2004年・日
監督/崔 洋一
出演/小林 薫

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お腹に鳥が飛んでいるような
ブチ模様があることから
クイールと名付けられたレトリーバーの仔犬。
おっとりとした性格のこのクイールが
盲導犬となるのだった・・・
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クイールの生涯を通して盲導犬を説明した作品、かな?

パピーウォーカー役の香川照之
訓練士役の椎名桔平
盲人・渡辺役の小林薫

とにかく芸達者ぞろいのキャスト

クイールの生涯を通じて、
彼(クイール)に関わった人々を描いているが
脚本のせいか、上手過ぎる役者達のせいか
え?もう次の展開に進むの?と物足りなさを感じてしまう。

なんだかすべてが淡々としていて
どこかダイジェスト的感覚。

クイールがメインならば、
もっと盲導犬としての訓練や辛さ・嬉しさを深く描いて欲しかったし
渡辺の生活と心の変化を描くのであれば、
クイールの仔犬時代は不用であっただろう。

結論。
ドラマというより、盲導犬の役割を紹介した作品


気になった点が1つ。
せっかく盲導犬の作品なのだから、
盲導犬が「仕事中」は話しかけたり、触ったりして
気を散らしてはいけないということを
広く一般に認知してもらうよう盛りこんで欲しかったな。

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