2005年・米
監督/モーガン・スパーロック
出演/モーガン・スパーロック

==============================
決められたテーマをもとに
過激な30日間限定の体当たり実験生活!
=================================

『スーパーサイズ・ミー』では
マックを食い倒したスパーロック。
今回は恋人とともに、国で決められた最低賃金で
30日間暮らすことに挑戦!

安いアパートを借りるも、アリが部屋を這い回り
おまけに下の階はドラッグの密売・・・。
一つのバイトだけでは到底暮らして行けず、掛け持ちをする。
職場までのバス代をうかせるため、寒い中、徒歩で通う。
しかし、なんとかギリギリの状態ながらも暮らしていたが
思わぬ出来事が彼らを襲う・・・。

それは病気、怪我
保険にかからず、治療費を払うには、
ボランティアの診療所が一番。
しかし病院も医師の数も少ないため、
全員が診てもらえるわけもない。
加えて薬代もバカにならない・・・。

最低賃金ってなんだろう?

ささやかな贅沢もせず、必死に働き、
劣悪な環境に耐えながらやっと生活できる額。
病気になったら破綻してしまう。
健康で頑丈な体と強固な忍耐力を持った人間でなきゃムリだ。
それで最低限の生活を保障する額「最低賃金」ってのは
あんまりだと思う。
最低限の賃金は保証してやるから、
健康は自分でなんとかしろよってこと?

日本は国民保険や社会保険が充実していてよかったな〜と
しみじみ思った。

この作品は全3巻、計6話で構成されている。

スパーロック自身が実験したのは
1話目のこの「最低賃金で30日間」だけ。
その他にはステロイド剤を投与して若さを取り戻す「アンチエイジングを30日間」
キリスト教徒がイスラム教を体験する「イスラム修行を30日間」
ごく普通の青年が「ゲイと一緒に30日間」
都会のカップルが「自給自足で30日間」
大酒飲みに娘を心配した母が体験する「酒びたりで30日間」

2巻目に収録されている「イスラム教〜」「ゲイ〜」は
キリスト教がベースになっているため、日本人にはピンとこない部分もあるだろう。
なんで、そんなに頑固なの?って。

個人的には1話目の「最低賃金〜」と最終話の「酒びたり〜」が良かったかな。

余談だが、スパーロックとその彼女は、
『スーパーサイズ〜』時から比べると、
2人ともおしゃれでキレイになっていた。
・・・そうとうお金が入ったんだなぁ〜(笑)

コメント