも圧倒された作品
2005年・米
監督/ロブ・マーシャル
出演/チャン・ツィイー
渡辺 謙
======================
貧しさのため芸者の置屋に売られた千代。
下働きの上に売れっ子芸者・初桃のイジメにあい辛い毎日。
しかしある日、橋の上で優しい「会長」と出会い
芸者になって彼のそばにいきたいと思うようになり・・・
=================================
なにかと話題になった作品。
薄暗い部分もあるが、映像はとにかく美しい!
闇にぼんやり光る赤い提灯。
様々な緑を持つ日本庭園。
アカデミーで撮影賞を受賞したのも納得の美しさ。
海外で描かれる作品にありがちな「ミョーなニッポン」はそれほどなく
極めてまっとうに作られているような気がする。
とはいえ、芸者の世界はまったく分からない蛍風にゃ、
ホントに正しいのか、間違った描写があるのかは分からないケド・・・。
控えめながらも与えられた場所で強く生きる女の生き様
日本をはじめ、アジアを代表するスターが大量出演。
そのなかでハリウッドの日本人としてかかせないマコがちらっと出演!
あ〜やっぱりハリウッドではマコはかかせないね(笑)
そんなことを考えて観ていたらマコが亡くなったとニュースが・・・。
いろいろなハリウッド映画に出演し、
「あっ日本人だ〜 マコだ〜」と喜ばせてもらってたのに・・・。
ご冥福をお祈り申し上げます・・・。
別に悪くはないし、ストーリーだって役者だって特に問題ない。
・・・だけどなんかちょっとひっかかるんだよね。
こういうストーリーなら別にアメリカが作らなくてもいいような。
とはいえ、これだけ話題になったのはハリウッドが作ったから。
普通に東映や松竹が作ったのでは、これほど脚光を浴びなかっただろうし
回転も良くなかっただろう。
そういう意味でもさすがハリウッド様〜な作品。
監督/ロブ・マーシャル
出演/チャン・ツィイー
渡辺 謙
======================
貧しさのため芸者の置屋に売られた千代。
下働きの上に売れっ子芸者・初桃のイジメにあい辛い毎日。
しかしある日、橋の上で優しい「会長」と出会い
芸者になって彼のそばにいきたいと思うようになり・・・
=================================
なにかと話題になった作品。
薄暗い部分もあるが、映像はとにかく美しい!
闇にぼんやり光る赤い提灯。
様々な緑を持つ日本庭園。
アカデミーで撮影賞を受賞したのも納得の美しさ。
海外で描かれる作品にありがちな「ミョーなニッポン」はそれほどなく
極めてまっとうに作られているような気がする。
とはいえ、芸者の世界はまったく分からない蛍風にゃ、
ホントに正しいのか、間違った描写があるのかは分からないケド・・・。
控えめながらも与えられた場所で強く生きる女の生き様
日本をはじめ、アジアを代表するスターが大量出演。
そのなかでハリウッドの日本人としてかかせないマコがちらっと出演!
あ〜やっぱりハリウッドではマコはかかせないね(笑)
そんなことを考えて観ていたらマコが亡くなったとニュースが・・・。
いろいろなハリウッド映画に出演し、
「あっ日本人だ〜 マコだ〜」と喜ばせてもらってたのに・・・。
ご冥福をお祈り申し上げます・・・。
別に悪くはないし、ストーリーだって役者だって特に問題ない。
・・・だけどなんかちょっとひっかかるんだよね。
こういうストーリーなら別にアメリカが作らなくてもいいような。
とはいえ、これだけ話題になったのはハリウッドが作ったから。
普通に東映や松竹が作ったのでは、これほど脚光を浴びなかっただろうし
回転も良くなかっただろう。
そういう意味でもさすがハリウッド様〜な作品。
『哀しみの街かど』・・人間やめますか?それとも・・・
2006年7月20日 洋画その他・海外TVドラマ
1971年・米
監督/ジェリー・シャッツバーグ
出演/アル・パチーノ
キティ・ウィン
======================
もぐりの中絶手術を終え、体調が優れないヘレンは
麻薬の売人ボビーと知り合う。
ボビーの優しさに触れ、彼と暮らすうちに
ヘレンは麻薬常習者となり・・・
=================================
憎めない麻薬の売人ボビー役がアル・パチーノ
麻薬の売買の傍ら、かっぱらいをするいわゆるチンケなチンピラ。
しかし具合の悪いキティに優しさをみせるなど
憎めない男だ。
ボビーと一緒に暮らし、麻薬常用者たちと知り合いになるうちに
麻薬に対する感覚が少しずつマヒし、
ある日、ボビーの目を盗んでヘロインを注射し、
いつしか中毒になっていくヘレン。
ボビーが刑務所に入っている間、ヘロインを買うお金欲しさに
ボビーの兄ハンクと関係を持ったヘレン。
その後もお金ほしさに、街で体を売るキティ。
初めは激怒したボビーだが、そのうちに黙認するようになり・・・。
70年代特有の寒々しい画面。
原題は The Panic in Needle Park
Needle Parkは麻薬常用者が多いことから呼ばれた
舞台となったNYの街かど。
Needleは注射針のことねん。
そのものズバリの原題も分かり易くて良いが、
邦題の『哀しみの街かど』もなかなかあっていると思う。
ただ、タイトルだけだと何の話か分からんってのはあるケド・・・。
アーティスト志望のヘレンが、麻薬に溺れ
恋人の兄と寝、街で体を売り、ついには恋人まで警察に売る・・・。
それもこれもただ麻薬のため。
そこまでしてヘロインを欲するヘレンが哀しい。
昔CMであったけど、まさに
「人間やめますか?それとも麻薬をやめますか?」の世界だ。
人間、堕ちるところまで堕ちる
麻薬ってのは怖いもんだ・・・。
監督/ジェリー・シャッツバーグ
出演/アル・パチーノ
キティ・ウィン
======================
もぐりの中絶手術を終え、体調が優れないヘレンは
麻薬の売人ボビーと知り合う。
ボビーの優しさに触れ、彼と暮らすうちに
ヘレンは麻薬常習者となり・・・
=================================
憎めない麻薬の売人ボビー役がアル・パチーノ
麻薬の売買の傍ら、かっぱらいをするいわゆるチンケなチンピラ。
しかし具合の悪いキティに優しさをみせるなど
憎めない男だ。
ボビーと一緒に暮らし、麻薬常用者たちと知り合いになるうちに
麻薬に対する感覚が少しずつマヒし、
ある日、ボビーの目を盗んでヘロインを注射し、
いつしか中毒になっていくヘレン。
ボビーが刑務所に入っている間、ヘロインを買うお金欲しさに
ボビーの兄ハンクと関係を持ったヘレン。
その後もお金ほしさに、街で体を売るキティ。
初めは激怒したボビーだが、そのうちに黙認するようになり・・・。
70年代特有の寒々しい画面。
原題は The Panic in Needle Park
Needle Parkは麻薬常用者が多いことから呼ばれた
舞台となったNYの街かど。
Needleは注射針のことねん。
そのものズバリの原題も分かり易くて良いが、
邦題の『哀しみの街かど』もなかなかあっていると思う。
ただ、タイトルだけだと何の話か分からんってのはあるケド・・・。
アーティスト志望のヘレンが、麻薬に溺れ
恋人の兄と寝、街で体を売り、ついには恋人まで警察に売る・・・。
それもこれもただ麻薬のため。
そこまでしてヘロインを欲するヘレンが哀しい。
昔CMであったけど、まさに
「人間やめますか?それとも麻薬をやめますか?」の世界だ。
人間、堕ちるところまで堕ちる
麻薬ってのは怖いもんだ・・・。
2005年・米
監督/モーガン・スパーロック
出演/モーガン・スパーロック
==============================
決められたテーマをもとに
過激な30日間限定の体当たり実験生活!
