『ブロウ』・・人生に調光機能があれば
2002年6月28日 洋画その他・海外TVドラマ2001年・米
監督/テッド・デミ
出演/ジョニー・デップ
============================================
ジョージはドラック・ディーラーとして
あっという間に成功。
巨万の富を築き、欲しいものは何でも買えた彼だが・・・
============================================
麻薬王ジョージ・ユングの半生を実話をもとに映画化。
血なまぐさいマフィア映画かと思っていたら
1人の人間の半生を静かに描いた男くさい作品だった。
度胸と行動力であっというまにドラッグ・ディーラーとして
成功を収めたジョージ。
車に豪邸に好きな女も手にいれて、我が世の春だった。
しかし、仲間の裏切りにあい、取り引きを横取りされ、
ついには逮捕され財産を没収される。
何もなくなった彼の元を仲間も、そして妻までもが去ってしまう。
ふぅ〜・・・切ないね・・・
人生の光の部分は、誰もが同じ分量を持っているのではないかと思う。
それを小出しにして、平穏無事な生活を送るか、
一気に大成功して、光を使い果たし、後はさみしい人生を送るとか。
どちらが幸せなのだろう?
ユングの人生はジェットコースターのようである。
人生登り坂の時は、何をやってもウハウハ。
しかし、急激に下り坂を辿る。
下り坂の人間には、運も金も人も寄りつきゃしない。
現在服役中のユングが、1番欲しているものは金でも、名誉でもない。
家族愛を欲している。
何もかも失った時、人は愛を求めるのか・・・。
ジョージ・ユングという1人の男の半生を描きながら、
人生とは、幸せとは何かを問いただす作品。
余談だが、日本語吹き替え版のペネロペちゃんの声はNG。
辺見エミリが声をあてているのだが、ちゃんとした声優を使って欲しかった。
本人曰く「大好きなジョニー・デップと声だけでも共演できて嬉しい」
いや〜、本人は嬉しいかもしれないけどさ・・・。
デップ主演、ユングの半生、デミ監督の急死、
これだけで充分に話題性があるのだから、
あえて吹き替えで話題性盛り上げなくてもいいのに・・・。
芸能人使って話題性盛り上げるなら、
今回のペネロペちゃんの役は
ルビー・モレノにしたほうが良かったんじゃない?
「ハヤク、オカネチョーダイヨッッ!」って
迫力ありそうでいいと思うのにな・・・(笑)
監督/テッド・デミ
出演/ジョニー・デップ
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ジョージはドラック・ディーラーとして
あっという間に成功。
巨万の富を築き、欲しいものは何でも買えた彼だが・・・
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麻薬王ジョージ・ユングの半生を実話をもとに映画化。
血なまぐさいマフィア映画かと思っていたら
1人の人間の半生を静かに描いた男くさい作品だった。
度胸と行動力であっというまにドラッグ・ディーラーとして
成功を収めたジョージ。
車に豪邸に好きな女も手にいれて、我が世の春だった。
しかし、仲間の裏切りにあい、取り引きを横取りされ、
ついには逮捕され財産を没収される。
何もなくなった彼の元を仲間も、そして妻までもが去ってしまう。
ふぅ〜・・・切ないね・・・
人生の光の部分は、誰もが同じ分量を持っているのではないかと思う。
それを小出しにして、平穏無事な生活を送るか、
一気に大成功して、光を使い果たし、後はさみしい人生を送るとか。
どちらが幸せなのだろう?
ユングの人生はジェットコースターのようである。
人生登り坂の時は、何をやってもウハウハ。
しかし、急激に下り坂を辿る。
下り坂の人間には、運も金も人も寄りつきゃしない。
現在服役中のユングが、1番欲しているものは金でも、名誉でもない。
家族愛を欲している。
何もかも失った時、人は愛を求めるのか・・・。
ジョージ・ユングという1人の男の半生を描きながら、
人生とは、幸せとは何かを問いただす作品。
余談だが、日本語吹き替え版のペネロペちゃんの声はNG。
辺見エミリが声をあてているのだが、ちゃんとした声優を使って欲しかった。
本人曰く「大好きなジョニー・デップと声だけでも共演できて嬉しい」
いや〜、本人は嬉しいかもしれないけどさ・・・。
デップ主演、ユングの半生、デミ監督の急死、
これだけで充分に話題性があるのだから、
あえて吹き替えで話題性盛り上げなくてもいいのに・・・。
芸能人使って話題性盛り上げるなら、
今回のペネロペちゃんの役は
ルビー・モレノにしたほうが良かったんじゃない?
「ハヤク、オカネチョーダイヨッッ!」って
迫力ありそうでいいと思うのにな・・・(笑)
『金色の嘘』・・自分のための嘘、他人のための嘘
2002年6月27日 洋画その他・海外TVドラマ2001年・米/英/仏
監督/ジェームズ・アイボリー
出演/ユマ・サーマン
============================================
イタリア貴族のアメリーゴは屋敷を修復する資金のため
シャーロットと別れ、アメリカ人の大富豪
アダム・ヴァーヴァーの娘マギーと結婚する。
マギーとは親友だったシャーロットは、アメリーゴとの関係を秘密にし
何も知らないアダムはシャーロットに求婚する。
そして4人の微妙な親子・夫婦関係がはじまり・・・
============================================
嘘とは一体何か?
この作品には様々な嘘が登場する。
お金のために、自分の心に嘘をつくアメリーゴとシャーロット。
結婚生活のために夫に、妻に嘘をつく2人。
父親に心配をかけないように嘘をつくマギー。
娘のために何も知らないふりをするアダム。
そしてプライドを守るために嘘をつくシャーロット・・・
この作品で重要な意味をもつ、美しい金で飾られた水晶のボウル。
一見完璧な美を持つボウルだが、
目に見えないところにヒビがはいっていた。
それは4人の微妙な関係を暗示する。
自分の心に嘘をつき結婚したものの、
親密な父娘の関係に疎外感・孤独を感じるアメリーゴとシャーロット。
淋しい2人が過去の関係もあって、結果的にお互いを求め合うことになる。
これは一体誰が悪いのだろうか?
