2005年・米
監督/スコット・デリクソン
出演/ローラ・リニー
   トム・ウィルキンソン

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19歳の普通の女子大生エミリー・ローズは、
ある日を境に
激しい痙攣と幻覚に襲われる。
医学では直らない彼女を、ムーア神父は悪魔祓いで救おうとするが・・・
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実話をもとに作られた作品

大学の寮で暮らすエミリーは、
ある晩、何かととり憑かれたと確信する。

初めは医学的治療を受けていたものの、まったく症状が改善されず、
彼女とその家族は最後の望みをかけてムーア神父に悪魔祓いの儀式を依頼する。

しかし、神父の努力もむなしく、
エミリーは儀式が完全に終了する前に死んでしまう。

そして神父は過失致死罪で起訴されるが・・・

悪魔祓いを扱っているが、
よくあるドロドロ〜でも音でギクッと脅かす類のものではない。
ましてや血しぶきブォーッやグッチョングッチョンの血糊でもない。

これはホラーというより法廷劇に近いだろう。

なかなか真相を話さないムーア神父と、彼を弁護することになった女弁護士。
エミリーの件に関わった者達が不可解な現象・不幸に見舞われるなか
神父がエミリーの真実を語る・・・。

ホラーの形をとりながらも、芯にあるのは信仰とアイデンティティーのヒューマニズム
弁護士たちの緊張感あふれるやりとり
有罪・無罪で片付けられない本質

CGではなく舞台出身のエミリー役ジェニファー・カーペンター
身体能力がまさに真実の怖さ


なかなか見ごたえのあった作品。気に入りました

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