2005年・日
監督/水島 努
声の出演/大原 さやか

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普通の人には見えないアヤカシが見えてしまう
四月一日君尋(ワタヌキ キミヒロ)。
彼がバイトする市原侑子はどんな願いでも叶える。
・・・ただし同等の対価を支払えば。
ある日、侑子のもとに一通の招待状が届く。
そこには熱狂的なコレクター達ばかりが招待されていた。
しかし館の主はまったく姿を見せず・・・
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CLAMP原作。
製作はプロダクションI.G.

これはクオリティが高くて面白いのは当然でしょう!

四月一日と書いてワタヌキ。
ワタヌキはアヤカシが見えてしまう体質。
同じ学校の生徒・百目鬼(ドウメキ)は寺の息子で
ワタヌキとは逆に魔物を寄せ付けない体質。

この2人の掛け合いが面白いんですな〜。

侑子、ワタヌキ、百目鬼は、謎めいた大きな館へとやってくる。
そこには熱狂的なコレクター達が招待されていたが、
いっこうに館の主は顔を見せない。
時間ばかりが過ぎていくなか、一人、また一人と招待客が消えていく・・・。

人を馬鹿にしたようなからくり屋敷で迷うワタヌキ。
しかしその館の招待は、一途な思いが暴走した結果だったのだ。

人が持つ心の闇をえぐりだし、怪奇な雰囲気を漂わせながらも
ワタヌキと百目鬼の掛け合いにミョーにほのぼのとしてしまう。

迷路のような館の描写も、さすがプロダクションI.G.といったところ。

原作あるいはTV版を見てからじゃないと
人物関係が分かりにくく、面白みが半減してしまうだろう。

ミステリアスな雰囲気の中、人間の心の闇をさらけだし
さらにそのもっとコアな部分、ピュアな部分に気づかせてくれる。


映像GOOD。世界観GOOD。楽しめました。

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