とても難しい・・・。
アメリーゴとの関係を周囲に知られぬよう巧みに立ち回るシャーロット。
狡猾にたちまわり、何もかも思い通りにしていたつもりが、
ラストはとても悲しいほど哀れである。
悪意のある嘘
善意の嘘
愛するものを奪おうとする嘘
愛するものを守る嘘
真実だけが人生ではない。
嘘も含めたものが人生である。
愛とは?嘘とは?幸せとは?
いろいろと考えさせられしまう。
重厚で心に突き刺さる作品。
監督/ジェームズ・アイボリー
出演/ユマ・サーマン
============================================
イタリア貴族のアメリーゴは屋敷を修復する資金のため
シャーロットと別れ、アメリカ人の大富豪
アダム・ヴァーヴァーの娘マギーと結婚する。
マギーとは親友だったシャーロットは、アメリーゴとの関係を秘密にし
何も知らないアダムはシャーロットに求婚する。
そして4人の微妙な親子・夫婦関係がはじまり・・・
============================================
嘘とは一体何か?
この作品には様々な嘘が登場する。
お金のために、自分の心に嘘をつくアメリーゴとシャーロット。
結婚生活のために夫に、妻に嘘をつく2人。
父親に心配をかけないように嘘をつくマギー。
娘のために何も知らないふりをするアダム。
そしてプライドを守るために嘘をつくシャーロット・・・
この作品で重要な意味をもつ、美しい金で飾られた水晶のボウル。
一見完璧な美を持つボウルだが、
目に見えないところにヒビがはいっていた。
それは4人の微妙な関係を暗示する。
自分の心に嘘をつき結婚したものの、
親密な父娘の関係に疎外感・孤独を感じるアメリーゴとシャーロット。
淋しい2人が過去の関係もあって、結果的にお互いを求め合うことになる。
これは一体誰が悪いのだろうか?
とても難しい・・・。
アメリーゴとの関係を周囲に知られぬよう巧みに立ち回るシャーロット。
狡猾にたちまわり、何もかも思い通りにしていたつもりが、
ラストはとても悲しいほど哀れである。
悪意のある嘘
善意の嘘
愛するものを奪おうとする嘘
愛するものを守る嘘
真実だけが人生ではない。
嘘も含めたものが人生である。
愛とは?嘘とは?幸せとは?
いろいろと考えさせられしまう。
重厚で心に突き刺さる作品。
2001年・米
監督/ビル・バンナーマン
出演/ケヴィン・ゼガース
============================================
ジョッシュはイギリスから転校してきた子に一目ぼれ。
早速彼女がいるサッカー部に入ることに。
そしてもちろん犬のバディも一緒にプレイする・・・
============================================
この作品は『エア・バディ』の第3作。
しかし、今回はタイトルからエア・バディの名がはずれ、
シリーズのファンには訴求力が薄れることとなった。
・・・『2002 ワンワンカップ』
これはバディシリーズファンの蛍風にはNGの邦題!
巷で話題のワールドカップにあやかろうという意図がミエミエ。
あやからなくても、このシリーズは良くできた作品なので
かえって残念。
せめてエア・バディの名は残して欲しかった。
ちなみに原題は『AIR BUD WORLD PUP』
今回のバディはサッカーに挑戦。
はっきりいって、今までの中では1番安定感のある球技である。
観ていて全然無理がない。
やはり前作でアメフトが得意の設定にしては
違和感をぬぐえなかった教訓であろうか?(笑)
今回ジョッシュは恋をするが、
同じくバディも恋をして、子犬まで生まれる。
人間より犬の方が成長早いのね(笑)
「WORLD PUP」とあるように、高校で大活躍したバディは
ラスト、ワールドカップ決勝戦にお助けマンとして登場。
PK合戦で最後の1人を残してキーパーが負傷。
そこにバディが切り札としてキーパーを務める。
当然、バディの素晴らしいプレイでアメリカが優勝。
・・・しかしね、そのワールドカップは女子サッカーなんですよ(笑)
バディはオスだし、サッカーワールドカップといえば
男子サッカーを思い浮かべるのになんで女子サッカーなの?
アメリカではサッカーはそれほど人気がないらしい。
単調で肉体のぶつかりあいがなく、
男のスポーツとしては物足りないらしい。
アメリカ生まれの野球、バスケ、アメフト、ボクシングが
盛んなせいもあるだろう。
アメリカでは男のスポーツというよりお嬢ちゃんの
スポーツという記事もあった。
少女サッカーのほうが盛んらしい。
まあ、確かにアメフト、ボクシングに比べれば
肉体のぶつかり合いは少ないが、
かなりハードなスポーツだと思うんだけどな・・・。
バスケなどに比べて、世界的規模で自国のチームが活躍していないから
興味がないのかしらん・・・。
しかし、今回のワールドカップでアメリカチームが大活躍すれば、
その認識も変わるのだろうか?
もしそうなったら、この作品でワールドカップ決勝戦を
男子サッカーにしなかったことを製作者は悔やむだろうな(笑)
ジョッシュとバディの恋を描いた本作は
1作目に比べると、作品自体にパワーの衰えが感じられるが、
それでもこのジャンルの作品としては良質なものであろう。
「ジョッシュもバディも成長したわねぇ〜」と
暖かい気持ちで観てあげたい。
恋と犬の出産という子供にはうけないテーマだけに
今までの作品よりドタバタ部分が多く、
1、2作を観ないで、いきなり本作品を観たら
「まあ、こんなもんか」ぐらいにしか評価されないであろうが。
監督/ビル・バンナーマン
出演/ケヴィン・ゼガース
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ジョッシュはイギリスから転校してきた子に一目ぼれ。
早速彼女がいるサッカー部に入ることに。
そしてもちろん犬のバディも一緒にプレイする・・・
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この作品は『エア・バディ』の第3作。
しかし、今回はタイトルからエア・バディの名がはずれ、
シリーズのファンには訴求力が薄れることとなった。
・・・『2002 ワンワンカップ』
これはバディシリーズファンの蛍風にはNGの邦題!
