2002年・ハンガリー/カナダ/英
監督/メノ・メイエス
出演/ジョン・キューザック

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第1次世界大戦で右腕を失ったマックス・ロスマンは
画家の夢をあきらめて、画廊を開いていた。
そして、画家を目指す1人の青年と出会う。
彼の名はアドルフ・ヒトラーだった・・・
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ヒトラーが画家を目指していた事実から
画家を諦め、政治の道へと進む分岐点を描いたフィクション。

ヒトラー役にノア・テイラー。
カーライルのヒトラーに比べると風貌が似てない・・・。
っていうか、顔が・・・長い
フィクションだからいいのかな?(笑)

画家になりたくてなりたくて仕方がない、
でも世間にはちっとも認めらずに貧困と孤独の中でもがくヒトラー。
そんな彼と奇妙で複雑な友情で結ばれた画商マックス・ロスマン。
そしてフィクション。

そんなワケで、架空の人物ロスマンとの友情と
政治家へと進む分岐点に焦点を絞って描かれているため、
なぜヒトラーがユダヤ人を嫌悪するようになったのか等
そこに至るまでの過程は描かれていない。

「もしも、ヒトラーが画家として成功していたら?」
そんな疑問を投げかける作品となっている。

昔TVか何かで、ヒトラーが描いたといわれる
風景画を観た記憶がある。
それはそれは繊細な絵だった。

1人の人間が違う人生を送っていたら、
世界の歴史は違ったものになっていたであろう。
それは特定の人物に限ったことではない。
ちっぽけに思える自分も、世界という歴史という舞台の歯車の中で
何かに影響を与えているのかもしれない。
それほど大袈裟ではなくとも、何かに関係しているのかも知れない。

それがヒトラーだったら・・・?

歴史に「もしも」は存在しない。
しかし、それでもあえて「もしも・・?」と考えてしまう作品。
2003年・米
監督/クリスチャン・デュゲイ
出演/ロバート・カーライル

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画家を夢見ていた青年アドルフ・ヒットラー。
しかし、ユダヤ人に嫌悪を覚えた彼は
やがてドイツへと移住し、
政治家への道を歩き始めるのだった・・・
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第1部「我が闘争」第2部「独裁者の台頭」の全2巻。

ヒットラー役にロバート・カーライル。
それはそれは見事にソックリさん。

日本語吹き替えも収録されていて、
日本の声優は「ヒットラー」というよりは
「1つの役」といった感じで声をアテているのに対し、
カーライルの発声はヒットラーにそっくりなのである。
歴史・政治的なストーリーであるゆえに
字幕よりは吹き替えのほうが、細かな用語が分かりやすいのだが、
やはり、ここはカーライルの声、字幕で鑑賞したい

ナチスのマーク「鉤十字」は日本の卍(まんじ)から
ヒントを得ているという下りがあった。

あ〜・・
そういえば、ヒットラーが傾倒していた学者が
日本オタクだったって記憶が・・・
いや、あまりにも古い記憶(笑)なので、定かではないが、
世界史や政治史に詳しい現役の方ならハッキリと分かるだろうケド。

あ、そういえばそんな事を何かで読んだな、と
おぼろげで曖昧な蛍風の記憶を刺激するように
貧困にあえぐヒットラーが総統にのぼりつめる様子が
細かく描かれている。

加えてエキセントリックなカーライルの迫真の演技

ただ、米国で作られ、英国のカーライルが演じているせいか
なぜヒットラーがあそこまで大衆に支持されたのか描かれていない。
本作品では、ただのエキセントリックな扇動家だ。
たしか(これも古い記憶なので定かではないが)ヒットラーは
今で言う公共事業をバンバンやって、民衆の景気がよくなり
そのことでも支持されたんじゃなかったっけ?

よくよく考えれば
ヒットラーが英語で演説してるってのもなんだかなぁ・・・(笑)

とはいえ、カーライルの迫真の演技も含め
なかなか見応えのあった作品。
もうちょっと真面目に歴史を勉強しておけば良かったな・・・(笑)
2003年・英/伊/ルーマニア
監督/アンソニー・ミンゲラ
出演/ニコール・キッドマン

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南北戦争末期、
南軍の負傷兵インマンは病院から脱走し、
故郷で待つ恋人エイダのもとへと向かう。
脱走兵は死刑という掟にも関わらずに。
そしてエイダもまた、
貧困の中でひたすらインマンを待つのだった・・・
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インマン役にジュード・ロウ
エイダ役がニコール・キッドマン

この美男美女によるメロメロのラブストーリーである。

戦場に行ったインマンを待つ間に
エイダは父の死そして貧困のどんぞこ暮し。
もはや生きていくのに精一杯で美しかったも今やボサボサ。

それでもインマン恋しさに、届く宛てのない手紙をせっせと書いては
必死に耐えているエイダ。

そんなエイダは生きていく術を身につけたルビーと暮し始める。
粗野だが純粋なルビー役にレニー・ゼルウィガー。

レニーは「ほんわか」とした表情が特徴だが、
本作品では、男まさりの演技を披露。
しかも、それがとても良くハマッていて驚き!
レニーは好感度だけでなく、実力も兼ね備えた女優だったのね・・・。

必死で逃亡しながらエイダのもとに向かうインマン。
耐えて耐えぬいて、インマンの帰りをまつエイダ。

これはね、美男美女だから素直に納得できちゃう。

だってジュード・ロウ様だよ!
ニコール・キッドマンだよ!


