2006年・米
監督/リー・スコット
出演/ジェフ・デントン

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ブッシュ大統領に提出された「9/11委員会レポート」。
物語の形態をとっていないにも関わらず
全米でベストセラーとなったこの報告書を映画化。
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9/11commission reportをもとに作られた作品。
服役囚などを除いて仮名。

これがレポートをどこまで忠実に描いているのか分からないが
作品の出来はまさに報告書。
出来事が淡々と綴られていく。
そこにはドラマチックな要素や、感情は一切ない。


9.11テロの手がかりを事前に見つけながらも
FBI、司法省など多数の機関の連携がとれず
結果、防ぐことができなかったあの事件。

それぞれの機関が、独立し確固たる地位と権力を持つがゆえ
連携して事に当たれなかった。
一つ一つのピースをそれぞれ手にしながらも
テロ事件にまで結び付けれなかった。

組織が大きいと融通が利かなくなり、横の繋がりが希薄になる。
それじゃいけないよね・・・。

縦と横、縦横無尽に風通しを良くしないと
何事も難しいのだと思った。

「なるほどね〜、こんなことがあったんだ〜」と
改めて9.11を考えた作品。

それにしても最近9.11関連の作品が多くリリースされるようになったぁ。
やっと語れるようになったのか?
それとも流行なんだろうか・・・?

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