1974年・米
監督/サム・ペキンバー
出演/ウォーレン・ウォーツ
   ノセラ・ヴェガ

======================
メキシコの金持ちの娘が妊娠した。
激怒した娘の父親は、娘を妊娠させたガルシアの首に
100万ドルの賞金をかけた。
酒場のピアノ弾きのペニーは
ひょんなことからガルシアの首を探すことになり・・・
=================================

酒場のピアノ弾きペニーは、
ガルシアをみつければ金が手に入いると知り
恋人エリータにガルシアの居所を聞く。
しかし、エリータとガルシアが関係を持ち、
しかもガルシアが事故で死んでしまったと聞かされる。
初めはちょっとした小遣い稼ぎのつもりだったが、
ガルシアへの嫉妬と、賞金稼ぎ達の妨害で
次第に良心の感覚がマヒしていくペニー・・・。

一緒に観ていた相方が「これだよ!男の世界だよ〜!」と
かなりご満悦だった様子。

場末のしょぼくれたピアノ弾きのオヤジ・ペニー。
小遣い稼ぎのつもりが、嫉妬と怒りと復讐で
ガルシアの首を巡る争奪戦に飛びこむ。

ハエのたかったガルシアの首
砂埃舞うメキシコの大地
安っぽい宿
男達の血と汗


良家の子女がイヤ〜ンと卒倒しそうな
グロテスクとも言えるワイルドな描写

残念ながら女の蛍風には、
そんな男の意地と生き様の世界にはピンとくるものはない。

しかし、銃で撃たれ死ぬ姿にビックリした。
なぜなら、それはとても美しくカッコイイ姿なのだ!
しかも、メインのキャストではなく「その他大勢」にいたっても
その美学は徹底されている。

これがペキンバーなんだ、と相方は力説しシビレていた様子。

しょぼくれオヤジの
ワイルドでバイオレンスな再生物語とも言える本作品は
男心をシビレさす作品らしい。

さすがに蛍風にはそこまでは理解できなかったケド(笑)

ガルシアの首を巡り、
様々な人間関係の変化と本音、そしてバイオレンス

女の蛍風でもホォ〜と思える部分もあった作品。

コメント