ジュード・ロウ様が待っていてくれとおっしゃれば
その辺の男なんかにゃ目もくれず待っちゃうだろうなぁ〜(笑)
もし蛍風が男なら、ニコール・キッドマンが待っていてくれると思えば
どんなことをしても帰ろうと思うだろうし・・・。

ニコール&ジュード・ロウ様のキスシーンは
もぅため息がでるほど美しかった。

あんなチュ〜見せられたら、
おいおい、そこまでして待つ(帰る)のか?って
ツッコミなんていれられないよ〜。

美男美女による、純愛ドラマ。
細かいこと言わずに、その美しさにポ〜ッとなって観たい作品

2002年・オランダ
監督/ピーター・クラマー
出演/ルス・ルカ

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看護婦のクリビアのもとで暮すのは
元泥棒の青年や発明おたくの博士など個性豊かな人々。
しかし、そんなクリビア達を快く思わない隣人の大家は
なんとかしてクリビア達を立ち退きさえようと・・・
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60年代にオランダで人気だった番組の映画化とか。

全編鮮やかな色彩の中で繰り広げられる
歌と踊りのミュージカル。

意地悪な人間は出てきても、けっして「悪い」人間はいない。
のどかでほのぼのとした小さな街の
ちょっとした出来事をミュージカルでのほほ〜んと綴った作品。

ハラハラドキドキ感はなし。
懐古調というか毒がなく
ミュージカルなのに、の〜んびり、ボ〜ッと観られる
作品。
1991年・米
監督/オリバー・ストーン
出演/ヴァル・キルマー

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大学生のジム・モリソンは、
やがて伝説となるロックグループ、ドアーズを結成。
ジムのワイセツな言動や過激な曲で、
ドアーズは人気となるが・・・
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若くしてこの世を去ったドアーズのボーカル、
ジム・モリソンの半生をオリバー・ストーンが監督した作品。

ジム役のヴァル・キルマーがほんと、ソックリで驚いた。
モリソンの彼女役にメグ・ライアン。
この頃はまだキャピキャピした感じでカワイイ(笑)

ん〜・・・
ドアーズにはあまり興味がないせいか、
モリソンの半生というよりは、
モリソンを通しての60年代を見せられたような感じ。
監督がオリーバー・ストーンだけに、
「何か、ウラがある」「時代に殺された」「陰謀だ」という
欺瞞をみせられたような感じもした。
収録時間が142分と長かったのも、
集中力のない蛍風にはツライところ。

おっ、と思ったのがモリソンが砂漠を歩くシーン。

ああっ、これってつい最近見たぞ!
『ウェインズ・ワールド2』でウェインの夢の中で
砂漠にいるモリソンからお告げをうけるシーンだ(笑)

あ〜、あれはこの事だったのか!

本作品とは関係ないところで、大笑いしてしまった蛍風(笑)

ドアーズのファンがみれば、ワクワクするのかも知れないが、
蛍風個人的には、
ヴァル・キルマーのソックリさんぶりとメグのキャピキャピぶり、
そして『ウェインズ・ワールド2』の謎が解けただけの作品。

1999年・米/英
監督/マイケル・ムーア
出演/マイケル・ムーア

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マイケル・ムーアがアポなし突撃取材で
巨大な悪と立ち向かう?TVシリーズ。
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すでにリリースされている
『マイケル・ムーアの恐るべき真実 アホでマヌケなアメリカ白人』の
第1シーズンにあたる本作。

前作(本当はその後のシーズンなのだが)はNYからの映像に対し
第1シーズンではシカゴ大学からの放送。
う〜む、人気が出てレベルアップしたってことね。

当時の時事問題を扱っているため
今みると古いネタなのだが、これが笑える。
メインは当時世界を騒がせていたクリントン大統領と
モニカ嬢の不倫問題ネタ。

ヒラリーさんに新しい夫を見つけてあげようと
勝手に(笑)新聞広告をだしたり、
騒動の発端となった人物の家にカメラを設置し
24時間監視したり、悪ふざけのオンパレード。

第1シーズンは、リリース済みのその後のシーズンに比べて
やや泥くささがあるが、
その分強烈な「いやがらせパワー」を感じる(笑)

1番笑えたのが、着ぐるみの鶏チキン・クラッカーズが
雇用問題で「ミッキーなら分かってもらえるさ」と
ディズニーランドに乗りこむお話。

着ぐるみが汚くてインキンになってしまった従業員や
熱射病で倒れても、すぐに仕事を復帰させられる従業員の訴えを
インキンのリス?熱射病の小人?そりゃイカンと
彼等にかわりチキンがミッキーに相談しにいくのだが
当然のごとく警備に囲まれてしまう。

ディズニー相手に、よくもこれだけやったよな〜と
その度胸とパワーに驚いてしまう。
これがケーブルテレビの自由度なんだろうか?

