『笑うイラク魂 民の声を聞け』・・取材メモ、あるいは備忘録
2003年8月8日 邦画2003年・日
監督/吉岡 逸夫
============================================
現役新聞記者の吉岡逸夫が、カメラ片手に開戦目前のイラクで
人々の姿を映したドキュメンタリー。
============================================
新聞記者吉岡氏がイラクの人々をインタビューする。
撮影も吉岡氏。
そしてナレーションも吉岡氏。
つまりなんでも吉岡氏が1人でやっちゃったってことね。
ナレーションはプロを使ったほうが聞きやすいと思うのだが、
吉岡氏独特のテンポが、初めこそつまらない雰囲気をかもしだすのだが、
話が進むにつれて、なんとも味のあるナレーションに聞こえてくる(笑)
地味だが、まあまあ面白い作品。
・・・しかしね、本作品、
『アフガン戦場の旅 記者たちは何を見たのか』
『祈りのニューヨーク』の2本が同時収録されているのだが・・・。
『笑うイラク・・・』はまあまあ面白いのだが
『アフガン・・』『祈りの・・』と進むにつれ
面白みが薄れてくる。
『祈りの・・・』に至っては、早送りしたい気持ちを堪えるのに大変だった。
『アフガン戦場の旅 記者たちは何を見たのか』は
タリバン政権の本拠地アフガニスタンで
世界各国から集まった記者たちを取材する。
記者達に「アフガンに来たのは会社の命令か?自分の希望か?」
アフガニスタンの人々には
「あなたは自由ですか?」
こればかりをしつこく聞いているような印象をうける。
希望通りの答えがでるまで、質問するぞって感じだ。
そして3話目の『祈りのニューヨーク』は
9.11テロから1年後のニューヨークを取材しているのだが
始まりかたがビックリだ。
バスタブの中の自分の脚を映したシーンから始まる。
バスタブにつかって、試し撮りでもしたのか
はたまたサービスシーンなのか(笑)
う〜ん、毛がぼうぼう生えた男の脚を見せられても・・ね。
『祈りの・・』はほとんどナレーションがなく
このシーンの真意は不明である(笑)
日本人の自称大道芸人が公園で、
鎮魂のために赤ふんどしチラチラさせて、
キェェェ〜ッと叫びながら創作ダンスを披露。
う、う〜む・・・。
こんなの観せられても・・・。
吉岡氏は何を伝えたかったのだろうか・・・。
「ドキュメンタリー作品」というより、取材メモのような作品。
監督/吉岡 逸夫
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現役新聞記者の吉岡逸夫が、カメラ片手に開戦目前のイラクで
人々の姿を映したドキュメンタリー。
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新聞記者吉岡氏がイラクの人々をインタビューする。
撮影も吉岡氏。
そしてナレーションも吉岡氏。
つまりなんでも吉岡氏が1人でやっちゃったってことね。
ナレーションはプロを使ったほうが聞きやすいと思うのだが、
吉岡氏独特のテンポが、初めこそつまらない雰囲気をかもしだすのだが、
話が進むにつれて、なんとも味のあるナレーションに聞こえてくる(笑)
地味だが、まあまあ面白い作品。
・・・しかしね、本作品、
『アフガン戦場の旅 記者たちは何を見たのか』
『祈りのニューヨーク』の2本が同時収録されているのだが・・・。
『笑うイラク・・・』はまあまあ面白いのだが
『アフガン・・』『祈りの・・』と進むにつれ
面白みが薄れてくる。
『祈りの・・・』に至っては、早送りしたい気持ちを堪えるのに大変だった。
『アフガン戦場の旅 記者たちは何を見たのか』は
タリバン政権の本拠地アフガニスタンで
世界各国から集まった記者たちを取材する。
記者達に「アフガンに来たのは会社の命令か?自分の希望か?」
アフガニスタンの人々には
「あなたは自由ですか?」
こればかりをしつこく聞いているような印象をうける。
希望通りの答えがでるまで、質問するぞって感じだ。
そして3話目の『祈りのニューヨーク』は
9.11テロから1年後のニューヨークを取材しているのだが
始まりかたがビックリだ。
バスタブの中の自分の脚を映したシーンから始まる。
バスタブにつかって、試し撮りでもしたのか
はたまたサービスシーンなのか(笑)
う〜ん、毛がぼうぼう生えた男の脚を見せられても・・ね。
『祈りの・・』はほとんどナレーションがなく
このシーンの真意は不明である(笑)
日本人の自称大道芸人が公園で、
鎮魂のために赤ふんどしチラチラさせて、
キェェェ〜ッと叫びながら創作ダンスを披露。
う、う〜む・・・。
こんなの観せられても・・・。
吉岡氏は何を伝えたかったのだろうか・・・。
「ドキュメンタリー作品」というより、取材メモのような作品。
『T.R.Y.』・・字幕が欲しいと思うのは失礼?
2003年8月2日 邦画2002年・日
監督/大森 一樹
出演/織田 裕二
============================================
20世紀初頭の上海を舞台に、
詐欺師・伊沢修が清朝打倒を目指す
革命家グループの関飛虎達とともに
日本軍の武器を横取りしようと企む・・・
============================================
昔風の「冒険活劇」チックなつくり。
アクションあり、人情あり、乙女のほのかな恋心もあったりする。
日・中・韓を代表する人気スターの共演ということで
3か国語が飛び交う。
しかし、中・韓のキャストが日本語を話すシーンもあるのだが、
これが、なんと言っているのか正直聞きとれない。
ん〜・・・字幕・・・欲しい・・・。
各国を代表するスターが
熱気満々、活気あふれる演技を披露する中で
日本軍中将・東正信演じる渡辺謙が
渋く重厚な存在を見せつけている。
わぁ〜、やっぱり渡辺謙はいいわ〜・・・。
ペテンの話ということで、どんでん返し、またどんでん返し。
これが『シベ超』のようなしつこさで、ちょいと鼻につく。
昔風の冒険活劇映画でありながら、
鑑賞後は『卒業旅行 ニホンから来ました』を思い出す
昔風の「織田裕二」モノの印象を受けた。
それにしても織田裕二、貫禄ついたなぁ・・・。
監督/大森 一樹
出演/織田 裕二
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20世紀初頭の上海を舞台に、
詐欺師・伊沢修が清朝打倒を目指す
革命家グループの関飛虎達とともに
日本軍の武器を横取りしようと企む・・・
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昔風の「冒険活劇」チックなつくり。
アクションあり、人情あり、乙女のほのかな恋心もあったりする。
日・中・韓を代表する人気スターの共演ということで
3か国語が飛び交う。
しかし、中・韓のキャストが日本語を話すシーンもあるのだが、
これが、なんと言っているのか正直聞きとれない。
ん〜・・・字幕・・・欲しい・・・。
各国を代表するスターが
熱気満々、活気あふれる演技を披露する中で
日本軍中将・東正信演じる渡辺謙が
渋く重厚な存在を見せつけている。
