1974年・米
監督/ジョゼフ・サージェント
出演/ウォルター・マッソー
   ロバート・ショウ

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NYの地下鉄ペラム123がハイジャックされた。
乗客を人質にした犯人たちの要求は100万ドル!
地下鉄公安局警部補ガーバーは、犯人と交渉するのだが・・・
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武装した4人組が地下鉄をハイジャックする。
地下鉄でもハイジャックっていうのかな・・・?

犯人たちは全員帽子に髭の同じような格好をし、
それぞれをブルー、グリーン、グレイ、ブラウンと色の名前で呼び合う。

ぺラム123をのっとった犯人たちは1時間以内100万ドルを要求。
しかも新札・連番は除く、少額紙幣で決められた枚数ずつを両端をゴムで留めろという
細かい注文だった。

間に合わないと思ったガーバーは、なんとかして期限延長を要求するが
犯人は頑として拒む・・・。

ガーバー警部補役がウォルター・マッソー
犯人のリーダー・ブルーがロバート・ショウ

人質を救出しようとする警察を尻目に
犯人の綿密かつ狡猾な計画が実行されていく。

原題はTHE TAKING OF PELHAM 1,2,3
邦題から受ける印象は、当時流行ったパニックものかと思ったが
パニックというより、ブルーとガーバーの頭脳対決みたいな感じ。

犯人たちはどこで知り合ったのか?
なぜ犯行を計画したのか?


詳しくは語られていない。

たまたま非番で車両に乗り合わせていた私服刑事

事態収拾の切り札っぽく、期待させておいて
結局大した働きもせず死亡。

ガーバーと対峙したブルー。
捕まるくらいなら・・と壮絶な方法を選ぶ


それでええんかい?と思うが
ロバート・ショウが演じると誇り高く感じるから不思議だ。

よくよく考えればツッコミどころは多いのだが、
犯人の綿密な計画にハラハラしてしまう。

NY地下鉄を視察にきている日本人達が笑える。
TV放映時には、彼らのシーンはかなりカットされたようだけど(笑)

ロバート・ショウの冷徹ぶり、
ウォルター・マッソーのキャラクターが冴える。

ラスト・シーンはまさにウォルター・マッソーだからこそ成立するような
粋なものである。


なかなか面白かったデス。

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