巷で話題のワールドカップにあやかろうという意図がミエミエ。
あやからなくても、このシリーズは良くできた作品なので
かえって残念。
せめてエア・バディの名は残して欲しかった。
ちなみに原題は『AIR BUD WORLD PUP』
今回のバディはサッカーに挑戦。
はっきりいって、今までの中では1番安定感のある球技である。
観ていて全然無理がない。
やはり前作でアメフトが得意の設定にしては
違和感をぬぐえなかった教訓であろうか?(笑)
今回ジョッシュは恋をするが、
同じくバディも恋をして、子犬まで生まれる。
人間より犬の方が成長早いのね(笑)
「WORLD PUP」とあるように、高校で大活躍したバディは
ラスト、ワールドカップ決勝戦にお助けマンとして登場。
PK合戦で最後の1人を残してキーパーが負傷。
そこにバディが切り札としてキーパーを務める。
当然、バディの素晴らしいプレイでアメリカが優勝。
・・・しかしね、そのワールドカップは女子サッカーなんですよ(笑)
バディはオスだし、サッカーワールドカップといえば
男子サッカーを思い浮かべるのになんで女子サッカーなの?
アメリカではサッカーはそれほど人気がないらしい。
単調で肉体のぶつかりあいがなく、
男のスポーツとしては物足りないらしい。
アメリカ生まれの野球、バスケ、アメフト、ボクシングが
盛んなせいもあるだろう。
アメリカでは男のスポーツというよりお嬢ちゃんの
スポーツという記事もあった。
少女サッカーのほうが盛んらしい。
まあ、確かにアメフト、ボクシングに比べれば
肉体のぶつかり合いは少ないが、
かなりハードなスポーツだと思うんだけどな・・・。
バスケなどに比べて、世界的規模で自国のチームが活躍していないから
興味がないのかしらん・・・。
しかし、今回のワールドカップでアメリカチームが大活躍すれば、
その認識も変わるのだろうか?
もしそうなったら、この作品でワールドカップ決勝戦を
男子サッカーにしなかったことを製作者は悔やむだろうな(笑)
ジョッシュとバディの恋を描いた本作は
1作目に比べると、作品自体にパワーの衰えが感じられるが、
それでもこのジャンルの作品としては良質なものであろう。
「ジョッシュもバディも成長したわねぇ〜」と
暖かい気持ちで観てあげたい。
恋と犬の出産という子供にはうけないテーマだけに
今までの作品よりドタバタ部分が多く、
1、2作を観ないで、いきなり本作品を観たら
「まあ、こんなもんか」ぐらいにしか評価されないであろうが。
『アメリカン・ナイトメア』・・ベトナム戦争が残したもの
2002年6月2日 洋画その他・海外TVドラマ2000年・米/英
監督/アダム・サイモン
出演/ウェス・クレイブン
ジョージ・A・ロメロ
===========================================
ウェス・クレイブン、ジョージ・A・ロメロなどが
ホラー映画について語る・・・
===========================================
ただ漠然とホラー映画を観ていた蛍風。
これは学識者や巨匠たちが、
混沌とした社会とホラー映画の関係について語っている。
近年のホラー映画はベトナム戦争の影響を多分に受けているらしい。
それは精神的にもビジュアル的にも。
いろいろなホラー映画の監督が出演しているが、
蛍風はクローネンバーグが出ていたのが嬉しかった。
その作風と同じく、ちょっとインテリさんな感じのクローネンバーグ(笑)
「ホラー映画とは何か?」を考える上で、
この『アメリカン・ナイトメア』を観ておいて損はないと思う。
勉強になりました・・・。
監督/アダム・サイモン
出演/ウェス・クレイブン
ジョージ・A・ロメロ
===========================================
ウェス・クレイブン、ジョージ・A・ロメロなどが
ホラー映画について語る・・・
===========================================
ただ漠然とホラー映画を観ていた蛍風。
これは学識者や巨匠たちが、
混沌とした社会とホラー映画の関係について語っている。
近年のホラー映画はベトナム戦争の影響を多分に受けているらしい。
それは精神的にもビジュアル的にも。
いろいろなホラー映画の監督が出演しているが、
蛍風はクローネンバーグが出ていたのが嬉しかった。
その作風と同じく、ちょっとインテリさんな感じのクローネンバーグ(笑)
「ホラー映画とは何か?」を考える上で、
この『アメリカン・ナイトメア』を観ておいて損はないと思う。
勉強になりました・・・。
1975年・英
監督/ケン・ラッセル
出演/ロジャー・ダルトリー
リンゴ・スター
==================================
楽聖と呼ばれるリストの生き様を
クラシックとロックを用いて表現。
==================================
ナンセンスというか、パロディーというか、コメディーと言うか・・・。
何と言うか、スゴイ作品だな。
いろんな意味で・・・。
楽聖フランツ・リストを演じるのは
ザ・フーのロジャー・ダルトリー。
クラシックとロックの融合、
古典と現代の融合、
良識とナンセンスの融合を意図しているかのような作品。
上品とは下品と揶揄しているのかもしれない。う〜ん・・・。
リンゴ・スターが法王役で出演。
この法王の登場の仕方がヘン(笑)
玉座に座ったままでガラガラと出てくる。
もちろん退場する時も同じ。
なんか鳩時計の鳩みたいだ(笑)
真面目という印象があったリストは
この作品ではスケベ野郎に描かれている。
牧師となったリストは法王の命で保身のために
悪魔崇拝のワグナーを倒しに行く。
ワグナーは人造人間の研究に夢中。
リストがピアノを弾くとピアノからミサイルが発射され、
ワグナーは昇天。
・・・と思いきやヒトラー風フランケンシュタインとなって復活し、
ギターだかベースだかを弾きながら町を破壊して歩く。
このワグナーのギター(ベースかもしれない)は
リストのピアノと同様に、音が出るたびミサイルが発射される。
