2006年・日
監督/山本 祐介
VC/小泉 豊
   牧野 由依

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大学中退、ひきこもり歴4年の佐藤達弘。
彼はこの自分の境遇はすべて
悪の組織・日本ひきこもり教会(N・H・K)の
陰謀だと考えるように・・・
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漫画が原作のアニメ化。
原作は自殺オフ会のあたりまでしか読んでいなかったが
アニメで音と動きをつけるとどんな風になるか想像できなかった。

大槻ケンヂが歌う『踊る赤ちゃん人形』はスゴイね、インパクトあるね!
なんだか分からないケド、パワーに圧倒される!


さて、本編は・・・
主人公・佐藤達弘。
奇をてらうものでなく、本当に存在しそうなごくごく普通の名前。
声をアテる小泉豊の言い回しも、普通の人っぽくて微妙にリアルさを感じる。
佐藤君だけじゃなく山崎君にしろ、岬ちゃんにしろ、普段は気にも留めないだけで、
実際に生息していそうな微妙なリアルさが作品全体に漂う。

なぜひきこもりになるのか?
なぜギャルゲーにハマるのか?
なぜネットゲームにハマるのか?
なぜ悪徳商法にひっかかるのか?


なるほど、そういう考えからそういうことになるのか、と
自分なりに理解した。

結局、佐藤君の問題は完全には解決しないけど
少し前進した、それでいいんじゃないかな?
現実には丸ごと大逆転なんて都合のいい事はほとんどないもの。
そういう意味でもラストまでが微妙なリアルさで心地よい。

原作を読んだのはかなり前なので、
原作と比較することは難しいが面白かったデス。

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