2000年・米
監督/ガス・ヴァン・サント
出演/ロブ・ブラウン
   ショーン・コネリー

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バスケット選手を夢みるジャマールだが
彼には素晴らしい文才が眠っていた。
そのジャマールの文才を開花させたのが
処女作でピューリツァー賞を受賞し
それ以降まったく作品を発表しなかった伝説の小説家
ウィリアム・フォレスターだった・・・
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この作品、結構な回転率で気にはなっていたのだが
観るのをずっとためらっていた作品。

だってさ〜、

アクション作品ではないのに
ション・コネリーがで〜んと大写しなジャケット

そしてミョーな邦題


コネリーが小説家をみつけて追い詰めてやっつけるっておハナシなら
もっと早くみていたかもしれないが、
どうもヒューマンドラマっぽいので
コネリーのヒューマンドラマ・・う〜ん・・と
二の足を踏んでいた作品。

ところがどっこい、
これはなかなか優れた人間ドラマであり青春ドラマであった!

貧しさ故に自分の才能だけで
より良い学校に行くことになったジャマール。
そして貧しさゆでに、秘められた文才を否定されるジャマール。

彼を導き育てゆくのがコネリー扮する伝説の小説家フォレスター。

2人の関係は父と息子であり、師と弟子であり
そして人間同士の心の深い繋がりである。

フォレスターによって才能を開花させ、
人生の選択肢が増えたジャマール。
フォレスターもまた、ジャマールによって
一度は閉ざした人生を、再び前向きに捉えるようになる。

ジャマール少年の青春ストーリーであるととともに
世代を超えた男の友情をも描いている。

爽やかで時に考えさせられホロリとする良くできた作品

しかしこのストーリーで、
コネリーがど〜んのジャケットとおセンスのない邦題は、
やはり気になってしまうが・・・

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