わぁ〜、やっぱり渡辺謙はいいわ〜・・・。
ペテンの話ということで、どんでん返し、またどんでん返し。
これが『シベ超』のようなしつこさで、ちょいと鼻につく。
昔風の冒険活劇映画でありながら、
鑑賞後は『卒業旅行 ニホンから来ました』を思い出す
昔風の「織田裕二」モノの印象を受けた。
それにしても織田裕二、貫禄ついたなぁ・・・。
『AIKI』・・期待していなかっただけに得した気分
2003年7月28日 邦画2002年・日
監督/天願 大介
出演/加藤 晴彦
============================================
将来有望なボクサー・太一は、交通事故で下半身マヒになってしまう。
自暴自棄になった太一だが、合気柔術に出会い
生きる力を取り戻していくのだった・・・
============================================
デンマークの実在の車椅子武道家をもとに作られた作品。
加藤晴彦クンは、かわいい顔立ちで常々好印象をもっておりました(笑)
武道モノとはいえ、合気柔術を扱う作品は珍しい。
かわいい加藤クン&武道モノということでカルイ気持ちで選んだ作品。
前半は車椅子生活となった太一の自暴自棄な生活が展開する。
不自由な体になったことへの怒りを周囲にぶつける太一。
以前と同じように扱って欲しいのに、周囲はハレモノに触るような態度。
周囲にあたりちらすことで、絶望から目をそらす太一。
う〜ん、心が痛い。
事故の加害者の息子に
「おめぇのとーちゃん、サイテーだよ」と悪態をつく太一。
謝りにきた子供に対して、なんて事言うのかしらと思う反面、
自分が太一の立場だったら、同じ事を言うかもしれない・・・。
不運な事故は本人だけでなく、周囲の生活も一変させてしまうのだ。
いや、被害者にとって「不運な」なんて言葉を使って
済まされる問題じゃない。
太一の気持ちも分かる。
周囲の気持ちも分かる。
でも、どうにもならないことの辛さ。
後半は、そんな太一が合気柔術に出会い、
石橋凌演じる師範の平石と過ごすうちに、
再び生きる目標をつかんでいくさまが描かれる。
いや〜、合気柔術のことはよく分からないけど、
とにかくスゴイということは分かる。
青春モヤモヤの太一に対して、あくまでも「静」の師範・平石。
この対比が面白い。
前半は心がチクチク痛い作品だが、
後半は、ガンバレ青春!と心があったかく元気になる作品。
ちなみに劇中で太一が飼っていた犬がレトリバーなのに対し、
実在のデンマーク武道家が飼っていたのは、
ワリと和風な犬だった(笑)
DVDにはモデルの平石師範の合気柔術の様子が収められている。
これが、もうスゴイ!スゴイ!の一言。
正直、期待していた作品というわけではなかったので
思わぬ得をした感じ。
前半の心チクチクを我慢してみれば、
後半の輝くような青春の感動が味わえる作品。
蛍風の店では、この作品はイマイチ「食いつき」が悪い。
良く出来た作品なのに、人気がなく低回転なのが残念。
監督/天願 大介
出演/加藤 晴彦
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将来有望なボクサー・太一は、交通事故で下半身マヒになってしまう。
自暴自棄になった太一だが、合気柔術に出会い
生きる力を取り戻していくのだった・・・
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デンマークの実在の車椅子武道家をもとに作られた作品。
加藤晴彦クンは、かわいい顔立ちで常々好印象をもっておりました(笑)
武道モノとはいえ、合気柔術を扱う作品は珍しい。
かわいい加藤クン&武道モノということでカルイ気持ちで選んだ作品。
前半は車椅子生活となった太一の自暴自棄な生活が展開する。
不自由な体になったことへの怒りを周囲にぶつける太一。
以前と同じように扱って欲しいのに、周囲はハレモノに触るような態度。
周囲にあたりちらすことで、絶望から目をそらす太一。
う〜ん、心が痛い。
事故の加害者の息子に
「おめぇのとーちゃん、サイテーだよ」と悪態をつく太一。
謝りにきた子供に対して、なんて事言うのかしらと思う反面、
自分が太一の立場だったら、同じ事を言うかもしれない・・・。
不運な事故は本人だけでなく、周囲の生活も一変させてしまうのだ。
いや、被害者にとって「不運な」なんて言葉を使って
済まされる問題じゃない。
太一の気持ちも分かる。
周囲の気持ちも分かる。
でも、どうにもならないことの辛さ。
後半は、そんな太一が合気柔術に出会い、
石橋凌演じる師範の平石と過ごすうちに、
再び生きる目標をつかんでいくさまが描かれる。
いや〜、合気柔術のことはよく分からないけど、
とにかくスゴイということは分かる。
青春モヤモヤの太一に対して、あくまでも「静」の師範・平石。
この対比が面白い。
前半は心がチクチク痛い作品だが、
後半は、ガンバレ青春!と心があったかく元気になる作品。
ちなみに劇中で太一が飼っていた犬がレトリバーなのに対し、
実在のデンマーク武道家が飼っていたのは、
ワリと和風な犬だった(笑)
DVDにはモデルの平石師範の合気柔術の様子が収められている。
これが、もうスゴイ!スゴイ!の一言。
正直、期待していた作品というわけではなかったので
思わぬ得をした感じ。
前半の心チクチクを我慢してみれば、
後半の輝くような青春の感動が味わえる作品。
蛍風の店では、この作品はイマイチ「食いつき」が悪い。
良く出来た作品なのに、人気がなく低回転なのが残念。
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『壬生義士伝』・・親はタネイモ
2003年7月11日 邦画2003年・日
監督/滝田 洋二郎
出演/中井 貴一
============================================
幕末の京都。
新撰組に盛岡、南部藩出身の吉村貫一郎が入隊してきた。
剣の腕は一流だが、金に執着する彼にはある事情があった・・・
============================================
主演の中井貴一は初めこそ少々違和感のある訛りだが、
ストーリーが進むにつれ、こなれた感じになっていく。
貴一つぁんの演技、なかなかにGOOD。
大野次郎衛門役の三宅祐司は、頑張って南部弁を使っているのだが、
ところどころ、どうしても違ったイントネーションが目立つ。
それが、かなり気になった。
ぬい役の中谷美紀、大野千秋役の村田雄広の言葉はGOOD。
特に村田氏は上手いなぁ〜。
東京出身ってホントかしらと思うほど自然なイントネーション。
この村田氏は、ちょっとドンクサイ役が多いような気がするが、
この人が演じると「実直」「純朴」が前面に出てくる
貴重な役者だと思う。
で、この作品のテーマは何か?
愛する家族のために生きる侍ってところか?
しかし蛍風にはある言葉が頭に浮かんだ。
それはウチの親が常々言っていた言葉
「親はタネイモ」
え〜、じゃがいもを植える時、種じゃなくて芋を植えるでしょ?
収穫時にその種となった親芋は、しょぼしょぼになって、
そこから立派な芋が沢山育っているでしょ?