『ウェインズ・ワールド』に雰囲気が似ていた。
ということは『ウェイン・・』は
ケーブルTVの雰囲気をよく表していたってことなんだな・・・。

アメリカ軍による大使館誤爆事件やモニカ問題等々、
あ〜、こんなこともあったねと懐かしく思いながら
その辛辣な悪ふざけに笑った作品。
1998年・米
監督/ウォーレン・ビーティ
出演/ウォーレン・ビーティ

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1983年のカリフォルニア州予備選挙に出馬した
民主党上院議員ジェイ・ブルワース。
世論調査でもパッとせず、
先物取り引きに手をだして
金の工面が出来ない彼はノイローゼ気味となり
自分に多額の保険金をかけ、
殺し屋に自分を殺すよう依頼する。
しかしブルワースは殺し屋の顔を知らない。
死を目前に感じた彼は、ヤケになりこれまで言えなかった
本音をズバズバ言う。
そんな彼の言動が大ウケし・・・
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金の工面の困りノイローゼ気味のブルワースは
多額の保険金をかけ、殺し屋に自分を殺すよう依頼する。
ヤケクソで開き直った彼は、黒人の集まる演説会で
黒人の地域再建予算のことを聞かれると
「俺は多額の献金くれる支持者の味方だ」と次々と暴言を吐く。

映画界の支持者の集まりでは、
作品をけなしまくりユダヤ資本を批難する。

選挙スタッフが用意した原稿を読まずに
覚えたてのラップで演説する。

たてまえばかりの他の候補者と違い
本音をズバズバ言う毒舌クレイジーなブルワースに国民は共感を持ち
ついには大統領候補にまで選ばれるのだが・・・

ひゃ〜、
ウォーレン・ビーティはこんな作品を作っていたのか!

ウォーレン・ビーティ、
だぼだぼ半ズボン&ニット帽で黒人歩きするサマは
なぜかスティーブ・マーチンに似ていた。
スティーブ・マーチンが演じても違和感なく
「スティーブ・マーチンもの」になっていたかもしれない。
その場合、もっとコメディ色が強くなってしまっただろうが(笑)

笑いの中に痛烈な社会批判。
共演者もなかなか芸達者。

ウォーレン扮するブルワースが浮き足だつ
黒人ニーナ役はハル・ベリー。
うわっ、若い・・・そしてやっぱりキレイ!
ブルワースの選挙スタッフにオリヴァー・プラット。
やはりオリバー・プラット、
嫌味で日和見主義、長いものには巻かれろデニスに
ぴったりとハマっている演技。

時にニヤリとし、時に大笑い
バカチン笑いから辛辣な皮肉まで幅広い笑い。
それでいて考えさせられるストーリー。

かなり面白かったデス。
こりゃ「喜びマーク」つけるしかないな!
2002年・米
監督/スパイク・リー
出演/エドワード・ノートン

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麻薬ディーラーのモンティは
24時間後に刑務所に収監されることになっている。
残こされた自由な一日。
父、親友、恋人と別れを惜しみ、
様々なことのケリをつけるモンティだった・・・
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24時間後に刑務所に収監されるモンティ。
彼の選択肢は3つ。

おとなしく7年間服役するか?
出頭せずに逃亡するか?
そして自殺するか?

モンティはそのどれを選択するのだろうか?

その合間に幼馴染の親友との旧交
自分を警察に売ったと噂される恋人への疑惑
組織との決別などが描かれる。

社会派スパイク・リーらしく
NYが抱える様々な問題をチラチラと含めながら
「男の友情」「父と息子の絆」を描く。

ん〜、しかしね・・・。
いや〜、蛍風、個人的に「男の友情」「父と息子の関係」は
この作品に限らず、はっきり言ってピンとこない。

24時間、3つの選択肢の間でゆらゆらゆれるモンティ。
ジャック・バウアーなら、核から街をまもり事件を解決する時間だ。
まぁ、ジャックの方が「トンデモ展開」なのだが・・・(笑)

実際のところは、モンティのように揺れ動く1日なのだろう。
もし3日あれば、3日間揺れ動くのだろう。

ラストはね、あれ、どうなんでしょ?
単にあきらめからくる現実逃避の妄想なのかしらん?
それとも???

まぁ、あれが余韻の残るラストってことなのかもしれない。

社会問題を含みながら
男の絆と友情を描いた社会派ヒューマンドラマ。


とはいえ、女の蛍風には
犬の使い方が上手いと思ったものの、
辛気臭いドラマだな〜と感じた作品。
2003年・米
監督/ダミアン・ニーマン
出演/ガブリエル・バーン

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ベテラン詐欺師チャーリー・ミラーは
恋人ティファニーとカードの天才ヴァーノンとで
伝説のギャンブラー・ディーンと対決することに・・・
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ベテラン詐欺師ミラーにガブリエル・バーン
カードの天才ヴァーノンにスチュアート・タウンゼント
伝説のギャンブラー・ディーンにシルヴェスター・スタローン

シルヴェが大きな扱いを受けている作品だが
主役はガブリエル・バーン扮するチャーリー・ミラーである。

いつも思うのだが
シルヴェはカッコつければつけるほどカッコ悪い
マヌケにみえてしまう。
シルヴェはチンピラや少々ハズレた役のほうが
俄然カッコ良くみえるのに・・・

今回のシルヴェも仕立ての良さそうなスーツを着て
伝説のギャンブラーを演じているが、全然サマになっていない(笑)

