2004年・米
監督/ロバート・ハーマン
出演/トム・セレック

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連合国最高司令官アイゼンハワーは
ノルマンディー上陸作戦を決行するかどうか
悩んでいた。
天候の悪化を考慮すると、空挺師団の7割が犠牲になる。
「殺戮」とも呼べるこの犠牲を払ってまで
決行するべきかどうか悩むアイゼンハワーだった・・・
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史上最大の作戦とも呼ばれるノルマンディー上陸作戦。
連合国とて一枚岩ではなく、
戦後を睨んで各国の思惑が交錯していた。

「1つの作戦につき、司令官は1人」と進言するアイゼンハワー。

すべての指令権を掌握できなければ、
この大きな作戦は成功できない。

すべての指令権を掌握すること、
これは作戦のすべての責任を負うことでもある


悪天候が予想される中、作戦を実行すれば
囮の空挺師団の7割が犠牲になる計算。

しかし、作戦の時期を逸すれば
将来、もっと甚大な犠牲を払うことになる。

最高司令官であるアイゼンハワーは
苦渋の決断を迫られるのだった。

権力を持つことは決断すること、責任を負うこと、
そしてそれは孤独である。

戦争モノだが戦闘シーンはない。
史上最大の作戦を前にしたアイゼンハワーの苦悩を描いた作品。
アイゼンハワー役がトム・セレック。
初めは『ミスター・ベースボール』のトム・セレックが??と
半信半疑だったが、
強い信念の人・アイゼンハワーを重厚に演じているのにビックリした。

戦争モノは年配の方に人気のジャンル。
日本語吹き替え版があればもっと良かったのだが・・・

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