種芋は、自分の養分を与えて、子芋がすくすくと育つ。
親というものは自分はしょぼしょぼになっても我慢して、
子供のためにすべてを与えるもんだ
それが親ってもんだ
「親はタネイモだから、子供が出来たらお小遣いはもちろんだけど、
すべてにおいて我慢してね、次世代のためだから」と
我が家のこの話をウチの相方に話した時、
親になることにかなりビビってしまった彼だった
それがトラウマとなったのか、ウチはいまだに子芋のままだ(笑)
ストーリー良し。
構成良し。
刀を使うシーンも東映のようなハデな立ちまわりではなく
松竹らしい上質な立ちまわり。
なによりも中井貴一の演技が良い。
『梟の城』より良かったんじゃないか?
それにしても松竹って、
どうも昔から「人情」をウリにした作品が多いような・・・。
137分、飽きることなく楽しめた作品。
監督/滝田 洋二郎
出演/中井 貴一
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幕末の京都。
新撰組に盛岡、南部藩出身の吉村貫一郎が入隊してきた。
剣の腕は一流だが、金に執着する彼にはある事情があった・・・
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主演の中井貴一は初めこそ少々違和感のある訛りだが、
ストーリーが進むにつれ、こなれた感じになっていく。
貴一つぁんの演技、なかなかにGOOD。
大野次郎衛門役の三宅祐司は、頑張って南部弁を使っているのだが、
ところどころ、どうしても違ったイントネーションが目立つ。
それが、かなり気になった。
ぬい役の中谷美紀、大野千秋役の村田雄広の言葉はGOOD。
特に村田氏は上手いなぁ〜。
東京出身ってホントかしらと思うほど自然なイントネーション。
この村田氏は、ちょっとドンクサイ役が多いような気がするが、
この人が演じると「実直」「純朴」が前面に出てくる
貴重な役者だと思う。
で、この作品のテーマは何か?
愛する家族のために生きる侍ってところか?
しかし蛍風にはある言葉が頭に浮かんだ。
それはウチの親が常々言っていた言葉
「親はタネイモ」
え〜、じゃがいもを植える時、種じゃなくて芋を植えるでしょ?
収穫時にその種となった親芋は、しょぼしょぼになって、
そこから立派な芋が沢山育っているでしょ?
種芋は、自分の養分を与えて、子芋がすくすくと育つ。
親というものは自分はしょぼしょぼになっても我慢して、
子供のためにすべてを与えるもんだ
それが親ってもんだ
「親はタネイモだから、子供が出来たらお小遣いはもちろんだけど、
すべてにおいて我慢してね、次世代のためだから」と
我が家のこの話をウチの相方に話した時、
親になることにかなりビビってしまった彼だった
それがトラウマとなったのか、ウチはいまだに子芋のままだ(笑)
ストーリー良し。
構成良し。
刀を使うシーンも東映のようなハデな立ちまわりではなく
松竹らしい上質な立ちまわり。
なによりも中井貴一の演技が良い。
『梟の城』より良かったんじゃないか?
それにしても松竹って、
どうも昔から「人情」をウリにした作品が多いような・・・。
137分、飽きることなく楽しめた作品。
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『竜馬の妻とその夫と愛人』・・数珠つなぎ
2003年5月15日 邦画2002年・日
監督/市川 準
出演/木梨 憲武
鈴木 京香
============================================
明治13年。竜馬の13回忌への出席を求めに
竜馬の妻、おりょうのもとを訪ねた覚兵衛。
しかし、おりょうは再婚相手の松兵衛を相手にせず、
竜馬そっくりの虎蔵に夢中だった・・・。
============================================
原作が三谷幸喜ということで楽しみにしていた作品。
なんたってタイトルがイイじゃないの〜。
ワクワクして観る。
・・・・・。
なんか・・、三谷作品のテンポの良さが感じられない。
キャストは良いよ。
勝気なおりょうを巧みに演じる、鈴木京香。
妻の不貞に文句一ついえない夫、木梨憲武。
竜馬のそっくりさん虎蔵、江口洋介。
竜馬に心酔する覚兵衛、中井貴一。
特に中井貴一は、きまじめぶりがかもしだす笑い、
あたたかな人情を良く表現。
4人は坂本竜馬という男を軸に数珠つなぎになっている。
それぞれが抱く竜馬への思い。
そこに観客も、自分の竜馬への思いを重ねて、
また数珠つなぎになっていくのだ。
キャストは良いのだが、テンポが悪く、
そのためラストへ向かう感動が薄っぺらになってしまう。
舞台のほうが良かったかも・・・。
監督/市川 準
出演/木梨 憲武
鈴木 京香
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明治13年。竜馬の13回忌への出席を求めに
竜馬の妻、おりょうのもとを訪ねた覚兵衛。
しかし、おりょうは再婚相手の松兵衛を相手にせず、
竜馬そっくりの虎蔵に夢中だった・・・。
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原作が三谷幸喜ということで楽しみにしていた作品。
なんたってタイトルがイイじゃないの〜。
ワクワクして観る。
・・・・・。
なんか・・、三谷作品のテンポの良さが感じられない。
キャストは良いよ。
勝気なおりょうを巧みに演じる、鈴木京香。
妻の不貞に文句一ついえない夫、木梨憲武。
竜馬のそっくりさん虎蔵、江口洋介。
竜馬に心酔する覚兵衛、中井貴一。
特に中井貴一は、きまじめぶりがかもしだす笑い、
あたたかな人情を良く表現。
4人は坂本竜馬という男を軸に数珠つなぎになっている。
それぞれが抱く竜馬への思い。
そこに観客も、自分の竜馬への思いを重ねて、
また数珠つなぎになっていくのだ。
キャストは良いのだが、テンポが悪く、
そのためラストへ向かう感動が薄っぺらになってしまう。
舞台のほうが良かったかも・・・。
『曼荼羅 若き日の弘法大師 空海』・・曼荼羅の見方
2003年4月4日 邦画1991年・日/中
監督/勝文驥
出演/永島 敏行
============================================
佐伯真魚(さえきのまお)、後の弘法大師 空海は
家族の反対をおしきり、官僚の道を捨て仏門へと帰依する。
真の仏の道を探求する彼は中国へと渡る・・・
============================================
永島 敏行が空海を演じる。
清潔感があり、堂々としてまさにこの役にぴったりの感じ。
♪クッククック〜の桜田淳子も出演。
今となっては懐かしいお顔。
ストーリーは、空海が中国に渡ってお勉強をするおハナシ。
当時中国へ船で渡るには、かなり危険な航海だったはずだが、
そこは弘法大師さま、そんな危険はあっさりと語られるのみ。
頭が良くて、書も見事、そして真面目な弘法大師さまは
中国のエライ人たちはもちろん、本家本元の僧侶にまで
一目おかれる存在となる。
弘法大師さまの活躍で、日本の印象が良くなったとさえ