=================================
『スーパーサイズ・ミー』では
マックを食い倒したスパーロック。
今回は恋人とともに、国で決められた最低賃金で
30日間暮らすことに挑戦!
安いアパートを借りるも、アリが部屋を這い回り
おまけに下の階はドラッグの密売・・・。
一つのバイトだけでは到底暮らして行けず、掛け持ちをする。
職場までのバス代をうかせるため、寒い中、徒歩で通う。
しかし、なんとかギリギリの状態ながらも暮らしていたが
思わぬ出来事が彼らを襲う・・・。
それは病気、怪我
保険にかからず、治療費を払うには、
ボランティアの診療所が一番。
しかし病院も医師の数も少ないため、
全員が診てもらえるわけもない。
加えて薬代もバカにならない・・・。
最低賃金ってなんだろう?
ささやかな贅沢もせず、必死に働き、
劣悪な環境に耐えながらやっと生活できる額。
病気になったら破綻してしまう。
健康で頑丈な体と強固な忍耐力を持った人間でなきゃムリだ。
それで最低限の生活を保障する額「最低賃金」ってのは
あんまりだと思う。
最低限の賃金は保証してやるから、
健康は自分でなんとかしろよってこと?
日本は国民保険や社会保険が充実していてよかったな〜と
しみじみ思った。
この作品は全3巻、計6話で構成されている。
スパーロック自身が実験したのは
1話目のこの「最低賃金で30日間」だけ。
その他にはステロイド剤を投与して若さを取り戻す「アンチエイジングを30日間」
キリスト教徒がイスラム教を体験する「イスラム修行を30日間」
ごく普通の青年が「ゲイと一緒に30日間」
都会のカップルが「自給自足で30日間」
大酒飲みに娘を心配した母が体験する「酒びたりで30日間」
2巻目に収録されている「イスラム教〜」「ゲイ〜」は
キリスト教がベースになっているため、日本人にはピンとこない部分もあるだろう。
なんで、そんなに頑固なの?って。
個人的には1話目の「最低賃金〜」と最終話の「酒びたり〜」が良かったかな。
余談だが、スパーロックとその彼女は、
『スーパーサイズ〜』時から比べると、
2人ともおしゃれでキレイになっていた。
・・・そうとうお金が入ったんだなぁ〜(笑)
監督/モーガン・スパーロック
出演/モーガン・スパーロック
==============================
決められたテーマをもとに
過激な30日間限定の体当たり実験生活!
=================================
『スーパーサイズ・ミー』では
マックを食い倒したスパーロック。
今回は恋人とともに、国で決められた最低賃金で
30日間暮らすことに挑戦!
安いアパートを借りるも、アリが部屋を這い回り
おまけに下の階はドラッグの密売・・・。
一つのバイトだけでは到底暮らして行けず、掛け持ちをする。
職場までのバス代をうかせるため、寒い中、徒歩で通う。
しかし、なんとかギリギリの状態ながらも暮らしていたが
思わぬ出来事が彼らを襲う・・・。
それは病気、怪我
保険にかからず、治療費を払うには、
ボランティアの診療所が一番。
しかし病院も医師の数も少ないため、
全員が診てもらえるわけもない。
加えて薬代もバカにならない・・・。
最低賃金ってなんだろう?
ささやかな贅沢もせず、必死に働き、
劣悪な環境に耐えながらやっと生活できる額。
病気になったら破綻してしまう。
健康で頑丈な体と強固な忍耐力を持った人間でなきゃムリだ。
それで最低限の生活を保障する額「最低賃金」ってのは
あんまりだと思う。
最低限の賃金は保証してやるから、
健康は自分でなんとかしろよってこと?
日本は国民保険や社会保険が充実していてよかったな〜と
しみじみ思った。
この作品は全3巻、計6話で構成されている。
スパーロック自身が実験したのは
1話目のこの「最低賃金で30日間」だけ。
その他にはステロイド剤を投与して若さを取り戻す「アンチエイジングを30日間」
キリスト教徒がイスラム教を体験する「イスラム修行を30日間」
ごく普通の青年が「ゲイと一緒に30日間」
都会のカップルが「自給自足で30日間」
大酒飲みに娘を心配した母が体験する「酒びたりで30日間」
2巻目に収録されている「イスラム教〜」「ゲイ〜」は
キリスト教がベースになっているため、日本人にはピンとこない部分もあるだろう。
なんで、そんなに頑固なの?って。
個人的には1話目の「最低賃金〜」と最終話の「酒びたり〜」が良かったかな。
余談だが、スパーロックとその彼女は、
『スーパーサイズ〜』時から比べると、
2人ともおしゃれでキレイになっていた。
・・・そうとうお金が入ったんだなぁ〜(笑)
2005年・米
監督/ブレット・ラトナー他
出演/ウェントワース・ミラー
======================
無実の罪で死刑を宣告され、
刑務所に投獄された兄を脱獄させるため
弟のマイケルは、体中に脱獄のヒントを刺青し
兄と同じ刑務所に服役する・・・
=================================
プリズン・ブレイク・・・。牢やぶりってことですかい?
原題と同じ『プリズン・ブレイク』で正解ですな。
『牢やぶり』って邦題だったら、
これほどには回転しなかったでしょうな。
個人的には結構好きだけど(笑)
実は、この作品は随分迷った。
全巻リリースされてから一気に観るのが好きなタイプな蛍風。
この作品はファースト・シーズンってことで7巻までリリースされ、
8巻目以降は12月の予定・・・。
ファースト・シーズンってうたってることだし、
半年近くも間をあけるってことは、
一応完結してるのかと思いきや・・・・・
なんでーーーっ
なんで、そんなところで終わるのーーー?
完結するどころか、まったくの途中じゃないーーー!
これで続き半年またされるなんて・・・
内容を忘れてしまいそうだよ・・・
これは、あんまりなリリースじゃないですかい?
なんで、こんなリリースの計画したんだろ・・・。
獄中モノ、脱獄モノというのは
なかなかに面白いものが多いジャンルである。
本作品もその伝統を受け継ぎ、
看守の目を盗み計画を実行させていく様には
ハラハラドキドキで楽しめる。
しかしそれだけじゃない!
体中に刑務所の見取り図や、脱獄のヒントを刺青し、
容易周到に計画を練って兄と同じ刑務所に服役したマイケル。
しかし緻密な計画とは裏腹に行き当たりばったりの展開(笑)
おいおい、初めの計画とどんどんかけ離れていくじゃないか〜と
ツッコミをいれて笑ってしまう。
もちろん真面目にみても充分面白い。
それだけに、8巻目以降のリリースが間があくのが残念で
怒りすら覚えてしまう。
なんで、チャッチャとリリースしないのさ!!!!!
あ〜あ、全巻リリースされてから観れば良かったな。
失敗したーーーーーっ!!