リストも死んでしまうが、天国で歴代の彼女達と音楽を奏でているが、
「俺にはやることがある〜」とばかりに
彼女達とロケットに乗りこんで、
今度こそワグナーを退治するというおハナシ。
たしかヒトラーはワグナーの音楽が好きだったような。
だからこの作品のワグナーは人造人間を研究したり、
少年達を教育したり、ヒトラー風フランケンシュタインに
なったのか・・・。
そう考えるとリストがチャップリンのパロディーをやっているのも
意味があるんだよね・・・。
ショパンはジョルジュ・サンドに尻にひかれていたりなど
歴史と音楽史が分かればもっと理解できて楽しめた作品かもしれない。
お下劣・ナンセンスの連続で最初はツライが
観終わった後には、あぁ〜そういうことかと思う。
いや、何か意味があるように描いていて
実は意味なんて無いのかもしれない(笑)
監督/ケン・ラッセル
出演/ロジャー・ダルトリー
リンゴ・スター
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楽聖と呼ばれるリストの生き様を
クラシックとロックを用いて表現。
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ナンセンスというか、パロディーというか、コメディーと言うか・・・。
何と言うか、スゴイ作品だな。
いろんな意味で・・・。
楽聖フランツ・リストを演じるのは
ザ・フーのロジャー・ダルトリー。
クラシックとロックの融合、
古典と現代の融合、
良識とナンセンスの融合を意図しているかのような作品。
上品とは下品と揶揄しているのかもしれない。う〜ん・・・。
リンゴ・スターが法王役で出演。
この法王の登場の仕方がヘン(笑)
玉座に座ったままでガラガラと出てくる。
もちろん退場する時も同じ。
なんか鳩時計の鳩みたいだ(笑)
真面目という印象があったリストは
この作品ではスケベ野郎に描かれている。
牧師となったリストは法王の命で保身のために
悪魔崇拝のワグナーを倒しに行く。
ワグナーは人造人間の研究に夢中。
リストがピアノを弾くとピアノからミサイルが発射され、
ワグナーは昇天。
・・・と思いきやヒトラー風フランケンシュタインとなって復活し、
ギターだかベースだかを弾きながら町を破壊して歩く。
このワグナーのギター(ベースかもしれない)は
リストのピアノと同様に、音が出るたびミサイルが発射される。
リストも死んでしまうが、天国で歴代の彼女達と音楽を奏でているが、
「俺にはやることがある〜」とばかりに
彼女達とロケットに乗りこんで、
今度こそワグナーを退治するというおハナシ。
たしかヒトラーはワグナーの音楽が好きだったような。
だからこの作品のワグナーは人造人間を研究したり、
少年達を教育したり、ヒトラー風フランケンシュタインに
なったのか・・・。
そう考えるとリストがチャップリンのパロディーをやっているのも
意味があるんだよね・・・。
ショパンはジョルジュ・サンドに尻にひかれていたりなど
歴史と音楽史が分かればもっと理解できて楽しめた作品かもしれない。
お下劣・ナンセンスの連続で最初はツライが
観終わった後には、あぁ〜そういうことかと思う。
いや、何か意味があるように描いていて
実は意味なんて無いのかもしれない(笑)
1994年・米
監督/ベンジャミン・ロス
出演/ヒュー・オコナー
アンソニー・シェール
=========================================
13歳ですでに致死量300人分の毒薬をもち、
家族や周辺の人々を毒殺していった実在の人物、
グレアム・ヤングの映画化
=========================================
自称「あなたの近所のきさくなフランケン・シュタイン」と
豪語していた毒殺魔グレアム・ヤングの映画化。
映画化といっても毒薬の入手方法など、
いろいろと実際とは違うらしい。
マネしたら困るもんね(笑)
グレアムは化学実験が大好き。
このまま素直に成長すれば偉大な科学者になったかもしれない。
それが、どこでどう間違ったか彼は毒薬の虜になる。
日頃から折り合いの悪い継母に無味無臭の毒薬を飲ませ、
看護するふりをして、その衰弱していく様を日誌をつけながら観察する。
継母は「熱心に看護してくれてありがとう」と感動するのだが、
グレアムはモルモットを観察するがごとく
頬を薔薇色に染めて、嬉々として「実験観察日記」をつける。
グレアム役のヒュー・オコナー、まばたきをほとんどしない(笑)
それがちょっと不気味であると同時に
純粋に化学実験を観察しているようにも見え
滑稽でもある。
テーマがテーマなだけにR−15だが、
「変わったカタチの青春映画」とも受け取れる。
ラストシーンはドラマチックですらある。
最後までヒュー・オコナーがグレアムを演じていたが、
グレアムはたしか40歳くらいまで生きていたはず。
・・・とするとラストのあの行動が死に繋がったとは思えないが、
「あの行動」が死の原因であったかのように思わせることによって
1人の少年の屈折した青春映画に仕上がっている。
ほろ苦く、滑稽で、切ない作品。
監督/ベンジャミン・ロス
出演/ヒュー・オコナー
アンソニー・シェール
=========================================
13歳ですでに致死量300人分の毒薬をもち、
家族や周辺の人々を毒殺していった実在の人物、
グレアム・ヤングの映画化
=========================================
自称「あなたの近所のきさくなフランケン・シュタイン」と
豪語していた毒殺魔グレアム・ヤングの映画化。
映画化といっても毒薬の入手方法など、
いろいろと実際とは違うらしい。
マネしたら困るもんね(笑)
グレアムは化学実験が大好き。
このまま素直に成長すれば偉大な科学者になったかもしれない。
それが、どこでどう間違ったか彼は毒薬の虜になる。
日頃から折り合いの悪い継母に無味無臭の毒薬を飲ませ、
看護するふりをして、その衰弱していく様を日誌をつけながら観察する。
継母は「熱心に看護してくれてありがとう」と感動するのだが、