劇中では語られる。
仏教の作法とかしきたりは、よく分からない蛍風なので
「なんだか真言宗のプロモみたい」と感じてしまった。
この作品に限らず、宗教ものはプロモに近いものがあるのだが・・・。
劇中、曼荼羅の見方(意味)が語られるが、
ほほぉ〜そういう見方なのかと初めて知った。
弘法大師さまは、真面目で書が上手く、学問にも秀で、
真言宗の方なのだと再認識した作品。
監督/勝文驥
出演/永島 敏行
============================================
佐伯真魚(さえきのまお)、後の弘法大師 空海は
家族の反対をおしきり、官僚の道を捨て仏門へと帰依する。
真の仏の道を探求する彼は中国へと渡る・・・
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永島 敏行が空海を演じる。
清潔感があり、堂々としてまさにこの役にぴったりの感じ。
♪クッククック〜の桜田淳子も出演。
今となっては懐かしいお顔。
ストーリーは、空海が中国に渡ってお勉強をするおハナシ。
当時中国へ船で渡るには、かなり危険な航海だったはずだが、
そこは弘法大師さま、そんな危険はあっさりと語られるのみ。
頭が良くて、書も見事、そして真面目な弘法大師さまは
中国のエライ人たちはもちろん、本家本元の僧侶にまで
一目おかれる存在となる。
弘法大師さまの活躍で、日本の印象が良くなったとさえ
劇中では語られる。
仏教の作法とかしきたりは、よく分からない蛍風なので
「なんだか真言宗のプロモみたい」と感じてしまった。
この作品に限らず、宗教ものはプロモに近いものがあるのだが・・・。
劇中、曼荼羅の見方(意味)が語られるが、
ほほぉ〜そういう見方なのかと初めて知った。
弘法大師さまは、真面目で書が上手く、学問にも秀で、
真言宗の方なのだと再認識した作品。
『宣戦布告』・・役職がわからない
2003年3月14日 邦画2001年・日
監督/石待 露堂
出演/古谷 一行
==========================================
敦賀半島に国籍不明の潜水艦が座礁した。
内部を調べると、多数の武器を発見。
そして乗りこんでいた何名かが密かに上陸した。
彼等は特殊訓練を受けていた可能性が。
この危機に日本政府はどう対応するのか・・・?
==========================================
う〜ん・・・。
役職名が字幕ででるのだが、TV画面では小さくて
漢字がいっぱいで読みにくい。
沢山の俳優が出演しているのだが、
誰が何の役職なのか分からないうちに終わってしまう。
豪華オールスター大挙出演ということか、
ちらっと画面にでて、その人がどういう役なのか把握できずに
物語はどんどん進んでしまう。
この作品は東映。
国籍不明の特殊部隊に、
日本警察の特殊チームSATが次々と倒されていく。
これが戦隊ヒーローモノによくあるかんじで
お目当てのヒーローが登場するまでの間に、
警察官とか自衛官が次々とあっけなく倒される場面に
よく似ている。
・・・やはり東映らしさか?
当然のことながら赤や黄色のレオタードを着た
戦隊ヒーローがでてくることもなく、
政府が「どうしましょ?!」議論しているうちに、
事態はどんどん悪化していく。
ベストセラー小説の映画化らしいが、
フジテレビの朝のワイドショー「とくダネ」のスペシャル版「GOガイ」の
もしも北朝鮮がミサイルを発射したら・・・の
シュミレーションビデオのほうが面白くて、緊迫感があった。
「GOガイ」とか、NHKの「こどもニュース」みたほうが
今の世界における日本の状況が分かりやすく理解できると思う。
ま、そんなことを思った作品。
監督/石待 露堂
出演/古谷 一行
==========================================
敦賀半島に国籍不明の潜水艦が座礁した。
内部を調べると、多数の武器を発見。
そして乗りこんでいた何名かが密かに上陸した。
彼等は特殊訓練を受けていた可能性が。
この危機に日本政府はどう対応するのか・・・?
==========================================
う〜ん・・・。
役職名が字幕ででるのだが、TV画面では小さくて
漢字がいっぱいで読みにくい。
沢山の俳優が出演しているのだが、
誰が何の役職なのか分からないうちに終わってしまう。
豪華オールスター大挙出演ということか、
ちらっと画面にでて、その人がどういう役なのか把握できずに
物語はどんどん進んでしまう。
この作品は東映。
国籍不明の特殊部隊に、
日本警察の特殊チームSATが次々と倒されていく。
これが戦隊ヒーローモノによくあるかんじで
お目当てのヒーローが登場するまでの間に、
警察官とか自衛官が次々とあっけなく倒される場面に
よく似ている。
・・・やはり東映らしさか?
当然のことながら赤や黄色のレオタードを着た
戦隊ヒーローがでてくることもなく、
政府が「どうしましょ?!」議論しているうちに、
事態はどんどん悪化していく。
ベストセラー小説の映画化らしいが、
フジテレビの朝のワイドショー「とくダネ」のスペシャル版「GOガイ」の
もしも北朝鮮がミサイルを発射したら・・・の
シュミレーションビデオのほうが面白くて、緊迫感があった。
「GOガイ」とか、NHKの「こどもニュース」みたほうが
今の世界における日本の状況が分かりやすく理解できると思う。
ま、そんなことを思った作品。
『ピンポン』・・きれいなコは、ありがたや〜、ありがたや〜
2003年3月3日 邦画2002年・日
監督/曽利 文彦
出演/窪塚 洋介
===========================================
卓球をこよなく愛するペコ。
そんな彼をヒーローと思う幼なじみのスマイル。
ペコは留学生のチャイナ、幼なじみのアクマに
続けて負け
卓球から逃げていた。
そしてスマイルはバタフライ・ジョーのもとで
黙々とトレーニングする・・・
===========================================
原作のマンガは読んだことがない。
窪塚クンは『IWGP』しか観たことがない。
若いコ達を中心によくレンタルされるので観ることに。
これは爽やかな青春スポコンですな。
テンポも良く、観ててスカッとする。
『IWGP』で窪塚クンを初めて観たとき、
なんてキレイなコなんだ〜!と思ったっけ。
この作品でもオカッパ頭でも、やはり彼はキレイな男の子だ。
・・・でもね、『IWGP』とあんまり変わらないような。
っていうか、スマスマで慎吾ちゃんがマネしてる
演技にそっくりだわさ。
フツーは慎吾ちゃんソックリ!って思うのだろうが、
なにせ窪塚クンよりスマスマ観る機会の方が多いから、
「慎吾ちゃんにソックリだわ〜」って思ってしまった蛍風(笑)
バタフライ・ジョー役は、竹中 直人。
正直またタケチューか・・・って思ってしまう。
いや、確かにウマイけど、
映画でこの手の役はタケチューばっかりって気が・・・。
他に役者がいないのだろうか?
この作品での発見はスマイル役のARATA。
いや〜彼はキレイだわ!美しいわ!品があるわ!カッコいいわ!
