『ナポレオン』・・英雄が英雄として扱われていた時代
2006年1月13日 洋画その他・海外TVドラマ
1927年・仏
監督/アベル・ガンス
出演/アルベール・デュードネ
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ナポレオンの兵学校時代からイタリア侵攻までを
壮大なスケールで描いた作品
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1927年製作で223分もある大作。
もちろんモノクロでサイレント。
コッポラ監督のお父さん、カーマイン・コッポラの作曲による
オーケストラバージョン。
これはスゴイッッ!!
80年も前に作られたこの作品、
今観ても、圧倒されるほどの迫力!
そしてダイナミックかつ美しい演出!
少年時代のナポレオン役の子が
美しい!耽美!優美!そして気品と物憂いさが同居する瞳!
オバサン、ただただ見ほれてしまいましたよ〜(笑)
ナポレオンといえば、ジョセフィーヌ。
いつ2人は結ばれるのかしらと思いながら120分経過・・・。
ラストの山場、イタリア侵攻のちょっと前にやっと結婚、
というか映画の中ではあっという間に結婚。
この作品は近頃の偉人を描いた作品に多く観られるような
「偉い人だって、こんな悩みがあったのさ」と弱音を見せることはない。
偉大なるナポレオンは、あくまでも偉大な英雄にのみ描いている。
ヒーローがヒーローとして純粋に描かれていた良き時代。
大人のナポレオン役も威厳あふれるカリスマぶりを
存分にギラつかせている。
単なる白とグレーのモノクロだけでなく
いつ着色(染色かな?)したのか分からないが
夜の部分は青のモノクロ、華やかな室内なオレンジのモノクロと
変化があって美しい。
特に兵学校時代のナポレオンが冬の夜に
外に放り出されるシーンは美しい。
日本でも20年くらい前に上映されたよね?
たしか3面のスクリーン使っての大スクリーンって。
観に行きたかったのに行けなかった思い出がよみがえった(笑)
観たかったな・・大スクリーンで。
前半の山場がツーロンの戦い、後半がイタリア侵攻という中で
革命やサンジュストのことはあっさりと過ぎてしまう。
皇帝にもならないうちに終わってしまってアレ?と思ったら
もともとオリジナルは12時間もあったのだそうな。
あったんだろうな、
玉座につくナポレオン、島流しにされるナポレオン・・・。
223分という時間をまったく感じさせない迫力ある見事な映像。
製作されてから80年という時を感じさせない力強さ。
本当に久しぶりに、素晴らしい作品に出会えた喜びを感じた作品。
監督/アベル・ガンス
出演/アルベール・デュードネ
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ナポレオンの兵学校時代からイタリア侵攻までを
壮大なスケールで描いた作品
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1927年製作で223分もある大作。
もちろんモノクロでサイレント。
コッポラ監督のお父さん、カーマイン・コッポラの作曲による
オーケストラバージョン。
これはスゴイッッ!!
80年も前に作られたこの作品、
今観ても、圧倒されるほどの迫力!
そしてダイナミックかつ美しい演出!
少年時代のナポレオン役の子が
美しい!耽美!優美!そして気品と物憂いさが同居する瞳!
オバサン、ただただ見ほれてしまいましたよ〜(笑)
ナポレオンといえば、ジョセフィーヌ。
いつ2人は結ばれるのかしらと思いながら120分経過・・・。
ラストの山場、イタリア侵攻のちょっと前にやっと結婚、
というか映画の中ではあっという間に結婚。
この作品は近頃の偉人を描いた作品に多く観られるような
「偉い人だって、こんな悩みがあったのさ」と弱音を見せることはない。
偉大なるナポレオンは、あくまでも偉大な英雄にのみ描いている。
ヒーローがヒーローとして純粋に描かれていた良き時代。
大人のナポレオン役も威厳あふれるカリスマぶりを
存分にギラつかせている。
単なる白とグレーのモノクロだけでなく
いつ着色(染色かな?)したのか分からないが
夜の部分は青のモノクロ、華やかな室内なオレンジのモノクロと
変化があって美しい。
特に兵学校時代のナポレオンが冬の夜に
外に放り出されるシーンは美しい。
日本でも20年くらい前に上映されたよね?
たしか3面のスクリーン使っての大スクリーンって。
観に行きたかったのに行けなかった思い出がよみがえった(笑)
観たかったな・・大スクリーンで。
前半の山場がツーロンの戦い、後半がイタリア侵攻という中で
革命やサンジュストのことはあっさりと過ぎてしまう。
皇帝にもならないうちに終わってしまってアレ?と思ったら
もともとオリジナルは12時間もあったのだそうな。
あったんだろうな、
玉座につくナポレオン、島流しにされるナポレオン・・・。
223分という時間をまったく感じさせない迫力ある見事な映像。
製作されてから80年という時を感じさせない力強さ。
本当に久しぶりに、素晴らしい作品に出会えた喜びを感じた作品。
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