監督/ブレット・ラトナー他
出演/ウェントワース・ミラー
======================
無実の罪で死刑を宣告され、
刑務所に投獄された兄を脱獄させるため
弟のマイケルは、体中に脱獄のヒントを刺青し
兄と同じ刑務所に服役する・・・
=================================
プリズン・ブレイク・・・。牢やぶりってことですかい?
原題と同じ『プリズン・ブレイク』で正解ですな。
『牢やぶり』って邦題だったら、
これほどには回転しなかったでしょうな。
個人的には結構好きだけど(笑)
実は、この作品は随分迷った。
全巻リリースされてから一気に観るのが好きなタイプな蛍風。
この作品はファースト・シーズンってことで7巻までリリースされ、
8巻目以降は12月の予定・・・。
ファースト・シーズンってうたってることだし、
半年近くも間をあけるってことは、
一応完結してるのかと思いきや・・・・・
なんでーーーっ
なんで、そんなところで終わるのーーー?
完結するどころか、まったくの途中じゃないーーー!
これで続き半年またされるなんて・・・
内容を忘れてしまいそうだよ・・・
これは、あんまりなリリースじゃないですかい?
なんで、こんなリリースの計画したんだろ・・・。
獄中モノ、脱獄モノというのは
なかなかに面白いものが多いジャンルである。
本作品もその伝統を受け継ぎ、
看守の目を盗み計画を実行させていく様には
ハラハラドキドキで楽しめる。
しかしそれだけじゃない!
体中に刑務所の見取り図や、脱獄のヒントを刺青し、
容易周到に計画を練って兄と同じ刑務所に服役したマイケル。
しかし緻密な計画とは裏腹に行き当たりばったりの展開(笑)
おいおい、初めの計画とどんどんかけ離れていくじゃないか〜と
ツッコミをいれて笑ってしまう。
もちろん真面目にみても充分面白い。
それだけに、8巻目以降のリリースが間があくのが残念で
怒りすら覚えてしまう。
なんで、チャッチャとリリースしないのさ!!!!!
あ〜あ、全巻リリースされてから観れば良かったな。
失敗したーーーーーっ!!
『サンセット大通り』・・ストーリーで魅せる、演技で魅せる!
2006年6月26日 洋画その他・海外TVドラマ
1950年・米
監督/ビリー・ワイルダー
出演/ウィリアム・ホールデン
グロリア・スワンソン
======================
売れない脚本家のギリスは、
月賦屋から逃れるため
荒れ果てた屋敷に隠れる。
空家かと思われたその屋敷には、
サイレント時代のかつての大女優ノーマが暮していた・・・
=================================
売れない脚本家ギリスが出会ったのは
サイレント時代の大女優ノーマ。
ノーマは銀幕に返り咲こうと、
自身が主演する「サロメ」の脚本を書いていた。
それは本職のギリスからみれば、お粗末な出来。
ギリスは脚本の手直しをする仕事にありつくが、
ノーマの望みは、脚本だけでなくギリス本人をもだった・・・。
世間から忘れ去られたかつての大女優。
毎晩のように自分が出演したサイレントをみるノーマ。
荒れ果てた邸宅に執事と2人で暮す、
世間からも時からも隔絶した世界。
ノーマのプライドと狂気は、深く心に突き刺さる。
50年以上も昔の作品だが、
圧倒されるノーマ役のグロリア・スワンソンの演技!
そしてキリキリするような展開!
最近の作品と違って、昔はストーリーそのもので勝負していたから
時を経て現在みても、充分に通用する骨太な作り。
女の性(さが)、
女優としての執念、プライド、
そして狂気
フリッツ・ラングの『メトロポリス』を観たときと同じ位
心が震えるほどの衝撃と存在に圧倒されました・・・。
素晴らしかったデス。
監督/ビリー・ワイルダー
出演/ウィリアム・ホールデン
グロリア・スワンソン
======================
売れない脚本家のギリスは、
月賦屋から逃れるため
荒れ果てた屋敷に隠れる。
空家かと思われたその屋敷には、
サイレント時代のかつての大女優ノーマが暮していた・・・
=================================
売れない脚本家ギリスが出会ったのは
サイレント時代の大女優ノーマ。
ノーマは銀幕に返り咲こうと、
自身が主演する「サロメ」の脚本を書いていた。
それは本職のギリスからみれば、お粗末な出来。
ギリスは脚本の手直しをする仕事にありつくが、
ノーマの望みは、脚本だけでなくギリス本人をもだった・・・。
世間から忘れ去られたかつての大女優。
毎晩のように自分が出演したサイレントをみるノーマ。
荒れ果てた邸宅に執事と2人で暮す、
世間からも時からも隔絶した世界。
ノーマのプライドと狂気は、深く心に突き刺さる。
50年以上も昔の作品だが、
圧倒されるノーマ役のグロリア・スワンソンの演技!
そしてキリキリするような展開!
最近の作品と違って、昔はストーリーそのもので勝負していたから
時を経て現在みても、充分に通用する骨太な作り。
女の性(さが)、
女優としての執念、プライド、
そして狂気
フリッツ・ラングの『メトロポリス』を観たときと同じ位
心が震えるほどの衝撃と存在に圧倒されました・・・。
素晴らしかったデス。
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『薔薇の貴婦人』・・女のムラムラ悶々は男の夢?(笑)
2006年6月23日 洋画その他・海外TVドラマ
1984年・伊
監督/マウロ・ボロニーニ
出演/ラウラ・アントネッリ
======================
16世紀のベネチア。
金髪の美しい青年の旅人ジュールズは
街で美しい人妻ヴァレリアに一目惚れする。
そんな彼を未亡人のアンジェラも一目惚れし・・・
=================================
恋のあばんちゅ〜るを楽しみにやってきた青年ジュールズ。
街で美しい貴婦人・ヴァレリアに一目惚れ。
ヴァレリアの方のハンサムなジュールズにやっぱり一目惚れ。
明日にはベネチアを去るジュールズ。
明日には夫が帰宅するヴァレリア。
2人には今夜しかない!
約束の時間までウキウキ悶々としているジュールズのもとに
未亡人アンジェラの使いがやってくる。
アンジェラもまた、ジュールズに一目惚れし、
今宵限りのあばんちゅ〜るを楽しみたくて体が熱くなっていたのだ。
会えるかどうかも分からないヴァレリアよりも
確実に会えるアンジェラを選んだジュールズを乗せたゴンドラは
ヴァレリアの家を通り過ぎ、アンジェラのもとへといくのだった。
そして、めくるめく甘〜い官能の世界へと
くんずほぐれずのアンジェラとジュールズ。
それはジュールズに「もう空っぽだよ」と言わせるほどの
熱く長い夜だった(笑)
一方、待てど暮せどやってこないジュールズを想い
悶々のヴァレリア。
みかねた侍女がジュールズを探し出してくるが、
彼の首にアンジェラのネックレスを見つけたヴァレリアは
怒って追い出してしまう。
しかし、やっぱりジュールズが忘れられず
男装して1人で街に探しにいく。
そして見つけ、お互いに燃え上がる2人だった。
夫が帰ってくるまであと少し・・・!
