1996年・カナダ
監督/ピーター・リンチ
出演/トロイ・J・ハートビス

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ハイイログマ(グリズリー)に襲われるも
なぜかとどめをさされずに、生き延びたトロイ。
彼は再びグリズリーと接触をはかるため、
防熊パワードスーツを開発する・・・
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「再び熊ちゃんと遭遇した〜い」の気持ちから
『ロボコップ』からインスピレーションを得て
防熊パワードスーツを開発・改良し続けるトロイさんの
異色のドキュメンタリー!(笑)

トロイさんは、結構いい年齢なのだが
グリズリーと防熊パワードスーツのことで頭がいっぱいのようだ。

初めはヘルメットに犬の調教師がつけるみたいな簡素なパワードスーツ。
しかし当然ながら強度不足のため、改良を重ねる。

耐久性を確かめるべく
殴られたり
丸太をぶつけたり
車で轢いたり
崖から転がり落としてみたり

もちろんトロイさんは真剣そのものだ(笑)

手作り感あふれるスーツは次第に重装備になっていく。
それはもはや1人では装着不能、しかも歩行困難(笑)

そしてまたまた改良した結果、
あまりの重さのあまり、運搬が困難、雪や湿った地面では重みで沈んでいく(笑)

それでもトロイさんは、グリズリーと遭遇するため山に行く。
待ち伏せしていた場所とは違う地点にグリズリーが出たということで
見にいくトロイさん。でもスーツは重いからその場に置いていく。

遠くからグリズリーを確認したトロイさんだが
スーツは置き去りにしてきたから、グリズリーに接触できない。

なんのために作った防熊パワードスーツなんだ?(笑)

もうすぐ冬、来シーズンまで待つしかない悔しがるトロイさん。
・・・ってトロイさん、諦めないのか?(笑)

グリズリーと遭遇してとどめをさされなかったってことから
なぜもう一度グリズリーと接触を試みるのか?
っていうか、なんで防熊パワードスーツを作ろうって方向にいくのか?(笑)
でもトロイさん、これで1998年度のイグノーベル賞を受賞している。

正直いって本作品は期待していたような「笑い」はない。
こんなものでも買い付けて商売にしてしまうアルバトロスの手腕が見事だ!
これはアルバトロスが手がけなくて、いったいどこのメーカーが商品にするんだ!(笑)

世の中には変わった人がいるもんだなぁ〜
アルバトロスはスゴイな〜
そんなことを思った作品。

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