2006年・米
監督/オリバー・ストーン
出演/ニコラス・ケイジ

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2001年9月11日。ワールド・トレード・センターに
2機の飛行機が激突し、警察官のジョンは救出に向かうが
突然ビルが崩壊し、生き埋めになってしまう・・・
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陰謀説が囁かれる9.11
それをオリバー・ストーンが監督するんだから、
何をみても「これは陰謀だ!」という作品かと思ってたんだけど・・・(笑)

事件の裏側はもちろんのことオリバー・ストーン得意の陰謀節はまったく無し。
純粋に生き埋めになったニコラス・ケイジ扮するジョン・マクローリンと
ウィル・ヒメノの救出劇。

生き埋めになって救助を待つってお話だから
暗い画面の中、身動きできず横になっているニコたちの会話。
たまに画面が明るくなると、憔悴する家族の不安。

奇跡の生還を果たした2人の実話をもとにした作品のため
娯楽作品ではなく、事実の再確認って感じ。

奇跡・・・
沢山の人々が犠牲になったあの場所で、
生還できた2人はまさに奇跡なのかもしれないが
奇跡を起こしたのは、危険を顧みず救助にあたった人々の勇気である。

淡々と進むストーリー。事実とはそんなものかも知れない。
じりじりと時間だけを感じる。
それは長かったり、短かったり。

ただね〜
陰謀やドラマチックな展開を描かないのであれば
監督がオリバー・ストーンでなくても良かったし
寝てるだけなら主演はニコじゃなくても良かったとも思う。
もうちょっとマイナーな役者なら逆にリアリティを感じたとも思う。

イメージしていたのとは違う作品で
暗闇のなか「うぉうぉ」言ってるだけの印象。
これはこれでいいのだけれど、
派手なものが観たかった気分には合わなかった作品。

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