完全燃焼したジュールズは美しく素晴らしい思い出を胸に
満足げにベネチアを去る。
そして女達は、また日常に戻るのだった・・・。
わはは〜
ベネチアはあばんちゅ〜るな街なんですかい?(笑)
男も女も夜は別人ですかい?(笑)
一夜限りの永遠の恋人ですかい?(笑)
美しくハンサムなジュールズ役のジェイソン・コネリーは
ショーン・コネリーの息子だとか・・・。
アンジェラ役のラウラ・アントネッリは
年齢を感じさせない見事なプロポーションで
昼は黒衣をまとい貞淑な未亡人、夜は大胆な女を
官能的に演じている。
ヴァレリア役のモニカ・ゲリトーレは、ホント美人だ!
この作品、音楽はエンニオ・モリコーネが手がけているが、
女達のウッフン、アッハン悶々モヤモヤに気をとられて
どんな音楽だったか、ちっとも思い出せない(笑)
女達のかけひきや、大胆なアプローチ
ジュールズを想ってムンムンむらむらする姿は
そんな馬鹿な、と笑いたくもなるが、
これは男性の夢を描いた作品なんだろうか?
だとしたら、こういう単純なストーリーもアリなのかもしれないね(笑)
監督/マウロ・ボロニーニ
出演/ラウラ・アントネッリ
======================
16世紀のベネチア。
金髪の美しい青年の旅人ジュールズは
街で美しい人妻ヴァレリアに一目惚れする。
そんな彼を未亡人のアンジェラも一目惚れし・・・
=================================
恋のあばんちゅ〜るを楽しみにやってきた青年ジュールズ。
街で美しい貴婦人・ヴァレリアに一目惚れ。
ヴァレリアの方のハンサムなジュールズにやっぱり一目惚れ。
明日にはベネチアを去るジュールズ。
明日には夫が帰宅するヴァレリア。
2人には今夜しかない!
約束の時間までウキウキ悶々としているジュールズのもとに
未亡人アンジェラの使いがやってくる。
アンジェラもまた、ジュールズに一目惚れし、
今宵限りのあばんちゅ〜るを楽しみたくて体が熱くなっていたのだ。
会えるかどうかも分からないヴァレリアよりも
確実に会えるアンジェラを選んだジュールズを乗せたゴンドラは
ヴァレリアの家を通り過ぎ、アンジェラのもとへといくのだった。
そして、めくるめく甘〜い官能の世界へと
くんずほぐれずのアンジェラとジュールズ。
それはジュールズに「もう空っぽだよ」と言わせるほどの
熱く長い夜だった(笑)
一方、待てど暮せどやってこないジュールズを想い
悶々のヴァレリア。
みかねた侍女がジュールズを探し出してくるが、
彼の首にアンジェラのネックレスを見つけたヴァレリアは
怒って追い出してしまう。
しかし、やっぱりジュールズが忘れられず
男装して1人で街に探しにいく。
そして見つけ、お互いに燃え上がる2人だった。
夫が帰ってくるまであと少し・・・!
完全燃焼したジュールズは美しく素晴らしい思い出を胸に
満足げにベネチアを去る。
そして女達は、また日常に戻るのだった・・・。
わはは〜
ベネチアはあばんちゅ〜るな街なんですかい?(笑)
男も女も夜は別人ですかい?(笑)
一夜限りの永遠の恋人ですかい?(笑)
美しくハンサムなジュールズ役のジェイソン・コネリーは
ショーン・コネリーの息子だとか・・・。
アンジェラ役のラウラ・アントネッリは
年齢を感じさせない見事なプロポーションで
昼は黒衣をまとい貞淑な未亡人、夜は大胆な女を
官能的に演じている。
ヴァレリア役のモニカ・ゲリトーレは、ホント美人だ!
この作品、音楽はエンニオ・モリコーネが手がけているが、
女達のウッフン、アッハン悶々モヤモヤに気をとられて
どんな音楽だったか、ちっとも思い出せない(笑)
女達のかけひきや、大胆なアプローチ
ジュールズを想ってムンムンむらむらする姿は
そんな馬鹿な、と笑いたくもなるが、
これは男性の夢を描いた作品なんだろうか?
だとしたら、こういう単純なストーリーもアリなのかもしれないね(笑)
『ミニヴァー夫人』・・戦意昂揚、打倒ドイツ
2006年6月9日 洋画その他・海外TVドラマ
1942年・米
監督/ウィリアム・ワイラー
出演/グリア・ガースン
======================
ロンドン郊外の小さな町に夫と子供と
裕福で幸せな暮らしを送るミニヴァー夫人。
しかし戦争が始まり、
長男ヴィンも空軍に志願するが
それでも秩序を守り気丈に生きる彼女だった・・・
=================================
まだまだ身分制度のなごりが残る時代。
美しいミニヴァー夫人の名をつけたバラが
コンクールに出品されることから騒動が起こる。
ミニヴァー夫人役のグリア・ガースンの
気品ある凛とした美しさはまさにバラ!
一目ボレした高価な帽子を買い、どうやって夫に話をきりだそうかと
悩む姿もかわいらしい。
しかし戦争が始まり、夫の留守中、
負傷したドイツ兵が家に上がりこんで来たときの対応は
気丈そのものである。
監督のウィリアム・ワイラーが従軍前に手がけた。
チャーチルに
この映画は戦時中のイギリス国民を救ったといわせたほどの
今からみると国威昂揚に満ちた作品。
ドイツ兵が、
「女子供を殺すのはドイツに逆らった罪だ」という。
負傷して今にも倒れそうなドイツ兵の口から
情のかけらもないこんな言葉が出てきたら
こいつは鬼畜か?倒さねばならんって気になってしまうだろう。
それが戦時中なら、
なおさら打倒ドイツってことになるんだろうな・・・。
アカデミー作品賞を受賞した作品。
戦争に家族を送り出す気丈な女達を描き、主演・助演女優賞も獲得。
そういう時代ってこともあるだろうケド・・・。
感動ヒューマンドラマかと思ってみたら
今の時代には「ん?」って思ってしまうかもしれない作品。
監督/ウィリアム・ワイラー
出演/グリア・ガースン
======================
ロンドン郊外の小さな町に夫と子供と
裕福で幸せな暮らしを送るミニヴァー夫人。
しかし戦争が始まり、
長男ヴィンも空軍に志願するが
それでも秩序を守り気丈に生きる彼女だった・・・
=================================
まだまだ身分制度のなごりが残る時代。
美しいミニヴァー夫人の名をつけたバラが
コンクールに出品されることから騒動が起こる。
ミニヴァー夫人役のグリア・ガースンの
気品ある凛とした美しさはまさにバラ!