グレアムはモルモットを観察するがごとく
頬を薔薇色に染めて、嬉々として「実験観察日記」をつける。
グレアム役のヒュー・オコナー、まばたきをほとんどしない(笑)
それがちょっと不気味であると同時に
純粋に化学実験を観察しているようにも見え
滑稽でもある。
テーマがテーマなだけにR−15だが、
「変わったカタチの青春映画」とも受け取れる。
ラストシーンはドラマチックですらある。
最後までヒュー・オコナーがグレアムを演じていたが、
グレアムはたしか40歳くらいまで生きていたはず。
・・・とするとラストのあの行動が死に繋がったとは思えないが、
「あの行動」が死の原因であったかのように思わせることによって
1人の少年の屈折した青春映画に仕上がっている。
ほろ苦く、滑稽で、切ない作品。
『クイルズ』・・エロスの巨匠
2001年11月27日 洋画その他・海外TVドラマ2000年・米
監督/フィリップ・カウフマン
出演/ジェフリー・ラッシュ
ケイト・ウィンスレット
==========================================
妻の希望で精神病院に収容されているマルキ・ド・サド公爵。
神父のはからいで執筆などの自由を与えられていた。
しかし、彼の作品が出版されて世に出まわる事件がおこり、
彼の「心の病」を矯正するために1人の博士が
病院に赴任してくる・・・
==========================================
内覧用サンプルビデオで観た。
レンタル開始は2002年2/8からの予定。
久々に重厚な作品を観た〜って感じ。
日本でも今から10年くらい前に
サドの作品が、ちょっとしたブームになったっけ。
私が澁澤龍彦がらみでサドを初めて読んだのもこの頃。
世間一般には「サド」というと、
ムチでピシ〜ッピシ〜ッとか
蝋燭垂らしてヒ〜ヒ〜というイメージ・・・だよね?(笑)
サディズム=サド自身ととらえられがちだけど
実際はそんなでもなかったらしい。
(ちょっとは、しただろうけど)
この人は行為よりも、書くことに憑かれたヒト。
人間の本能の根底にある部分を、皮肉たっぷりに綴っていく。
それが当時の権力者や聖職者に疎まれ、
民衆が熱狂した原因ではなかろうか?
権力者を小馬鹿にする反面、
いわゆるサディズムを
強いものは当然の権利として、欲しい物を得、
弱いものはそれを享受するのが自然界の法則であると
その「行為」を説明している。
そう言われるとサディズムは本能による自然な行為なのかな。
・・・でもやっぱり痛いのは嫌だな。
やったこともないし、やられたこともないけど(笑)
この作品「クイルズ」では
書くことにとりつかれたサドをジェフリー・ラッシュが、
理解を示す神父をホアキン・フェニックスが演じている。
ジェフリー・ラッシュはもちろん良かったが、
ホアキンいいよ、上手いよ!
神父としての自分の中に芽生えた「男」の感情を
必死で押し殺す苦しさ。
いや〜、ホント上手いです。
ケイト・ウィンスレットも生き生きと輝いているし、
博士役マイケル・ケインだってすっばらしいぃぃ!
この博士はサドを更正させる為に赴任してくるのだが、
サドよりこの博士の方が、エロエロおやじ。
人は肩書きや見かけだけじゃ分からないもんだね。
実力者がそろった見事な作品なのにR−15指定。
そんなにエッチなシーンはないのにどうしてかな?
ジェフリー・ラッシュのお尻がいけないのか?!
きれいなお尻だったぞ(笑)
この作品を観て「アマデウス」を思い出したという人もいた。
むこうは作曲家、こちらは背徳小説作家の話なのに
私は「アマデウス」よりも上品に感じた。
実力派の豪華キャストによる重厚な作品。堪能しました。
監督/フィリップ・カウフマン
出演/ジェフリー・ラッシュ
ケイト・ウィンスレット
==========================================
妻の希望で精神病院に収容されているマルキ・ド・サド公爵。
神父のはからいで執筆などの自由を与えられていた。
しかし、彼の作品が出版されて世に出まわる事件がおこり、
彼の「心の病」を矯正するために1人の博士が
病院に赴任してくる・・・
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内覧用サンプルビデオで観た。
レンタル開始は2002年2/8からの予定。
久々に重厚な作品を観た〜って感じ。
日本でも今から10年くらい前に
サドの作品が、ちょっとしたブームになったっけ。
私が澁澤龍彦がらみでサドを初めて読んだのもこの頃。
世間一般には「サド」というと、
ムチでピシ〜ッピシ〜ッとか
蝋燭垂らしてヒ〜ヒ〜というイメージ・・・だよね?(笑)
サディズム=サド自身ととらえられがちだけど
実際はそんなでもなかったらしい。
(ちょっとは、しただろうけど)
この人は行為よりも、書くことに憑かれたヒト。
人間の本能の根底にある部分を、皮肉たっぷりに綴っていく。
それが当時の権力者や聖職者に疎まれ、
民衆が熱狂した原因ではなかろうか?
権力者を小馬鹿にする反面、
いわゆるサディズムを
強いものは当然の権利として、欲しい物を得、
弱いものはそれを享受するのが自然界の法則であると
その「行為」を説明している。
そう言われるとサディズムは本能による自然な行為なのかな。
・・・でもやっぱり痛いのは嫌だな。
やったこともないし、やられたこともないけど(笑)
この作品「クイルズ」では
書くことにとりつかれたサドをジェフリー・ラッシュが、
理解を示す神父をホアキン・フェニックスが演じている。
ジェフリー・ラッシュはもちろん良かったが、
ホアキンいいよ、上手いよ!
神父としての自分の中に芽生えた「男」の感情を
必死で押し殺す苦しさ。
いや〜、ホント上手いです。
ケイト・ウィンスレットも生き生きと輝いているし、
博士役マイケル・ケインだってすっばらしいぃぃ!
この博士はサドを更正させる為に赴任してくるのだが、
サドよりこの博士の方が、エロエロおやじ。
人は肩書きや見かけだけじゃ分からないもんだね。
実力者がそろった見事な作品なのにR−15指定。
そんなにエッチなシーンはないのにどうしてかな?
