2003年・米
監督/ロバート・ヴィンス
出演/ケヴィン・ゼガーズ

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天才チンパンジーのジャックは、大学を抜け出し、
故郷の自然保護園に帰ろうとするが、
列車を乗り過ごしてしまい、
スティーブンとタラと出会う・・・
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カリフォルニアからカナダに引っ越してきたばかりの
スティーブン一家。
カリフォルニアでホッケーの得点王だったスティーブンは
地元のホッケーチーム・ナゲッツに入団するが、
やる気のないチームメイトばかりでがっかり。

妹のタラは耳が不自由で、そのことを気にして
学校で、いまだにひとりぼっち・・・。

そんな2人が天才チンパンジー・ジャックと出会う。

ジャックは人間の言葉が分かり、
手話で意志の疎通をはかることができ、
おまけにスポーツ万能だった・・・!

スティーブン役のケヴィン・ゼガーズ
おや、『エア・バディ』シリーズのコですな。
犬だけでなくチンパン君とも共演ですか。

『エア・バディ』に比べると、
やはり子供向けのストーリーではあるが、
チンパン君にヘタに言葉を喋らせることなく
仕草や表情で魅せる展開は好感が持てる。
耳が不自由な妹タラが、手話以外に読唇術が出来ることが
ラストにキーとなる。

引っ込み思案なタラ、やる気のないナゲッツのチームメイト達が
ジャックの出現により、大きく輝くように変化する。

子供向けとはいえ、ほのぼの&爽やかな展開に
思わず見入ってしまった。

ところでジャック役のチンパン君。
シーン毎に微妙に表情が違う。
あれっと思ったらら、3匹くらいのチンパン君が
ジャックを演じていた。
それぞれ得意のものがあるのかもしれないし、
1匹がずっと演じるのは無理があるのかもしれないが、
あまりにも顔が違うと、そっちのほうに気がとられてしまう(笑)

ジャック以外の保護園のチンパンジーも
下半身はズボン着用で、少々違和感を感じるが
ディズニーとしてはチンパン君といえど、
お尻をみせたくないってことなのだろうか?(笑)


チンパンジーの存在に頼り過ぎずに
人間のスティーブン達のストーリーをしっかりと描いている点に好感。
毒がなく、子供にも安心して観せられる作品、かな?

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