1957年・米
監督/ルーベン・マムーリアン
出演/フレッド・アステア
   シド・チャリシー

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アメリカ人映画プロデューサーのカンフィールドは
ロシア人作曲家ボロフの曲を映画に使いたいと思う。
しかし、ソ連の政治局員ニノチカが
ボロフを連れ戻すため、彼等の居るパリに派遣される・・・
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グレタ・ガルポ主演の『ニノチカ』の
プロードウェイ・ミュージカルの映画化らしい。

質実剛健で労働者こそが1番だと思うニノチカ。
彼女にはパリの美しい夜景も電力の無駄にしか思えない。

そんな彼女にパリの美しさ、素晴らしさを伝えるカンフィールド。
そして2人は恋に落ちるのだった・・・。

贅沢は無駄にしか思えないガチガチの共産党員ニノチカ。
このニノチカ役がシド・チャリシー

対する口達者な伊達男カンフィールド役がアステア

この2人のダンスがとっても優雅で美しいの一言。
特にアステアは、当時57歳にも関わらず
チャリシーを優雅にリフト!
まさにハリウッドの宝・アステアである

そんな2人のダンスはもちろんだが、
ニノチカが木綿の下着から、
軽蔑していたはずの絹の下着をまとい、
美しいドレス・アクセサリーを身につけていくシーンが印象的!

初めてのオシャレにとまどいながらも
喜びをかんじていく姿が素晴らしい。
女の子にとって、オシャレはただ着飾るだけのものではなく
心を豊かにする栄養素みたいなものなのよね〜・・・。

ストーリーもコミカルな部分があり楽しめる。
歌やダンスも当然素晴らしい。
これぞ古き良き時代のエンターテイメント!


そんなことを感じた作品。

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