2003年・米
監督/ブライアン・ヘルゲランド
出演/ヒース・レジャー

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カトリック教会の若き司祭アレックスは
恩師の死の謎を探るためにローマへと向かう。
そこでアレックスが会ったのは
「罪喰い」と呼ばれる異端の存在だった・・・
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教会から破門された者や悪人は、
最後の祈りが与えられず天国に行くことはできない。
しかし、「罪喰い」と呼ばれる者が
代わりにその罪を食らうことで、魂が解放され、天国にいけるという。

「罪喰い」は、その罪を自らの体に取りこむことで
不老不死の体となるのだった・・・。

初めは男くさいヒース・レジャーがホラー、しかも司祭役?!
なんだかピンとこないなぁと思っていたのだが、
司祭ではなく、恩師の死の真相を解き明かし
たった1人で「罪喰い」と対峙する様は
まさに男らしい設定である。

キリスト教にあまり馴染みのない蛍風には
バチカンが本作品を激怒したとかしないとか良く分からないが
ホラーというよりオカルトといった作品である。

悪魔がでてきてギャーッ、
死霊がでてきでゾワーッ、なんて作品ではなく
まぁ、恩師の死の真相をたった1人で探る男が
運命の輪に取りこまれたってドラマかな?
それがたまたま司祭だったって感じ。

ホラー、オカルトという枠を取り払って観れば
そんなに悪い出来ではない人間ドラマ。
そう考えればラストの安易さもまた、これで良しなのかもしれない。

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