2003年・米
監督/クリス・ストークス
出演/B2K
   マーカス・ヒューストン

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LAの下町の倉庫街。
そこで繰り広げられるのは、バトル形式のストーリートダンス。
エルジンとデビッドが率いるチームは無敵の存在だった・・・
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ダンスの優越で勝負を決めるバトル形式のストリートダンス。
こんなものがあったとは、初めて知った。
まぁ、殴り合うよりは健全だよね・・・。

これはズバリ、ダンスを観るための作品である

一応ストーリーはあるのだが、
これがなんともはや、青臭いチンケなありきたりのストーリー。
裏切り、死、友情、恋・・・。
単純でありきたりなストーリーだからこそ、
ダンスが活きてくるのかもしれないけどさ・・・。
それにしたって、もう少しなんとかならないものか?
下町の黒人がすることといえば、
ダンスにラップ、バスケにヤクの運び屋しかないのか?
それにキャストが、皆似た風貌で、
中盤まで誰が誰やら区別できなかったし・・・(笑)

B2Kというグループ、人気者らしいけど、
黒人ミュージシャンといえば、
ライオネル・リッチーや、マイケル・ジャクソン、
スティービー・ワンダー世代の蛍風(笑)
オマリオンだかピグマリオンだか、誰のことやら分からないし、
だいたいB2KってY2Kの一種かと思ってしまいましたわ(笑)

今風の「よぉ〜めぇぇ〜ん」とかいって
旋律というより音頭をとっているかのような歌はワカリマシェェン!
ましてや兄ちゃんのお下がりのようなダボダボのズボンはいて
お股に手を当てて歌い踊る姿は
「あら、かわいそうに、インキンかしら?」と思ってしまう(笑)
まあ、おばさんには
今の若い子のファッション感覚は分かりませんわ・・・

90分ちょっとと、決して長い作品ではないが、
ダンスの合間の芝居シーンはやけに長く感じる。
正直いって、
特典に収録されているダンスシーンクリップで充分だ。


というか、5分程しかないこちらのほうが、
スピード感があって、ダンスのスゴさが感じられる断然見事な編集。

ダンスは素晴らしかったがストーリーが余計という
珍しいタイプの作品。

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