1984年・伊
監督/マウロ・ボロニーニ
出演/ラウラ・アントネッリ

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16世紀のベネチア。
金髪の美しい青年の旅人ジュールズは
街で美しい人妻ヴァレリアに一目惚れする。
そんな彼を未亡人のアンジェラも一目惚れし・・・
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恋のあばんちゅ〜るを楽しみにやってきた青年ジュールズ。
街で美しい貴婦人・ヴァレリアに一目惚れ。
ヴァレリアの方のハンサムなジュールズにやっぱり一目惚れ。

明日にはベネチアを去るジュールズ。
明日には夫が帰宅するヴァレリア。
2人には今夜しかない!

約束の時間までウキウキ悶々としているジュールズのもとに
未亡人アンジェラの使いがやってくる。
アンジェラもまた、ジュールズに一目惚れし、
今宵限りのあばんちゅ〜るを楽しみたくて体が熱くなっていたのだ。

会えるかどうかも分からないヴァレリアよりも
確実に会えるアンジェラを選んだジュールズを乗せたゴンドラは
ヴァレリアの家を通り過ぎ、アンジェラのもとへといくのだった。

そして、めくるめく甘〜い官能の世界へと
くんずほぐれずのアンジェラとジュールズ。
それはジュールズに「もう空っぽだよ」と言わせるほどの
熱く長い夜だった(笑)

一方、待てど暮せどやってこないジュールズを想い
悶々のヴァレリア。
みかねた侍女がジュールズを探し出してくるが、
彼の首にアンジェラのネックレスを見つけたヴァレリアは
怒って追い出してしまう。

しかし、やっぱりジュールズが忘れられず
男装して1人で街に探しにいく。
そして見つけ、お互いに燃え上がる2人だった。
夫が帰ってくるまであと少し・・・!

完全燃焼したジュールズは美しく素晴らしい思い出を胸に
満足げにベネチアを去る。

そして女達は、また日常に戻るのだった・・・。

わはは〜
ベネチアはあばんちゅ〜るな街なんですかい?(笑)
男も女も夜は別人ですかい?(笑)
一夜限りの永遠の恋人ですかい?(笑)

美しくハンサムなジュールズ役のジェイソン・コネリー
ショーン・コネリーの息子だとか・・・。
アンジェラ役のラウラ・アントネッリ
年齢を感じさせない見事なプロポーションで
昼は黒衣をまとい貞淑な未亡人、夜は大胆な女を
官能的に演じている。
ヴァレリア役のモニカ・ゲリトーレは、ホント美人だ!

この作品、音楽はエンニオ・モリコーネが手がけているが、
女達のウッフン、アッハン悶々モヤモヤに気をとられて
どんな音楽だったか、ちっとも思い出せない(笑)

女達のかけひきや、大胆なアプローチ
ジュールズを想ってムンムンむらむらする姿は
そんな馬鹿な、と笑いたくもなるが、
これは男性の夢を描いた作品なんだろうか?
だとしたら、こういう単純なストーリーもアリなのかもしれないね(笑)

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