そのせいかガブリエル・バーンが堅実な演技をしているものの
ヒジョーに影が薄くなってしまっている。

シルヴェが登場するまでは、ストーリー的にも
なかなか期待させるものがあったのだが
終わってみると「なんじゃこれ・・・」って印象。

ディーンとかつて恋仲であったかのようなイブ役に
メラニー・グリフィス。
あー、彼女老けた・・・。
ドン・ジョンソンと結婚してたころのキラキラ感がない。

不二子ちゃん的役柄ティファニー役のサンディ・ニュートンだが
イマイチ不可解というか浅いというか中途半端な役柄設定。

ストーリー序盤のカードテクニックと
ヴァーノン役のスチュアート・タウンゼントの魅力だけが救い


だましだまされの心理的かけひきも
浅いというかキリキリした緊張感に欠ける。

この作品を選んだこと自体「だまされた」と感じてしまった作品
2003年・米
出演/キーファー・サザーランド

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妻を亡くしそのショックから
CTUを離れていたジャック・バウアー。
彼のもとに大統領からロスに
核爆弾が持ちこまれた可能性があると
捜査の依頼が・・・
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前回は大統領候補暗殺事件。
今回はぐっと話が大きくなってロスでの核爆弾テロ。

大統領候補だったパーマーはめでたく大統領となっており
ジャックは前回の事件のショックでCTUを離れ、
娘キムも住みこみのベビーシッターをしている設定。

で、今回もジャック&キムのとんでも親子ぶりは健在

ジャックは極秘情報であるロス核爆弾テロの事をキムに電話で話す。
ロスは危ないから逃げなさい!
パニックになるから誰にも言うな!

えーっ!極秘情報で家族にも一切言っちゃいけないお達しなのに

予想通りキムはBFに電話し、
ベビーシッターしている子供と3人でロスを離れようとする。
こうやって余計なことしているから、泥沼になっていく

キムの暴走で何人も怪我をし、命を落していく。

そんなキムに対しジャックは、

お前はそのままでいい。いつまでも変らないでくれ
おいおい、絶対変った方がイイと思うぞ(笑)

ほんの数時間前までCTUを離れていたジャックだが
ものすごくエラそうな態度。

監視がきつくてヘリを飛ばせないとトニーが言えば、
一言「なんとかしろ!」
オレ様ジャック様にかかれば無理を通せば道理が引っ込むのである。

なにしろヒーローオレ様ジャック様はスゴイ。

飛行機が墜落して足を怪我したにも関わらず
数分後にはホイサッサと何人もの敵を倒す!

心停止しても、やはりすぐに敵を倒す。
それも選びぬかれた精鋭の特殊部隊員に対して!

やりたい放題、なんでもアリのジャック様だが
大統領に対しては腰が低く忠実。
アメリカ人にとって大統領は特別な存在なのかしらん。
登場人物の中でパーマーだけが唯一マトモな存在だし・・・。

前回はCTU内の裏切り者を探すのがサブストーリーだったせいか
思わせぶりなカメラワークだった。
しかし今回は核爆弾テロとターゲットがはっきりしているため
とても観やすい展開。

それでも前回同様とても24時間でおさまる話とは思えない展開。
移動距離等考えると、
同じ町内でバタバタ動きまわっている感じなんだけどな(笑)
それにしてもCYUの勤務体系はどうなっているのかしらん。
かなりキツそうだわ・・・。

で、今回はハッキリいって24時間で終わっていない。
ラストは次の事件の始まりで終わっている。
これにはちょっとショック。
やっぱり全24話で収めるべきじゃない?
CTUの人たちもまた徹夜になるのかしらん?(笑)

バウアー親子のとんでもぶりが更に拍車がかかり
事件もよりビッグになったセカンドシーズン。
話がどんどんビッグになっていくのは
シリーズものにはよくあるパターンだが、
ここまでオレ様な
バウアーには最終的にはエイリアンと戦って欲しいと思ってしまう。

エイリアンVSプレデターVSジャック・バウアー

そんな戦いを24時間でまとめたらもの
すごいトンデモ作品になりそうじゃない?(笑)

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秋林瑞佳サマ
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『夜を楽しく』ですか!
子供の頃に、そんなシーンを見た記憶があって
でもはっきりと覚えていなくてムズムズしていました。
ありがとうございます!

ところであの「イカす」写真のドパルデューは
『102』の時のものではないでしょうか?
あの作品の役も結構「いっちゃって」ましたよね・・・(笑)
1980年・米
監督/ティント・ブラス
出演/マルコム・マクダウェル

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カリギュラは父を暗殺し、
ローマ帝国三代皇帝になる。
彼の暴政は凄まじく、狂気とエロスと混沌の渦だった・・・
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映画史上もっとも悪趣味と評されることもある本作品。

監督がティント・ブラス、
キャストはマルコム・マクダウェルやピーター・オトゥールらの
ローマ皇帝の血と孤独と狂気の一大史劇の要素がありながらも
出来あがった作品はプロデューサーである
ペントハウス社オーナーのボブ・グッチョーネの影響が強い。

カリギュラは父ティベリウスを暗殺して三代ローマ皇帝の座に就く。
しかし、近親相姦関係にある妹の助言で腹心の部下を処刑。
夢にまで描いていた権力の座は退屈であると同時に
命の危険を感じるものだった。
自分がそうしたように、弟も皇帝である自分を暗殺するのではと
疑心暗鬼になり、弟も処刑する。
その一方ではエロスに溢れた退廃的な生活を送っていた。

