2006年・米
監督/ジェシカ・ベンディンガー
出演/ミッシー・バーグリム

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かつて体操会の期待の星だったヘイリーは、
悪友と建築中の屋敷に不法侵入し、損害を与えてしまう。
裁判所の判断で、しぶしぶヴィッカーマン体操アカデミーに
行くことになった彼女に周囲は冷たくあたるのだった・・・。
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かつて世界選手権でヘイリーが最後の種目を棄権したために
金メダルを逃したアメリカ。
それ以来体操界はヘイリーに冷たく、ヘイリーもまた、一切体操をしなかった。

裁判所の命令で、伝説の鬼コーチ・ヴィッカーマンのもとに行った彼女だが
反抗心からまったくやる気なし。

しかし、ヘイリーの才能を信じたヴィッカーマンの画策で
再び大会に出場することに・・・

ヘイリー役のミッシー・バーグリム
ヒラリー・スワンクばりのたくましくて凛々しいお顔立ち
「この娘は、そうとうな手だれ・・」と、ガチンコアクションを期待してしまった(笑)

ヴィッカーマン役のジェフ・ブリッジス、歳とったなぁ〜。
若い頃から「これぞ」といった特徴のない顔だっただけに、
B級役者かしらんと思った(笑)

「とある事情」で競技を棄権し、
金メダルを逃した原因ヘイリーに体操界は冷たい。
また、優勝者の数よりもけが人の方が多い
ヴィッカーマンのコーチぶりを敵視する審判。

ヘイリー達は理不尽な減点に、とうとうブチ切れて
自分達(選手)たちで優勝者を決めようとする。

カラフルなレオタードやをはじめ、画面の魅せ方がなかなか面白い。
はじけるような若さと、可愛らしさが感じられる。

観る前はスポコンかと思ったが、そうではない。
大人や社会など既存のものに逆らう反逆児精神。


それがかっこいいのかもしれないが、どうも独善的な印象をうけてしまう。

「とある事情」が象徴するように、これは多感な年頃向けの作品。
蛍風ぐらいの年代からすれば、そんなことで棄権しちゃって
今までの努力や責任はどうすんのさ!と思うのだが(笑)

やり場のない怒り、悩み、情熱を、反逆精神で突き進み
ティーンにはスカッとするであろう作品。
元ティーンの蛍風には、もはやその気持ちは理解できないケド(笑)

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