2006年・カナダ/仏
監督/クリストフ・ガンズ
出演/ラダ・ミッチェル
   ショーン・ビーン

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ローズの養女シャロンは、夢遊病。
この夜もまた、夢遊病の症状で家をぬけだしたシャロンは
「サイレントヒル」とうわごとを言った。
サイレントヒルは、大火災がおきて今はゴーストタウンだった・・・
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ゲームの映画化らしい。
このゲームは一度もやったことがないので、
ゲームと比べてとか、世界観云々は語れない。

まず、クリーチャーデザインが秀逸!
内股でよろよろと歩く、手のないトルソーのようなクリーチャーは
今まで観たことがなく斬新だ。
たいていの場合、不気味に迫る手がポイントなだけに
この思い切ったデザインで、かつ不気味さを感じさせるデザインはスゴイ。

それ以外のクリーチャーも、全身タイツのようだったり
大駱駝艦を思わせる動きで神経逆撫での不気味さ。

灰に覆われたサイレントヒルの描写も、不思議な感覚を覚える
白い雪ではない、くすんだ色の灰・・・。

机があれば、かかさず引き出しをチェック
アイテムを一個一個ゲットし、物語の核心へと近づく
ゲームをしているかのような感じ(笑)

加えて画面の構図も、なんだかゲームっぽいと感じた蛍風。

お目当てのショーン・ビーンは、今回も「ちょっと」だけ。
うむむ〜、これはまたしても残念である。

物語の終わり方としては、これはどうなんでしょうね?
観終わって「バッドエンディング・・・?」と思ってしまった。
あそこで、違う選択をしていれば、違う結末になった・・?と
してもいないのにゲームをプレイした気持ちに・・・(笑)

ゲームの映画化はいろいろあるが、
映画をみて、ゲームをやってみたいなと思わせる作り。
初めからそう意図した作品作りだとすれば、これはもうスゴイことですな。

そういう意味でも、なかなか好感を持った作品。

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