目をつけた処女の結婚式当日、
神である皇帝からの祝福ぞよ〜といって
新郎の目の前で台所のテーブルで新婦を犯す。

そして新郎をよつんばいにさせ、
石鹸だかクリームだかを彼の尻に塗り
お前にも贈り物ぞよ〜と腕を突っ込む。

可哀想なこの新郎は、その後も縄で宙吊りにされ、
いたぶられ、おもちゃにされる。

人気とりのため金をばらまいていたカリギュラ。
財政が苦しくなると、元老院の妻達を娼婦として売春宿をはじめる。

お前の妻は毛深くて商品にならんな〜と勝手なことまで言っちゃう。

まぁ、そんなこんなで将来に危険を感じた側近達が
クーデターをおこしてカリギュラを殺したって話なんだけど・・・。

会話の途中でいきなり女性のおマタのアップ。
なんか意味があるのかと思えば、全然意味なし。
話の筋とはまったく関係ないところで
延々とレズシーンが続く。

なんでもプロデューサーのグッチョーネが、
勝手に撮って、勝手にくっつけて編集したんだとか・・・。
まぁ、ペントハウスだからね。女の裸をウリにしたいんだろうけどさ。
出来あがった作品を観て、スタッフ・キャストが激怒したというのも
納得のヘンな作品になってしまっている。

孤独と狂気に苦しむカリギュラを
マルコム・マクダウェルが尻丸だしで頑張ってはいるが、
女性器とイチモツのアップの連続で
何が狂気なのか訳が分からなくなっている。

権力の持つ魅惑と恐怖にとりつかれたカリギュラを描き
また、一方で男女のおマタのモザイク嵐。

真面目な史劇を期待した人には、
股間と血でぐちゃぐちゃのエログロにゲンナリ。
女の子の裸を期待した人には、もったいぶった史劇は鼻につく


結果、どちらにも支持されずに
奇怪な印象だけが残る迷作・怪作となった作品。
2003年・米
監督/ケヴィン・バーンズ、スティーヴン・スミス

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『七年目の浮気』や『青い珊瑚礁』など
シネマの歴史を彩る
魅惑のシーンを集めた作品
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↑タイトル、サブタイトルが違うけど
確かにこのジャケットだわ・・・。
発売日も同じだし・・・。

米PLAYBOYによるコンピレーション作品。

サブタイトルに究極のセックスシーンとついてあるせいか
PLAYBOYによる企画のせいか
官能シーン収録のお宝作品とあるせいか
発売元のせいか

18禁AVにジャンル分けされているところが多いようだ。
実際、蛍風の店でもAVコーナーにある


しかしね〜、収録されている作品が
『卒業』『氷の微笑』『クレオパトラ』『危険な情事』
『青い珊瑚礁』『初体験リッジモンド・ハイ』
『アメリカン・パイ』『卒業白書』などなど

全部AVじゃないよ!!!

素人投稿120分とか高級ソープDXとか
「そういうシーン」ばかりのAVだと思ってみたら
なんじゃこりゃってなるだろう。

映画におけると性描写の歴史を社会情勢をからめて綴る作品。
ホラー映画の歴史の変遷を描いた『アメリカン・ナイトメア』の
ラブシーン版といったところ。

シネマが出来た頃は「見世物」的存在だった。
そこで男女が延々とキスするだけのもの見せたら
他人の性ことなど知らない時代でとてもヒットした。

しかし当時はキリスト教思想が強く、
「見世物」の性ではけしからん、しかし、性を扱えば儲かる
ということで聖書や史劇テーマにした作品が
多くつくられるようになった。
当時は足がちらちらみえるだけでセクシーだったのだ。

戦争が始まり、男達が戦場へ行く。
戦中戦後は、ラブシーンが多く描かれるようになった。

しかし戦後しばらく経つと、
今度は良き母親、良き父親、そして素晴らしい家族が
もてはやされTVでホームコメディが多くつくられるようになった。

ラブ&ピースな時代にはフリーセックスが多く描かれ、
その後、性描写は過激の一途をたどることになる。

『危険な情事』『氷の微笑』のように
エロティック+サスペンスがもてはやされるようになるが
それも飽きられはじめ、性に1番敏感なティーンを対象とした
エッチ+コメディ+青春が多く作られるようになった。

ハリウッドでは暴力シーンよりも性描写のほうが規制が厳しいらしい。
『真夜中のカーボーイ』はアカデミー賞を受賞した
初めてのX指定(成人向け)作品らしい。
う〜ん、『真夜中の・・』はX指定だったのか・・・。
知らなかった・・・・。

いろいろな作品のシーンが登場。
『卒業白書』のトムトムのズボンなしのダンス。
懐かしかった〜。
今観ると、トムトムとってもかわいい〜。
当時はそんなこと思わなかったのに、
こりゃオバサンになった証拠かしらん?(笑)

『メリーに首ったけ』や『ポーキーズ』など
約100タイトルのシーンが収録されており
あぁ〜、もう1度この作品観ようかなと思ってしまう。

なかなか面白かったし、懐かしかったし、勉強になった作品。
GOODです。喜びマーク作品ですな。
1998年・米
監督/マーシャル・ハースコヴィッツ
出演/キャサリン・マコーマック
   ルーファス・シーウェル

