1999年・日
監督/市川 崑
出演/役所 広司

======================
ある小藩の新しく任命された町奉行・望月小平太。
通称どら平太。
型破りなやり方で、
藩政の重鎮と壕外の三親分の悪行を暴いていく・・・
=================================

原作は山本周五郎

不埒で放蕩男との評判の望月小平太。
彼は殿様の命により、国もとの町奉行になり、
藩に根深く浸透した悪事を裁く!

どら平太役が役所広司
破天荒でつかみどころのないどら平太を魅力たっぷりに演じる。
威勢のタンカをきったかとおもえば、肩の力をぬいた「なあなあ」などら平太。
柔と剛を使い分けるどら平太は、痛快で魅力的!

脇を固める役者たちも、この人以外には考えられない!というほどのハマり方。

どら平太を心配しサポートする安川半蔵役に片岡鶴太郎
真面目だがミステリアスな仙波義十郎役が宇崎竜童
悪役・灘八親分が菅原文太

仙波に関しては杉本哲太で観たかった気もするが・・・。

文ちゃんの悪役には最初かなり戸惑った。
文ちゃんが悪役〜?と信じられなかったが
これがただの悪役ではなく、男気あふれる役で、文ちゃんにぴったりだった。
やっぱ文ちゃんにただの悪党やらせるワケないもんね〜(笑)

清濁併せ呑む望月小平太に器の大きさと魅力を感じる。
どら平太のような人が上司だったらいいな〜。
・・・振り回されることもあるだろうケド(笑)

キャスト良し
キャラクター良し
ストーリー良し
テンポ良し
映像良し


邦画の底力を見せつけるかのような痛快で後味のよい作品。
これは「喜び」マークですな。

コメント