2004年・米
監督/マイケル・マン
出演/トム・クルーズ
   ジェイミー・フォックス

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理想通りの完璧なリムジンサービスの
会社を設立する夢を持ちながら
つなぎの仕事としてタクシー運転手をするマックス。
ある晩ヴィンセントと名乗る男を乗せた。
ヴィンセントは高額のチップを条件に
一晩貸し切りにしてくれと申し出る・・・
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タクシー運転手マックスがある晩乗せた客ヴィンセントは
凄腕の殺し屋だった。

マックスの計画は、友人に会うと偽って
マックスにタクシーを運転させ、一晩で5人殺すこと。

しかし、一人目の殺人で、マックスに正体がバレてしまう。

ヴィンセントの巻き添え(コラテラル)となったマックスは
殺しに行くと分かっていながらタクシーを運転しなければならない・・・。

トムトムが初の悪役!
それがウリになっている作品だが、
これはマックス役のジェイミー・フォックスの印象が強烈な作品。

能書きの多い殺し屋に気に入られちゃった不幸なタクシー運転手。
正体がバレた時点で、マックスも殺せばいいと思うのだが
その後も運転を続けさせるヴィンセント。

余程マックスのことを気にいっちゃったんだろう(笑)

マックスのピンチも救ったりもする。
しかしそれはマックスの財布を盗んだゴロツキを射殺するという
マックスが望みもしない方法だったが・・・。

夜の道路が美しい。
そして音楽が素晴らしい。

最近の映画に多い年中、指を下に向けて歌ってるラップじゃなくて
夜の静けさとムードを醸し出す音楽。
いいね〜、サントラ欲しくなっちゃいそうだ。

色恋などなく、男同士の奇妙な縁
まったく違う境遇、状況下におかれた2人
その心の奥底に見え隠れする友情ともシンパシーともいえる感情

舞台がLAだと忘れてしまうほどの
30年くらい前に流行ったニューヨーク派の
アメリカンニューシネマのような作品。
いや〜、こういう作品久しぶりに観たよ・・・。

さすが監督マイケル・マン!
マイケル・マンらしい骨太で重厚な男同士の作品

満足しました。

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