一目ボレした高価な帽子を買い、どうやって夫に話をきりだそうかと
悩む姿もかわいらしい。
しかし戦争が始まり、夫の留守中、
負傷したドイツ兵が家に上がりこんで来たときの対応は
気丈そのものである。
監督のウィリアム・ワイラーが従軍前に手がけた。
チャーチルに
この映画は戦時中のイギリス国民を救ったといわせたほどの
今からみると国威昂揚に満ちた作品。
ドイツ兵が、
「女子供を殺すのはドイツに逆らった罪だ」という。
負傷して今にも倒れそうなドイツ兵の口から
情のかけらもないこんな言葉が出てきたら
こいつは鬼畜か?倒さねばならんって気になってしまうだろう。
それが戦時中なら、
なおさら打倒ドイツってことになるんだろうな・・・。
アカデミー作品賞を受賞した作品。
戦争に家族を送り出す気丈な女達を描き、主演・助演女優賞も獲得。
そういう時代ってこともあるだろうケド・・・。
感動ヒューマンドラマかと思ってみたら
今の時代には「ん?」って思ってしまうかもしれない作品。
『失われた週末』・・アル中とヤニ中
2006年6月5日 洋画その他・海外TVドラマ
1945年・米
監督/ビリー・ワイルダー
出演/レイ・ミランド
======================
売れない小説家ドンはアルコール依存症。
兄や恋人のヘレンが必死で酒を
やめさせようとするが
肝心のドンは、タイプライターを質入してまで
酒代にかえてしまう・・・
=================================
アル中の小説家ドン。
酒をやめさせようとする彼の兄は、
週末2人で田舎で保養を計画する。
荷造りするドンだが、彼の心は
「窓の外に吊るして兄から隠している酒瓶を
兄の目を盗み、いかに旅行鞄に入れるか」
でいっぱいだ。
何とかして兄の目をそらして酒瓶を入れようとするドンの姿は
とても滑稽である。
なりふり構わず、酒を求め歩く姿は
そんなにしてまで飲みたいんかぃっ!と
ツッコミを入れたくなるのだが、フト考えると、
喫煙所を探してフラフラする自分も同類だと苦笑いしてしまう。
だってさ〜、最近タバコ吸えるトコ少なくなったんだもん・・・(笑)
いろんな所に酒瓶を隠しているドンにクスクス笑えるのは最初だけ。
酒を求めるあまり、次第に正気を失っていく様に
底深い恐怖と不安感でいっぱいになる。
酒代を工面するため、タイプライターを質入しようとしたり
自殺を考えて手に入れた銃を、
結局質入して酒代にしてしまったり・・・。
人間が崩れ壊れていく姿に冷たい恐怖を感じる。
レイ・ミランドの迫真の演技に加えて、不安を煽る音楽!
胃がキリキリするような緊張感と焦燥感、絶望感。
アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞も納得の作品。
ラストはドンは今度こそアルコールを断つ決意をし
観るものに希望をもたせる形となっているのだが、
ドンは本当にアルコールをやめることができるのだろうか?
結局いつものようにやめられないのでは・・と不安を持ってしまう。
それを意図した脚本なのか、
はたまた蛍風がヒネクレ者なのかは分からないが
ラストを含めて不安と絶望と緊迫感でいっぱいの
見応えある作品。
タバコ、やめよっかな・・・。
監督/ビリー・ワイルダー
出演/レイ・ミランド
======================
売れない小説家ドンはアルコール依存症。
兄や恋人のヘレンが必死で酒を
やめさせようとするが
肝心のドンは、タイプライターを質入してまで
酒代にかえてしまう・・・
=================================
アル中の小説家ドン。
酒をやめさせようとする彼の兄は、
週末2人で田舎で保養を計画する。
荷造りするドンだが、彼の心は
「窓の外に吊るして兄から隠している酒瓶を
兄の目を盗み、いかに旅行鞄に入れるか」
でいっぱいだ。
何とかして兄の目をそらして酒瓶を入れようとするドンの姿は
とても滑稽である。
なりふり構わず、酒を求め歩く姿は
そんなにしてまで飲みたいんかぃっ!と
ツッコミを入れたくなるのだが、フト考えると、
喫煙所を探してフラフラする自分も同類だと苦笑いしてしまう。
だってさ〜、最近タバコ吸えるトコ少なくなったんだもん・・・(笑)
いろんな所に酒瓶を隠しているドンにクスクス笑えるのは最初だけ。
酒を求めるあまり、次第に正気を失っていく様に
底深い恐怖と不安感でいっぱいになる。
酒代を工面するため、タイプライターを質入しようとしたり
自殺を考えて手に入れた銃を、
結局質入して酒代にしてしまったり・・・。
人間が崩れ壊れていく姿に冷たい恐怖を感じる。
レイ・ミランドの迫真の演技に加えて、不安を煽る音楽!
胃がキリキリするような緊張感と焦燥感、絶望感。
アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞も納得の作品。
ラストはドンは今度こそアルコールを断つ決意をし
観るものに希望をもたせる形となっているのだが、
ドンは本当にアルコールをやめることができるのだろうか?
結局いつものようにやめられないのでは・・と不安を持ってしまう。
それを意図した脚本なのか、
はたまた蛍風がヒネクレ者なのかは分からないが
ラストを含めて不安と絶望と緊迫感でいっぱいの
見応えある作品。
タバコ、やめよっかな・・・。
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1998年・英
監督/アンドリュー・グリーブ
出演/ヨアン・グリフィズ
======================
1800年代始め。イギリスは
ナポレオン率いるフランスと戦争状態にあった。
海軍士官候補生のホレイショ・ホーンブロワーは、
瞬く間にその才能を開花させ、
昇進していくのだった・・・
=================================
「陸のシャープ、海のホーンブロワー」と並び称されるらしい。
なんでも海軍のホーンブロワーが人気なために
それに匹敵するものをということでシャープが作られたってのを
何かで読んだ気がする。
『炎の英雄 シャープ』がとてつもなく面白かったので、
こりゃ〜ホーンブロワーも観なくては・・と思って選んだ作品。
海に悠然と浮かぶ帆船は迫力があり、美しい。
ただ主人公ホーンブロワーが17歳という設定がね、
蛍風個人的好みとして少々若すぎるね。
あたしゃ、シャープの方が好きですな(笑)
規律正しい海軍が舞台のせいか、
ホーンブロワー君も忠実で真面目なお人柄。
これはストーリー全体にもいえることだが、
真面目でお行儀が良過ぎて、トントン拍子に出世するカンジ。
ところが5話目の被害妄想系の老艦長のあたりから
次第に面白くなってくる。
いや〜、こういう被害妄想系の上司って
下で働く人間はたまらんですな〜。
キリキリするような緊張感とやってらんねぇぜ!という疲労感の
人間関係が画面に繰り広げられる!
出世して艦長になっても
ホーンブロワー君のフットワークの軽さには驚かされる。
「ブッシュ君ついてきたまえ!」といって
艦長と副長2人で偵察のために上陸。
えっ・・
艦長自ら艦を離れてどうすんだ?しかも副長を連れて!
自分が不在の時に艦に何かあったらどうするんだ?
逆に自分と副長の身に何かあったら艦はどうするんだ?
ま、ただ船に乗ってるだけじゃヒーローにはなれないし、
話にもならないだろうが・・・(笑)
野郎だらけの船の上が舞台だから仕方がないのかもしれないが
愛憎渦巻くロマンスや恋のかけひきなし。
捕虜になっても、食事に招待されて
それほど困難な状況には思えない。
トントン拍子の出世といい、真面目すぎるほどの印象で
ワクワクドキドキ感が薄い。
ただシャープと比較して見たから、こういう印象を持っただけで、
ホーンブロワー君を先に観ていたら、
違った感想を持ったであろう。
作品としては、なかなか面白いとは思う。
・・・思うケド、
主人公としてはやはりワイルドなシャープの方が魅力的だな〜。
でも、結婚するなら真面目なホーンブロワー君の方が良いね(笑)
帆船が美しく勇壮。
軍人は戦争がないと生活に困るんだと感じた。
ケネディ君がちょっと可愛くて好みのタイプ♪(笑)
8巻以降リリースされていないようだが、
これで終わりなんだろうか・・・?
