『酒とバラの日々』・・男の酒は身勝手なり
2008年2月7日 洋画その他・海外TVドラマ
1962年・米
監督/ブレイク・エドワーズ
出演/ジャック・レモン
リー・レミック
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クライアントの会社のPRを仕事とするジャック。
やりたくない事でもクライアントの希望を叶える自分に
嫌気がさす彼は、酒で憂さを忘れようとする。
そして家で待つ妻キアステンにも一緒に飲んで
楽しく過ごしたいと言う。
そして2人はいつしかアルコール依存症となり・・・
=================================
ジャックの仕事は、今で言う広告代理店かな?
依頼主の希望で、パーティーに出席する美女を取り揃えたりもする。
ふとしたことから取引先の秘書キアステンと出会い
チョコレート好きな彼女に、初めてお酒を飲ませる。
そして2人は恋に落ち、結婚するのだった。
子供にも恵まれ、幸せな家庭を築いていた2人だが、
仕事の憂さを晴らすため酒を飲むジャックは、
仕事が終わったら、2人で楽しく過ごしたい、と
授乳への影響を考え、酒を口にしていなかったキアステンをなじる。
ジョーの苦しみと愛情からキアステンは酒を口にし・・・。
真面目なキアステンがジョーと出会い酒を覚える。
そして、ジョーを愛するが故に酒に溺れ身を滅ぼしていく。
蛍風はほとんどアルコールを飲まない(飲めない)ので
酒に溺れる感覚はよく分からないが、悲惨だね・・・。
いくら愛する者がいても、禁断症状の時は
自分が酒を口にすることしか考えられない。
どうにかして飲みたい。なんとしても飲みたいって・・・。
相手に飲ませてやろうなんてこれっぽっちも思いつかない。
・・・恐ろしいな。
ジョーはアルコール依存症の更正会に入り、立ち直ろうとする。
しかしキアステンは・・・。
1962年に製作されたこの作品。
現代なら、もっとドロドロに落ちぶれるキアステンの姿を
カメラに収めるのだろうが
当時としてはこれでもセンセーショナルだったんだろうな。
おとなしめの描写にも関わらず、面白いと感じるのは
今と違って、昔はストーリーで「魅せる」つくりだったからだろう。
ヘンリー・マンシーニが手がけた主題歌が
ロマンチックでけだるく、やるせない雰囲気を演出。
この歌、とってもいいね!
それにしてもキアステンに酒を覚えさせ、
立ち直ろうとしている時に、また酒を飲ませ、
ついには自分だけ更正してしまうジョーって一体・・・。
なんだか勝手だなぁ・・・。
なんとしても2人で一緒に立ち直ろうとするべきなのでは・・・。
陽気で美しい2人の生活が酒に溺れ転落していく。
もはや取り戻すことのできないバラ色の日々。
主役2人の鬼気迫る演技
やるせないマンシーニの音楽
どっしりとした見ごたえのある作品
勝手にタイトルからロマンチックな作品だと思っていただけに
作品の持つメッセージ、迫力に圧倒されました。
監督/ブレイク・エドワーズ
出演/ジャック・レモン
リー・レミック
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クライアントの会社のPRを仕事とするジャック。
やりたくない事でもクライアントの希望を叶える自分に
嫌気がさす彼は、酒で憂さを忘れようとする。
そして家で待つ妻キアステンにも一緒に飲んで
楽しく過ごしたいと言う。
そして2人はいつしかアルコール依存症となり・・・
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ジャックの仕事は、今で言う広告代理店かな?
依頼主の希望で、パーティーに出席する美女を取り揃えたりもする。
ふとしたことから取引先の秘書キアステンと出会い
チョコレート好きな彼女に、初めてお酒を飲ませる。
そして2人は恋に落ち、結婚するのだった。
子供にも恵まれ、幸せな家庭を築いていた2人だが、
仕事の憂さを晴らすため酒を飲むジャックは、
仕事が終わったら、2人で楽しく過ごしたい、と
授乳への影響を考え、酒を口にしていなかったキアステンをなじる。
ジョーの苦しみと愛情からキアステンは酒を口にし・・・。
真面目なキアステンがジョーと出会い酒を覚える。
そして、ジョーを愛するが故に酒に溺れ身を滅ぼしていく。
蛍風はほとんどアルコールを飲まない(飲めない)ので
酒に溺れる感覚はよく分からないが、悲惨だね・・・。
いくら愛する者がいても、禁断症状の時は
自分が酒を口にすることしか考えられない。
どうにかして飲みたい。なんとしても飲みたいって・・・。
相手に飲ませてやろうなんてこれっぽっちも思いつかない。
・・・恐ろしいな。
ジョーはアルコール依存症の更正会に入り、立ち直ろうとする。
しかしキアステンは・・・。
1962年に製作されたこの作品。
現代なら、もっとドロドロに落ちぶれるキアステンの姿を
カメラに収めるのだろうが
当時としてはこれでもセンセーショナルだったんだろうな。
おとなしめの描写にも関わらず、面白いと感じるのは
今と違って、昔はストーリーで「魅せる」つくりだったからだろう。
ヘンリー・マンシーニが手がけた主題歌が
ロマンチックでけだるく、やるせない雰囲気を演出。
この歌、とってもいいね!
それにしてもキアステンに酒を覚えさせ、
立ち直ろうとしている時に、また酒を飲ませ、
ついには自分だけ更正してしまうジョーって一体・・・。
なんだか勝手だなぁ・・・。
なんとしても2人で一緒に立ち直ろうとするべきなのでは・・・。
陽気で美しい2人の生活が酒に溺れ転落していく。
もはや取り戻すことのできないバラ色の日々。
主役2人の鬼気迫る演技
やるせないマンシーニの音楽
どっしりとした見ごたえのある作品
勝手にタイトルからロマンチックな作品だと思っていただけに
作品の持つメッセージ、迫力に圧倒されました。
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