2005年・米
監督/ジョン・マッデン
出演/グウィネス・パルトロウ

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天才数学者である父をたった1人で介護していたキャサリン。
その父が1週間前に亡くなり、気力を失っていた。
父の研究を調べにきていたハルは、
誰も解くことができずにいた証明が
記されていたノートを発見し・・・
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数学の才能に恵まれたグィネス・パルトロウ演じるキャサリンは
天才数学者と称えられていた父ロバートを大学をやめ、たった一人で介護していた。
ロバートは精神的に問題があったのだ。

その父を1週間前に亡くし、姉が葬儀のためにやってきた。
葬儀には父が精神を病んでから、寄り付こうともしなかった人々が
マトモだった頃の父を称え、死を惜しんでいた。

それはキャサリンにとって、腹立たしくやりきれない思いだった。

ロバートの研究を調べていたハルは、机の引き出しから世紀の大発見をする。
それはいままで誰も証明することができなかった定理の証明が
記されていたのだった。

興奮するハルに、
それは父ではなく自分が書いたものだと告白するキャサリンだが
ハルには信じることができなかった・・・。

精神を病んだ天才数学者ローバト役がアンソニー・ホプキンス
ハル役がジェイク・ギレンホール

特にアンソニー・ホプキンスの演技がGOOD
天才ゆえ精神を病んだロバートを、単なるイッちゃったヒトではなく
父としての愛情、学問に対する飽くなき情熱を深く堅実に表現。

あんまりあっちこっちに移動しなくて、家の中で展開することが多い。
もともとは舞台劇らしく、それは作品を観ていても感じることができる。
ただ舞台ならば緊迫感や迫力があるだろうが
映画になってしまうと、残念ながらそれらが薄まってしまい
地味な印象だけが残った。

頭の良いヒトってのも大変なんだな〜と
漠然と感じた作品。

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