終わりにしては中途半端な感じがする。
原作はもっと話が続いているのかな?
監督/アンドリュー・グリーブ
出演/ヨアン・グリフィズ
======================
1800年代始め。イギリスは
ナポレオン率いるフランスと戦争状態にあった。
海軍士官候補生のホレイショ・ホーンブロワーは、
瞬く間にその才能を開花させ、
昇進していくのだった・・・
=================================
「陸のシャープ、海のホーンブロワー」と並び称されるらしい。
なんでも海軍のホーンブロワーが人気なために
それに匹敵するものをということでシャープが作られたってのを
何かで読んだ気がする。
『炎の英雄 シャープ』がとてつもなく面白かったので、
こりゃ〜ホーンブロワーも観なくては・・と思って選んだ作品。
海に悠然と浮かぶ帆船は迫力があり、美しい。
ただ主人公ホーンブロワーが17歳という設定がね、
蛍風個人的好みとして少々若すぎるね。
あたしゃ、シャープの方が好きですな(笑)
規律正しい海軍が舞台のせいか、
ホーンブロワー君も忠実で真面目なお人柄。
これはストーリー全体にもいえることだが、
真面目でお行儀が良過ぎて、トントン拍子に出世するカンジ。
ところが5話目の被害妄想系の老艦長のあたりから
次第に面白くなってくる。
いや〜、こういう被害妄想系の上司って
下で働く人間はたまらんですな〜。
キリキリするような緊張感とやってらんねぇぜ!という疲労感の
人間関係が画面に繰り広げられる!
出世して艦長になっても
ホーンブロワー君のフットワークの軽さには驚かされる。
「ブッシュ君ついてきたまえ!」といって
艦長と副長2人で偵察のために上陸。
えっ・・
艦長自ら艦を離れてどうすんだ?しかも副長を連れて!
自分が不在の時に艦に何かあったらどうするんだ?
逆に自分と副長の身に何かあったら艦はどうするんだ?
ま、ただ船に乗ってるだけじゃヒーローにはなれないし、
話にもならないだろうが・・・(笑)
野郎だらけの船の上が舞台だから仕方がないのかもしれないが
愛憎渦巻くロマンスや恋のかけひきなし。
捕虜になっても、食事に招待されて
それほど困難な状況には思えない。
トントン拍子の出世といい、真面目すぎるほどの印象で
ワクワクドキドキ感が薄い。
ただシャープと比較して見たから、こういう印象を持っただけで、
ホーンブロワー君を先に観ていたら、
違った感想を持ったであろう。
作品としては、なかなか面白いとは思う。
・・・思うケド、
主人公としてはやはりワイルドなシャープの方が魅力的だな〜。
でも、結婚するなら真面目なホーンブロワー君の方が良いね(笑)
帆船が美しく勇壮。
軍人は戦争がないと生活に困るんだと感じた。
ケネディ君がちょっと可愛くて好みのタイプ♪(笑)
8巻以降リリースされていないようだが、
これで終わりなんだろうか・・・?
終わりにしては中途半端な感じがする。
原作はもっと話が続いているのかな?
『我等の生涯の最良の年』・・戦勝国アメリカの苦悩
2006年5月26日 洋画その他・海外TVドラマ
1946年・米
監督/ウィリアム・ワイラー
出演/フレデリック・マーチ
======================
第二次世界大戦が終わり、
同じ輸送機で故郷に帰還した
フレッド、アル、ホーマーの3人。
しかし、戦争で負った心と体の傷は、
彼等に微妙な変化をもたらしていたのだった・・・
=================================
爆撃機の大尉だったフレッド。
歩兵の軍曹だったアル。
海軍兵だったホーマー。
フレッドは、有意義な仕事をしたいと思いながらも
元の職場の薬局でソーダー売り。
アルも以前勤めていた銀行の要職につく。
戦争中、両手をなくし、鉤の義手をはめたホーマーは、
戦争が終わったら恋人ウィルマと結婚の話があったが、
自分の体にひけめを感じ、ウィルマと距離をおこうとしていた。
戦勝国のアメリカが、終戦後に味わった苦悩が描かれている。
軍隊では大尉だったフレッドだが、不景気のため、
不本意ながら元の職場で働く。
かつての部下が、いまや上司の環境。
アルは望まれて好待遇で以前勤めていた銀行に復職するが、
戦争中不在にしていた間、子供たちが成長し
どう接したらいいか戸惑う。
義手のホーマーは、周囲の人間が自分を腫れ物を扱うように
接するのに惨めさを感じていた。
戦争はどうだったかと聞かれ
同じような島ばかりを転々としたが硫黄島だけは興奮したという
セリフがあった。
硫黄島の戦いは映画化されているし、
アメリカ人にとって、
硫黄島はなんだかいろいろな意味で特別なものらしい。
軍曹だったアルが息子への土産として
日本刀と寄せ書きされた日の丸をみせるシーン。
軍曹なのに将校の持つ日本刀を持ち帰るのは
やはり戦勝国なのねん。
寄せ書きされた日の丸を得意げに持ち帰るのは
これまたやはり戦勝国なのねん。
・・・なんだか複雑な気持ちになった。
戦争が終わり、プレハブの材料にするため
解体を待つ多数の飛行機のシーンを観た時、
戦争が終わってもまだこれだけの飛行機があったアメリカ。
この物資の豊かさ!これじゃ勝てないなと思った。
1946年に製作された本作品は、
現代の作品に比べれば、真面目でぬるい感じもするが、
アカデミー作品賞をはじめ、数々の部門で受賞。
戦勝国アメリカの苦悩を描き、素直になれない部分もあるが、
ホーマー役のハロルド・ラッセルはスゴイと思う。
彼の演技は当時、傷痍兵に大きな勇気と感動を与えたそうな。
170分もあって、ぬるいと感じる部分もあるが、
毒がたっぷりの現代の作品のほうが異常なのかもね・・・(笑)
監督/ウィリアム・ワイラー
出演/フレデリック・マーチ
======================
第二次世界大戦が終わり、
同じ輸送機で故郷に帰還した
フレッド、アル、ホーマーの3人。
しかし、戦争で負った心と体の傷は、
彼等に微妙な変化をもたらしていたのだった・・・
=================================
爆撃機の大尉だったフレッド。
歩兵の軍曹だったアル。
海軍兵だったホーマー。
フレッドは、有意義な仕事をしたいと思いながらも
元の職場の薬局でソーダー売り。
アルも以前勤めていた銀行の要職につく。
戦争中、両手をなくし、鉤の義手をはめたホーマーは、
戦争が終わったら恋人ウィルマと結婚の話があったが、
自分の体にひけめを感じ、ウィルマと距離をおこうとしていた。
戦勝国のアメリカが、終戦後に味わった苦悩が描かれている。
軍隊では大尉だったフレッドだが、不景気のため、
不本意ながら元の職場で働く。
かつての部下が、いまや上司の環境。
アルは望まれて好待遇で以前勤めていた銀行に復職するが、
戦争中不在にしていた間、子供たちが成長し
どう接したらいいか戸惑う。
義手のホーマーは、周囲の人間が自分を腫れ物を扱うように
接するのに惨めさを感じていた。
戦争はどうだったかと聞かれ
同じような島ばかりを転々としたが硫黄島だけは興奮したという
セリフがあった。
硫黄島の戦いは映画化されているし、
アメリカ人にとって、
硫黄島はなんだかいろいろな意味で特別なものらしい。
軍曹だったアルが息子への土産として
日本刀と寄せ書きされた日の丸をみせるシーン。
軍曹なのに将校の持つ日本刀を持ち帰るのは
やはり戦勝国なのねん。
寄せ書きされた日の丸を得意げに持ち帰るのは
これまたやはり戦勝国なのねん。
・・・なんだか複雑な気持ちになった。
戦争が終わり、プレハブの材料にするため
解体を待つ多数の飛行機のシーンを観た時、
戦争が終わってもまだこれだけの飛行機があったアメリカ。
この物資の豊かさ!これじゃ勝てないなと思った。
1946年に製作された本作品は、
現代の作品に比べれば、真面目でぬるい感じもするが、
アカデミー作品賞をはじめ、数々の部門で受賞。
戦勝国アメリカの苦悩を描き、素直になれない部分もあるが、
ホーマー役のハロルド・ラッセルはスゴイと思う。
彼の演技は当時、傷痍兵に大きな勇気と感動を与えたそうな。
170分もあって、ぬるいと感じる部分もあるが、
毒がたっぷりの現代の作品のほうが異常なのかもね・・・(笑)
1993〜97年・英
監督/トム・クレッグ
出演/ショーン・ビーン
======================
1806年。イギリスは
ナポレオン率いるフランス軍と戦っていた。
リチャード・シャープはふとしたことから
いきなり中尉に抜擢され、
第95ライフル部隊を率いることになったが
そこはならず者の集まりだった・・・
=================================
面白〜い!
