『聖衣』・・気合の入ったシネマスコープ第一作目
2007年4月2日 洋画その他・海外TVドラマ
1953年・米
監督/ヘンリー・コスター
出演/リチャード・バートン
======================
護民官のマーセラスは、
皇帝の息子カリギュラの不興をかい
エルサレムでの任を命じられる。
エルサレムでイエスの処刑をおこなったマーセラスだが、
イエスが着ていた衣に触れた瞬間、
罪悪感に苛まれるようになる・・・
=================================
横長のシネマスコープで作られた記念すべき一作目
奴隷市でギリシャ人ディミトリアスを競りかったことで
カリギュラに目をつけられてしまったマーセラス。
ローマから遠く離れたエルサレムに左遷されてしまう。
エルサレムでは、イエスが救世主として人々に崇められていて
ローマはイエスを危険人物として処刑することに。
恋人ダイアナのとりなしで、ローマに戻れることになったマーセラスだが
最初で最後の仕事としてイエスの処刑を行うことになる。
ディミトリアスは、イエスを見たときから感じるものがあり
マーセラスに処刑を行わないよう頼むが、
マーセラスにはそんな権限もなければその気もなし。
かくてゴルゴダの丘で処刑は行われ、悲嘆にくれる人々。
磔にされたイエスの足元から、
イエスが最後に来ていた衣を拾い上げるディミトリアス。
処刑の後、急な雷雨にあったマーセラスは、
ディミトリアスがもっていたその衣を身に着けると、
途端に罪悪感が芽生え、精神を病んでしまう。
ローマに戻っても、いっこうに症状がよくならないマーセラスを見たチベリウス帝は
その呪いの衣をローマを探し出すよう命じる。
衣を探すマーセラスだが、キリスト教徒になったディミトリアスや人々から
キリストの愛について説かれるうちに、信仰に目覚める。
しかしローマではカリギュラが即位し、
マーセラスとダイアナは反逆者として処刑されることに・・・
マーセラスとダイアナが処刑場に向かうラストシーン、
歩く2人の背景がいつしか青空になる。
処刑されるのではない、神の国にいくのだということか?
キリスト教徒じゃない蛍風には、よく分からないけど宗教に殉じるってのは、
宗教は違うけど今の自爆テロも、同じ気持ちなのかな?
横長画面を意識した広々とした宮殿
殺伐と荒涼としたゴルゴダの丘
ツルツルピカピカの床
作品全体に漂う荘厳な雰囲気
記念すべきシネマスコープ第一作目にかける
20世紀フォックスの並々ならぬ意気込みが感じられる!(笑)
マーセラス役のリチャード・バートンがこなれた演技をみせ
ダイアナ役のジーン・シモンズが清楚な美しさをみせる
ジーン・シモンズは『ローマの休日』と本作品のどちらに出演するか迷ったそうな。
そう言われれば、オードリー・ヘップバーンに通じる魅力がある女優だね。
娯楽的要素といえば、ローマ女性の色彩鮮やかな衣装くらい。
全体にお堅い雰囲気で、
シネマスコープで荘厳な宗教作品作りましたって感じなのかな?
監督/ヘンリー・コスター
出演/リチャード・バートン
======================
護民官のマーセラスは、
皇帝の息子カリギュラの不興をかい
エルサレムでの任を命じられる。
エルサレムでイエスの処刑をおこなったマーセラスだが、
イエスが着ていた衣に触れた瞬間、
罪悪感に苛まれるようになる・・・
=================================
横長のシネマスコープで作られた記念すべき一作目
奴隷市でギリシャ人ディミトリアスを競りかったことで
カリギュラに目をつけられてしまったマーセラス。
ローマから遠く離れたエルサレムに左遷されてしまう。
エルサレムでは、イエスが救世主として人々に崇められていて
ローマはイエスを危険人物として処刑することに。
恋人ダイアナのとりなしで、ローマに戻れることになったマーセラスだが
最初で最後の仕事としてイエスの処刑を行うことになる。
ディミトリアスは、イエスを見たときから感じるものがあり
マーセラスに処刑を行わないよう頼むが、
マーセラスにはそんな権限もなければその気もなし。
かくてゴルゴダの丘で処刑は行われ、悲嘆にくれる人々。
磔にされたイエスの足元から、
イエスが最後に来ていた衣を拾い上げるディミトリアス。
処刑の後、急な雷雨にあったマーセラスは、
ディミトリアスがもっていたその衣を身に着けると、
途端に罪悪感が芽生え、精神を病んでしまう。
ローマに戻っても、いっこうに症状がよくならないマーセラスを見たチベリウス帝は
その呪いの衣をローマを探し出すよう命じる。
衣を探すマーセラスだが、キリスト教徒になったディミトリアスや人々から
キリストの愛について説かれるうちに、信仰に目覚める。
しかしローマではカリギュラが即位し、
マーセラスとダイアナは反逆者として処刑されることに・・・
マーセラスとダイアナが処刑場に向かうラストシーン、
歩く2人の背景がいつしか青空になる。
処刑されるのではない、神の国にいくのだということか?
キリスト教徒じゃない蛍風には、よく分からないけど宗教に殉じるってのは、
宗教は違うけど今の自爆テロも、同じ気持ちなのかな?
横長画面を意識した広々とした宮殿
殺伐と荒涼としたゴルゴダの丘
ツルツルピカピカの床
作品全体に漂う荘厳な雰囲気
記念すべきシネマスコープ第一作目にかける
20世紀フォックスの並々ならぬ意気込みが感じられる!(笑)
マーセラス役のリチャード・バートンがこなれた演技をみせ
ダイアナ役のジーン・シモンズが清楚な美しさをみせる
ジーン・シモンズは『ローマの休日』と本作品のどちらに出演するか迷ったそうな。
そう言われれば、オードリー・ヘップバーンに通じる魅力がある女優だね。
娯楽的要素といえば、ローマ女性の色彩鮮やかな衣装くらい。
全体にお堅い雰囲気で、
シネマスコープで荘厳な宗教作品作りましたって感じなのかな?
コメント