2004年・米
監督/ニック・カサヴェテス
出演/ライアン・ゴズリング
   レイチェル・マクアダムス

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施設で療養生活送る老婦人に
物語の読み聞かせをする老人。
彼が読み聞かせる物語は南部の小さな町で芽生えた
令嬢アリーと貧しい青年ノアの恋の物語だった・・・
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あっと驚く展開とか、大どんでん返しというものではない。
静かにそして確かな本物の愛が描かれている作品。

若者の一途な情熱は、大人になると色あせてしまう。
しかし、その情熱が本物の運命の愛だとしたら?

運命の相手・・・
それは時間や距離や境遇なんぞに引き裂かれたりしない。
お互いの魂が強く惹かれ合う存在。

周囲の雑音の惑わされず、自分の心に正直生きられるか?
それが運命の相手と出会い、愛しつづけられる条件だろう。
たまには違った・・てこともあるだろうが(笑)

何が幸せか?
それは周囲の問題ではなく、
自分が人生の終わりにどう感じるかなのだ。

これぞ純愛!という作品。

特にラストが良い。
こんな人生を送りたいと思う結末だ。
愛することの素晴らしさ、愛する相手のいることの素晴らしさ
自分もこうありたいと思わせる珠玉の純愛ドラマ。

余談だが老女役のジーナ・ローランズ。
『グロリア』の頃からヤッパリあまり変わっていない!
もっとも当時から迫力のあるお方でしたから・・・。
威厳がより加わったって感じかな?

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