スゴ〜イ!
ハマったーーーーーっ!
1800年代初め、まだまだ貴族が幅をきかせていた時代。
娼婦の息子で孤児のリチャード・シャープは、
将軍を助けたことで、軍曹からいきなり中尉に昇進する。
貴族ではないシャープを、
他の将校達は成りあがり者と軽蔑し
部下達も貴族じゃないから本物の将校ではないと、
シャープを認めようとしない。
シャープが配属されたのは、第95ライフル部隊。
そこは、元密猟者、元盗人、元売れない詩人と、
一口に言えば、ど〜しようもないならず者ばかり・・・。
しかし一度ライフルを持つと凄腕。
彼等は選ばれし者チョーズメンと呼ばれる。
そしてシャープと選ばれし者たちは戦火の中、
勝ちぬいていくのだった・・・。
シャープがね、かっこいいのぉーーーっ!
他の貴族の将校達から軽蔑され、罠にはめられ、
危険な任務、面倒な任務を押しつけられるシャープ。
しかしそんな逆境でも、へこたれず確実に任務をこなし
次々と武功をたてるシャープ!
新任の将校が、粗野なシャープに無礼な奴だと
見下した態度で「お前は誰だ」と尋ねる。
「オレはシャープ少佐だ」
「しっ失礼しました」と急に腰が低くなる将校。
おぉ〜っ!これはまるで水戸黄門じゃないかっ(笑)
単なる戦争ものじゃない。
お貴族様の企む陰謀、策略
逆境の中、きっちりと武功をたてるシャープ
愛とロマンがみっちりと詰めこまれている作品
それにしてもここに描かれているお貴族様たちは
無能なくせにプライドばかり高くて、
保身のためには平気でウソをつく人たちばかり。
戦争だって、お貴族様のスポーツのようだ。
これじゃぁ平民はたまらんな・・・。
シャープ役のショーン・ビーン
もぅ、カッコ良過ぎ〜!
剣を持っても、かっこいい。
ライフル撃たせてもかっこいい。
立っているだけでもかっこいい。
ラブシーンでは、男の色香プンプンで悩ましいほどかっこいい。
それだけじゃない!相手の女性を何百倍にも美しくみせるのだ!
なんて素晴らしくて素敵なんだ!ショーン・ビーン!
ワクワクしたこと、熱くなったこと
もっといろいろあるが、もう何をどう書き表せばいいか分からない!
ショーン・ビーンが出演している他の作品では、
もっとショーン・ビーンのシーンが観たかったなぁと
思うことが多いのだが
1話102分、計14話、ほとんど出ずっぱりで
ショーン・ビーンを心行くまで堪能できた。
ストーリーGOOD
キャストGOOD
ショーン・ビーンが期待以上にGOOD
間違いなく「喜び」マーク作品です!
現在8年ぶりに続編を製作中とか・・・。
うおぉぉーーっ!早く観たいーーーーっ!
ところでエリザベス・ハーレイは分かったけど
ポール・ベタニーはどこに出演してたんだろ?
もしかして最終話のバカ王子の役?
監督/トム・クレッグ
出演/ショーン・ビーン
======================
1806年。イギリスは
ナポレオン率いるフランス軍と戦っていた。
リチャード・シャープはふとしたことから
いきなり中尉に抜擢され、
第95ライフル部隊を率いることになったが
そこはならず者の集まりだった・・・
=================================
面白〜い!
スゴ〜イ!
ハマったーーーーーっ!
1800年代初め、まだまだ貴族が幅をきかせていた時代。
娼婦の息子で孤児のリチャード・シャープは、
将軍を助けたことで、軍曹からいきなり中尉に昇進する。
貴族ではないシャープを、
他の将校達は成りあがり者と軽蔑し
部下達も貴族じゃないから本物の将校ではないと、
シャープを認めようとしない。
シャープが配属されたのは、第95ライフル部隊。
そこは、元密猟者、元盗人、元売れない詩人と、
一口に言えば、ど〜しようもないならず者ばかり・・・。
しかし一度ライフルを持つと凄腕。
彼等は選ばれし者チョーズメンと呼ばれる。
そしてシャープと選ばれし者たちは戦火の中、
勝ちぬいていくのだった・・・。
シャープがね、かっこいいのぉーーーっ!
他の貴族の将校達から軽蔑され、罠にはめられ、
危険な任務、面倒な任務を押しつけられるシャープ。
しかしそんな逆境でも、へこたれず確実に任務をこなし
次々と武功をたてるシャープ!
新任の将校が、粗野なシャープに無礼な奴だと
見下した態度で「お前は誰だ」と尋ねる。
「オレはシャープ少佐だ」
「しっ失礼しました」と急に腰が低くなる将校。
おぉ〜っ!これはまるで水戸黄門じゃないかっ(笑)
単なる戦争ものじゃない。
お貴族様の企む陰謀、策略
逆境の中、きっちりと武功をたてるシャープ
愛とロマンがみっちりと詰めこまれている作品
それにしてもここに描かれているお貴族様たちは
無能なくせにプライドばかり高くて、
保身のためには平気でウソをつく人たちばかり。
戦争だって、お貴族様のスポーツのようだ。
これじゃぁ平民はたまらんな・・・。
シャープ役のショーン・ビーン
もぅ、カッコ良過ぎ〜!
剣を持っても、かっこいい。
ライフル撃たせてもかっこいい。
立っているだけでもかっこいい。
ラブシーンでは、男の色香プンプンで悩ましいほどかっこいい。
それだけじゃない!相手の女性を何百倍にも美しくみせるのだ!
なんて素晴らしくて素敵なんだ!ショーン・ビーン!