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16世紀のベネチア。
ベロニカとマルコは恋仲になるが、
身分違いのため、結婚はできなかった。
マルコが忘れられないベロニカは、
高級娼婦となる決意をする・・・
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結婚は契約であり、女は学問を禁じられていた時代。
政略結婚したマルコが忘れられないベロニカは
高級娼婦となる道を選ぶ。

高級娼婦は、図書室の入室を許可され
学問と芸術、そして政治に通じていることが条件だった。

高級娼婦となったベロニカは、詩人としても才能も開花させ、
ついにはその美貌とテクで国の危機を救うこととなる。

この時代のイタリアの高級娼婦は日本の花魁?太夫?と似ている。
学問、芸術、政治に通じ、庶民には手の届かない存在。

愛するマルコが忘れられないため、
高級娼婦となり彼の属する特権階級に出入りするベロニカ。
単に美貌やエッチが上手いだけでなく、
詩人としての才能まで開花させ、国の危機まで救っちゃう。

この実在の人物をハリウッドが映画化。
いかにもハリウッドが好きそうな「自立した愛に生きる女」

1人の女が愛に生き、才能まで開花させる、
それはそれで構わないが、
ホントにそれでいいのかしらん?と思うラスト。
自分のことばかりで、マルコの妻子のことはどうなのさって感じ。

自立するわ、愛に生きるわ、とそればかりで
全般的に大味な印象を受ける。
もっとドラマティックになる要素もあっただけに
個人権利を主張しすぎた印象で少々残念な作品。
2003年・米
監督/エドワード・ズウィック
出演/トム・クルーズ

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南北戦争の英雄オールグレンは、酒に溺れる日々を送っていた。
そんな彼が近代化を進める日本の軍隊の教官として雇われる。
オールグレンは新政府に対立する勝元軍と戦い
捕虜になってしまう。
そこで彼が目にしたのは、「サムライ」の心だった・・・
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勝元役の渡辺謙がアカデミー賞にノミネートされたことでも
注目された作品。

確かに謙さん、上手い。さすがだ。
トムトムより目立つという意見に納得。

しかしこれはトムトム演じるオールグレンの目を通して
「サムライ」を描いたストーリーなワケで、
語り部たるトムトムよりも謙さんが目立つのは当然のこと。
大柄な謙さんを前面に出して、
自分は語り部として、そしてまたプロデューサーとして
役目をまっとうしたトムトムに拍手したい。

同様にデューク真田こと真田広之もGOOD。
その昔、アクションアイドルスターで真ん中でピカピカ光ってた彼。
最近は『陰陽師』のような迫力ある悪役でいくのかと思いきや、
本作品の彼は、気骨あふれる良き家臣ぶりはお見事。
脇で堅実に支えている。

トムトムといい真田広之といい、
昔アイドルスターだった彼等の素晴らしき成長ぶりに
感慨深いものがある。

それにしてもトムトムはこの作品にピッタリ。
トムトムは日本サイズである

真田広之<トムトム<渡辺謙

体格的にも役柄的にもピッタリの見事なキャスティング。
ムキムキにした二の腕を露わにし、ハデなアクションしなくても
ゴツイ体のガイジンさんではない小柄な日本人の中では
トムトムは充分目立つ。
崖にぶら下がって力技見せなくても、
鎧着て刀振り回してるだけでカッコイイ。
筋肉をみせない分だけ逆に強さが感じられる。

これを機に日本を扱った作品にドンドン出て欲しいトムトムである。

殺陣、合戦シーン迫力あり。
渡辺謙さんの演技が素晴らしい。
しかし蛍風個人的には、
トムトムの功績と真田広之の演技に拍手した作品。
見応えがあって面白かったデス。
2002年・米
監督/デヴィッド・マクナリー
出演/ジェリー・オーコネル

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チャーリーは義父のギャングのボスの
サル・マッジオに命じられて
20年来の親友ルイスとオーストラリアまで5万ドルを届けることに。
しかし、荒野でカンガルーをはねてしまう。
ルイスはカンガルーに5万ドルがポケットに入った
赤い「ラッキージャケット」を着せて記念撮影。
しかし死んだと思ったカンガルーがいきなり目覚めて
5万ドルごと逃げ出した・・・
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主人公チャーリー役はジェリー・オーコネル

彼の20年来の腐れ縁の親友ルイスがアンソニー・アンダーソン

チャーリーの義父でギャングのボス、
サル・マッジオにクリストファー・ウォーケン様!