透明感がある独特の存在感。
おばさん、いいモノをみせてもらいましたよ(笑)
爽やかでテンポの良い作品。
ピンポンの心地よいリズムがあふれる。
人気があるのも納得できる作品。
監督/曽利 文彦
出演/窪塚 洋介
===========================================
卓球をこよなく愛するペコ。
そんな彼をヒーローと思う幼なじみのスマイル。
ペコは留学生のチャイナ、幼なじみのアクマに
続けて負け
卓球から逃げていた。
そしてスマイルはバタフライ・ジョーのもとで
黙々とトレーニングする・・・
===========================================
原作のマンガは読んだことがない。
窪塚クンは『IWGP』しか観たことがない。
若いコ達を中心によくレンタルされるので観ることに。
これは爽やかな青春スポコンですな。
テンポも良く、観ててスカッとする。
『IWGP』で窪塚クンを初めて観たとき、
なんてキレイなコなんだ〜!と思ったっけ。
この作品でもオカッパ頭でも、やはり彼はキレイな男の子だ。
・・・でもね、『IWGP』とあんまり変わらないような。
っていうか、スマスマで慎吾ちゃんがマネしてる
演技にそっくりだわさ。
フツーは慎吾ちゃんソックリ!って思うのだろうが、
なにせ窪塚クンよりスマスマ観る機会の方が多いから、
「慎吾ちゃんにソックリだわ〜」って思ってしまった蛍風(笑)
バタフライ・ジョー役は、竹中 直人。
正直またタケチューか・・・って思ってしまう。
いや、確かにウマイけど、
映画でこの手の役はタケチューばっかりって気が・・・。
他に役者がいないのだろうか?
この作品での発見はスマイル役のARATA。
いや〜彼はキレイだわ!美しいわ!品があるわ!カッコいいわ!
透明感がある独特の存在感。
おばさん、いいモノをみせてもらいましたよ(笑)
爽やかでテンポの良い作品。
ピンポンの心地よいリズムがあふれる。
人気があるのも納得できる作品。
『KT』・・荒波ふんどしムービー
2002年11月25日 邦画2002年・日/韓
監督/阪本 順治
出演/佐藤 浩市
キム・ガプス
============================================
大統領選に辛勝した朴は、
日米で反朴政権運動をしている金大中の存在を恐れ、
日本にいた彼を拉致するよう命令をだす・・・。
============================================
金大中拉致事件・・・うおぉ〜懐かしい。
今はキム デジュンと読むけど、
昔は「きんだいちゅう」と読んでいたのよね〜。
当時子供だった蛍風は金大中氏のことを知らなかったので
金大中学校というところで誘拐事件があったのかと思ってました(笑)
画面の中には当時の懐かしいものがいろいろと・・・。
蓋が銀色で花柄の炊飯器やらちゃぶ台やら。
その中でも蛍風が目を引いたのは車!
あれは・・ケンとメリーの車?
当時お兄ちゃん達が憧れてたケンとメリーのスカイライン?
車に詳しくない蛍風なので、
劇中の車がスカイラインかどうかは分からないけど、
当時はケンとメリーのなんとかって人気あったような気がする・・・。
本作品は時代の流れに翻弄される2人の男の姿を描いている。
国家とは何か?組織とは?自分の存在意義は?などなど。
ダークな色調の中で使命と友情を確かめ合う男達。
汗くささがただよってきそうな硬派な男のドラマ。
例えるなら
フンドシいっちょうで荒波を前に仁王立ちしているような男の姿
手には銛か大漁旗があればなおGOOD。
↑職場のコにこの話をしたら
「KT観てそんなこと考えるのは世界中で蛍風さんだけですよ」
・・いや、だから男くさい作品だったと言いたかっただけなんだけど(汗)
おまけに「お客様には絶対言っちゃダメですよ」とも言われた。
はいはい分かってます、お客様には口がさけても
「これは荒波ふんどし作品です」なんて言いませんよ(笑)
時代に翻弄される硬派な男達のドラマ。
金車雲役のキム・ガプスが素晴らしい。
全然好みのタイプではないのだが、話が進むにつれ
男の色気が溢れ出る。
華やかさ、娯楽性には欠けるものの渋い大人の男の作品。
===秋林 瑞佳サマ===
いつもこんな蛍風の日記を読んで頂きましてありがとうございます。
『初体験 リッジモント・ハイ』、きゃぁ〜懐かしい!
ロン毛のショーン・ペンと一世を風靡したアイドル女優フィービー・ケイツ!
まだポチャッとしてたジェニファー・ジェーソン・リーも出てた!
ジャケットはかなり色あせて、背の部分のタイトルは
ほとんど読めない状態ですが、
「初体験」という言葉が青少年のコカン、いやココロを熱くするのか
はたまたバカチンなショーン・ペンが気になるのか
たま〜にレンタルされて生き延びております。
たしか去年あたり、DVDでもリリースされてたような・・・。
原作があのキャメロン・クロウだから、アカデミー賞がらみで
展開しているお店があるかも・・・。
見つかるといいですネ!
監督/阪本 順治
出演/佐藤 浩市
キム・ガプス
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大統領選に辛勝した朴は、
日米で反朴政権運動をしている金大中の存在を恐れ、
日本にいた彼を拉致するよう命令をだす・・・。
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金大中拉致事件・・・うおぉ〜懐かしい。
今はキム デジュンと読むけど、
昔は「きんだいちゅう」と読んでいたのよね〜。
当時子供だった蛍風は金大中氏のことを知らなかったので
金大中学校というところで誘拐事件があったのかと思ってました(笑)
画面の中には当時の懐かしいものがいろいろと・・・。
蓋が銀色で花柄の炊飯器やらちゃぶ台やら。
その中でも蛍風が目を引いたのは車!
あれは・・ケンとメリーの車?
当時お兄ちゃん達が憧れてたケンとメリーのスカイライン?
車に詳しくない蛍風なので、
劇中の車がスカイラインかどうかは分からないけど、
当時はケンとメリーのなんとかって人気あったような気がする・・・。
本作品は時代の流れに翻弄される2人の男の姿を描いている。
国家とは何か?組織とは?自分の存在意義は?などなど。
ダークな色調の中で使命と友情を確かめ合う男達。
汗くささがただよってきそうな硬派な男のドラマ。
例えるなら
フンドシいっちょうで荒波を前に仁王立ちしているような男の姿
手には銛か大漁旗があればなおGOOD。
↑職場のコにこの話をしたら
「KT観てそんなこと考えるのは世界中で蛍風さんだけですよ」
・・いや、だから男くさい作品だったと言いたかっただけなんだけど(汗)
おまけに「お客様には絶対言っちゃダメですよ」とも言われた。
はいはい分かってます、お客様には口がさけても
「これは荒波ふんどし作品です」なんて言いませんよ(笑)
時代に翻弄される硬派な男達のドラマ。
金車雲役のキム・ガプスが素晴らしい。
全然好みのタイプではないのだが、話が進むにつれ
男の色気が溢れ出る。
華やかさ、娯楽性には欠けるものの渋い大人の男の作品。
===秋林 瑞佳サマ===
いつもこんな蛍風の日記を読んで頂きましてありがとうございます。
『初体験 リッジモント・ハイ』、きゃぁ〜懐かしい!
