2006年・米
監督/ジョン・ムーア
出演/リーヴ・シュレイバー

======================
6月6日午前6時。外交官ロバートの子供は死産だった。
病院の神父は、同じ時刻に生まれた子供を
息子として育てるよう進言する。
しかしその子供は悪魔の子だった・・・
=================================

オリジナルの『オーメン』に比べると時代設定が現代になっていて、
EUの統合とか現代の事柄が引用されている。
それ以外はカメラアングルなんかも含めて、オリジナルを再現したような作品。

ダミアンの養母が事故にあうシーンは、
ダミアンは三輪車をキコキコ乗りまわしていたような記憶があるが、
今回はキックボード。

おぼつかない動きで三輪車キコキコのほうが良かったのになぁ・・・。

オリジナルを再現したような作品だが、
オリジナルの持つ「深み」が感じられなかったのは何故かしらん?


リーヴ・シュレイバージュリア・スタイルズの外交官夫妻が
オリジナルに比べると「上流」な感じがしない。
ただの若夫婦ぐらいにしか見えない。

ダミアン役のシーマス・デイヴィー=フィッツパトリックもね、
目の下にクマのメイクで、直球的な不気味さを狙ったんだろうけど
違うと思うんだけどな・・・。
オリジナルのポチャポチャとしたきゃわいいダミアンだからこそ
恐怖を感じるんだけどな・・・。

音楽もオリジナルのほうが良かったような気がする。
しかし大昔のことなので、どんな音楽だったか覚えていないが(笑)

CG技術が進歩したとはいえ、
こういったクラシカルな題材の作品の出来不出来は
CG進歩とはあまり関係がないように思えた。

それだけオリジナルが優れていたということかもしれない。
圧倒的な力を持つ名作は、時を経て技術が進歩しても名作であり続けるのだ。


オリジナルの『オーメン』はすごかったなぁ〜と再認識させられただけの作品

コメント