2005年・日
監督/マキノ トクシロー
出演/藤東 勤

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空前のペットブームの中、一番人気のペットは
なんと「おやじ」だった・・・
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製作年が2005年だったり、2006年だったりと
一体どっちが正しいのかしらん・・・?

仕事も家庭も捨て、ペットとして生きることを選んだ「おやじ」達。
ペットショップで「意外とシャイです」「尽くします」とかの
手書きのPOPを胸に貼られてしょんぼり立つ姿は笑える。

主人公のおやじは、飼い主さん宅でジョンと名付けられる。

ジョンはペットである

家族で外食に行っても「ペットお断り」の張り紙があると
1人寂しく外で待つ。
ご主人から貰ったタバコ一本を持って・・・。

ペットといえども、もとは1人の中年おやじである

ご主人に嫌気がさして、街をうろつく。
そこへ、同じように飼い主のもとを逃げ出したり
ペットショップから脱走した「おやじ」達が
野良おやじとなって、現われる。

ジョンを探しにきたご主人を、野良おやじ達が襲おうとする。
嫌気がさして家を飛び出してきたジョンだが
ご主人を立派に守る!
そしてジョンとご主人は仲直りをするのだった。

奇想天外だが、笑えるし、中年おやじの寂しさ、悲しさがあふれる。

ユーモアがあって、なおかつ悲しみを帯びたストーリー。
日本もこんな作品を作れるようになったんだな〜とひたすら感心


蛍風個人的にはかなり面白く、
荒削りだが、素朴な透明感すら感じる本作品に、
驚きと好感を持ったのだが
いわゆる中年おやじの分類に入りつつあるウチの相方は
最後まで観れなかったようだ。
50分くらいしかない作品なのに(笑)
同世代だと、憤慨したり、身につまされるものがあったりするようだ。
そんなにしょぼくれないでよ、大丈夫、捨てたりしないからネ(笑)

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