チャーリー達をサポートするジェシー役にエステラ・ウォーレン

そんなキャストでカンガルーに翻弄されるおハナシとくれば
蛍風好み(笑)の作品の予感♪

・・・のはずだったんだケド。

なんともはや中途半端な作品。

初めのほうこそ盗品を積んだトラック(しかも盗難車)で
パトカー相手のカーチェイスでスピード感あり、笑いありの
GOODな感じなのだが・・・。

オーストラリアに渡ってからの展開は
そこそこ笑いはあるのだが「決め手」に欠ける展開。
ジェシー役エステラがせっかく川だか池だかで
水浴びするシーンがあるのに
シンクロを見せてくれず、イカツイ肩をさらけだすのみ。
せっかく元シンクロ選手の彼女なんだから〜、
こちとら期待してしまいましたよ〜(笑)。

友情、恋、冒険、動物、ロケーション、キャスト。
面白そうな要素が盛りこまれてるわりには
どれも有効に使いこなせておらず、消化不良気味。

大好きな素材を用意してレシピ通りに料理したけど
食べたら全然違うものになっちゃってた〜って感じの作品


チャーリー役ジェリーの表記問題だが、今回はオーコネル。
オコンネル、オコネル、オーコネル・・・。
爆発的な知名度がないせいか、
本作品同様決め手に欠けるのだろうか?(笑)
好きな役者だけに早く表記統一して欲しいなぁ・・・。
2001年・独/英
監督/ヴェルナー・ヘルツォーク
出演/ティム・ロス
   ヨウコ・アホラ

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ポーランドの小さな町のユダヤ人鍛冶屋ジシェは
サーカスの力持ちを倒したことでベルリンにスカウトされた。
時は1932年。ナチスが台頭しはじめ、
ユダヤ人は白眼視されていた。
ジシェの雇い主ハヌッセンは千里眼で人気で
ナチスの幹部とも親しかった・・・
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実在の人物ジシェとハヌッセン。

善良で力持ちだが口下手なジシェ。
人を操るのが上手いハヌッセンは
千里眼でナチスお気に入りの予言者。

対極にある2人。

ジシェを演じるヨウコ・アホラは力持ちコンテストの優勝者で
演技はこれが初めてらしい。
それがかえって、ボクトツとしたいい雰囲気をだしている。

ハヌッセンの劇場でナチの観客を前に上半身をあらわにするジシェ。
その見事な筋肉に「おぉ〜っ」と歓声をあげる観客。
ナチはモーホーが多かったというのは本当だろうか?
確かにジシェの身体はスゴイが、深読みさせられるシーンだ(笑)

巧妙に言葉を操る予言者ハヌッセンにはティム・ロス。
胡散臭く、権力欲にとりつかれた感じがお見事。
ヒトラーお気に入りの千里眼として初代オカルト省の大臣の座を狙う。

でもオカルト省ってなんだ?(笑)

まぁヒトラーに限らず権力者というものは占いが好きだったりする。
何代か前のアメリカ大統領の奥さんだってお抱えの占い師がいて
それが話題になってたりしたもんなぁ・・・。

神から与えられた肉体と力。
自分に課せられた使命を模索するジシェ。

自分の言葉だけを武器に生きぬいてきたハヌッセン。
彼のどんな時でも優雅でありたいという言葉は
這いあがってきた男の悲しい心の叫びだ。

第1次世界大戦で負けたドイツが
徐々に頭角をあらわし始めた頃。
世界は、ポーランドは、そしてユダヤ人は
ナチスをどう見ていたかが描かれており、
なかなか興味深い。

ジシェ演じるヨウコ・アホラのパワー
ハヌッセン演じるティム・ロスのオーラ

この2人のキャスティングが当たった作品。
地味ではあるが、ひきつけられた作品。
2002年・米
監督/ブレット・モーゲン&ナネット・バーンスタイン
出演/ロバート・エヴァンズ

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ファッション業界で成功を収めていたロバートは
ホテルのプールで大物女優ノーマ・シアラーに声をかけられ
映画に出演することに。
その後パラマウント映画で敏腕プロデューサーとして
今も現役で活躍する彼の半生を追う・・・
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ハリウッドの名プロデューサーにして
伝説の男ローバート・エヴァンス。

アパレルメーカーの副社長として財を成した彼だが
ひょんなことから映画に出演することになる。

俳優として芽がでなかった彼だが、
現場に関わるうちに
「使われる側より使う側になれ」と思うようになる。

そして30代にしてパラマウントの名プロデューサーとなり
傾きかけていたパラマウントに莫大な利益をもたらす。

彼が手がけた作品は
『ローズマリーの赤ちゃん』
『ある愛の詩』
『ゴッドファーザー』など映画史に残るヒット作がズラリ。

その映画製作にまつわる裏話が
当時のスチール写真とエヴァンズのナレーションで明かされる。

『フォーン・ブース』のスチュもそうだったが、
この世界はハッタリと度胸とコネがすべてのようだ。

エヴァンズ氏は女性のモテモテだったらしいが
本作品を観ているとカリスマ性と同時に愛おしさを感じて納得。

日本語吹き替え版は広川太一郎がナレーションをアテている。
これがもうピッタリ!!!
その表現力で作品に俄然と面白さを与えている。

途中まで深く考えず、ただ面白いなぁ〜と観ていたのだが
この作品のスゴさに気づいた。
1人語りでスチール写真がほとんどの作品なのに
これほど面白く且つ飽きずに観られることに監督の力量が伺われる。

ハリウッドの伝説プロデューサーの
波乱万丈な半生を映画の裏話とともに描く

もともと面白い題材な上に、監督の演出・編集の見事さ
加えて広川太一郎の味のあるナレーション
映画製作関連話としても、1人の男の半生を描いた作品としても
面白くワクワクした作品。