ロン毛のショーン・ペンと一世を風靡したアイドル女優フィービー・ケイツ!
まだポチャッとしてたジェニファー・ジェーソン・リーも出てた!
ジャケットはかなり色あせて、背の部分のタイトルは
ほとんど読めない状態ですが、
「初体験」という言葉が青少年のコカン、いやココロを熱くするのか
はたまたバカチンなショーン・ペンが気になるのか
たま〜にレンタルされて生き延びております。
たしか去年あたり、DVDでもリリースされてたような・・・。
原作があのキャメロン・クロウだから、アカデミー賞がらみで
展開しているお店があるかも・・・。
見つかるといいですネ!
『かあちゃん』・・今なら素直に言える、お母さんありがとう
2002年8月22日 邦画2001年・日
監督/市川 崑
出演/岸 恵子
============================================
天保時代末期、庶民は貧困にあえいでいた。
勇吉が貧しさから、泥棒に入った家は
おかつと5人の子供全員が働き、長屋づきあいもせずに
コツコツと金を貯めていた。
生活を切り詰めてまで、金を貯める理由を知った勇吉は・・・
============================================
岸 恵子が「かあちゃん」です。
マダム〜ではなく、「かあちゃん」なのです。
なんかイメージがわかないなぁ〜と思いながら観たらビックリ。
チャキチャキのまぎれもない「かあちゃん」。
あれは「かあちゃん」としか言いようがない演技。
サスガです、岸 恵子サマ。
とりたてて大事件が起こるわけでもないが、
とにかく人情と家族愛がギュッと詰まった作品。
印象に残ったシーンは、勇吉が「かあちゃん」に
「生みの親ですら、こんなことをしてくれたことはなかった」と言った時、
親をそんな風に言うんじゃないよ!
親はどんなことをしてでも子供に何かしてやりたいもんなんだ、
それが出来なかった親の辛さが、お前にはわからないのか!
この、おかつかあちゃんのセリフが胸にどーんときた・・・。
反抗期の頃は、些細なことでも親に反発心を感じた蛍風。
でもね、今になって親のありがたみや偉さが分かる。
歴史に名を残す偉人だけがエライんじゃない。
風邪をひいた時、看病してくれた母
友達の新しい服を羨ましく思ったとき、
自分の思い出の洋服を私のワンピースに作り変えてくれた母
自分は平気だと言って食べずに、その分家族に食べさせてくれた母。
自分を生み、ここまで育ててくれた母に感謝したくなった。
あ、もちろん父にもね(笑)
人情、家族の絆、親のありがたさが
ちょっとした笑いのなかに描かれている作品。
素朴で心があったかくなり、ホロリと涙がでる作品。
監督/市川 崑
出演/岸 恵子
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天保時代末期、庶民は貧困にあえいでいた。
勇吉が貧しさから、泥棒に入った家は
おかつと5人の子供全員が働き、長屋づきあいもせずに
コツコツと金を貯めていた。
生活を切り詰めてまで、金を貯める理由を知った勇吉は・・・
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岸 恵子が「かあちゃん」です。
マダム〜ではなく、「かあちゃん」なのです。
なんかイメージがわかないなぁ〜と思いながら観たらビックリ。
チャキチャキのまぎれもない「かあちゃん」。
あれは「かあちゃん」としか言いようがない演技。
サスガです、岸 恵子サマ。
とりたてて大事件が起こるわけでもないが、
とにかく人情と家族愛がギュッと詰まった作品。
印象に残ったシーンは、勇吉が「かあちゃん」に
「生みの親ですら、こんなことをしてくれたことはなかった」と言った時、
親をそんな風に言うんじゃないよ!
親はどんなことをしてでも子供に何かしてやりたいもんなんだ、
それが出来なかった親の辛さが、お前にはわからないのか!
この、おかつかあちゃんのセリフが胸にどーんときた・・・。
反抗期の頃は、些細なことでも親に反発心を感じた蛍風。
でもね、今になって親のありがたみや偉さが分かる。
歴史に名を残す偉人だけがエライんじゃない。
風邪をひいた時、看病してくれた母
友達の新しい服を羨ましく思ったとき、
自分の思い出の洋服を私のワンピースに作り変えてくれた母
自分は平気だと言って食べずに、その分家族に食べさせてくれた母。
自分を生み、ここまで育ててくれた母に感謝したくなった。
あ、もちろん父にもね(笑)
人情、家族の絆、親のありがたさが
ちょっとした笑いのなかに描かれている作品。
素朴で心があったかくなり、ホロリと涙がでる作品。
『ウォーターボーイズ』・・純朴少年の夏
2002年8月4日 邦画2001年・日
監督/矢口 史靖
出演/妻夫木 聡
============================================
部員がたった1人の男子校の水泳部。
廃部寸前のところに、若い女教師・佐久間が顧問になった。
すると部員が一挙に集まったが、佐久間がやりたかったのは
シンクロだった・・・
============================================
毎日暑い・・・。
少しでも涼しい気分になりたかったので、
プールが舞台の本作品を観ることに。
青春モノでしょ、男子高校生でしょ、
プールでしょ、水着でしょ、青春でしょ・・・
そりゃもう鼻血ブーな抱腹絶倒青春モノかと思ったんだけど、
想像していたのとはちょっと違った。
真面目に真面目にシンクロというスポーツに
励む男の子達のおハナシ。
スポコンに近いものがある。
若き青春特有のモンモンとした悩み(笑)は無い。
それどころか、意識的に「性」を省いたと思えるほど。
竹中直人が出演しているが、
上手いんだけど、この手の作品にタケチューが出てくると
またかぁ〜と思ってしまう。
いや・・上手いから良いんだけど、
他に役者はいないのか?って気分になってしまう。
ラストの文化祭での発表会、ちょっと長すぎ。
男のシンクロ演技を堪能できるし、
それだけ出演者が頑張ったと認めるが、
ストーリー展開からいって、やはり「長い」と感じざるおえない。
シンクロをもっと短くして、部員同士の衝突とか
周囲のいたぶりに耐え忍ぶ姿を描いてもよかったのでは?
