1973年・日
監督/深作 欣二
出演/菅原 文太

======================
終戦直後の呉市。
広能昌三は、その度胸の良さをかわれて
山守組に身をよせることになる。
昌三は敵対する土居組の組長を殺すが
その頃から山守組長に煙たがられる存在となり・・・
=================================

子供の頃、この作品を観て
ちっとも面白いとは感じなかったのだが・・・

今観ると、鳥肌が立つくらい面白い!!!

画面がチャカチャカ動いて、多少観づらい感はあるものの
これがこの作品のスタイルなのかも知れない。

音楽がGOOD!
最近ではバラエティーなどでも良く使われるこの曲
♪ちゃりら〜ちゃりら〜ん デンゲデンゲ・・・
燃えますわ〜!(笑)

キャストがGOOD!
昌三役の文ちゃんが、サイコーにシビレるのだ〜
現在では他界してしまった懐かしい役者の顔。
現在では重鎮となった役者の若い顔。
それはそれは豪華な顔ぶれが
惜しげもなく殺されていく。

1作目から、こんなに有名役者を殺してしまって
大丈夫なんだろうか?(笑)


プロットがしっかりしているのか
観ていて面白い展開。

終戦直後は米兵が幅を利かせていて
日本の警察(まだそう呼ばないのかな?)が
米兵の悪行に強く言えなかった時代、
代わってヤクザが立ち向かう。

終戦の混乱の中、闇市に象徴されるように
一般市民はたくましかったんだ・・・。

子供の頃は罵声と暴力だけの
怖い人達の映画としか感じなかったが
今観ると、人間のたくましさ、生命力が感じられる。

登場人物が多いため、なかなか役名が覚えられないものの
圧倒的パワーでひきこまれてしまった作品。
面白かったデス。

まぐれさんだったら、もっと詳しく説明できるんだろうな・・・。

コメント