ジェフリー・ラッシュのお尻がいけないのか?!
きれいなお尻だったぞ(笑)
この作品を観て「アマデウス」を思い出したという人もいた。
むこうは作曲家、こちらは背徳小説作家の話なのに
私は「アマデウス」よりも上品に感じた。
実力派の豪華キャストによる重厚な作品。堪能しました。
『犬いなる遺産』・・まさしく「お犬さま」
2001年10月30日 洋画その他・海外TVドラマ2000年・米
監督/フィリップ・スピンク
出演/ジェームズ・ドーハン
==========================================
公爵が急死し、遺産を相続できると思っていた甥夫婦。
ところが遺言状には犬のヒューバートが相続と書いてあり・・・
==========================================
イヌイナルイサンという邦題は
「大いなる遺産」のひっかけか?
内容がチャイルドムービーであるがゆえ、
大人も取りこもうとしてつけた邦題であろう(笑)
作品は犬が変に人の言葉を喋らないのが好感がもてる。
この犬、いやお犬さまのヒューバートは
甘えたり、すねたり、恋をしたり、マナーレッスンを受けたりと
忙しくも充実した生活。
甥夫婦以外は みな素朴な心優しい人ばかり。
悪役の甥夫婦も邪悪な感じはなく、ほのぼのとした作品。
おとぎ話みたいで、子供に見せたいと思う作品。
監督/フィリップ・スピンク
出演/ジェームズ・ドーハン
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公爵が急死し、遺産を相続できると思っていた甥夫婦。
ところが遺言状には犬のヒューバートが相続と書いてあり・・・
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イヌイナルイサンという邦題は
「大いなる遺産」のひっかけか?
内容がチャイルドムービーであるがゆえ、
大人も取りこもうとしてつけた邦題であろう(笑)
作品は犬が変に人の言葉を喋らないのが好感がもてる。
この犬、いやお犬さまのヒューバートは
甘えたり、すねたり、恋をしたり、マナーレッスンを受けたりと
忙しくも充実した生活。
甥夫婦以外は みな素朴な心優しい人ばかり。
悪役の甥夫婦も邪悪な感じはなく、ほのぼのとした作品。
おとぎ話みたいで、子供に見せたいと思う作品。
『バンドワゴン』・・お上品です
2001年10月20日 洋画その他・海外TVドラマ1953年・米
監督/ヴィンセント・ミネリ
出演/フレッド・アステア
シド・チャリシー
==============================
今は落ち目の元人気ダンサーが
友人の脚本家夫婦のシナリオで
再び舞台に立つ決心をするが・・・
==============================
フレッド・アステアのダンスは上品だな〜。
微妙な手の動きとか、ホント上品としか言いようがない!
無駄のないスリムな体から伸びる長い手足。
当時の女優陣が彼と踊りたがったというのがよく分かる。
ストーリーは当時のハリウッドらしく、
夢あり、笑いあり、涙ありのてんこもり状態。
・・・とはいえ劇中劇は 意味分かんなかったぞ。
監督/ヴィンセント・ミネリ
出演/フレッド・アステア
シド・チャリシー
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今は落ち目の元人気ダンサーが
友人の脚本家夫婦のシナリオで
再び舞台に立つ決心をするが・・・
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フレッド・アステアのダンスは上品だな〜。
微妙な手の動きとか、ホント上品としか言いようがない!
無駄のないスリムな体から伸びる長い手足。
当時の女優陣が彼と踊りたがったというのがよく分かる。
ストーリーは当時のハリウッドらしく、
夢あり、笑いあり、涙ありのてんこもり状態。
・・・とはいえ劇中劇は 意味分かんなかったぞ。
『ロッキー・ホラー・ショー』・・いいものは何年たっても何度でもいい!
2001年10月17日 洋画その他・海外TVドラマ1975年・英
監督/ジム・シャーマン
出演/ティム・カリー
スーザン・サランドン
==========================================
友人の結婚式の後、その場の勢いで婚約した2人が
恩師へ報告しに行く途中雷雨にあい、道に迷う。
電話を借りようと入った屋敷では
Dr.フランクに作られた人造人間の
誕生を祝うパーティーがひらかれていて・・・
==========================================
10年ぶりに観た。
あの時も、これはすごい作品だと思ったけど、
今回観て こう思った。
いまだロッキー・ホラー・ショーを超える作品は
出ていないのではないかと!
何度観てもティム・カリーの妖しい魅力は衰えないし、
スーザン・サランドンのブリブリの演技に微笑んでしまう。
たまらなく好きな作品。
DVDで観たが、特典が充実していた。
特に、アメリカの観客は映画の進行に合わせて、
米をまいたり、新聞を広げたりしてこの作品を楽しむんだけど、
そのタイミングが字幕ででるのが嬉しかった。
お家でホラー・ショーが楽しめるなんて最高だ!
ビデオでも何度も楽しめたけど、
DVDなら1週間ずっと楽しめる作品。
監督/ジム・シャーマン
出演/ティム・カリー
スーザン・サランドン
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友人の結婚式の後、その場の勢いで婚約した2人が
恩師へ報告しに行く途中雷雨にあい、道に迷う。
電話を借りようと入った屋敷では
Dr.フランクに作られた人造人間の
誕生を祝うパーティーがひらかれていて・・・
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10年ぶりに観た。
あの時も、これはすごい作品だと思ったけど、
今回観て こう思った。
いまだロッキー・ホラー・ショーを超える作品は
出ていないのではないかと!
何度観てもティム・カリーの妖しい魅力は衰えないし、
スーザン・サランドンのブリブリの演技に微笑んでしまう。
たまらなく好きな作品。
DVDで観たが、特典が充実していた。
特に、アメリカの観客は映画の進行に合わせて、
米をまいたり、新聞を広げたりしてこの作品を楽しむんだけど、
そのタイミングが字幕ででるのが嬉しかった。
お家でホラー・ショーが楽しめるなんて最高だ!
