2005年・英
監督/ローレンス・ダンモア
出演/ジョニー・デップ
   サマンサ・モートン

======================
1660年代のイギリス。
ロチェスター伯爵は、作家・詩人としても才能があり
女性関係も派手。
しかし女優エリザベスの才能をただ1人見抜き、
彼女に演技指導するのだった・・・。
=================================

ロチェスター伯爵役がジョニー・デップ

酒と女にどっぷりの放蕩詩人ロチェスター。
王の権威も神さえも恐れぬその放埓ぶり。

ともすれば嫌味でエロエロになりがちなこの役を
ジョニー・デップは見事に魅力的で切なく熱演。

どんなにいやらしい言葉でも、この人の口から出るとちっともいやらしくない。
それどころか、色香と狂気に彩られた魅力でメロメロになってしまう(笑)
こういう現象は、
かつて『ナインハーフ』で一世を風靡したミッキ・ローク状態だな。
いやらしいことがいやらしくなく、それが危険な魅力となる。

フリルやレースたっぷりのコスチューム劇。
好みをいえば、デップの顔立ちが頬かな?エラかな?
四角っぽく角ばっているのが、ちょっと気になったかな。
『インタビュー・ウィズ。ヴァンパイア』のトム・クルーズみたいなのが
蛍風の中での「お貴族様」の顔なんだけど、
これはもう好みなのでどうしようもない(笑)

もともと国王役のジョン・マルコヴィッチが
舞台でロチェスター役を演じていたそうな。
マルコヴィッチのロチェスターも観てみたかったな・・・。

才能がありながらも淫らで放蕩、
それゆえに病に侵されて精神も肉体も滅びかかったとき
ロチェスターがとった行動とは・・・。

なかなか面白かったデス。
やっぱりジョニー・デップは、何をやらせても上手い役者だね〜!

コメント