純情で素朴な男の子達の純粋なサクセスムービー。
監督/矢口 史靖
出演/妻夫木 聡
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部員がたった1人の男子校の水泳部。
廃部寸前のところに、若い女教師・佐久間が顧問になった。
すると部員が一挙に集まったが、佐久間がやりたかったのは
シンクロだった・・・
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毎日暑い・・・。
少しでも涼しい気分になりたかったので、
プールが舞台の本作品を観ることに。
青春モノでしょ、男子高校生でしょ、
プールでしょ、水着でしょ、青春でしょ・・・
そりゃもう鼻血ブーな抱腹絶倒青春モノかと思ったんだけど、
想像していたのとはちょっと違った。
真面目に真面目にシンクロというスポーツに
励む男の子達のおハナシ。
スポコンに近いものがある。
若き青春特有のモンモンとした悩み(笑)は無い。
それどころか、意識的に「性」を省いたと思えるほど。
竹中直人が出演しているが、
上手いんだけど、この手の作品にタケチューが出てくると
またかぁ〜と思ってしまう。
いや・・上手いから良いんだけど、
他に役者はいないのか?って気分になってしまう。
ラストの文化祭での発表会、ちょっと長すぎ。
男のシンクロ演技を堪能できるし、
それだけ出演者が頑張ったと認めるが、
ストーリー展開からいって、やはり「長い」と感じざるおえない。
シンクロをもっと短くして、部員同士の衝突とか
周囲のいたぶりに耐え忍ぶ姿を描いてもよかったのでは?
純情で素朴な男の子達の純粋なサクセスムービー。
『陰陽師』・・アイドルから白塗り、そして小悪党へ
2002年7月2日 邦画2001年・日
監督/滝田 洋二郎
出演/野村 萬斎
=======================================
時は平安。
魔物が横行する世の中。
生まれたばかりの親王に呪いがかけられ、
清明は呪いを解くために青音を呼び寄せ・・・
=======================================
先月は邦画を観ていなかったので、
7月の1本目はこの作品に・・・。
TV版は、毎週楽しみに観ていた蛍風。
ゴロちゃんのクールな清明に好感を持っていたが、
本作品の野村萬斎にはヤラレターって感じ。
クールというよりも、世間を斜に構えてみてるような
萬斎・清明はGOOD。
おまけに立ち振る舞い1つ1つが美しい。
顔もホント和風でピッタリだわさ。
キョンキョン扮する青音も、なにやら人間離れした雰囲気を漂わせ、
敵キャラ真田も、貫禄充分。
なんて豪華な顔ぶれなのかしらん。
真田広之は少しふっくらして貫禄がついた。
トラボルタみたいに小悪党が似合う顔つきになった。
昔はアイドルアクションスターだったのに、
こんな凄みのある演技をするようになったんだ・・・。
真田広之といえば、『伊賀のカバ丸』で
静音だっけ?長髪の白塗りの役やってたな〜。
当時『伊賀のカバ丸』を愛読していた(笑)蛍風は、
マンガとは似ても似つかない不気味な
真田・静音(ホントに静音って名前だっけ?)に憤りを感じたっけ。
ストーリー構成もGOOD。
見せ場が確立され、その見せ場が終盤に進むにつれ
より大きなものになり、見ごたえがある。
残念な点は博雅役の伊藤英明がキレイすぎること。
TV版の杉本哲太のほうが、無骨な感じがよく出ていた。
本作品は第一級の娯楽作品といえよう。
監督/滝田 洋二郎
出演/野村 萬斎
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時は平安。
魔物が横行する世の中。
生まれたばかりの親王に呪いがかけられ、
清明は呪いを解くために青音を呼び寄せ・・・
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先月は邦画を観ていなかったので、
7月の1本目はこの作品に・・・。
TV版は、毎週楽しみに観ていた蛍風。
ゴロちゃんのクールな清明に好感を持っていたが、
本作品の野村萬斎にはヤラレターって感じ。
クールというよりも、世間を斜に構えてみてるような
萬斎・清明はGOOD。
おまけに立ち振る舞い1つ1つが美しい。
顔もホント和風でピッタリだわさ。
キョンキョン扮する青音も、なにやら人間離れした雰囲気を漂わせ、
敵キャラ真田も、貫禄充分。
なんて豪華な顔ぶれなのかしらん。
真田広之は少しふっくらして貫禄がついた。
トラボルタみたいに小悪党が似合う顔つきになった。
昔はアイドルアクションスターだったのに、
こんな凄みのある演技をするようになったんだ・・・。
真田広之といえば、『伊賀のカバ丸』で
静音だっけ?長髪の白塗りの役やってたな〜。
当時『伊賀のカバ丸』を愛読していた(笑)蛍風は、
マンガとは似ても似つかない不気味な
真田・静音(ホントに静音って名前だっけ?)に憤りを感じたっけ。
ストーリー構成もGOOD。
見せ場が確立され、その見せ場が終盤に進むにつれ
より大きなものになり、見ごたえがある。
残念な点は博雅役の伊藤英明がキレイすぎること。
TV版の杉本哲太のほうが、無骨な感じがよく出ていた。
本作品は第一級の娯楽作品といえよう。
『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』・・家族の会話
2001年12月3日 邦画1973年・日本
監督/山田 洋次
出演/渥美 清
浅丘 ルリ子
=========================================
久しぶりに帰って来たのもつかの間、
またみんなと喧嘩をしてしまった寅さんは北海道へ。
そこで歌手のリリーと出会う・・・
=========================================
寅さんの世界っていいな〜。
憎まれ口をたたきながらも、
お互いに相手を思いやる気持ちにあふれている。
さくらがピアノを欲しがっていることを知った寅さん、
おもちゃのピアノを買ってきて得意顔。
そんな寅さんに気を使って、
「おぉ〜奮発したなぁ!」
「お兄ちゃん ありがとう」
なんて言われて、ますます得意になる寅さん(笑)
寅さんを観ると、
忙しい毎日に、つい忘れてしまいそうになる
人情とか相手を思いやる気持ちの大切さを思い出させてくれる。
家族っていいね・・・しみじみそう思う。
監督/山田 洋次
出演/渥美 清
浅丘 ルリ子
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久しぶりに帰って来たのもつかの間、
またみんなと喧嘩をしてしまった寅さんは北海道へ。
そこで歌手のリリーと出会う・・・
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寅さんの世界っていいな〜。
憎まれ口をたたきながらも、
お互いに相手を思いやる気持ちにあふれている。
さくらがピアノを欲しがっていることを知った寅さん、
おもちゃのピアノを買ってきて得意顔。
そんな寅さんに気を使って、
「おぉ〜奮発したなぁ!」
「お兄ちゃん ありがとう」
なんて言われて、ますます得意になる寅さん(笑)
寅さんを観ると、
忙しい毎日に、つい忘れてしまいそうになる
人情とか相手を思いやる気持ちの大切さを思い出させてくれる。
家族っていいね・・・しみじみそう思う。
『地上最強のカラテ 結集編』・・グラップラー刃牙の世界
2001年11月29日 邦画1977年・日本
監督/後藤秀司
出演/大山倍達
ウイリー・ウイリアムス
=========================================
熊殺しウィリーが参戦した第2回世界空手大会での
激闘を中心に
極真空手の活動を描く
=========================================
アニメ「グラップラー刃牙」で
主人公・刃牙が夜叉猿と戦う場面を見たとき、
「でっかいお猿さんと戦うの修行なの〜??」唖然とした。
しかし20年以上も前に、
実際に熊ちゃんを相手に闘った人がいたんですね。
この熊ちゃん、野生なのかしらん?
