『少年義勇兵』・・半ズボンの兵士達
2004年6月23日 アジア
2000年・タイ
監督/ユッタナ・ムクダーサニット
出演/ルンルアン・アナンタヤ
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1941年のタイ。
中立の姿勢をとていたタイだが、
いずれはどこかの国に侵されるのは明らかだった。
敵になるのは日本か英国か?
最近小さな町チュンボーンに姉夫婦と越してきたマールット。
尊敬する義兄は日本人カワカミ。
日本とは交戦したくないと思っている。
ある日学校に将校がやってきて、国を守るため義勇兵を募集した。
国を愛するマールットは志願するのだった・・・
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実話をもとに作られた作品。
中立の立場をとっていたタイだが、周辺国の情勢をかんがえると
いずれは日本か英国と戦わなければならない情勢だった。
義兄が日本人であることから
「日本のスパイ」と級友から揶揄されるマールット。
義兄は尊敬しているが、国のために少年義勇兵に志願する。
まだ戦争が始まっていないのに、少年義勇兵を募ったことにビックリ。
日本だと、兵士の数が少なくなっての学徒動員でしょ?
タイはすでにギリギリの状態だったのかしらん・・・。
隊長や教官から兵士としての気構えや戦い方を学ぶ彼等。
整列の仕方から銃の扱いまで叩きこまれる幼き少年兵。
厳しい訓練の合間には美少女チッチョンを巡って
副知事の息子プラユットと恋の鞘当てを繰り広げるマールット。
そこには瑞々しいばかりの少年の青春が描かれる。
そして運命の12月8日未明。日本軍と交戦が始まるのだった・・・。
「日本軍に侵略される」というセリフがあって、え?と思った。
シンガポールに向かうためにタイは単に通過しただけ
という印象があったからだ。
しかし、タイの人にとっては確かに「侵略」なんだと改めて感じた。
未明から始まったこの戦いは、政府が日本軍の通過を承認して
わずか8時間で終わる。
作品によると日本軍の死傷者200名、タイ軍10人、
少年義勇兵は死傷者なし、とのこと。
死傷者200名だしても日本軍が勝ったということは
圧倒的な兵士の数で押したってことかしらん?
目標はシンガポールで、タイは通過点だから
まだまだ兵士の数が大量だったのは当たり前か。
この戦いは12月だが、暖かい国タイ、
少年達は半ズボン。これが幼さを印象づける。
かたや日本軍だが、どうも日本軍に見えないのである。
実際のところはどうか知らないが、
ああいう装備・服装の日本兵は初めてである。
戦いが終わり、町に戻ってきた少年義勇兵を日本兵がからかう。
しかもなぜか関西弁で(笑)。
そこへ日本軍の上官が現れ、
彼等は国のために勇敢に戦った兵士だ、
年は関係ないと言い敬礼する。
上官は関西弁ではなかった(笑)
日本人の蛍風としては、この上官のセリフで
救われたという気分になった。
少年義勇兵の厳しい訓練の合間の青春、そして過酷な実戦。
わずか8時間だが、彼等は大人になった。
戦争映画として興味深いものもあるが、
青春映画としてみてもまずまずの佳作。
監督/ユッタナ・ムクダーサニット
出演/ルンルアン・アナンタヤ
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1941年のタイ。
中立の姿勢をとていたタイだが、
いずれはどこかの国に侵されるのは明らかだった。
敵になるのは日本か英国か?
最近小さな町チュンボーンに姉夫婦と越してきたマールット。
尊敬する義兄は日本人カワカミ。
日本とは交戦したくないと思っている。
ある日学校に将校がやってきて、国を守るため義勇兵を募集した。
国を愛するマールットは志願するのだった・・・
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実話をもとに作られた作品。
中立の立場をとっていたタイだが、周辺国の情勢をかんがえると
いずれは日本か英国と戦わなければならない情勢だった。
義兄が日本人であることから
「日本のスパイ」と級友から揶揄されるマールット。
義兄は尊敬しているが、国のために少年義勇兵に志願する。
まだ戦争が始まっていないのに、少年義勇兵を募ったことにビックリ。
日本だと、兵士の数が少なくなっての学徒動員でしょ?
タイはすでにギリギリの状態だったのかしらん・・・。
隊長や教官から兵士としての気構えや戦い方を学ぶ彼等。
整列の仕方から銃の扱いまで叩きこまれる幼き少年兵。
厳しい訓練の合間には美少女チッチョンを巡って
副知事の息子プラユットと恋の鞘当てを繰り広げるマールット。
そこには瑞々しいばかりの少年の青春が描かれる。
そして運命の12月8日未明。日本軍と交戦が始まるのだった・・・。
「日本軍に侵略される」というセリフがあって、え?と思った。
シンガポールに向かうためにタイは単に通過しただけ
という印象があったからだ。
しかし、タイの人にとっては確かに「侵略」なんだと改めて感じた。
未明から始まったこの戦いは、政府が日本軍の通過を承認して
わずか8時間で終わる。
作品によると日本軍の死傷者200名、タイ軍10人、
少年義勇兵は死傷者なし、とのこと。
死傷者200名だしても日本軍が勝ったということは
圧倒的な兵士の数で押したってことかしらん?
目標はシンガポールで、タイは通過点だから
まだまだ兵士の数が大量だったのは当たり前か。
この戦いは12月だが、暖かい国タイ、
少年達は半ズボン。これが幼さを印象づける。
かたや日本軍だが、どうも日本軍に見えないのである。
実際のところはどうか知らないが、
ああいう装備・服装の日本兵は初めてである。
戦いが終わり、町に戻ってきた少年義勇兵を日本兵がからかう。
しかもなぜか関西弁で(笑)。
そこへ日本軍の上官が現れ、
彼等は国のために勇敢に戦った兵士だ、
年は関係ないと言い敬礼する。
上官は関西弁ではなかった(笑)
日本人の蛍風としては、この上官のセリフで
救われたという気分になった。
少年義勇兵の厳しい訓練の合間の青春、そして過酷な実戦。
わずか8時間だが、彼等は大人になった。
戦争映画として興味深いものもあるが、
青春映画としてみてもまずまずの佳作。
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