1988年・中
出演/陳道明

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清朝末期、未だ強大な権力を持つ西太后が次の皇帝に選んだのは
まだ3歳にも満たない溥儀だった・・・
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これもかなり前に観た作品なので、細かいところは覚えていない。
あ~ん、もうっ!

溥儀の話はジョン・ローンが演じた『ラストエンペラー』で
だいたいのことは把握していたので分かりやすかったが
やっぱり漢字の多い字幕はキツイ!
しかも普段使わない漢字が多いし・・・

溥儀役は子供・少年・青年・晩年を4人が演じる。
もともと晩年時代を演じる朱旭が目当てで選んだ作品。
やっぱり朱旭さん、上手かった!

しかしそれ以上に青年時代を演じた陳道明の上手いこと!
ストーリー上メインの時代を演じる役者さんなので、
当然上手い人をつれてきたのだろうが、この人のことは知らなかったなぁ。

それから子供時代を演じた子も可愛かった~~!

幼い溥儀が初めて西太后に会うシーンが印象的。
西太后を怖がって泣いてしまう。
ムッとする西太后(笑)

中国三大悪女の1人だからか、とも連想させるが
子供ってもともと普段見慣れない古いものや老人を怖がる傾向があるよね。
なんか子供らしいなって笑ってしまった。

日本人役もでてくるが、役者本人の台詞の上に日本語の台詞が重なる
ボイスオーバー形式。
日本人の台詞は日本語で、という製作側の意気込みは伝わってくるが、
これ、声あってないですよー!
画面に映る役者より、声がかなり若いですよー。
綺麗な発音の台詞だけど、キレイすぎますよー!
感情がこもってなくて、もろアナウンサーのニュース読みですよー!(笑)

時代の荒波の中で 多くを与えられたり、全てを奪われたり。
やりたい放題だったり、抑圧されたり。

基本すべてが人任せ。
周囲の思惑でてっぺんからどん底までまさに激動の人生。
そういう意味では気の毒な人だったんだなぁ・・・。
実父の醇親王が代わりに即位していたら、
溥儀の人生も少しは変わっていたのかな・・・。

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