ワクワクしたこと、熱くなったこと
もっといろいろあるが、もう何をどう書き表せばいいか分からない!
ショーン・ビーンが出演している他の作品では、
もっとショーン・ビーンのシーンが観たかったなぁと
思うことが多いのだが
1話102分、計14話、ほとんど出ずっぱりで
ショーン・ビーンを心行くまで堪能できた。
ストーリーGOOD
キャストGOOD
ショーン・ビーンが期待以上にGOOD
間違いなく「喜び」マーク作品です!
現在8年ぶりに続編を製作中とか・・・。
うおぉぉーーっ!早く観たいーーーーっ!
ところでエリザベス・ハーレイは分かったけど
ポール・ベタニーはどこに出演してたんだろ?
もしかして最終話のバカ王子の役?
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2003年・米
監督/ロバート・ヴィンス
出演/デヴィン・ダグラス・ドレヴィッツ
======================
ホッケー協会は霊長類の参加を禁止したため、
大好きなホッケーができなくなったジャック。
故郷に戻っても、沈んでばかりの
ジャックを励ますため、
みんなでメキシコ旅行に行くが、
ジャックは空港ではぐれてしまい、
コロラドへと向かってしまった・・・。
=================================
シリーズ第3弾。
ジャックは空港ではぐれてしまう。
しかし、今度は寝過ごしたためではない。
お菓子に気を取られている間にはぐれてしまうのだ。
ちょっとは成長したのか?ジャック(笑)。
メキシコに行くはずが、寒いコロラドに着いてしまったジャックは、
スノーボード少年ピートと出会う。
ピートも例によって、引越ししてきたばかりで
友達のいない一芸に秀でた孤独な少年
ピートの家にやっかいになりながら、
ジャックはスノーボードに興味を持つ。
やらせてみたら、やっぱり天才ジャック。
そこらの人間よりも上手かった。
ピートとジャックはペアを組んで、
レースへと出場するのだった・・・。
アイスホッケーにはじまり、スケボーの次ぎはスノーボード。
なんでもやらせりゃいいってもんじゃないが、
頑張るチンパン君に拍手を贈りたい。
全体の印象としては、2作目よりもよりチャイルド向け
スキーで転んで、雪だるまみたいにゴロゴロ転がる
ドジな悪者が良い例。
いかにも子供が喜びそうなシーンを散りばめられ、
親に留守中にジャックと出会う設定など、
子供の夢、憧れが詰まっているのだろう。
1作目はジャックに頼らない、
大人でもある程度納得のいくストーリーだったが
シリーズを重ねるごとに、より子供向けになってしまうのは
仕方のないことなのだろうか・・・?
そんなことを考えた作品。
1作目が一番良かったかな・・・。
監督/ロバート・ヴィンス
出演/デヴィン・ダグラス・ドレヴィッツ
======================
ホッケー協会は霊長類の参加を禁止したため、
大好きなホッケーができなくなったジャック。
故郷に戻っても、沈んでばかりの
ジャックを励ますため、
みんなでメキシコ旅行に行くが、
ジャックは空港ではぐれてしまい、
コロラドへと向かってしまった・・・。
=================================
シリーズ第3弾。
ジャックは空港ではぐれてしまう。
しかし、今度は寝過ごしたためではない。
お菓子に気を取られている間にはぐれてしまうのだ。
ちょっとは成長したのか?ジャック(笑)。
メキシコに行くはずが、寒いコロラドに着いてしまったジャックは、
スノーボード少年ピートと出会う。
ピートも例によって、引越ししてきたばかりで
友達のいない一芸に秀でた孤独な少年
ピートの家にやっかいになりながら、
ジャックはスノーボードに興味を持つ。
やらせてみたら、やっぱり天才ジャック。
そこらの人間よりも上手かった。
ピートとジャックはペアを組んで、
レースへと出場するのだった・・・。
アイスホッケーにはじまり、スケボーの次ぎはスノーボード。
なんでもやらせりゃいいってもんじゃないが、
頑張るチンパン君に拍手を贈りたい。
全体の印象としては、2作目よりもよりチャイルド向け
スキーで転んで、雪だるまみたいにゴロゴロ転がる
ドジな悪者が良い例。
いかにも子供が喜びそうなシーンを散りばめられ、
親に留守中にジャックと出会う設定など、
子供の夢、憧れが詰まっているのだろう。
1作目はジャックに頼らない、
大人でもある程度納得のいくストーリーだったが
シリーズを重ねるごとに、より子供向けになってしまうのは
仕方のないことなのだろうか・・・?
そんなことを考えた作品。
1作目が一番良かったかな・・・。
2003年・米
監督/ロバート・ヴィンス
出演/スコット・グッドマン
======================
プロのホッケーチームに
入団することになったジャック。
しかし、敵チームの汚い罠にはまり
濡れ衣をきせられてしまう。
チームを飛び出したジャックは、
施設を飛び出した少年・ベンと出会う・・・
=================================
前作でホッケー選手として活躍したジャック。
今度はプロチームでプレイ!
しかし、ジャックの活躍を妬んだ敵チームの策略により
チームを飛び出してしまう。
1人トボトボと歩き、ゴミ箱で眠るジャック。
で、今回も眠りこけている間に、
ゴミ箱ごとどこかに連れていかれてしまう(笑)
そこで、母を亡くし、施設を逃げ出した少年ベンと出会う。
ひとりぼっちどうしが、肩を寄せ合い、そして笑いながら暮す展開。
ベンはスケートボードが大好きで、
その影響でジャックもスケートボードをするようになる。
チンパン君がスケボーするとは驚きですがな!
しかも上手い!
前半はホッケー、その後はスケボーと
アメリカで人気のスポーツ2種を楽しむことができる。
今回はジャックがしっかりとメインのストーリーで、
スケボー少年の話はサブって感じかなぁ・・・。
シンプルで分かり易いストーリー展開だが、好感の持てる作品。
それでも前作よりは、より子供にすりよった印象を受けたケド・・・。
監督/ロバート・ヴィンス
出演/スコット・グッドマン
======================
プロのホッケーチームに
入団することになったジャック。
しかし、敵チームの汚い罠にはまり
濡れ衣をきせられてしまう。
チームを飛び出したジャックは、
施設を飛び出した少年・ベンと出会う・・・
=================================
前作でホッケー選手として活躍したジャック。
今度はプロチームでプレイ!
しかし、ジャックの活躍を妬んだ敵チームの策略により
チームを飛び出してしまう。
1人トボトボと歩き、ゴミ箱で眠るジャック。
で、今回も眠りこけている間に、
ゴミ箱ごとどこかに連れていかれてしまう(笑)
そこで、母を亡くし、施設を逃げ出した少年ベンと出会う。
ひとりぼっちどうしが、肩を寄せ合い、そして笑いながら暮す展開。
ベンはスケートボードが大好きで、
その影響でジャックもスケートボードをするようになる。
チンパン君がスケボーするとは驚きですがな!
しかも上手い!
前半はホッケー、その後はスケボーと
アメリカで人気のスポーツ2種を楽しむことができる。
今回はジャックがしっかりとメインのストーリーで、
スケボー少年の話はサブって感じかなぁ・・・。
シンプルで分かり易いストーリー展開だが、好感の持てる作品。
それでも前作よりは、より子供にすりよった印象を受けたケド・・・。