2000年・2005年/英
監督/ボー・ランディン
   アーネ・ヘヴラ

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北極に生きるシロクマなどの生態を収めた
ドキュメンタリー
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このディスクには
『シロクマ物語』監督/ボー・ランディン
『ホッキョクグマの王国』監督/アーネ・ヘヴラ
2話が収録されている。

『シロクマ物語』は海外ドキュメンタリーらしい
突き放したような捉え方。

日本の「動物」モノは、ともすれば、
カワイイ〜あるいはお涙頂戴的なものがあったりするのだが、
野生の動物の残酷さも、自然の厳しさも真正面から捉えている。

ジャケットの愛らしいシロクマの親子を期待してみたら
口の周りを真っ赤に染めて、捕食する姿に固まってしまうだろう(笑)

シロクマさんも大変なのね、と感じた作品。

『ホッキョクグマの王国』
心情がベースになっているから、
日本のドキュメンタリーと似ていて、感情移入しやすく
とても観やすい。

厳しい寒さの北極では、ホッキョクグマの子供は
親がいなければ生きていくことができない。

監督のアーネが観察する小屋の側に、
1頭のホッキョクグマの子供が居座る。
エサを与えることは出来ない。
しかし、食べ物の匂いにつられ、そして淋しさと心細さのため、
アーネの周りを離れようとしないコグマ・・・。
空腹のため、動くこともままならないコグマに
アーネはただカメラを回すことしかできないのだ・・・。

ホッキョクグマは、空腹になると共食いするそうだ。
特にオスは、自分以外のコグマを襲うらしい・・・。
自然の掟とはいえ、
食い散らかされた小さな手足や、母熊の乳房には涙がでてしまう。

地球温暖化により、北極の氷の面積が少なくなり
それがホッキョクグマ達の生態にも危機を与えているそうな。

このままじゃいけないね。
なんとかしなくちゃいけないね。
いろいろと考えさせられた作品。

ところでシロクマとホッキョクグマはどこが違うのかしらん?
無学なワタクシにはちっとも分かりませんでした(笑)

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