2004年・独
監督/M・X・オバアーグ
出演/クロエ・ウィンケル
   イガワ・トウゴ

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18歳の少女が日本人DJと出会い
宿命を感じてドイツから東京にやってくる。
そして水商売を通じて、
トウキョウのアンダーグラウンドな世界に
巻きこまれていくのだった・・・
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ガイジンさんが遭遇するトウキョウ。
ソフィア・コッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』に
似たようなお話、東京の描き方かと思ったのだが・・・

う〜ん、やはり東京にフツーに暮す蛍風から観ると
違和感を感じる描き方。
街も部屋も、警察署もみんな薄暗い!
さびれた印象をうける。
そうね、近未来SFによく描かれる荒廃したビンボーな町みたいだ。

外国人から見ると東京はあんなにも陰鬱で
荒涼としたものに映るのだろうか?
それともフツーに暮す蛍風には分からない東京のアンダーな世界は
あんな感じなんでしょうか???

コッポラの『ロスト・イン〜』は
ニッポン大嫌いオーラのようなものを感じたが
本作品は、それほどひどくない。
むしろ東京が舞台なだけで、事件の真相や人間関係は
外国人同士のもの。

事件の真相っていっても、ハラハラドキドキではない。
18歳の少女が東京の水商売にもまれて
事件の真相を探るのが宿命だと感じて
1人でコツコツ調べるというもの。

ロリコン・マジックとかいって、
「ホントは15歳なの」とサバをよんだり処女のふりをして
客の人気を得るシーン。
しかも安っぽいピンクのセーラー服姿!

ん〜・・なんだかなぁ・・・(笑)
ロリコン好きで金髪好きのニッポン。
間違ってはいないけど、正確でもないような・・・(笑)

日本人の刺青
背中に「認識自我」とか漢字で一列
そんな刺青みたことありません。
それとも若い人の間では流行ってるんですかい?
蛍風は耳なし芳一かと思いましたよ(笑)

思いこみの激しい金髪少女が
こともあろうに東京の裏社会で宿命だと信じて突っ走るお話。

ツッコミをいれても楽しめるが、
薄暗い東京の街とは対称的なクロエ・ウィンケルの可愛さに
不思議な余韻を残す作品

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