1961年・日
監督/本多 猪四郎
出演/小泉 博
   フランキー堺

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南海の孤島インファント島で発見された
小美人を捕まえショーを開くネルソン。
小美人を島に帰すべきだと思う中條博士と新聞記者・福田だが
島の守護神モスラが小美人を連れ戻しに東京へと上陸し・・・
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モスラといえば、蛾みたいな怪獣で
ザ・ピーナッツの歌う♪モスラ〜〜の歌
(「や」がポイントね)
そしてザ・ピーナッツといえば、
片割れが沢田研二の元奥さん

そんなことしか覚えていない・・・(笑)

TVとかマンガ祭りかなんかで観た記憶はあるが
内容については、まったく覚えていなかった蛍風。

今回、改めて観ると・・・

いや〜、これはスゴイですな!
特撮のすごさ、素晴らしさといったら!!

特にまだ幼虫でイモ虫状態のモスラが海を泳いでるシーン!
ホント迫力満点で、えらいものが日本に向かってるって感じ。

地上で暴れまわるシーンもすごいが
東京タワーに糸を吐いて繭になったモスラの姿ときたら・・・!
どんな姿に変身するのかという恐怖と自然的な美しさと神秘さ!
現在のハリウッドのCGに
絶対に負けないクオリティの高さ!


ただ、ストーリー的には
ワリとツッコミいれて楽しめる部分もある(笑)
悪徳ネルソンに囚われの身となった小美人たち。
心配するスッポンの善ちゃんこと記者の福田たちに
島に帰りたい〜
でも私たちはモスラが迎えにきてくれるから大丈夫〜
だけど東京の人々には大変ね〜
などど
1歩間違えば高飛車なお嬢さん的発言をする。

予定通りモスラはあちこち破壊しまくりながら
小美人たちを無事確保し、島へと帰っていく。

それはまるで
「おらぁ〜、ウチの娘返さんかぃ〜っ」と
強面の親父が物を壊しながら迎えにくるようだ


なんかさ〜『モスラ』って
世間知らずのお金持ちお嬢様がチンピラにさらわれて、
一升瓶片手に腹巻き姿の暴力親父が迎えにくるみたいな話だね

こう話したら、
「モスラ見てそんな事想像するのは蛍風さんだけですよっ!」
と言われてしまった・・・。
そうか・・そうなんだ・・・(笑)

30年以上も前に作られた本作品は
現在でも充分に通用する迫力を持った特撮。
こんなにスゴイ特撮映画を撮った日本が誇らしく思えた作品

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