2004年・米
監督/ジョーダン・ロバーツ
出演/ジョシュ・ルーカス

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ジェイソンは変わり者の祖父ヘンリーと息子のザックの
3人で暮らしていた。
しかし突然、長い間音信不通だった父ターナーが帰ってきた。
家族が揃ったのも束の間、ヘンリーが死んでしまい、
ジェイソン、ターナー、ザックはヘンリーが残した遺書を片手に
旅をすることになるのだった・・・
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なんと言ってもキャストが良い!
ジェイソン役がジョシュ・ルーカス
変わり者の祖父ヘンリーがマイケル・ケイン
影のある父ターナーがクリストファー・ウォーケン
幼い息子ザックがジョナ・ボボ

子役のジョナ・ボボは、利発で可愛らしく子供らしい素直さが印象的。
ターナー役のクリストファー・ウォーケン様は、
ウォーケン様らしく、悲しみの影を持つどこか普通の人とは違う奇妙な存在感。
しかもダンスまで披露してくれる!
蛍風、大満足〜(笑)

しかしなんといっても本作品は、ヘンリー役のマイケル・ケインに尽きるだろう。
その飄々とした言動、そして初めの方にしか登場しないにも関わらず
物語を最後まで引っ張っていった存在感!

父ターナーと距離を置こうとするジェイソン
何かから逃げようとするターナー
もういちど家族を一つにしたいヘンリー
子供なのに、みんなの思いが一番分かるザック


ヘンリーの言うレストランこと方々のケンタッキー・フライド・チキン(笑)を
訪れながら旅は進み、
そしてターナーの隠された秘密が明らかとなっていく。

亡き祖父に導かれながら父と息子、孫のロードムービー。
微笑ましい笑いに包まれて進むその旅の果ては、
思いがけない暗く重い影だった。

父と息子の旅っていいな〜としみじみ思った。
KFCがものすご〜く食べたくなった(笑)

地味だけど、いや地味だからこそ伝わる家族の絆。
ウォーケン様目当てに選んだ作品だったが、
これほどしみじみと心に沁みる作品だったとは・・・。

反発することもあるけど、やはり家族は大切な拠りどころなんだな〜と
あらためて感じた作品。

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