2004年・仏/伊/スペイン/英
監督/ジャン・ポール・サロメ
出演/ロマン・デュリス

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両親とともに叔父である公爵の館に住んでいた
アルセーヌ・ルパン。
ある日、父の命令で公爵夫人の持つ
マリー・アントワネットの首飾りを盗み・・・
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ルパンといえば、『ルパン三世』の方が馴染み深い蛍風(笑)。
本家本元のモーリス・ルブランの原作ルパン・シリーズは、
多分読んだことがないと思う。
そのため原作と比べてどうこうってのは分からないが、
本作品は、素直に面白かったと思う。

大人になったアルセーヌ・ルパンが
パーティーやカジノで、貴婦人達の気をそらせながら
アクセサリーを手際鮮やかに盗む!
あれ?と思ったら、もう盗まれていて、
たまらず、巻き戻しして確認してしまったほどの
手品のような大胆で鮮やかなお手並み。

怪盗紳士といわれるように
同じ相手から2度は盗まないというポリシー。

ルパン役のロマン・デュリス
初めは、細長〜い不思議なバランスのルックスになんだか変だな〜
思ったが、物語が進むにつれ、
その細長さがなんともセクシー&エレガントで魅力的に
みえてくるから不思議だ


悪女ジョセフィーヌ・カリオストロ夫人の吹き替えを
『ルパン三世』の峰不二子ちゃんの増山江威子が
アテているのにニヤリとさせられた。
あ〜・・確かに愛と裏切りの悪女ってのは不二子ちゃんだよな〜(笑)

壮大な音楽、
見るからに高そうなカルティエ提供の豪華なジュエリー
歴史をからめた陰謀渦巻くストーリー
愛と裏切り、喜びと失望の人間模様
謎解きとお宝探し


テンポ良いストーリー展開と
センスの良い演出に酔いしれたが、
最後の息子の話は余計だったような・・・。
続編を意識したのだろうか?
かえって散漫な印象を残した結果になったように思われる。
それがなければ「喜び」マークだったのに・・・。

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