1973年・日
監督/深作 欣二
出演/菅原 文太
   北大路 欣也

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終戦後の広島では村岡と大友が対立していた。
仮出所していた山中は
食堂できっぷのいい女・靖子と知り合う。
靖子は村岡組の組長の姪だった。
そして山中は村岡組の一員となる。
一方大友組の息子・勝利は父と反目し
新たに大友組を結成し・・・
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まだまだワイルドな気分に浸りたくて選んだ作品。
前作には強い衝撃を受け、
本作品も文ちゃんがどんなことをしてくれるのか
期待していたのだが・・・

あら・・?文ちゃん、出番少ないわ・・・。
文ちゃんシーンは3日間くらいで撮影が終わったのでは?(笑)

文ちゃんの出番が少ないにも関わらず、
やはり面白いこの作品!
今回は北大路欣也と千葉真一が魅せてくれる!!!

千葉ちゃんは文ちゃん同様に
「何をやっても千葉ちゃん」な印象があったのだが、
本作品の千葉ちゃんは「おぉ〜演技してるよ!」と
惚れ惚れするような役のハマリ方。
巻き舌のチンピラぶりが威勢がよくてGOOD!

北大路欣也も愛と仁義に振りまわされがら
切ない哀愁漂う役。

人物像が魅力的なだけでなく、
構成と時代背景が面白い


競輪場の警備を独占している村岡組。
競輪場のしかも警備担当をヤクザがやる。
警察は「お前達にまかすから面倒は起こすなよ」
そんな時代。

『男はつらいよ』の前田吟や拓ぼんこと川谷拓三など、
蛍風の中ではヤクザ映画とは無縁な印象の人々も
強烈な光りを放って出演。
特に川谷拓三の演じる役の末路が・・・
うわわ〜バイオレンスだわ〜〜〜

前作とはあまり関係のないようなストーリーで
スピンオフかしらと思うのだが
文ちゃんがあまり出演していなくても
やはり面白かった作品!満足しました!

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