ビデオでも何度も楽しめたけど、
DVDなら1週間ずっと楽しめる作品。
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『ドクター・ドリトル2』・・完全にファミリー向け
2001年10月16日 洋画その他・海外TVドラマ2001年・米
監督/スティーブ・カー
出演/エディ・マーフィー
===================================
動物の言葉がわかるドリトル先生。
森林伐採により森が破壊されていると
ビーバーから相談され、
解決策として森にただ1頭残るメスの熊と
サーカスで人に飼われているオス熊を
カップリングさせようとするが・・・
====================================
内覧用サンプルビデオで観た。
レンタル開始は12/7から。
思春期の長女と距離を感じ始め、
とまどうドリトル父ちゃん。
エディ・マーフィーも「良識ある父親」を演じるようになったのね。
たいていの作品の場合、続編は出来が悪いものだが、
この作品はまあまあ。
ちょっぴりお下劣のお笑いも健在。
ただね、森を守るために、
解決策として勝手に熊のカップリングをぶち上げたり、
サーカスのオス熊を無理やり自然に帰す訓練をさせたりは
ちょっと押しつけがましい気がした。
良いことなのだが、でも「我こそは正義」みたいな
鼻につく感じがした。
それで見事2頭の熊が惹かれ合いカップリングに成功し
みんな丸く収まるってのは出来過ぎ。
スリルや激しい展開を期待せずに
家族で楽しむには充分な作品。
監督/スティーブ・カー
出演/エディ・マーフィー
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動物の言葉がわかるドリトル先生。
森林伐採により森が破壊されていると
ビーバーから相談され、
解決策として森にただ1頭残るメスの熊と
サーカスで人に飼われているオス熊を
カップリングさせようとするが・・・
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内覧用サンプルビデオで観た。
レンタル開始は12/7から。
思春期の長女と距離を感じ始め、
とまどうドリトル父ちゃん。
エディ・マーフィーも「良識ある父親」を演じるようになったのね。
たいていの作品の場合、続編は出来が悪いものだが、
この作品はまあまあ。
ちょっぴりお下劣のお笑いも健在。
ただね、森を守るために、
解決策として勝手に熊のカップリングをぶち上げたり、
サーカスのオス熊を無理やり自然に帰す訓練をさせたりは
ちょっと押しつけがましい気がした。
良いことなのだが、でも「我こそは正義」みたいな
鼻につく感じがした。
それで見事2頭の熊が惹かれ合いカップリングに成功し
みんな丸く収まるってのは出来過ぎ。
スリルや激しい展開を期待せずに
家族で楽しむには充分な作品。
『写真家の女たち」・・恋が終わり少女は大人になった
2001年9月8日 洋画その他・海外TVドラマ1999年・米
監督/オードリー・ウェルズ
出演/サラ・ポーリー
スティーブン・レイ
===========================================
弁護士一家に生まれ育った主人公。
家族の間ではいつも疎外感を感じていた。
親に言われるままにハーバード大の
ロースクールに進学を決めていたが、
自分では本当に行きたいなかどうかわからない状態。
姉の結婚式の日、父親より年上の写真家のコニーと出会う。
自分を1人の人間として見てくれる彼に いつしか・・・
===========================================
自由奔放に生きる写真家コニーは、
ギスギスした家庭にそだった主人公ハーパーには
とても魅力的に映ったらしい。
父親よりも年上の男性に惹かれるというなら、
もうちょっと「素敵なおじさま〜」って感じの
俳優さんならよかったのに。
そうすれば、こっちとしてもハーパーに
感情移入しやすいってもんだ。
ところが素敵なおじさま〜どころか、
みるからにヘナチョコおやじ。
そのヘナチョコおやじに感化されて、ハーバードへ進学せずに
一緒に暮らしながら、
写真家として修行を積んでいくって話。
このおやじさん、ハーパーだけじゃなく、
芸術才能がありそうな娘さんを
愛人にしながら、芸術家に育て上げ
一人前になったらまた別の娘・・というように
1人進学塾状態。
しかも卒業(笑)した女の子は全員芸術家として成功。
このおやじは次から次へと若い女を誘惑する
ダメオヤジなんだろうか?
それとも自分さえも気づかなかった才能を
開花させてくれた最高の人なんだろうか?
ハーパーの母親が二人が一緒に暮らしていると知って
部屋に押しかけてきた時の言葉、
「娘にあって私にないもの、それは怖れだ」
「若い女しか相手にしないのは、
自分を強く賢く思ってくれるからでしょ?」
ちょっとドキっとした。
若い時分には年上の男性ばかり惹かれた。
自分を上のステージへ高めてくれるような気がして。
10年前だったら、母親の台詞に
「この二人の何が分かるの?」って反発を感じたかもしれない。
しかし、今は分かる。
この母親の言っていることが今は分かる。
コニーは虚勢を張っただけの男に見える。
実力がないくせにミョーに見栄っ張りに思えた。
写真家の俳優の容貌が
好みのタイプじゃなかったせいかもしれないが。
(ロバート・レッドフォードだったら違ったかもしれない)
私は『おじ好き』を卒業する頃なのかもしれない・・・。
監督/オードリー・ウェルズ
出演/サラ・ポーリー
スティーブン・レイ
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弁護士一家に生まれ育った主人公。
家族の間ではいつも疎外感を感じていた。
親に言われるままにハーバード大の
ロースクールに進学を決めていたが、
自分では本当に行きたいなかどうかわからない状態。
姉の結婚式の日、父親より年上の写真家のコニーと出会う。
自分を1人の人間として見てくれる彼に いつしか・・・
===========================================
自由奔放に生きる写真家コニーは、
ギスギスした家庭にそだった主人公ハーパーには
とても魅力的に映ったらしい。
父親よりも年上の男性に惹かれるというなら、
もうちょっと「素敵なおじさま〜」って感じの
俳優さんならよかったのに。
そうすれば、こっちとしてもハーパーに
感情移入しやすいってもんだ。
ところが素敵なおじさま〜どころか、
みるからにヘナチョコおやじ。
そのヘナチョコおやじに感化されて、ハーバードへ進学せずに
一緒に暮らしながら、
写真家として修行を積んでいくって話。
このおやじさん、ハーパーだけじゃなく、
芸術才能がありそうな娘さんを
愛人にしながら、芸術家に育て上げ
一人前になったらまた別の娘・・というように
1人進学塾状態。
しかも卒業(笑)した女の子は全員芸術家として成功。
このおやじは次から次へと若い女を誘惑する
ダメオヤジなんだろうか?