ウイリー・ウイリアムスが攻撃するのを
いやいや相手にしてるとしか見えなかった。
もし、人間の手によって育てられた熊ちゃんだったら
トラウマになることでしょう。
カラテの練習といえば、道場での練習や
砂浜で海に向かって型の練習というイメージしか
持っていなかった。
よくあるスポ根ドラマの影響か?(笑)
ところが、違った!
飛び蹴りしながら火の輪をくぐったり、
高速で走ってくる車を飛び越えたりしてたよ!
もう蛍風ビックリしてしまったよ〜。
なんて劇画チックな世界なんでしょう〜!
この世界空手大会には他の格闘技の選手も参加していて、
刃牙の世界みたいだな〜と思った。
選手たちはみな、均整のとれた美しい体をしている。
あの体は、壮絶な稽古のたまものであろう。
蛍風、男の世界&刃牙の世界を
覗き見しちゃった感じ(笑)。
監督/後藤秀司
出演/大山倍達
ウイリー・ウイリアムス
=========================================
熊殺しウィリーが参戦した第2回世界空手大会での
激闘を中心に
極真空手の活動を描く
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アニメ「グラップラー刃牙」で
主人公・刃牙が夜叉猿と戦う場面を見たとき、
「でっかいお猿さんと戦うの修行なの〜??」唖然とした。
しかし20年以上も前に、
実際に熊ちゃんを相手に闘った人がいたんですね。
この熊ちゃん、野生なのかしらん?
ウイリー・ウイリアムスが攻撃するのを
いやいや相手にしてるとしか見えなかった。
もし、人間の手によって育てられた熊ちゃんだったら
トラウマになることでしょう。
カラテの練習といえば、道場での練習や
砂浜で海に向かって型の練習というイメージしか
持っていなかった。
よくあるスポ根ドラマの影響か?(笑)
ところが、違った!
飛び蹴りしながら火の輪をくぐったり、
高速で走ってくる車を飛び越えたりしてたよ!
もう蛍風ビックリしてしまったよ〜。
なんて劇画チックな世界なんでしょう〜!
この世界空手大会には他の格闘技の選手も参加していて、
刃牙の世界みたいだな〜と思った。
選手たちはみな、均整のとれた美しい体をしている。
あの体は、壮絶な稽古のたまものであろう。
蛍風、男の世界&刃牙の世界を
覗き見しちゃった感じ(笑)。
『空想科学任侠伝 極道忍者 ドス竜』・・大槻ケンヂは楽しそう
2001年11月25日 邦画1990年・日本
原作・監督/永井 豪
出演/大槻 ケンヂ
キューティー鈴木
安岡 力也
==========================================
謎の暴力集団「乱獣寺組」の手によって
関東名代の組長が次々と暗殺される一大抗争事件が勃発。
関東最強の「忍道組」5代目組長までが暗殺され、
1人娘の次期組長しのぶがさらわれる。
この危機を代々忍道組を守ってきたドス竜たち
「天部衆3人組」が救い出そうとする・・・
==========================================
わっはっは〜。ツッコミがいのある変な作品だった。
原作が永井豪の漫画らしいけど、
漫画を実写にすると笑えるんだよね〜。
大槻ケンヂ扮するドスの使い手「ドス竜」。
普段は正体を隠して、お嬢さんの運転手。
お嬢さんのわがままに振りまわされる「気の良いあんちゃん」だが、
いざピンチなるとドス竜に変身して助ける。
普段の気の良いあんちゃんは大槻のイメージそのままだが、
ドス竜に扮している時はいかにも楽しそう(笑)
天部衆3人組が夜道をヒタヒタと走るシーンは
ドリフの忍者走りそのもの。かなり笑える。
5代目組長の遺体を前に涙するお嬢さんを
庭で見ているドス竜。
犯人に対する怒りのあまり服を脱ぎ捨て全裸になると
背中には竜の刺青が!
・・・って庭でスッポンポンになって
もしお嬢さんが振り向いたらどうすんのよー。
違うジャンルの映画になっちゃうじゃないか〜(笑)
キューティー鈴木と尾崎魔弓が戦うシーンは
もろプロレス。しかも長い。
忍者という設定なら忍術くらい使って戦えば?
それともプロレスが撮りたくて作った作品か?
きわめつけは敵の親玉・安岡力也の正体。
忍道組のお嬢さんをさらった目的は
関東最強の忍道組のお嬢さんに自分の「卵」を生ませて、
関東を支配するため!
・・え?卵?
なんと安岡力也たち乱獣寺組の正体はエイリアンだった!
エイリアン達は関東の極道界を支配するためだけに
わざわざ宇宙のはるかかなたからやってきたのだ。
・・・なんと、なんとスゴイ設定なんだろう!(笑)
久々に大笑いさせてもらいました。
原作・監督/永井 豪
出演/大槻 ケンヂ
キューティー鈴木
安岡 力也
==========================================
謎の暴力集団「乱獣寺組」の手によって
関東名代の組長が次々と暗殺される一大抗争事件が勃発。
関東最強の「忍道組」5代目組長までが暗殺され、
1人娘の次期組長しのぶがさらわれる。
この危機を代々忍道組を守ってきたドス竜たち
「天部衆3人組」が救い出そうとする・・・
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わっはっは〜。ツッコミがいのある変な作品だった。
原作が永井豪の漫画らしいけど、
漫画を実写にすると笑えるんだよね〜。
大槻ケンヂ扮するドスの使い手「ドス竜」。
普段は正体を隠して、お嬢さんの運転手。
お嬢さんのわがままに振りまわされる「気の良いあんちゃん」だが、
いざピンチなるとドス竜に変身して助ける。
普段の気の良いあんちゃんは大槻のイメージそのままだが、
ドス竜に扮している時はいかにも楽しそう(笑)
天部衆3人組が夜道をヒタヒタと走るシーンは
ドリフの忍者走りそのもの。かなり笑える。
5代目組長の遺体を前に涙するお嬢さんを
庭で見ているドス竜。
犯人に対する怒りのあまり服を脱ぎ捨て全裸になると
背中には竜の刺青が!
・・・って庭でスッポンポンになって
もしお嬢さんが振り向いたらどうすんのよー。
違うジャンルの映画になっちゃうじゃないか〜(笑)
キューティー鈴木と尾崎魔弓が戦うシーンは
もろプロレス。しかも長い。
忍者という設定なら忍術くらい使って戦えば?
それともプロレスが撮りたくて作った作品か?
きわめつけは敵の親玉・安岡力也の正体。
忍道組のお嬢さんをさらった目的は
関東最強の忍道組のお嬢さんに自分の「卵」を生ませて、
関東を支配するため!
・・え?卵?
なんと安岡力也たち乱獣寺組の正体はエイリアンだった!
エイリアン達は関東の極道界を支配するためだけに
わざわざ宇宙のはるかかなたからやってきたのだ。
・・・なんと、なんとスゴイ設定なんだろう!(笑)
久々に大笑いさせてもらいました。