もちろん「喜び」マーク作品じゃ〜!!!
2002年・英
監督/トム・グレッグ
出演/ロス・ケンプ

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大物議員にすりかわり、警備していたジェイミーが
IRAテロリストに誘拐される。
正体がバレたジェイミーに、テロリスト達は容赦ない拷問を加える。
ジェイミーの身の危険を感じたヘンノは上層部の命令を無視し、
独断でIRAと英国の二重スパイに接触をはかる・・・
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シリーズ第3弾。
やはり2話収録。

今回はジェイミーがIRAに監禁され、拷問をうける。
敵がIRAってのは、やはり英国ですな。
ジェイミーを助け出すためにヘンノは2重スパイと接触をはかる。
一方、他の隊員も独自にIRAの関係者に探りをいれる。

上層部の命令を無視し、
ジェイミーを救出したヘンノとトワムリーは除隊されてしまう。
そして2話目、
除隊されたこの2人はボスニアのテログループに
教官として雇われる。

しかし、命令違反による除隊は表向きで、
2人は潜入捜査の行なうのだった・・・。

IRAの次はボスニアへ潜入。
第1弾の敵、銀行強盗から比べると相手がよりビッグ(笑)
政治的要素も強くなってきている。
やはりS.A.S.は軍隊の組織の一部なんだと改めて感じた。

第4弾がリリースされるのか分からないし、
これで終わりなのかもしれないが、
もし続きがあるとしたら、
今度はどんな敵とどんな場所になるのだろう?
このままいけば後はエイリアンと戦うしかなくなるぞ(笑)
2002年・英
監督/トム・グレッグ
出演/ロス・ケンプ

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チェチェン・ゲリラが研究所を襲い立てこもった。
研究所はひそかに「殺人ウィルス」を研究し、
犯人は要求が聞き入れられなければ
そのウィルスをばらまくと脅迫し・・・
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『S.A.S.英国特殊部隊』シリーズ第2弾。
ゲリラの立てこもりとS.A.S.入隊試験のサバイバル試験で
候補者達を次々と襲う謎の男を追う話の2話収録。

2巻ではなく第2弾という言葉からして、
全話ではなく、選りすぐりのエピソードだけを集めたのだろう。
そんなワケで、立てこもりゲリラとサバイバル試験の間には
いくつものストーリーがあり、
その間に新人だったジェイミーは一人前の隊員となったらしい(笑)。

個人的には2話目の入隊試験のほうが面白かった。
脱落者を出すだめに落下傘部隊が候補者達を追いかけたり、
捕まって「捕虜」になったときの尋問テストなどなど。
おぉ〜これが軍隊か〜!って感じ。

ジェイミー役のジェイミー・ドレイヴン。
このヒト、なかなかの男前である。
初めてみるような顔だが、「ジェイミー・ドレイヴン」で調べると
『リトル・ダンサー』のキャストに同じ名前がある。
はて・・?同じ人かしらん?
もしそうなら、何の役だったのかしらん?
全然覚えていない・・・。

鬼軍曹ヘンノ役のロス・ケンプ。
彼もなかなかシブイ男前である。
ちょっと渡辺謙タイプのお顔立ち。
他にどんな作品にでているのかしらん・・・?

緊張感があり、人物関係の出来上がってきている。
全話通して収録して欲しいなぁ・・・。
それとも、よりぬきではなく、
本当にこの数しか作られていないのかしら・・・?

き、気になる〜〜〜!!!
2002年・英
監督/トム・グレッグ
出演/ロス・ケンプ
   ジェイミー・ドレイブン

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英国特殊部隊S.A.S.
そこは優秀な兵士だけが配属される精鋭部隊。
新人ジェイミーは、鬼軍曹ヘンノのもと
過酷な訓練を積み、一人前のS.A.Sへと成長する・・・
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S.A.S.とは
SPECIAL AIR SERVICEの略で
世界の特殊部隊の原点らしい。

新人ジェイミーは「キルハウス」と呼ばれる軍事訓練施設で
先輩たちの手荒い歓迎をうける。

訓練を励むジェイミーのもとに、母親が病気と知らせが入いる。
葬式でもなければ休暇を取れない慣例だが、
ジェイミー特別に許される。

休日は「自宅待機」的なもので、一般の「休日」とは違う。
むむむ、自分の命をかけて人の命を救出する仕事なワケね。

そして銀行強盗立てこもり事件が発生する。
ジェイミー達S.A.S.に出動要請が。

しかし現場は警察が自分達の事件だとして、
S.A.S.を追い払おうとする。
銀行の向かいの建物の1室に警察とS.A.S.が対策本部を設置するが
両者の間にはロープみたいなので仕切りが・・・。
縄張り意識ってヤツはどこでも世界共通らしい(笑)

まあ、そんなこんなで結局警察では対応できず
S.A.S.と出動となる。

隊員は建物を素手でよじ登り、上からロープを下ろし、
尚且つ登ってくる隊員を1人で支える
その軽く強靭な見のこなしに蛍風ビックリ。そして感動。

首尾よく事件を鎮圧するS.A.S.だが、隊員に被害が・・・。

イギリスのTVドラマシリーズらしい。
本作では、ジェイミーを通して、S.A.S.及びメンバーを
軽く紹介する展開。
今後どうなるのか楽しみなシリーズ。
期待していたより面白かったデス。

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