それとも自分さえも気づかなかった才能を
開花させてくれた最高の人なんだろうか?
ハーパーの母親が二人が一緒に暮らしていると知って
部屋に押しかけてきた時の言葉、
「娘にあって私にないもの、それは怖れだ」
「若い女しか相手にしないのは、
自分を強く賢く思ってくれるからでしょ?」
ちょっとドキっとした。
若い時分には年上の男性ばかり惹かれた。
自分を上のステージへ高めてくれるような気がして。
10年前だったら、母親の台詞に
「この二人の何が分かるの?」って反発を感じたかもしれない。
しかし、今は分かる。
この母親の言っていることが今は分かる。
コニーは虚勢を張っただけの男に見える。
実力がないくせにミョーに見栄っ張りに思えた。
写真家の俳優の容貌が
好みのタイプじゃなかったせいかもしれないが。
(ロバート・レッドフォードだったら違ったかもしれない)
私は『おじ好き』を卒業する頃なのかもしれない・・・。
『102』・・ある意味スゴイ
2001年8月29日 洋画その他・海外TVドラマ2000年・米
監督/ケビン・リマ
出演/グレン・クローズ
ジェラール・ドパルデュー
===================================
ディズニー「101」の続編。
毛皮好き悪女のクルエラに立ち向かうのは
ぶち無しダルメのオッドちゃん!
===================================
内覧用のサンプルビデオで見た。
レンタル開始は9/19から。
ダルメなのにブチがないオッドちゃん。
ぶち柄を見る度にモノ欲しそうな表情をするのが笑える。
「ディディエ」を観た後のせいか、
オッドちゃんはダルメというよりレトリバーに見える。
キャストは前作同様に今回もグレン・クローズが炸裂って感じ。
華麗なファッションに大女優の貫禄を感じ、
ラストの潔さには作品のテイストを大事にするプロ根性が感じられる。
すごいよ、クローズさん。
・・・っていうか、クローズさんにここまでやらせた監督さん、
あんたは怖いもの知らずか?!
グローズさんだけじゃなく、今回はドパルデューさんもハジケてます。
ドパルデューさん、どうしてこの映画に、この役で出たんだろ・・・
クローズさんに「あんたも出なさいよ」って声かけられたのか???
ストーリーは犬がウジャウジャでてくるディズニー映画。
単純に子犬をみてカワイイ〜って思うもよし、
グレン&ドパルデューのハジケ方に感嘆するもよし。
特にストーリーを追う必要なし。
映像をみて楽しめばいいんじゃない?
監督/ケビン・リマ
出演/グレン・クローズ
ジェラール・ドパルデュー
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ディズニー「101」の続編。
毛皮好き悪女のクルエラに立ち向かうのは
ぶち無しダルメのオッドちゃん!
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内覧用のサンプルビデオで見た。
レンタル開始は9/19から。
ダルメなのにブチがないオッドちゃん。
ぶち柄を見る度にモノ欲しそうな表情をするのが笑える。
「ディディエ」を観た後のせいか、
オッドちゃんはダルメというよりレトリバーに見える。
キャストは前作同様に今回もグレン・クローズが炸裂って感じ。
華麗なファッションに大女優の貫禄を感じ、
ラストの潔さには作品のテイストを大事にするプロ根性が感じられる。
すごいよ、クローズさん。
・・・っていうか、クローズさんにここまでやらせた監督さん、
あんたは怖いもの知らずか?!
グローズさんだけじゃなく、今回はドパルデューさんもハジケてます。
ドパルデューさん、どうしてこの映画に、この役で出たんだろ・・・
クローズさんに「あんたも出なさいよ」って声かけられたのか???
ストーリーは犬がウジャウジャでてくるディズニー映画。
単純に子犬をみてカワイイ〜って思うもよし、
グレン&ドパルデューのハジケ方に感嘆するもよし。
特にストーリーを追う必要なし。
映像をみて楽しめばいいんじゃない?
『ダークエンジェル vol1 マックス』・・ハマりそうな面白さ
2001年8月12日 洋画その他・海外TVドラマ2000年・米
監督/ジェームズ・キャメロン
出演/ジェシカ・アルバ
マイケル・ウェザリー
時は2009年、ワイオミング。
遺伝子操作され、戦士として訓練された12人の子供達が
研究所から脱走する。
その1人マックスは逃亡生活っを送りながら
生き別れた仲間たちを探していた・・・
皆が面白いというので観た。
いや〜、これは面白い!
スパイ大作戦とマトリックスにプラスαした感じ。
ストーリーが良く出来ている。
続きを早く観たい!
ふと思った。
1巻目が「マックス」2巻目が「ハンナ」・・・
登場人物全員分の巻がでたらどうしよう・・・(笑)
監督/ジェームズ・キャメロン
出演/ジェシカ・アルバ
マイケル・ウェザリー
時は2009年、ワイオミング。
遺伝子操作され、戦士として訓練された12人の子供達が
研究所から脱走する。
その1人マックスは逃亡生活っを送りながら
生き別れた仲間たちを探していた・・・
皆が面白いというので観た。
いや〜、これは面白い!
スパイ大作戦とマトリックスにプラスαした感じ。
ストーリーが良く出来ている。
続きを早く観たい!
ふと思った。
1巻目が「マックス」2巻目が「ハンナ」・・・
登場人物全員分の巻がでたらどうしよう・・・(笑)
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